晴乗雨読な休日

休日の趣味レベルで晴れの日は自転車に乗ってお出かけ。雨の日は家で読書。

髙田郁 『あきない世傳金と銀(七)碧流編』

2021-10-14 | 日本人作家 た
我が家ではテレビを見るのは朝と夕方のニュース(メインは天気予報)と、BSの旅番組か動物番組、料理番組ぐらいしかなく、それでもごくたまにチャンネルをザッピングして歌番組で懐メロとか演歌とかやってるとつい見てしまいます。歳なんですね。歌のときに画面に歌詞のテロップがあって、それを見ると、演歌なんかで「酒と語る」みたいな歌詞があったりしますよね。でもあれ、もはや心療内科とか精神科の領域ですね。あるいはアルコール専門外来がありましたらそちらへどうぞ。
自分は酒は好きというか「いける口」だと思うのですが、記憶がなくなるまで飲んだりはしないので、よかったなあ、と。

わかるか なぁ 酒よ。

さて、本題。

いよいよ「五鈴屋」江戸店がオープン、したのはいいのですが、ぶっちゃけこれといって勝算があったわけではなく、立地もさほど良いとはいえず、となると、お客は来るはずもなく、さてどうしようと七代目主人の幸と奉公人一同は考えます。なにはともあれ足を運んでもらおうということで、「帯締め指南」をはじめます。京や大坂と江戸では帯の締め方の主流が違って、どっちが良い悪いというわけではないですが、いろんな締め方を無料で教えます。

ある日のこと、奉公人のひとりが、街中で五代目主人の惣次が歩いているのを見た、というのですが・・・
そんな中、幸にとってたったひとりの肉親である妹の結が江戸に着いたり、有名な歌舞伎役者を紹介してもらったりと、いろいろあり、大変です。

「奢侈禁止」の世の中で、お咎めのない、江戸っ子が好きそうな、遊び心のある「粋」な商品は作れないものか・・・

この巻では、幸や五鈴屋に強烈な試練が降りかかるといったことはなく、また人間模様にもさほど大きな動きはありません。というわけで、次の巻が楽しみ。

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