アメリカの田舎で、10代の女の子が近所の男に強姦されて殺される、
というかなりヘビーなはじまりで、しかし、本の帯にはどこにも
サスペンス的なことは書いてなかったので、あれ?と思って読み続けてたら
天国に行った女の子が、天国からの視点で地上での家族や友人、自分を殺した
犯人を観察する、といった話。
1人の家族を突然失うかたちとなり、父母、祖母、妹弟は違和感な暮らし
となり、なんだかんだあって、母は家から出て行ってしまいます。
被害者家族には、メディアの表舞台ではあまり伝えない2次被害というもの
があって、近所や友人はよそよそしくなり、親はちょっとでも怪しい奴を
見れば犯人と思い疑心暗鬼になる。そして、いわれのない噂話が広まる。
読んでいくと、このような、ともすれば陰鬱になりがちなテーマを
「天国からの視点」を介してストーリーは進んでいくので、主観であり
(わたしという1人称)、客観である(家族や友人にとっての彼女)という
割り振りが、読んでいて嫌な気持ちにさせません。
サスペンスやミステリーではないので、犯人の背景や動機を細かく描写
しなくてもいいのですが、ただそれでも、この犯人(実は他にもいっぱい
女性を殺してる)の心のゆがみというか、殺人鬼になり果てた理由付けが
ちょっと弱かったかな。家庭環境が悪かったからといって必ず心が歪む
とは限らないですからね。
というかなりヘビーなはじまりで、しかし、本の帯にはどこにも
サスペンス的なことは書いてなかったので、あれ?と思って読み続けてたら
天国に行った女の子が、天国からの視点で地上での家族や友人、自分を殺した
犯人を観察する、といった話。
1人の家族を突然失うかたちとなり、父母、祖母、妹弟は違和感な暮らし
となり、なんだかんだあって、母は家から出て行ってしまいます。
被害者家族には、メディアの表舞台ではあまり伝えない2次被害というもの
があって、近所や友人はよそよそしくなり、親はちょっとでも怪しい奴を
見れば犯人と思い疑心暗鬼になる。そして、いわれのない噂話が広まる。
読んでいくと、このような、ともすれば陰鬱になりがちなテーマを
「天国からの視点」を介してストーリーは進んでいくので、主観であり
(わたしという1人称)、客観である(家族や友人にとっての彼女)という
割り振りが、読んでいて嫌な気持ちにさせません。
サスペンスやミステリーではないので、犯人の背景や動機を細かく描写
しなくてもいいのですが、ただそれでも、この犯人(実は他にもいっぱい
女性を殺してる)の心のゆがみというか、殺人鬼になり果てた理由付けが
ちょっと弱かったかな。家庭環境が悪かったからといって必ず心が歪む
とは限らないですからね。
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