今日、地元の広域消防局へ行ってきました。普通救命講習Iの受講です。
応急手当の基礎知識から、救命処置、心肺蘇生法、AEDの使い方まで180分の講義と実技です。
5年ごとに処置法が見直されるそうです。今年は改変の年で2010版が最新だそうですが、今日の講義は2005版で実施されました。
参加されているのは、私みたいなただの一般人と、あとは学校やスポーツジムの先生のようでした。
講義のあと、気道確保や人口呼吸、心肺蘇生法(心臓マッサージ)など人形を使って実技を行いました。
最後にAEDの使い方を学びます。
公共施設やショッピングセンターなどに設置されている心臓の除細動装置です。
心臓の停止状態から復帰させる電気ショック装置です。よく映画とかでやってるやつですね。
今日のは研修用ということで実際に電流は流れませんが、本物は要救助者が飛び上がるくらいのショックがあるそうです。
従って講義自体は真剣です。「全員下がって!」「ショックボタン押します!」「心臓マッサージ再開します」・・・最初は照れくささもあったのですが、皆さんなにがしかの動機があって参加されてますからまじめに取り組んでいました。
ちなみにこのAED、何かの資格が必要というわけでなく、音声に従ってセットさえすればショックを与えていいかコンピューターが自動診断を行ってくれます。必要だと判断された場合のみバッテリーからチャージされます。
今日の講義、実際に取り組んでみると、なかなか内容も濃く必要な知識を得ることができました。
消防隊員の方がおっしゃていたのは、いかに心臓マッサージを続けるかが生存率を左右するということです。
心肺停止から2分以内にマッサージを開始すれば50%以上の確率で助かります。が、実際に救急車が到着するのが平均7分ほどだそうです。7分間なにもしないで放置した場合の生存率は15%ほどだそうです。
従って救急車が到着するまで「肋骨が折れても構わずマッサージを続けて下さい」ということでした。
私は海で潜るので、何かあったときに冷静に対処できるようにと受講しました。いざっという時の知識ですが、できれば使いたくない技術ですね。