きっと明日は雨のち晴れ

六甲道診療所での仕事は忙しいけど、それなりに楽しい。ちょっとくじけそうなことがあっても、雨のち晴れです

四季のカルテの評価はどうでしょう 2月16日の文書

2020-02-16 21:16:30 | 悩み
怒らず恐れず・・
六甲道診療所 谷口敏光
NHKドラマ「心の傷を癒やすということ」みながら書きだし
◆パンデミック
新型コロナについて書くようにといわれつつ、速報性の高いメディア報道に比べ、この健康いちばんという媒体で何がふさわしいのか戸惑うばかり、今(2月16日)はもう国内感染経路不明の段階に入り初め。診療所で「この症状は新型コロナでは?」という方にどう対処したらいいか正直自信なく、一方で今日の毎日新聞には「一辺倒のニュース要注意」との論説が。米国では旧来型インフルエンザで1万人以上が死亡している。日本でも3千人以上で、交通事故死者数に近い。これは新型報道の「パンデミック」だと・・・頷きながらも、今号が発行される頃にはどうなっているか想像もつかない
そんな溢れる情報の中、「新型コロナウイルスの不安、怒りに振り回されないためにできること」という「日本アンガーマネジメント協会の田辺有里子先生のページに注目。https://telling.asahi.com/article/13124987
◆怒りの渦
半年ほど前に読んだ「医師のためのアンガーマネジメント」(医事新報社)・・・救急外来で、「こんな時間にこんな事で来てほしくないなあ・・」とか、夜中に「眠れない」とくる患者さん、結構イラっとするけど、そこで怒っても解決しないし、自分も眠れなくなるし、・・医療現場って怒りの渦です。特に患者さんは苦痛を抱えてきているので、職員に親切にしてもらえなかった、待ち時間が長いなどで、イライラが募り、怒りが増幅している。そこで実際に感情的に対応してしまえば、後で職員の対応がまずかったと
◆6秒待つ
そこで生まれたのが 怒りの感情と上手に付き合うための「アンガー(怒り)マネジメント」で、ポイントの一つが「衝動」のコントロール。「つい」「かっとして」「いらっとして」とか、「頭が真っ白になって」と、まさに売り言葉に買い言葉にならないこと。感情にまかせて反射的に言い返しそうになったときに、ちょっとこらえることができれば、冷静に言葉を選んで対応できる。きっかけとなる事象が起きてから6秒で、怒りのピークは過ぎると言われている。その6秒を、他の話をする、カルテを見る、落ち着く言葉を唱えるなどして何とかやり過ごすこと。そして、起きた問題のフォローや、必要であれば謝罪など、するべきことに頭を切り換えようと
◆熱くなってない?
二つ目は、イライラ・怒りの温度(点数)を測る(図)。10点満点で何点か。例えば人に足を踏まれたら、最初は5点くらい。次の日、同じようなことがあって、何点つけるか。まあ、そうこうしているうちに、これはそんなに点数をつけなくてもいいのでは?1点とか、怒らないとか。そうして点数化の癖をつけることで、怒りの温度が段々下がっていくらしい。
 さて、今頃、パンデミックな事態に至っていたとしても、皆さんが診療所に来られた時、私は怒らず恐れず「笑顔」で皆さんとお会いできていると信じて、
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