猫好きセンサー

車は「第二の部屋」という。

いつも車に乗っている人なら尚更だ。

持ち主が心地良い空間にする為に

色々な社内用インテリアを施してみたり、

シート・カバーをかけてみたりする。


「第一の部屋」（自分の部屋）と幾分違う所と言えば、

思わぬ所で他人の目に触れるということだ。



以前は車を持っていたが、今は自分の車を持っていない。

車は好きなので、外出時には持ち主のこだわりがわかる車を

駐車場とかで見掛けるのがちょっとした楽しみでもある。

たまたま見掛けた車のダッシュボードに

「つみねこ」コレクションなんかがあったりすると

「あ、この車の持ち主さん、絶対猫好きだよねー。」と

ちょっと嬉しくなったりする。



ある日ホームセンターに買い物に行った時、

隣の軽車両が目に入った。

ダッシュボードにはガチャポンで手に入れたと思しき

「御免寝猫さん」の色違いが二匹と

夏目友人帳の「にゃんこ先生」が２～３匹

ご丁寧にもハンドタオルのような敷物の上に綺麗に鎮座していた。

「むむむ。マサシク猫好きと見た！」と、思ってニヤリとしていると

連れが一言、

「あ、この車の人、猫好きそうやね。ホラ、座布団はミッキーやし。」





…おお、御猫様は敷物の上に並べていながら、

ねずみの王様を尻に敷いているではないか！！



にゃるほどね。うふふ。
















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