最近、サボり気味の夜の散歩コースでも
必ず会えるのがサビ猫の『サビィ』。
飼われていないけど本猫は多分「飼われている」と
勘違いしていて老夫婦の庭先に暮らしている。
ちゃっかり毎日のご飯付きで雨風を避けられる
素敵な段ボールハウス付きのご身分だ。
しかし、私と会えるのを健気に待っていてくれたりする
心憎い演出上手の猫さんだったりする。
そして、その並びにあるマンションの1階のベランダに
ある日突然、鎮座していたチャトラの兄妹猫、『一階兄妹』。
二匹まとめて名前で呼んでいたが
何となく自由奔放な『寅さん』と恥しがりやの妹『桜』と
呼ぶことにした。
懐こいけど何処へでもホイホイ出掛けて行っては
ちょいちょいこのマンションの一階へ舞い戻る姿なんか
まさに『寅さん』だ。
38度を越える日中から、連日の熱帯夜で
久々の雨の後、歩きやすいので夜散歩に出掛けた。
やはりしっかり待ち構えていた『サビィ』に始まり、
『寅さん』と『桜』に会えたと思って満足して橋を渡って
対岸の道を折り返すと細い路地があって時々飼い猫二匹を
干している御宅が突き当たりにある道が見える。
白い影が見えたのでわざわざ遠回りしてその道を通ることにした。
案の定、『シロリン』が玄関先に干されたまま忘れられたのか
青いリードを付けたまま門柱の上に鎮座していた。
思わず手を伸ばして撫でると
夜に会うのが不思議なのか私の手をカプっと
甘噛みして遊び出すのでその動きにセンサーライトが反応し
灯りにビックリした私が猫のように逃げる始末。
こんな夜散歩は「猫のフルコース」と呼べるくらい
写真は撮れなくても楽しかったりする。
昨日は?位

昨日は?位
