きっと明日は雨のち晴れ

六甲道診療所での仕事は忙しいけど、それなりに楽しい。ちょっとくじけそうなことがあっても、雨のち晴れです

今日の一例:中央市民に送った心筋梗塞

2010-02-22 20:25:51 | 診療

今シーズン初めての急性心筋梗塞。昨夜からの発症だが、それほど強い痛みではなく、のどの違和感程度で、一晩休んでから、朝一番でこられた77歳女性。
のこぎりでなにかを切っていて、のどにホコリがはいって、こんな症状がつづくのかと、、、判断していたようですが、典型的な胸痛にならない、右室梗塞ならではかも。

今回は家族の希望もあり、中央市民病院に搬送することに

医師が同乗することはできなかったので、師長に乗ってもらったが、医師でないと、同乗に点数はつかないのですが、仕方ない。月曜のあさのコミコミの診療がこれで20分ほどストップして、結構大変な状態でしたし、、

これまで中央市民に搬送してもらうことはあまりなく、せいぜい日赤&災害医療センターぐらい。今頃は、救急車も帰りをおくってくれるなんてことはなくなったので、タクシーでかえってこないといけない(当たり前??)

日赤からだと、1500円はかからんけど、あの遠く離れた中央市民病院から 師長がタクシーで帰ってきたらいくらかかったんやろ??なんて、、、

中央市民がさらに、沖の方の新病院になったら、医師が同乗しても、帰りのタクシー代が同乗した保険点数以上になりわりにあわない。
ポートライナーとJRでかえってこよか・・・なんて、いじましい(^^;

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ステンドグラス手習い初日

2010-02-21 17:42:06 | 日記・エッセイ・コラム

いよいよ今日から 今年の抱負のひとつ ステンドグラスの手習い一日目

まずは、カッターでのガラスきりの基本。ステンドグラスは ガラスきりがすべて。
ダイヤモンドのカッターではなくて、超硬ローラーのガラスきり。
力を入れすぎてもいけない。カッターを傾けたらいけない。一定の力で、線をひく。
ローラータイプのガラスきりの場合は線を引くといっても、引くより、押す方がうまくいく。

「押してもだめなら、引いてみな」そのもの。
「ジリジリ」という音がちゃんとでて、綺麗にきれたら、端をちょこっと力をいれて曲げると
パキッときれいに割れるから不思議。

直線、曲線を練習する安いガラスをいただき、カッターやオイルや他の道具もいただき、

さあこれから、山篭りで ひたすらガラスきり三昧 というか、修行の一年。

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今日の一例:入院を嫌がる理由をちゃんと聞け

2010-02-19 21:42:47 | インポート

自分で前脛部の傷に対処しているうちに、段々ひどくなったんやなあ。何回か往診にいっているんやから、その間にちゃんと診る必要があったんやけど。おととい傷を初めて見せてくれたときには、愕然としてしまった。どうしてこんなことになるまで、診せてくれなかったんや といっても後の祭り。無理やりにで、診るぐらいのことがあって当たり前といわれそうで、情けない気分になってしまった。

左下腿の 幅10cmほどの潰瘍が下腿の4分の3周ほどに広がっていて、足の先端まで、暗紫色で、浮腫もあり、下手をすると、膝下の切断にもなりかねない。

入院治療が必要なのは明らかやけど、入院の話を持ちかけても、色々理由をつけていて、まともな理由に聞こえない。もう、聞く気持ちがなくなっている精神状態になっている。1人ぐらしで、車椅子での屋内移動。簡単に入院てつづきもできない状況。

煮つまった医師患者関係では 打開策はみえないと判断して、師長に同伴してもらって、話はうまく展開。まずは、病院に受診する気持ちにまでたどりついた。受診当日は師長が付き添うことになる。

今日の選択は間違っていなかったわけで、感謝しないといけないな。

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今日の一例:アドバイスを求めない超肥満糖尿病

2010-02-13 13:06:25 | 健康・病気

以前から 体重コントロールに関する話がまったく通じない超肥満糖尿病

SU剤を最小限で、そして、アクトスの追加でHbA1c7%まではさがっていた。
しかし、肥満も問題がなにひとつ解決していなければ、時間の問題で、HbA1cは上昇傾向。
単身での各地の出張が多いような仕事で、デスクワークがほとんど。
今日は「極限まで値がわるくなって、入院する以外は手立てがない」と自分でいうくらいで
次の一手がでない状況。

はたして、この方にとって、糖尿病をコントロールすることが優先事項ではないのだろうが、
高額な薬代になっているなかで、完全に放置せずに通院はつづいている。

一見矛盾しているところに、鍵があるかもしれない。
次にあったら、矛盾に入り込む話がきければすこしは前進かも

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今日の一例:腎不全の紹介タイミング

2010-02-12 17:22:44 | 健康・病気

腎機能障害が進んでいく症例に対する紹介のタイミングが難しい。
高血圧を伴う 腎硬化症で、血圧コントロールも難しい。
栄養指導など中央市民では熱心にしていただくことができるが、
いつも、タイミングであまりよく思われない印象
今回は 六甲アイランド病院に紹介してみることにした。

貧血に対するエリスロポエチンでの治療の経験もつみたいところではるが、
そこまで、ここで手をつけておらず、やはりそこまでなら紹介すべきかも。
なんで、ここまで引っ張るとおもわれてもしんどいので。

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