母:「北朝鮮からデコポンが飛んでくるらしいよ」
父:「それなら、ポンカンで応戦せんとね」
日本海を挟んで北朝鮮と日本でみかんが飛び交う戦争って、
どんなんだ?
母:「こないだ垂れ流しの温泉に入ってね~…」
父:「何か、キレイなのかキタナイのか解からん温泉やねぇ」
それを言うなら「駆け流し」だろう。
おいおい。
誰か突っ込んでくれ。
我が家(実家)の食卓では
こんな会話は日常茶飯事。
軽い「いいまつがい」はボケに入らない。
3月12日はそんな両親の結婚記念日。
良く結婚や男女間の事を「戦争」に例える人がいるが、
うちは爆弾ではなく、みかんが飛んでいる。
それだけで既に「めるへん」だ。
常に我が家が平和なのは多分、
母のこの「天然ぶり」に寄る所が大きい。
その母が、
最近まで長い事歯科医院に掛かっていた。
治療ももうかれこれ2年を軽く越えるが、
漸く全部の治療が終わったらしい。
実家に帰ると、
何故か玄関先に大きなチューリップの花籠があった。
ん?敬老の日でも母の日でもないし…??
誰から…??、と思ったら、母が
「歯の治療が終わったから、歯医者さんがくれたの」
…と、ケロリと言った。
長い事掛かった歯の治療が漸く済んだからって
歯医者が花籠くれるって、そんなの聞いた事がない。
そう言えば、治療中も雨の日には、
「足元が危ないので、今日は診療止めときましょう。」
とか、わざわざ歯科から電話を貰ったりしていた。
それはそれでまた変なのだが、
母は歯医者に行くのにお菓子を差し入れたりしていたらしく
先生が学会に行かれた時には、「お土産です」と、
ケーキやら高価なお菓子(虫歯を作る元を何故…??)のお返しまで
ご丁寧に頂いていた事もあった。
「天然さん」が故に、母は誰からも特別に好かれる人らしい。
夫婦仲睦まじいのはとっても微笑ましいし、羨ましいのだが
いつまでたっても嫁に行けない(行かない)私は
多分(母と比べると)、
「天然さん」の免許皆伝ではないからだ。
どっちかってぇと、「凡人さん」なので
ミラクルな笑いを掴めない。
※日本中がこんな惨事に見舞われている中、
具合が悪いからと泣き言を言っている場合ではないのだ。
心配してくれた方、スイマセン。
昨日は52位

昨日は12位

災害のあった日から、
みるみる体の具合が悪くなる一方なのです。
私の住む街は直接体感する程の被災を受けてはいないのです。
連日の報道を観ているからでしょうか。
以前、地震を経験したからでしょうか。
友達も動悸や涙が止まらないと言っていました。
目に見えない多くの人の不安が電波のように広がって
パラボナアンテナみたいに体が受け取ったのかも知れません。