路地猫~rojineko~

路地で出会った猫と人。気付かなければ出会う事のない風景がある。カメラで紡いだ、小さな小さな物語。

タイガーマスクの贈り物

2011-01-12 | ★ほんの日常



最近、全国で「伊達直人」の名前で

ランドセルを寄付する人が増えている。

しまいにゃ、「矢吹丈」(違う漫画じゃん)や

「遅れてきたサンタクロース」なんて

洒落た名前の人もいるらしい。




不況の世の中、

暗いニュースが多いのに

随分と明るい話題を振りまく人がいてくれて

何とも嬉しくなる。





うろ覚えで申し訳ないけど、

こんな昔話がある。



昔々、あるところに
貧乏な孝行息子と病弱な母が暮らしていた。
孝行息子は、病弱な母に一度でも
絢爛豪華な大名行列を見せてやりたくて
母をおんぶして行列を見に行った。
所が、母をおぶって足元がふらつき…
あろう事か、
大名行列のまん前に転び出てしまった。
行列の邪魔をしたら切られてしまう…と、
もう平謝りするしかなかった。

しかし、籠から出て来たお殿様は
何故、母をおぶって転んだのかを訪ねると、
「孝行息子に褒美を取らすぞ」と
言い残し去って行った。
孝行息子は母と共に褒美を貰い、
それはそれは喜んだそうな。

それを見ていたお隣に住む放蕩息子、
孝行息子の真似をして嫌がる母をおぶって
大名行列のまん前に転がり出た。
すると、籠から出て来たお殿様は
放蕩息子が孝行息子の真似をしている事に気が付いた。
しかし、お殿様はこう言った。

「この者に褒美を取らす。孝行は真似をしても良いものだ。」

かくして、放蕩息子も褒美を貰いましたとさ。



ちゃん、ちゃん。







どうぞ、

食うに困らない程度に稼ぎのある方は

恵まれない誰かの為に

微笑ましいニュースを流して下さい。







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コメント (2)
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