残暑お見舞い申し上げます。
今年の山は、こどもたちのイベントが入り、中々実現しませんでしたが、
お盆にようやく時間ができました。
当初は地元から近い火打山に行く予定でしたが、完全予約制の山小屋の確保ができず断念。
出発前日になっても行く山が決まらず、あちこち地図を引っ張り出してはにらめっこ。
去年行った白馬乗鞍岳は途中の大岩地帯が危険なので回避。
大雪渓を上って白馬岳なら比較的安全かなと思うものの、標高差が1700mもありここも断念。
私と相方は過去に2度ほど登っていて、そんなに大変に思わなかったのですが、
子どもたちが挑戦しているのは、標高差700m前後なので諦めました。
とにかく安全に登れるところは・・・燕岳か!
ここは、子どもの北アルプス入門として有名なところです。
とはいえ、安曇野の中房温泉の登山口から、燕岳直下の燕山荘まで標高差1260mです。
登山道が整備されているとはいえ、北アルプス3大急登といわれるコースは挑戦になるでしょう。
ということで、前日の夜10時になってようやく登る山が決定です^^;
駐車場を調べ始めたら、3時には駐車場がいっぱいになるとの情報が多数あり、
結局、そのまま寝ずに深夜12時に家を出発しました。
現地に2時半につき、駐車場最後の1台になんとか滑り込め、
そこで明るくなるまで仮眠をとりました。
ライトを消すと辺りは漆黒の闇。満点の星空が非常に明るく、
昔の人はこの星空を見ながら生活していたんだろうなと非日常に浸ります。
朝5時登山開始です。
最初から急登の連続ですが、かなり道は整備されていて、
段差の激しい所にはすべて階段やステップがついて登りやすい道でした。
一定の間隔でベンチがあるので、そこで小休止をとりながら、
森林の中を高度を上げていきます。
2/3ほど進んだ所に合戦小屋があり、名物のスイカが美味しそうでしたが、
体も暑く、余りにも体が疲れてしまい、食べる気力もありません><
森林限界が現れる頃に、前方にようやく燕山荘の山小屋が見えてきましたが、
なかなかつかず、酸素も薄くなってきて益々体は疲労困憊。
それでも、横には、北アルプス表銀座の稜線のコースが見えてきて、
その奥には、槍ヶ岳の穂先が垣間見えます。
トリカブトの群落が見えてきて、足を引きずるようにようやく小屋につきました。
時間は12時です。7時間の登り道でした!
受付で宿泊手続きをしていると、「登頂証明書を渡します」と
下の子たち2人が呼ばれて、フタッフの方から登頂の表彰を受けました^^
燕山荘標高2712mです。 つづく。