きっと明日は雨のち晴れ

六甲道診療所での仕事は忙しいけど、それなりに楽しい。ちょっとくじけそうなことがあっても、雨のち晴れです

任意という名の無責任は許されない

2024-07-21 21:36:05 | 診療
カルテ片付けのあと、四役会議で検討すべく任意接種ワクチンの提案のはなし、、
特段、副理事長の役割ときまったわけではないのですが、何度かまえの、会議で専務が、
最近 RSウイルスワクチンのことをきかれるんですが、どうなんでしょうかという質問にはじまったわけで、
当然、予備知識もなく、帯状疱疹ワクチンは段田安則、RSウイルスワクチンはさだまさし、
のようにメディアが先行して宣伝、、あとで、その説明におわれるパターンがふえていますが、
ちょうどタイミングよく、講演会があったりで、にわか勉強して、健康いちばんの四季のカルテに掲載したり、、
まあ、HPVワクチンやコロナワクチンのように 懸念材料ではないですが、
医療生協としても対応の表明がもとめられているところだろうと思いながら、煮え切らない、
がんがん積極的に 任意接種で儲けよういうほどの野心ももてずに、日々がすぎています。
さらにおまけに、というか、タイミングいいのかわるいのか、
肺炎球菌ワクチンの動きも見逃せない状況です。
15価のバグニュバンスが4月からはじまって、半年もたたない状況で、
今度はプレベナー20が 小児の定期接種として切り替わるというお話。
バグニュバンスってこんな短命でよかったの?
そんなことになると、任意である、高齢者肺炎球菌ワクチンの今後もどうなるんでしょうか?
 前回の雨のち晴れでも 「肺炎球菌ワクチン接種の考え方」を
掲載しましたが、、今後、プレベナー20が大人への接種がはじまるとしたら、
今度はどんな「考え方」がでるのか??
 ニューモバック一本やりでやってきた日本の肺炎予防、、
 今後は65歳の人だけの助成がのこるだけになってしまいましたが、
プレベナー20との整合性というか、どうなるんでしょうね、
 おりしも、日赤病院から、郵送物の中に病院案内誌がとどいてた中に、
四方山ばなしとして、「肺炎を予防しよう」というお題のコラム。
最後に、接種間隔や接種回数はワクチンによってことなりますので、
詳しくはご相談ください。 と書いてあります。
 まあ、この程度の進め方にするか、なにか掲示物にするか?
プレベナー20が使用開始になってからでしょうか

いろいろ悩ましい、25度のお山はまた今秋頑張れるために熟睡です

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上手くはいかないことばかりの1週間

2024-07-07 21:01:20 | 診療
毎日、疲れるできごとがつづいた1週間でした。
コロナ診療のかずかずのはしごをはずされて、6月からはまったくの丸裸、、まあ、コロナ検査のレセプトコメントをつけなくてもいいのだけは楽になりましたが、隔離で汗だくで抗原検査してもほとんど卸のケーエスケーに検査キット代をもっていかれるだけ、、、

 いろいろ準備してのぞんだ生活療養計画書は ダイナの準備と、みんなの頑張りで、おおむね事なきをえたような感じで胸をなでおろしております。受け取った方は、ほぼほぼどなたも同じチェック項目であることはお分かりではないでしょうか?なかには、生活習慣について、まじめにみていただいている方もいたようで、やや複雑、、、
 署名がいただけず、診察室でなんとなく「むりやり」押し切った方は2人だけでした。どうあがいても、今回の診療報酬改訂で、マイナスになることは覚悟しておりましたが、6月の成績も平凡以下の結果になり、、、第1四半期(4-6月)はまれにみる不出来な結果となってしまったのです。これで、10月からの診療ダイヤ改定してやっていけるんやろかと、、、おまけに、灘区医師会報に、あの区役所よこにあったセブンイレブンのあとに、循環器内科、糖尿病内科、漢方内科という標榜で開業情報あり、、この周辺で新規開業はなかなか前代未聞ほど久しくなかったのですが、京都の病院勤務から 落下傘 開業ということですが、これもなんとなく元気がなくなるネタですね、、
 そのあとの とどめをさされたのが、動脈血採血の失敗・・・
 これまではというか、20世紀には手首の動脈からの採血経験しかなかったのですが、数少なくてもほぼ失敗はなかったのですが、大腿動脈は初めて、、手首は「無駄に痛い」と、ネジ子先生は書いていたので、太い大腿部で、、、と1週間気重でしたが、そんな気重でやったら、気重な結果しかでないというくらい、なんか上手くないなあああああ

 そんな、金曜日にグラクソ、スミスクラインから、メールがあって、7日午前中に RSウイルスワクチンの講演会のWeb視聴の案内あり、、迷いながらも、、土曜日の片付け、所見入力などは土曜日中にやりきり、日曜日ゆるりと、おきて、9時半から開始。
 3人目のクリニックからの報告をされた佐藤せんせいは、師長さんらが、シングリックスの時の講演でも、発表されていた先生なんでしょうか?たしかに、この乙川さとうクリニックでのおすすめシステムを実践的に紹介をされていましたが、そこで、使っているカルテもダイナであることを確認できる 「注意リスト」にいろいろ接種履歴が入力されている、、スライドがありました。
 まあ、自費ワクチンがふえてきて、自費診療をあまり得意としていない私たちにとって、どうも遠慮もあるかもしれないですが、
やはり、情報提供をして、ワクチンで防げる疾患、基礎疾患の増悪防止に有効な結果がでていることを示したうえで、結果は患者さん自身が選択していけばいいわけで、四季のカルテにかいたように、「値打ち」を判断できる情報提供は必要なんだ思いました。 
 この先生の話のなかで、1000枚程度案内のチラシをつくったそうですが、実際接種にむすびついたのは1割程度らしく、それでもすごいですね、、 ただ、さすがに、2024年6月は 生活習慣病の療養計画書を渡しして署名してもらわないといけない作業があって、(たぶん、ダイナ製の計画書なんでしょうね、、)、ワクチンおすすめの流れがさえぎられ、ワクチン接種がすくなくなったという本音もおっしゃっていました。
  まあ、RSウイルスワクチンの話でしたが、そのほかの大人の自費ワクチンである、シングリックス、ニューモバックス、そして、ほぼ忘れていてた、もう一つの肺炎球菌ワクチンである、プレベナー、そして新たなというか バグニュバンスの大人への接種についても、接種システムを確認して、案内パンフレットくらいはっつくらんとあかんですね、、 
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