のーざんぷらんつ

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オオタカネバラとタカネバラ

2011-11-09 | 原種・原種交配バラ

私の中で謎でいっぱいのオオタカネバラとタカネバラ、そしてカラフトイバラ。
今日はオオタカネバラがあるという山野草店に行ってみた。
場所は札幌南区、八剣山のふもとにある湯沢園芸



八剣山は既に冬の装いが準備され、いつ雪が降ってもいいよと言っているようであった。

初めにオオタカネバラ


オオタカネバラ(ロシア産)

店主のお知り合いがロシアに行かれた際に種をとってきたものを頂いたそうだ。
場所はわからないということだか、カラフトマスを釣られた場所だとか。
もしかしてサハリンだろうか?



オオタカネバラの特徴は刺が多く、長いのと短いのが混在するところであるという。



なるほど、とても毛深い。
花はタカネより一回り大きい。


そしてオオタカネバラの白花もあったのでそれも購入。


オオタカネバラ白花

こちらもオオタカネバラの刺の特徴に似ている。
親株を見せてもらったが、ブッシュ状のハマナスのような株元だった。
店主自ら30年前に京都の三越で手に入れたもののようだが、
産地は不明とのことであった。
この30年の間に、本州のナーサリーにも多く出荷なさったとおっしゃっていたので、
もしかしたら本州で売られているのは、この山野草店のものなのかもしれない。


そして、産地が特定されているタカネバラもあったのでそれも購入。

タカネバラ(箱根産)

箱根に自生するタカネバラの種から育てたという。



刺はどちらかというとまばらで少ない。
オオタカネバラとは全く違う。
枝は紫がかっている。




そして最後に私が今年の夏に別の山野草店から入手したタカネイバラ


葉はもう落葉間近だが、葉の紅葉はオレンジがかっている。
枝は紫の色素が多い雰囲気で、今日購入した箱根産のタカネバラにとても似ている。





実生苗は個体差があり、特徴も少しずつ異なるようだが、
来春(といっても半年も先のことであるが)花を楽しみに待とうと思う。