穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

テレパシー少女 蘭 第7話「蘭と湯けむり幽霊事件 ~ゴースト館の謎~」

2008年08月02日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
甲子園さんのせいで1時間遅れ。
しかしその直後、甲子園放棄してメジャーに行ってるゴローくんを流すとは。
NHK様はやることに隙がない。

■テレパシー少女 蘭 第7話「蘭と湯けむり幽霊事件 ~ゴースト館の謎~」

幽霊に襲われ名波さんは気絶なさってしまいました。
風呂場で直立状態から卒倒したら命に関わりそうですが、そこはさすがのテレパシー娘。
うんうん唸らされてる彼女は放置して、謎解きにかかります。

カレシさん:
 「白い影の向こう側は透けてなかった!」

だから幽霊じゃない。
いや待とう、何故幽霊には実体がないと断言する。
それ以前に、実体があろうがなかろうが怖いものは怖いです。
冷静に考えよう。シーツを被って徘徊する人間と、ただの幽霊。どっちが異常で怖いのか。

 

名波姉さん:
 「そんな大胆な!」

壊れた。
ここに異常で怖い娘がいる。
幽霊より、まずこの超能力女を何とかしよう。

本当に異常で怖いものは腫れ物扱いされるのが世の常。
名波姉さんはそっとしておいて、それぞれ事件の調査を続けます。
調査陣はサイコメトラーふたりの鉄壁の布陣。謎など謎にならない。

 

場面と関係なく、頬を赤らめて壊れてるこの姉さんが謎で謎すぎる。

とりあえず怪しい人間を相手に推理をご披露。
よく分かんないですけど、買収しようとしてた人が昔やらかした犯罪を隠蔽しようとしてたみたいです。でも証拠はなにもなし。
とはいえ隙を見つけて女子中学生様のボディタッチ攻撃を当てれば、それで確証は得られます。

 

炸裂した。
おぞましい心理読みの拷問。
心が…心が読まれる…!

果たして何を読んで、何を流し込んだのか。
真犯人さんは恐怖に自滅し、勝手に自白してしまいました。
お、恐ろしい。幽霊なんかより、この娘たちを誰か何とかして欲しい。


(左画像)
ゴースト館の謎―テレパシー少女「蘭」事件ノート〈7〉 (講談社青い鳥文庫)

(右画像)
テレパシー少女 蘭 ドラマCD


なお、名波さんが遭遇した幽霊の正体は、ただの幽霊ということで片付けられました。
まぁ存在が認知されてしまえば、単にそれだけのこと。
超能力娘の方がよほど怖い。

若大将:
 「(その幽霊は)親父ですよ!ずっと見守っててくれたんですね…!」

女風呂で、ですね。老後と死後を謳歌されているようで何よりです。でもこの旅館も長くはねぇな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テレパシー少女 蘭 第6話「蘭、幽霊温泉に行く ~ゴースト館の謎~」

2008年07月26日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
NHK様:
 「再放送の予定はありません」

そんなことを言いつつ、こまめに再放送してくれるNHK様がとても可愛いです。

■テレパシー少女 蘭 第6話「蘭、幽霊温泉に行く ~ゴースト館の謎~」

久々の感想記事です。
しばらく目を離していたその隙に、名波さんが堕落しておられました。
人間嫌いだったはずの彼女は、何故にしてあんな歳の離れたお兄さんを…。
私もテレパス使いの女子中学生様に惚れられたいのですが、どうすればいいんですかね。

一行はなにやら古びた民宿へ。
そこで起こる幽霊騒動。
宿の関係者から事情を説明されますが…

 

説明を受けてるその最中に、躊躇せず心を読んで裏を取る名波さん。
もしこれで店員さんから、「よし!お客さんをビビらせて幽霊旅館として有名に!」「こういう演出もサービスの一環、一環♪」とかが読めてたら、直後、名波さんの鉄拳制裁が炸裂しそうです。
いや彼女の場合、「いいネタ仕入れた」と悪用するか。きゃーお兄さーん、幽霊こわーい♪

そんなこととは露知らず、女子中学生に手を触れられて店員さんも嬉しそうです。
きっと真面目な顔して話しながら、「この女の子、幽霊話が怖くて怯えてるんだな。かわいー」とか思ってたんだろうな。
それを全部、読まれてるとも知らずに…。

 

騒ぎの幽霊の正体は本当に幽霊でした。
怯えまくる女子中学生二人。
でも待って名波さん。貴女散々、「人を化け物呼ばわりする人間が憎い」とか言ってたじゃないですか。
幽霊ってだけで、そんな化け物みたいに扱っては、貴女もやってること変わらないですよ。
ここはぜひ「幽霊?それはそうと、女湯に化けて出るな。今まで何を見てきた?」と、迷わず接触して心を読みにかかる…くらいの強さは見せて欲しい。


(左画像)
ゴースト館の謎―テレパシー少女「蘭」事件ノート〈7〉 (講談社青い鳥文庫)

(右画像)
テレパシー少女 蘭 ドラマCD


しかし仮にトリックや事件だとしても、「心を読める」なんて無体な人間が探偵役では、犯人さんも気の毒です。

 一般人で心を読まれる → 即、アウト。
 超能力で心をガード → あんた怪しい!犯人!

一体、どうしろと。

(「絶対可憐チルドレン」でも、この手のネタのときは話を成立させるために、まず三宮さんを行動不能にするんですよね。一番活躍できる場面なのに、活躍しすぎて話が崩壊するので退場させられる…お気の毒に)

ところで、意図的にホラーやミステリ演出してくれるツアーってありそうですけど、どうなんでしょう。
楽しそうだけどなぁ。宿丸々使って殺人事件を演出するとか。
物凄い勢いで宿を改築して、ホラートリックを仕込みまくるとか。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テレパシー少女 蘭 第3話「蘭、跳ぶ! ~ねらわれた街~」

2008年07月05日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
しかし制服やスーツが好きな番組だと思った。
真夜中なのに頑なに私服を拒否るのは予算の都合なんでしょうか。
NHK様も大変だ。

■テレパシー少女 蘭 第3話「蘭、跳ぶ! ~ねらわれた街~」

恋人を拉致られた磯崎さん、殺戮衝動の赴くままに犯人を追い詰めました。
ところで追跡の過程で、彼氏の書いた肖像画から残留思念を読んでましたが、思春期の彼のそんなものに触れたら、とんでもないものまで読めてしまうんじゃなかろうか。
あ、留衣くんは心を読めないのか。地味に役に立ってるその設定。

で、劇中で心を読めなかったもう一人の人・学校教師。
犯人は彼女でした。
磯崎さん、彼氏の心を読めないのにはすぐに気が付いたのに、
彼女の心を読めなかったことに気が付いてなかったのが失敗でした。
男に現を抜かしてるからこんなことになるんだ。

一方、独自の調査ルートにより名波さんも犯人に気が付きました。

 

名波さん:
 「たまたま他の人の心を覗いてたらおかしいなーって」

さりげなく酷い趣味を暴露する名波さん。「たまたま」で他人の心を読むな。
やっぱり物騒ですこの娘。
でもそんな気の毒な娘になってしまったのは、異能者ゆえに毛嫌われてきたから。

問題の先生もそんな感じの不幸な人でしたが、だからとって看過できるはずもなく。

 

磯崎さん:
 「絶対に許さないんだから!!」

最後はやっぱり肉弾戦。
テレパスなんかに逃げるな!自分は自分!だから肉弾戦!
磯崎さんの体を張った拳の説得により、先生も退散。

 

「なんだアレは」と言いたげな目。
おかげで名波さんとも打ち解けました。
テレパスで心が読めても、実際に行動するって大事だ。


(左画像)
テレパシー少女「蘭」 1 ねらわれた街 前編 (1) (シリウスコミックス)

(右画像)
テレパシー少女 蘭 ドラマCD


【今週の真のテレパス】

 

何も言われないまま、状況に適応した留衣くんが凄い。
人はテレパスなんかなくても、空気を読みきれば状況把握くらいできるんだ。
それともやっぱり彼がラスボスか。

【今週の真の敵】

 

兄:
 「どぉりゃあ!」

兄貴、民間人相手に遠慮も容赦も無ぇ…。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テレパシー少女 蘭 第2話「蘭、走る! ~ねらわれた街~」

2008年06月28日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
感想を書き終えてから、名波さんに触れてないことに気が付いた。
なんてことだ、あの娘がいなくても話が成立してる。
ていうか、「黒い名波さんを救う話」というより「磯崎さんが黒くなる話」にしか見えないのはどうしたものか。

■テレパシー少女 蘭 第2話「蘭、走る! ~ねらわれた街~」

嵐の超能力大戦から1週間。
劇中では時間経過せず、あの惨劇からの続きです。
突然始まった超能力バトルに対し、クラスメイトのとった対処法はスルーでした。

先生:
 「…じゃ、テストを始めます」

この先生は大物だ。
まぁリアル社会でも、犯罪を見てみぬ振りする悲しい事件も起こってます。
非日常に遭遇したとき、「見なかったことにする」のはかなりリアリティのある反応です。

うやむやの内に始まったテスト。殺意あふれる磯崎さんも、そっちに集中しなおします。
超常能力に目覚めても、大人しくテストを受けてる彼女がちょっとシュール。
でも超絶直感でもって、テストはあっさり満点とりました。

クラスメイト:
 (…うそつき。勉強していないって言ったくせに)
 (あんなに大声でクラス中に言わなくても)

おかげで同級生から憎まれてしまいました。
そりゃそうです。
一生懸命、勉強したその横で、適当に満点取られては泣くしかありません。

クラスメイト:
 (…気味が悪い)
磯崎さん:
 「!!」

目覚めた能力は止まることなく。周囲の声を拾いまくりです。
普通、いきなり転校生を奇声とともに殴り倒したら反感を買うのは当然ではありますが。
クラスメイトの腹の底の悪意に、純な磯崎さんは大ショック。

どうしたら公式トップ絵みたいな「お手々つないでにっこり」な状況になるのかと思ってましたが、磯崎さんがダークサイドに落ちるんですね。
爽やかな顔して笑ってますけど、名波さんと一緒に果てしなくどす黒いこと考えてるんだ。
なんて恐ろしい。化け物め。

しくしく悲しむ磯崎さんでしたが、頼れる彼氏に事情をそれとなく告白。
無闇に理解力のある彼は、あっさりと受け入れてくれました。
それどころか…

 

磯崎さん:
 (…なんでだろう。留衣の声は聞こえない)
 (他の人と違う)

まずい。こいつがラスボスだ。
アンチテレパス能力をもってやがる。
その彼が謎の失踪(多分、罠だと思う)を遂げたところで、次回へ。


(左画像)
テレパシー少女「蘭」 1 ねらわれた街 前編 (1) (シリウスコミックス)

(右画像)
テレパシー少女 蘭 ドラマCD


「再放送はしない」などといいつつ、いきなり第1話を再放送してくれたNHK様が可愛いです。
で、次の再放送はいつなのでしょう。にやにやにや。
せっかく作ったものはきっちり使いまわす、そんなNHK様が好き。


【追記】
「展開が早すぎる」という感想をちらほら見かけました。
個人的には、この辺の「超能力ゆえの悩み」とか「周囲の反感と理解」は「やっとかないと不自然だからまずい」けど、使い古されたネタなんで鬱陶しい類の話だと思う。要するにノルマ。
この駆け足展開は、「とりあえずこれでノルマは達成した!これで面倒くさいことを気にせずに、やりたいことをやれる!」というノリだと前向きに受け取りたい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テレパシー少女 蘭 第1話「蘭、テレパシー! ~ねらわれた街~」

2008年06月24日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
時代の最先端アニメのミミカお嬢様に、新しいお仲間が増えました。

■テレパシー少女 蘭 第1話「蘭、テレパシー! ~ねらわれた街~」

サブタイトル。「カンベンして!闇に狙われた街」。
昔懐かしいです。微妙に間違ってる気もしますが、気にしない。
とりあえず公式ページのリンクを張ってみる。

NHKアニメワールド内:テレパシー少女 蘭

…これはアレですね。
美翔さんと一緒に見たい感じのアニメですね。
やっぱり時代は「ふたり」なんですよ。
具体的には黒っぽいのとか白っぽいのとか。え?鳥?誰それ。

 

主人公にしてヒロインは磯崎蘭さん。
なんと男持ちです。いきなり爛れてます。チャレンジャーな設定だ。
これが玩具を売らなくていいNHK様の余裕か。

本番組のテーマは超能力。
恐ろしいことに変身玩具も能力補助アイテムもなし。
民放さんとは違うのです。このアニメはNHKでないと放送できない。

恐れ慄く視聴者を置き去りにして。
磯崎さんは何者かの声を受信しました。
謎能力です。
何でも幼いころ、猫の声を聞き取ったこともあるとか。
察するに、可聴音域が異常に高いのでしょう。

そんな彼女のクラスに転校生がやってきました。

 

もう一人のヒロイン・名波翠さん。
先ほどの「声」は彼女のもの。再び、テレパス能力で磯崎さんにコンタクトをとってきました。
前述の推察が正しければ、高周波で腹話術をやってることになります。意外とお茶目さん。

しかし何が気に食わないのか、いきなり喧嘩腰。
腹話術を口喧嘩の道具として大活用。挙句サイコキネシスで嫌がらせ攻撃。
これはお茶目さんの粋を超えている。

名波さん:
 『あんたの幼馴染。大切な人ってわけ?』
 『平気な顔して奇麗事を並べ立てるやつほど、裏切るときはあっさり裏切るのよ』

 

この雪城さんは黒い。

 

この美墨さんも黒い。

自分の男にケチをつけられ、磯崎さんは激怒。

 

サイコキネシスで凶器攻撃。報復です。刃傷沙汰です。
磯崎さんはまだ、ご自分の超常能力を自覚なさっていないようですが、怒りで暴発した力は即座に殺す気満々。
平和な教室で、いきなり超能力大戦が始まった。

 

超能力がどうこう以前に警察を呼ばれそうな勢いでしたが、優しいクラスメイトのスルー能力のおかげで、ひとまずなし崩しに。
正直、ふたりの超能力よりも、ふたりの死闘を知らん振りしてるクラスメイトの方が恐ろしい。
実はクラスメイトは1ランク上の能力者で、全部事情を知ってるんじゃなかろうか。

何はともあれヒロインはこのお二人さん。
ここからどうすれば、公式ページにあるような「お手々つないで微笑む」状態になれるのか謎です。
別に「ふたり」でなくても能力が使えるせいで、どこかの白黒のように強制イベントも発生しないでしょうし。
大体、玩具も謎生物もなしで、どうお話を組み立てる気なのか。
NHK様の挑戦に期待が膨らみます。


(左画像)
テレパシー少女「蘭」 1 ねらわれた街 前編 (1) (シリウスコミックス)
(ちなみに小説版第1巻の発売は1999年。プリキュアさんよりも先)
(でも2005年付近に、このデザインにリニューアルされたそうな)

(右画像)
テレパシー少女 蘭 ドラマCD


【公式ページのFAQより】
 Q:再放送の予定はありますか?
 A:現在のところ、再放送の予定はありません。


ひ、ひどい…。
見逃した人はもうお話についていけなくなっちゃう!


【公式ページの放送予定より】
 6月28日(土)午後4:35~5:00 教育テレビで、第1話「蘭、テレパシー! ~ねらわれた街~」を再放送する予定です。

NHK様はツンデレ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイトウィザード The ANIMATION 第13話(最終回)「ハッピー・バースデイ」

2007年12月26日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
小島めぐみさんと小暮英麻さんが出演している。
それがきっかけで見始めた「ナイトウィザード」でしたが、気がついたら小説や関連書籍も買ってしまっていました。
パールちゃんパールちゃんきゃあきゃあきゃあ。(←原作の感想)
放送は今回で最後ですが、Webラジオの方もまだまだ続くし、もう少し追いかけていってみようと思う。

…で、先日。
ロンギヌス役でお馴染みの小島めぐみさんが、ようやくブログを開設されました。
「ナイトウィザード」第2期実現の際には、翠さんの出演を切に願おう。

 小島めぐみさん公式ブログ:こまめにいきまっしょい☆ ・こじまめの部屋・

・ナイトウィザード The ANIMATION 第13話(最終回)「ハッピー・バースデイ」

くれはさんの死。そこに付込んだゲイザーの言に惑わされ、エリスお嬢さんは芋虫っぽい何かに姿を変えてしまいました。

 

そんな彼女を救うため、柊くんは単身で突撃を開始。
けれど戦力差は明白。空飛んで謎の怪光線を撒き散らす生き物相手に、一介の剣士にどうしろと…。
そこでようやくアンゼ姐さんも決断。自身の神たるゲイザーに宣戦布告。

 

始まるウィザードさんたちの一斉攻撃。
と、同時に、利害の一致した魔王さんたちも協力してくれました。
ベル姐さん、ご出陣。

 

おへそだおへそ。哺乳類め。

姐さんの必殺の攻撃でゲイザーの足止めには成功するものの、彼の防御壁は突破できず。
ここで颯爽登場パールちゃん、ベル様に破れなかった防御をあっさりと撃破!…となるわけもなく。
結局、台詞つきの出番はなかったなぁ、パール=クール。まぁ出てきたところで役には立たないでしょうけど。

ベル姐さんが足止めしてるその隙に。
柊くんたちはお嬢さんを説得するべく、彼女の深層世界へ。
きちんきちんと伏線を回収していくのが好感触。

 

相変わらず心が病んでいる。
しかも前よりも病気具合が進行してます。
お嬢さんたら困った娘だ。

 

囚われのお姫様ごっこ。

お嬢さん:
 「私のせいでくれはさんが…」

今まさに、それ以上の破壊と悲劇を撒き散らしてるわけですが、悩めるお嬢さんの耳には届かない。

一方のアンゼロット宮殿。

コイズミさん:
 「緋室灯、帰還されました。…赤羽くれは殿の亡骸を伴っております」
アンゼ姐さん:
 「くれはさんが…」

あの冷徹な姐さんが動揺しておられる。

 

そして蘇生を試みてくれました。
なぜくれはさんだけ特別扱い…とも思いますが、エリスお嬢さんを説得するには、くれはさんを蘇生するのが一番手っ取り早いんですよね。
う、うぅむ。さすがアンゼ姐さんは冷徹だ。
外で玉砕していってるウィザードの皆様にも愛を。

…しかしここは、くれはさんの死にも関わらず立ち直るお嬢さん、を描かないと成長話としては完結しないんじゃなかろうか。いや成長話を見たいわけではなし、私は弱いエリスお嬢さんが大好きなので、そのままでいて欲しいとは思いますが。

 

リオンさんの助けもあり、くれはさんは無事に復活。
それを聞きつけて、エリスお嬢さんも現実逃避をやめてくれました。
現金な気もしますが、それだけ絆は深かったということで。

 

孵化した。

お嬢さん:
 「私の箒、もう一度だけ私に力を貸して…」

立ち直ったお嬢さんは「愛しのおじさま」ことゲイザーに真っ向から突撃。

 

やっぱり防御壁に妨げられるものの、お嬢さんことシャイマールの特性で破壊に成功。
お嬢さんは役立たずなんかじゃなかった。
最後の決定打はきちんと自分で果たしてくれました。いい娘だ。

 

ゲイザー:
 「さよならエリス」

 

お嬢さん:
 「…さよなら、おじさま」

そして戻ってくる平穏でトラブルにまみれた日常。
続きはきっと、どこかで行われる無数のセッションの中で。

 


(左画像)
ナイトウィザード The 2nd Editionソースブック スクールメイズ (ログインテーブルトークRPGシリーズ)


(右画像)
ナイトウィザードファンブック リーチ・フォー・ザ・スターズ (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
ナイトウィザード The ANIMATION 柊蓮司と宝玉の少女 上巻


冒頭で書いたとおり、視聴のきっかけは英麻様とこじまめさん。
でも随所からスタッフの愛が伝わってくる構成に、番組そのものが楽しみになってきました。
残念ながら視聴開始の時点では原作のことはまるで分かりませんでしたが、
(唯一の知識は、昨年のライブで小暮さんが「ナイトウィザード」のイメージソングを歌うのを聴いたくらい)
原作付きアニメとして、ついぞ見ないほどの再現度は十分に伝わってきました。
なにせあんまり原作ファンが楽しそうなので、つられて原作に手を出してしまったくらい。

話自体はまぁベタなのですけど、毎話毎話ちゃんと話が始まって、ちゃんと終わるのは評価して良いことだと思う。
半端な捨て回もなければ、もったいぶるためだけの雰囲気描写もなかったのは見ていてストレスがなかった。
それでいて方々に伏線を張りまくり、かつ、きちんと原作のネタとサービスを散りばめたのは見事の一言。
柊くんが一切悩まず、目標に向かって突っ走る(それでいて無責任でも馬鹿キャラでもない)性格だったのも良い感じ。
ラストシーン、「高校の卒業」なんていう日常に感激しまくってるあたりに、彼のキャラがよく出てた気がする。

モノがTRPGなだけに、第2期を作ろうと思えば幾らでも作れると思うので、またの機会に期待したいです。
そしてそのときにはパール=クールと翠さんをよろしく。
その二人が同時出演だと、「ああ、ベルがいいとこ全部持っていくのね」とオチがバレバレな気はしますけれど。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイトウィザード The ANIMATION 第12話「さよなら」

2007年12月20日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
「ふぃあ通」によれば、今度のルール追加で魔王の配下のキャラを作成できるようになるとか。
よし、もしも私が「ナイトウィザード」をやる機会があったらパール=クールの部下になろう。
そして、ベル様のプロマイドを持ち歩き、部屋にベル様ぬいぐるみやベル様ポスターを飾るようなキャラにするんだ。
パール様への贈り物として輝明学園の制服をチョイスして、期待の目で見つめたりしよう。あ、このポンチョとかもどうでしょう。お似合いですよ、パール様。
口癖は「パール様最高!パール様最強!パール様可愛い! …ベル様の次くらいに」。
多分、殺られる。

 分かりやすいパールちゃん入門(ニコニコ動画)

こういうものを作るあたり、パールのファンは病んでると思った。
喜んで聴いてる私も含めて。

・ナイトウィザード The ANIMATION 第12話「さよなら」

実は正体が魔王だったエリスお嬢さん。
いろんな人たちに狙われながら、柊先輩とともに愛の逃避行の真っ最中。
この間は灯姐さんに狙われた。そして今日は、くれはさんに襲われた。

お嬢さん:
 「私のせいで二人が戦うなんて…!」

エリスさんが宝玉の力で押さえ込めば平和的解決だと思うんですが、
パニクってるお嬢さんは気が付きません。
まぁそんなことしても根本の解決にはならないですけどね…。

一方その頃アンゼロット宮殿。
ベル姐さんにデスボイスがやりこめられていました。
宝玉を集めなさいと言ってきたのは誰?全ての黒幕は誰?

場面戻ってエリスお嬢さん。
くれはさんと柊くんは昔馴染みの絆でお互いを理解。
でもそんな様子を面白くなさそーに見ていたキリヒトくん、とうとう表舞台へ。

 

キリヒト:
 「今日はいい誕生日だね、エリス。約束どおり、会いに来たよ」

「すべてを見つめるもの」・ゲイザー。
世の行く末に絶望した彼は魔王を復活させての世界滅亡を企んでおられました。
そのために、くれはさん・柊くんを急襲。お嬢さんを巧みに言葉責め。
しかもエリスさんの大好きで大信頼していた「あしながおじさん」も、正体はキリヒトくんと判明。
まんまと乗せられてしまった彼女は情緒不安定の末、魔王を復活させてしまいました。

 

画像左の芋虫っぽいのが覚醒エリスさん。
もはや面影もありません。
嗚呼、ダメな娘であっても、前のままのお嬢さんでいて欲しかった。

 

アンゼ姐さん:
 「ゲイザー!お待ちください、ゲイザー!」

 

柊くん:
 「やめろ!エリス!!」

いろんな人たちの声が飛び交う中、次回、最終回。


(左画像)
ナイトウィザード ヴァリアブルウィッチ 1巻 (マジキューコミックス)


(右画像)
ナイトウィザード (ログイン・テーブルトークRPGシリーズ)
ナイトウィザード The ANIMATION 柊蓮司と宝玉の少女 上巻


EDクレジットに「ロンギヌス・コイズミ」の名前が。
もう少し早くこのシステムが採用されてれば、
「ロンギヌス・コジマメ」の文字を拝むことができたのに…。


【蛇足】
「なぜベルが学校の制服を着てるんだろう」という疑問をちらほら見かけたので追記。
ベル姐さんは「属性:制服少女」なせいで、特殊な性癖を持っておられるからです。
(この世界の魔王さんは、「人間を骨抜きにする」という大義名分の下、いわゆる「萌え属性」を分担、それぞれ担当しているそうな)
酷いのになると、普段着が競泳水着とかいう狂った魔王もいる。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイトウィザード The ANIMATION 第11話「記憶の欠片 ~幻想に、舞う~」

2007年12月12日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
たまたま本屋さんに寄ったところ、たまたま「ナイトウィザード 柊蓮司と宝玉の少女」が売ってありました。
たまたま中身を見てみたところ、たまたま中表紙にパール=クールが出ていました。
買いました。

・ナイトウィザード The ANIMATION 第11話「記憶の欠片 ~幻想に、舞う~」

アンゼ姐さんの追撃の手を逃れ、エリスお嬢さんが目指したのは自分の育った孤児院。
その展開は、物凄く嫌なものを想起してなりません。
院長先生、暗殺されてなくて良かったなぁ…。

暖かく迎えてくれた孤児院の皆様でしたが、事態は一変。
不思議システムにより、エリスお嬢さんの存在の証拠や認識が消えてしまいました。
自分の生きてきた証が消滅していく様に、お嬢さん大パニック。

消えてしまった原因は、お嬢さんがちょっと前に誰かに創られた存在だから。

灯さん:
 「…転生体であるエリス、その過去も記憶も創られたもの」
 「その崩壊は誰にも止められない。崩壊の先にあるのはシャイマールの覚醒」

パニックに陥ってたせいで追っ手に追いつかれました。
やってきたのは灯の姐さん。
かくして始まる柊VSあかりん。

 

柊さん:
 「この魔剣ごと、俺を撃ち抜いてみろ」

 

小暮さん:
 「『幻想舞踏』宣言します。『幻想舞踏』宣言します」
柊PL:
 「死にました」

いえ、ゲームシステムをちゃんとは理解してませんが、なんとなく。

真正面からぶつかった二人ですが、戦闘の最中、灯さんの目にエリスお嬢さんとの思い出の品が。
一瞬の躊躇。殺気溢るる灯さんでしたが、それをきっかけに退いてくれました。
まぁ、長距離から問答無用で射撃してこなかったあたり、灯さんも最初から多少の迷いはあったのかも。

一方そのころ、ベル姐さん。
黒幕の存在を感知した姐さんは、唐突にアンゼロット宮殿を襲撃。
何がしたいのかしら、この娘…。


(左画像)
ナイトウィザード ヴァリアブルウィッチ 1巻 (マジキューコミックス)


(右画像)
ナイトウィザード (ログイン・テーブルトークRPGシリーズ)
ナイトウィザード The ANIMATION 柊蓮司と宝玉の少女 上巻


「ナイトウィザード」関連書籍、かれこれ3冊購入しました。
結論だけ述べると、魔王の配下に生まれ変われるとしたら、パール=クールの下がいいなぁ。
それで、ベル姐さんを見て「嗚呼、今日もベル様は可愛いなぁ」とうっとりしたい。
そして始まるパールちゃんからの拷問プレイ。浪漫です。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイトウィザード The ANIMATION 第10話「破壊神 ~カルネアデスの板~」

2007年12月11日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
更新しそこなってたので、こそこそと簡単に。

・ナイトウィザード The ANIMATION 第10話「破壊神 ~カルネアデスの板~」

前回、目的だった7つの宝玉集めを遂に完遂。
でも集まった途端にエリスお嬢さんが大暴走。
空気を全く読まずに周囲に破壊を振りまいた挙句、一人で卒倒してしまいました。

アンゼ姐さん:
 「…さすがのベルも退いたということですね」

いきなり過ぎる大惨事に、魔王軍も大ダメージ。
同じ清純派なのに、エリスお嬢さんはベル姐さんにインパクトを与えてるなぁ…。
どこかの三下清純派とは違って…。

健やかに意識を失い続けるエリスお嬢さんの横で、事態の解説。
アンゼ姐さんのお話によると、お嬢さんは大魔王シャイマールの転生体だそうです。
擬態としてこんなダメな娘を選ぶとは、なかなか策士だな大魔王。

理屈として、宝玉を集めきってしまったことが問題ならば、じゃあ宝玉なり腕輪を取り上げたらどうだろう。

アンゼ姐さん:
 「左腕ごと切り離そうとしてもシャイマールによってはじき返されてしまいます」

試したんだな姐さん。デスボイス怖い…。

転生してしまったものはしょうがない。宝玉を取り上げることができないのもしょうがない。
仕方がないので、エリスお嬢さんを抹殺して無かったことにしよう。
手始めに、精神支配して拘束しようとしますが…。

 

ご自慢の防御能力発動。
ああ、そうだった。通常戦闘はダメダメなくせに、自分ひとりが生き延びる術には長けてるんだった。
くそ厄介だな、この女…。

アンゼ姐さんの抹殺指令をかいくぐり、お嬢さんはてってと逃走。
お嬢さんを見捨てない柊くんとも合流し、どうにか逃げ切ってしまいました。
でも厄介な性格をしてるのはアンゼ姐さんも同じ。追撃隊は即座にやってきて、以下次号。


(左画像)
ナイトウィザード ヴァリアブルウィッチ 1巻 (マジキューコミックス)


(右画像)
ナイトウィザード (ログイン・テーブルトークRPGシリーズ)
ナイトウィザード The ANIMATION 柊蓮司と宝玉の少女 上巻


ところでこのお話世界の「魔王」は、人間をたぶらかすために可愛らしいお嬢さんの姿を取る…という設定があると聞いたのですが、なんで大魔王だけおっさんですか。
物凄い詐欺ですよそれ。
いえ、エリスお嬢さんはとても可愛らしいと思いますが。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ナイトウィザード」書籍版、「合わせ鏡の神子」+「リーチ・フォー・ザ・スターズ」

2007年12月10日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
絶賛放送中のアニメ「ナイトウィザード」。
原作を知ってる方によれば、元ネタをうまくアニメ化した稀有なお話だそう。
そんなわけで、思い切って本を買ってみました。

買ったのは以下の2冊です。


 

 『ナイトウィザード 合わせ鏡の神子』
 『ナイトウィザード ファンブック リーチ・フォー・ザ・スターズ』


時系列的には中途半端なこの2冊、共通点は「小島めぐみさんが出ている」です。
ここは大事なところなので強調しておきましょう。

 「小島めぐみさんが出ているので買いました」

何が決め手で売れたのかが分からないと、製作サイドの方も今後に生かせないですからね。
逆に、そこがはっきりすれば次回でもその要素を取り入れてくれるはずです。
あ、もしかしたら読み落としてしまうかもしれないから、さりげなくもうちょっと強調しておこう。


「小島めぐみさんが出ているので買いました」


よし、これだけ書いておけば大丈夫だろう。

で、そのこじまめさんの出番ですが、演じるキャラクターは「真壁翠」さん。
清純派です。貧困です。三下です。
しかも次世代型ドジッ子アイドルで、小暮英麻さんに逆らえません。

…それは小島めぐみ本人というのではなかろうか。
 
しかも敵のボスキャラ・ベル姐さんにまで頭が上がらない。
どうしたもんだろう、この娘…。
二役のアニーさんもベル姐さんに勝てないですし。うぅ、レイン姉さんに敵わないファインお嬢さんを見てるみたいだ…。

[「リーチ・フォー・ザ・スターズ」ボイスドラマの収録漫画より]

 こじまめ:
  「あのっ!?翠ってこんなに××なキャラでしたかっ?」
  「こうっ、清純派ではなかったですか!?」

十分、清純派だと思います。
少なくとも、こじまめさんの演じる清純派を忠実に再現してると思います。
こじまめさんは可愛い生き物だなぁ。

そんなわけで、とても満足できる内容でした。
次回作も出たら買ってみよう。
もちろん小島めぐみさんが出ているのなら、優先的に。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする