きっと明日は雨のち晴れ

六甲道診療所での仕事は忙しいけど、それなりに楽しい。ちょっとくじけそうなことがあっても、雨のち晴れです

待合で心肺停止

2007-08-28 21:14:42 | 診療

救急時の対応に関しては、年に1回は職員のなかでも勉強をしてきていたが、ついにその出来事がおこった!!初診で歩いてこられた患者さん(80歳)が、待合に奥さんと一緒に座ってまっていたときに、意識消失。検査室に運んで、心肺蘇生の手順に従って、行動をおこした。すでに、Asystole の状態で、除細動の適応ではなかったため、絶え間ない心臓マッサージと人工呼吸(気管内挿管)、静脈ルートからの薬剤投与をして、救急車の到着をまって、市民病院に搬送してもらった。残念ながら助けることができなかったが、多くのことを、職員は学ぶことができた。患者さん家族の方には申し訳ない結果にはなったわけで、死因に関して検死の結果をきくことはできませんが、机上での訓練では得られない経験ができたといえます。今回学んだことから修正すべきは整備し、次に生かす技量のレベルアップが私たちの今やるべきことであると考えます。

さっそく、翌週の定例勉強会で振り返りをして、全体のものとしました。今回は午前中という比較的スタッフの体制としては豊富な時間帯の出来事ではありましたが、午後の診療中など条件の悪い時間帯に起こる可能性も充分あるわけで、いつでも持てる力の最大限をだせるようにしておかなければいけないでしょう。

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二体目の森のパン屋さん

2007-08-21 21:57:00 | 木工

猛暑日の日本列島。工房からくりダイナは 神戸の市街地とは平均6度の気温差。寝苦しい夜は 一人工房に逃避しております。夏日の上に 猛暑日があるのと同じように熱帯夜の上には何かあるのかなと思うほどの 30度近い夜、工房では窓を開けて寝ると寒いくらいの 21-22度。行事のすくない8月は頻繁に工房どまりで、快適な休日をすごしております。「お父さんだけいいな?」とはうらやましがられることはなく、「どうぞどうぞ」と気前よく了解をいただけるのもなにか寂しいものがありますが、、、

この数日は 2年前に材料だけおいていたからくりおもちゃの「森のパン屋さん」の二体目を完成させました。今 最終の塗装にかかっています。以前、小黒先生の組木教室でいっしょになった原さんのホームページにその作品例がアップされています。

http://homepage3.nifty.com/aatoy/2003_0818_panya.html

確か、関電を退職後、いろいろ製作に精をだしているようで、うらやましいかぎりです。また一度うかがってみたいものです。

塗装が完了したら、このブログにアップします。表面の削り具合や色合いでけっこうイメージがかわるものですが、

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10年日記

2007-08-20 20:54:48 | 日記・エッセイ・コラム

フリーソフトで 「日記」を検索してみると、あるあるいろいろあります。

3年日記はもちろん、「10年日記」、「30年日記」からはたまた「80年日記」なんて・・・こんなもんだれが書くんじゃ?そのころまで生きてかけるかわからんではないか。そもそも、手書きの日記なら存在しうるでしょうが、そんな先までこのフリーソフトが動くパソコンが存在している保証がないではないか??

ということで、今回はダイナちゃんもお世話になっている マイクロソフトのACCESSで10年日記を作成しました。意外と簡単に、10年間の同日を表示させることができるので、何年日記でもつくれます。ただ、ノートパソコンの画面に一覧となると10年が限界ですが、、、、

もし、今のようなパソコンの世界もっとかわって、マイクロソフトにかわる社会になったとしても、csv ではきだせるなら、どうにでも加工はできます。

その辺は 電子カルテにも共通することで、どんどん時代はかわり、10年先の医療が読めない時代だからこそオープンソースであることの意義があるかも

電子カルテの見学にあす他の医療生協の人が見学にこられるらしいが、医師にとって今楽しく診療に役立てる電子カルテ選びができるかどうか、見学していただけるようにはおもえませんが、どうでしょう??

近隣のある病院の先生が先日ダイナちゃんの見学にこられましたが、11月に開業予定らしい。これまで、3人の見学があり、2人がダイナ採用。今回の先生もかなりいけそうな感じです。LANを組むことのハードルが高そうにいわれますが、なんとかクリアーできそうな先生でしたね。

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みえない雲

2007-08-18 18:06:24 | 映画

ドイツの映画です

いつものシネカノン神戸でやっていたので、本当は映画館で試たかったのですが、時間ができたときにはときすでに遅かった。

中越沖地震で柏崎刈羽原発が被害をうけたのとタイミングよく TSUTAYAでDVDを借りて、お盆休みにみました。「起こる可能性のある事故はおこる」と考えなければいけません。そして、この映画でおそろしく感じたのは 人間社会集団の行動にも想定外のことがおこりうるということです。また、持てる者が助かるのが今の社会でもあると思うと やりきれない思いにもなります。

ただ、そこに抗するふたりがさわやかに描かれていたわけで、もっと多くの若い世代にみてもらいたい映画でもあります。

それにしても 撮影のなかで、徐々に髪の毛がぬけているシーンからあとは 完全に頭を丸めた 主人公ハンナの演技は 迫力もあり美しくもありました・・・

 

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