きっと明日は雨のち晴れ

六甲道診療所での仕事は忙しいけど、それなりに楽しい。ちょっとくじけそうなことがあっても、雨のち晴れです

塩分摂取にもっとまえむきにならんとあかん 誕生日

2024-10-14 20:50:27 | 診療
誕生日だというのに、1日診療所でお勉強

これまで、栄研だったかの、尿中ソルトペーパーなるものを買って(いくらか把握していないお気楽所長)
高血圧症の患者さんには、半年に1回尿検査で測定して、多いとか少ないとかの結果を
患者さんにつたえて、すくなからずの指導をしてきた経緯が診療所開設以来ありました。
数にしたら、かなりの費用を栄研にみついだことになります。

最近、生活習慣病の療養援助での書類の関係で、
RS_Baseの山下先生が、その療養指導書の内容に関していろいろ工夫していただいたなかに
塩分摂取量、 つまり、尿検査での尿中塩分排泄量を計算するしくみを 実装していただきました。

身長体重から 尿中クレアチニンの排泄量を換算
そこから、1日の尿中ナトリウム量を計算するというもの

いちばん正確なのは、蓄尿法によるもので、
昔、健康班会や外来で、「ユリンメートP」というフラスコみたいな容器で、
毎回の尿量の50分の1だけを蓄尿していくという優れものがありましたが、
これとて、毎回の尿をためていかんならんのは同じで、あまりはやりませんでした。

そこを革新したのが、 田中の計算式でした。
高血圧症ガイドラインにも紹介はされていますが、
いかんせん、随時尿の限界はあり、
おまけに、男女差の在り方についても考慮されていない弱さはありますが、
まあ、それにしてもソルトペーパーよりはまだましか
ソルトペーパーでは 尿量を1日1.5リットルとしていますので、よりアバウト
季節によって全然ちがうし、、、
ということで、来週からの稼働ということにしていますが、
この機会に、塩分制限や、カリウム摂取のおすすめなど、
食事指導にももっと力をいれていかんとあかんですね
という、正統派の結論になりました
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