久々に、読書メモです。
以前読んだ櫛木理宇さんの作品を再び。
「残酷依存症」 櫛木理宇著
以前読んだ本の登場人物が出て来るのはシリーズものなのかしら。
ネタバレしちゃうので読んでない方は読まない方がいいかも知れません。
早稲田の学生サークルで集団強姦の事件(スーパーフリー事件)がありましたよね。
あの事件をベースに描かれたのかも知れませんが、
この作品自体が、された側の復讐の様な気がします。
実際に手を出すと犯罪になっちゃうから、
小説の作品中で考え得る限りの残酷な復讐をする…みたいな。
実際に被害に遭った方々の中には、
生きる事すら諦めて自殺を選んだ人もいたというから
強姦は殺人と同じ位、人間の尊厳を奪うものだと思うのです。
恐かったけど、これは映像化して欲しくないなぁ。
ホラーより恐そうだし。