ちょっと前に読んでいたんだけど、
メモっていなかったので。
「ジプシーと呼ばれた少年」マイキー・ウォルシュ著
wakyさんのブログで「読もうかなリスト」に入っていたので
私も何気なく読んでみました。
実話なんだよね。
自伝的小説ってちょっとハードな内容だと躊躇しちゃうけど
これはまさにその代表的な奴。
父親からの暴力、叔父からの性的虐待、自身のマイノリティへの葛藤。
抱えきれない問題って告白すると本になっちゃうのかな。
時代と共に消えゆく一族の生活や差別偏見、色んな問題も含めて
良くぞ書き残してくれたって話はある意味暗い闇の部分をはらんでいないと
こうやって残らないのかも知れません。
読み書き出来なかった人がこうやって半生を書き残すのって本当に大変な努力の証なんだろうな。
でもラストは幸せな形で終わってくれたので、
読んでいる方としては、めでたしめでたしだったけれども。
興味のある方は、一読あれ。