経鼻内視鏡を導入して半年。ほぼ、経口内視鏡と経鼻内視鏡の割合が半々になりました
当初の予定どおり、胃透視を廃止する準備にはいっています。人間ドックを胃透視でうけていただいてきた方や事業所健診で胃透視を含めていけていただいた方などに、廃止についてのおたよりをしてきました。
今、神戸大学生協の職員の方の健康診断を実施中で、これが終了する9月の連休を利用して、テレビレントゲン装置を運びだす作業をおこないます。
そこで、空いた部屋をどう活用するかという検討を職員の間ですすめています。
この数ヶ月の間、感染や針刺し事故防止のために、業務の見直しをしてきました。
1)真空採血を採用してきませんでしたが、その場合、シリンジからスピッツに血液をうつす際の針刺しが心配になるので、オリジナルスピッツたてを採用。(別に報告します)
2)アルコール綿による感染防止のために、単包装のアルコール綿花を採用。綿花やアルコールの費用と容器の滅菌などを考慮しても、費用は決してマイナスにはならないと判断して、全面きりかえました
3)翼状針を安全装置、つまりリキャップ不要の装置がついているものに切り替えることにしました。これはある程度費用がかかることは以前からわかっていましたが、最良の製品と考えられるものの製造がまだおいついていないので、納入開始され次第ということになります。多少の費用がかかっても、針刺し事故のおこったときの重大さを考えれば、踏み切ることになります
4)注射、採血の手袋着用。針刺し事故防止には無効ですが、血液、体液を直にさわることの恐ろしさは 微量採血ホルダーの使いまわしの比ではありません。従来粉付きプラスチックグローブをつかっていましたが、今回全面切替のために、粉付きではない手袋を採用して、8月から所内各所に配置して、常につかえるようにしています
5)点滴ベッドの安全配置。これも安全対策として重要と所長は判断。今回の胃透視の廃止に伴うレイアウト変更によって、点滴用のベッド間の間隔をひろげることにつなげようと考えました。人一人がようやく通れるだけの間隔では、接触が起こりやすいし、隣を気にしながらの点滴の作業をしないなかでの針刺し事故も起こりやすいと考えます。点滴の前に採血も同時に実施というときなどは余計に複雑な動作が交錯します。
このお盆休み明けには工務店と話し合いがあります。更衣室、点滴ベッドのカーテンレールの設置ぐらいの細かな工事なので、一旦できたものの変更も可能ですが、よく考えたいと思います。