【全国で組曲】
Tジョイ大泉さんの最速公演を見てきました。
開始時間は29日の0時0分。
終演が2時前なので、終電もなく取り残されるスケジュール。
私は自転車で向かった組でしたが、道中、明らかに同じ目的の自転車や徒歩の方々と結構な頻度で合流していきました。
何この組曲感。
大泉以外でも、今年は例年にない勢いで最速公演が企画されまくってます。
きっと全国各地でこうやって映画館に向かってる人がいっぱいいるんだ。
劇外までも演出に組み込まれてます。このスイートぶりは熱すぎる。
■映画スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪
【前提】
昔はあんなに楽しかった。
皆で遊び、皆で笑い、同じものを共有してとてもとても楽しかった。
それがどうしてこうなった。
以前と比べ、価値観が多様化した。それはいいことかもしれないけれど、おかげで皆バラバラだ。
見方によって同じものでも色々な面がある。なるほど確かにそうだ。そして、何が正しいのか、誰にも分からなくなった。
かといって、今更無理やり同じ価値で統一されるなんて嫌だし、固定観念を押し付けられるのも御免こうむる。
つまり、もう皆で笑うことも、泣くこともできない。私達は孤独で、分かり合えない。
その上、不景気や自然災害も容赦なく襲ってくる。
そんな徹底した不安定なテーマを色濃く反映してる「スイート」さん。
毎年プリキュアさんの映画は、その年のシリーズテーマの集大成。
凄まじいです。色々と予想はして行ったけど、そんなものを遥かに超えてた。
【本編】
メフィスト様、女子中学生への破廉恥行為により、通報される。
そんな衝撃のOPの今回。
ガチで逮捕されたメフィスト様の身元引き受けから始まり、「それは突っ込まないお約束じゃなかったのか」的な展開がガシガシと。
物には色んな見方があるとはいえ、節度ってものがある。
偽物のヒーリングチェストに、姿を変えるメイジャー3、同じアフロディテ様のことなのに全く噛み合わないアコさんとスズさん等々。
真実が何か分からない展開も、これでもかと続きます。
もう誰も信用できない。
ノイズさんの呪縛から解放され、正気に返ったメフィスト様だけど、アコさんとの距離は微妙に開いたまま。
アコさんも御年頃です。難しい年齢なのです。
そこで気を引くために、彼女が昔好きだったお歌を唄ってみようと思い立ってみた。
だけど今回の敵・ハウリングにより、唄うこともできない。
楽器は凍りつき、歌声も消えた。
そして捕えられるアコさん。
苦しんでる彼女に対し、メフィスト様には助ける手立てがない。
唯一の手段のはずの音楽パワーも、根こそぎ音が消えている。だけど。
メフィスト様:
「声が出なくても、心で唄うことが出来る」
この発想は思いつかなかった。そして泣いた。
ホモサピエンスは長い歴史の中、歌を唄って己を鼓舞しながら、過酷な環境を乗り越えてきました。
音楽はいつだって、私達を救ってくれた。
でも必ずしも「音」そのものを鳴らす必要は無い。
心で唄えば、通じる。
クレッシェンドトーンも言った。音楽はなくならない。それは私達の心の中にある。
私達一人一人が音楽を捨てない限り、誰にも奪うことはできない。
確かに私達は今バラバラで、直接通じ合う手段はないのかもしれない。
でも過去に楽しかった思い出は心の中にあり、なくなることはない。
たとえ直接の手段が無くても、私たちは通じ合える。
今回の敵・ハウリングは、実体のない謎の気体。
「漠然とした不安」を象徴するかのような相手です。
それを打ち破ったのは、一人一人の心の音楽。
劇中では「音楽」と表現されてますが、これは「希望」と同義でしょう。
強大な敵の前に倒れたメロディさん。その時に響いたのは己の鼓動の音。
音が消え、お互いの言葉が届かなくなっても、心の中の音楽は消えない。
音楽は、私達そのものから生まれてる。
今回の映画はプリキュア史上初となる、フォームチェンジなしでラスボスを倒した映画です。
あ、何か美翔さんがムスっとしてますけど、貴女は風モードを使ったじゃないですか。
メロディさんなんて、それすらなしですよ。
切り札のはずのクレッシェンドモードから、ご丁寧にもわざわざノーマルに戻っておられる。
ライトを振ってもスペシャルフォームに変わらなかったので、今回は随分とスパルタだと思ったのですが、テーマ的には納得いきます。
他人から貰った何か特別な力で戦う訳じゃない。自分自身の鼓動と、それに呼応した仲間とで打ち破ることに、意味があるんだと思う。
クレッシェンドトーンが頻繁に「自分で答えを見つけなさい」的な指導をするのも、「各自の心の中に音楽がある」から。
その一方で、メロディさん達は戦闘中に「音楽を取り戻す!」と発言されてます。
クレッシェンドトーンがはっきりと「取り戻すという表現は不適切」「だって奪われないのだから」と言っているのにも関わらずです。
嗚呼、相変わらずプリキュアさんは人の話を聞かない…と呆れかけましたが、落ち着いて考えてみれば、プリキュアさんとスズさん(観客代表)では立場が違う。
「音楽」が「希望」の象徴であるように、プリキュアさんも「希望」の象徴。
つまりは、プリキュアさんが敵に負けるということは、「希望」が敗れ「音楽」が奪われている。
だからメロディさん達は負けるわけにはいかない。
多くの人の「音楽」を背負って戦っている以上、「音楽」は負けないことを証明して見せないといけない。
勝つことが「音楽」を取り戻すことにつながります。
ライト直後のシーンで、メロディさん達が完全にカメラ目線で宣言する箇所があります。
メロディさん:
「私達は、絶対に諦めない」
価値観が違ったり、物の見方が色々だったりする。
でもプリキュアさんは負けない。問答無用でそこは信用できる。
メガとかギガとかの物質的なものにも、コミュニケーションの遮断といった現象にも、プリキュアさんは負けない。
だから希望も音楽も負けないし、それらは確かに存在すると信じられる。
彼女達の決め台詞が「絶対に許さない」ではなく、「絶対に許せない」なのも、無理やりながら同じ理由だと思ってます。
「悪」を許すわけにはいかない。だって彼女達がそこでブレたら、もう何を信じていいか分からなくなってしまう。
どう言ったところで、私達の価値観は一人一人違うし、強引に埋めることができるわけでもないと思う。
例えば同じ映画館で映画を見てても、隣に座ってる人が何者なのかは全く知らないし、完全に分かりあうのも無理。
とはいえ、わざわざ最速視聴をするために、深夜0時から同じ場所に集まってるんです。
同じようにプリキュアさんを見て、同じように感動してるのも事実。
確かに価値観は違う。でも「プリキュア」さんを通じて、同じものを共有してる。
声援を受けながら戦うメロディさんの姿は、非常に神々しかったです。
皆で声援を送って、絶対的に信じることが出来るものが、まだ私達にはある。
私達は、絶対に孤独なんかじゃない。
Tジョイ大泉さんでは、設定集や台本、玩具の展示を行っておられます。
館内アナウンスで「今後も東映アニメーションと協力していく」と放送されてたのが格好良かった。
恵まれた立地をフルに活用して、組曲していらっしゃる。
【今回のオールスターズ】
本編終了後に流れた告知。
「プリキュアオールスターズDX」(ばん!)
同じく「DX2」(ばばん!)
そして「DX3」(ばばばん!!)
期待を煽りに煽ってから、北条さんから一言。
来年3月、新生「オールスターズ」の上映決定だそうです。
「新しく生まれ変わる」とのことなので、以前のような全員集合型ではないかもしれませんが、続いてくれただけで大満足です。
果たして美翔さんにお仕事はやってくるのか。
これで来年の春まで生きていける。
【今回のオールスターズ2】
歴代シリーズのエッセンスも感じました。
「ふたり」ペアがとにかく強調されてるあたり「MaxHeart」。
敵の目的が音の否定なのは「SplashStar」。
プリキュアさんが夢や希望の象徴として描かれてるのは「GoGo」。
日常的な私達の心の中に答えがあるのは「フレッシュ」で、変わっても変わらないものがあるのは「ハートキャッチ」。
まぁどれもこれもこじつけようと思えばできることですが、タイトルが「スイート」なだけに狙ってるのだと思いたい。
【今回のライト】
毎回それぞれ違う意味合いを持たせてくるライト。
「ハートキャッチ」さんでは「詳しい事情は分からなくても、手助けならできる」の象徴(何せ観客は花咲さん達が何故パリにいるのかすら知らない)。
「フレッシュ」さんでは、言葉にできない「幸せ」の象徴。
そして今回は、皆の心の中にある「音楽」。
希望や音譜を抱えているのは、「プリキュア」世界の人たちだけじゃない。私達の心の中にだってあるんだ。
【手なれた人々】
当初メフィスト様とアコさんだけでメイジャーに行こうとしてたけど、即座に「残りの3人も連れていけ」と勧めた音吉さんはさすがです。
プリキュアさんは国防の要。兵器はちゃんと持っていこう。
また出発にあたり、ビートさんも「ヒーリングチェストも持っていこう」と発言。
戦い慣れてます。兵器はちゃんと持っていこう。
一方、防衛兵器が不在のタイミングを襲われたメイジャーランド。
即座に敗北を悟り、「プリキュアに私ごと始末させよう」と打開策を練るアフロディテ様が怖い。
プリキュアさんがあらゆる戦略の中心に据えられてる…。
【開演前】

Tジョイ大泉のロビーでは、延々と真・エンディングダンスが流れていました。
ミューズさんの破壊力が半端ない。
「最年少」という肩書きだけでも最強なのに、あんなに頑張って踊らせるなんて大人気なさすぎます。
これじゃ他の年少系プリキュアさんの立場がありません。
舞台袖で、ギリギリと歯噛みしながら睨んでるレモネの姿が見えるよう。
【終了後】
延々と流されてたエンディングダンスが、実際に映画の後にも流れた。
さっきまではミューズさんの破壊力に慄いていたのに、映画を見た後だと全く印象が変わりました。
もちろんダンスは愛らしいのだけど、歌詞が胸に突き刺さる。
音色、希望、負けない心に響き合うオーケストラ、そしてプリキュア!
【今回の北】
「物は試しでベルティエしてみよう」とか言い出すのがアグレッシブで素敵。
あの子、一人で練習とか研究とかしてるタイプですよ、絶対。
きっと自室ではプリキュアコスに変身してから筋トレとか、そういうのもやってるんだ。
【今回の3人目】
若干割を食ってた感のあるビートさん。
まぁあの方は、テレビ本編で「回答」に行きついています。
色んな見方があったり、辛いことや苦しいこともあるけれど、私は私のビートを鳴らす!
そんなわけで、ビートさん的には今更なことだったのかもしれない。
あと映画恒例のコスプレは、ビートさんが頑張っておられました。
【閉演後】

上映が終わったのは午前2時前。
映画館横の東映アニメ様の本社には、当たり前のように電気がついていました。
プリキュアさん達が残業を頑張っておられる。。頭が下がります。
【追記】
●感想2周目+3周目
Tジョイ大泉さんの最速公演を見てきました。
開始時間は29日の0時0分。
終演が2時前なので、終電もなく取り残されるスケジュール。
私は自転車で向かった組でしたが、道中、明らかに同じ目的の自転車や徒歩の方々と結構な頻度で合流していきました。
何この組曲感。
大泉以外でも、今年は例年にない勢いで最速公演が企画されまくってます。
きっと全国各地でこうやって映画館に向かってる人がいっぱいいるんだ。
劇外までも演出に組み込まれてます。このスイートぶりは熱すぎる。
■映画スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪
【前提】
昔はあんなに楽しかった。
皆で遊び、皆で笑い、同じものを共有してとてもとても楽しかった。
それがどうしてこうなった。
以前と比べ、価値観が多様化した。それはいいことかもしれないけれど、おかげで皆バラバラだ。
見方によって同じものでも色々な面がある。なるほど確かにそうだ。そして、何が正しいのか、誰にも分からなくなった。
かといって、今更無理やり同じ価値で統一されるなんて嫌だし、固定観念を押し付けられるのも御免こうむる。
つまり、もう皆で笑うことも、泣くこともできない。私達は孤独で、分かり合えない。
その上、不景気や自然災害も容赦なく襲ってくる。
そんな徹底した不安定なテーマを色濃く反映してる「スイート」さん。
毎年プリキュアさんの映画は、その年のシリーズテーマの集大成。
凄まじいです。色々と予想はして行ったけど、そんなものを遥かに超えてた。
【本編】
メフィスト様、女子中学生への破廉恥行為により、通報される。
そんな衝撃のOPの今回。
ガチで逮捕されたメフィスト様の身元引き受けから始まり、「それは突っ込まないお約束じゃなかったのか」的な展開がガシガシと。
物には色んな見方があるとはいえ、節度ってものがある。
偽物のヒーリングチェストに、姿を変えるメイジャー3、同じアフロディテ様のことなのに全く噛み合わないアコさんとスズさん等々。
真実が何か分からない展開も、これでもかと続きます。
もう誰も信用できない。
ノイズさんの呪縛から解放され、正気に返ったメフィスト様だけど、アコさんとの距離は微妙に開いたまま。
アコさんも御年頃です。難しい年齢なのです。
そこで気を引くために、彼女が昔好きだったお歌を唄ってみようと思い立ってみた。
だけど今回の敵・ハウリングにより、唄うこともできない。
楽器は凍りつき、歌声も消えた。
そして捕えられるアコさん。
苦しんでる彼女に対し、メフィスト様には助ける手立てがない。
唯一の手段のはずの音楽パワーも、根こそぎ音が消えている。だけど。
メフィスト様:
「声が出なくても、心で唄うことが出来る」
この発想は思いつかなかった。そして泣いた。
ホモサピエンスは長い歴史の中、歌を唄って己を鼓舞しながら、過酷な環境を乗り越えてきました。
音楽はいつだって、私達を救ってくれた。
でも必ずしも「音」そのものを鳴らす必要は無い。
心で唄えば、通じる。
クレッシェンドトーンも言った。音楽はなくならない。それは私達の心の中にある。
私達一人一人が音楽を捨てない限り、誰にも奪うことはできない。
確かに私達は今バラバラで、直接通じ合う手段はないのかもしれない。
でも過去に楽しかった思い出は心の中にあり、なくなることはない。
たとえ直接の手段が無くても、私たちは通じ合える。
今回の敵・ハウリングは、実体のない謎の気体。
「漠然とした不安」を象徴するかのような相手です。
それを打ち破ったのは、一人一人の心の音楽。
劇中では「音楽」と表現されてますが、これは「希望」と同義でしょう。
強大な敵の前に倒れたメロディさん。その時に響いたのは己の鼓動の音。
音が消え、お互いの言葉が届かなくなっても、心の中の音楽は消えない。
音楽は、私達そのものから生まれてる。
今回の映画はプリキュア史上初となる、フォームチェンジなしでラスボスを倒した映画です。
あ、何か美翔さんがムスっとしてますけど、貴女は風モードを使ったじゃないですか。
メロディさんなんて、それすらなしですよ。
切り札のはずのクレッシェンドモードから、ご丁寧にもわざわざノーマルに戻っておられる。
ライトを振ってもスペシャルフォームに変わらなかったので、今回は随分とスパルタだと思ったのですが、テーマ的には納得いきます。
他人から貰った何か特別な力で戦う訳じゃない。自分自身の鼓動と、それに呼応した仲間とで打ち破ることに、意味があるんだと思う。
クレッシェンドトーンが頻繁に「自分で答えを見つけなさい」的な指導をするのも、「各自の心の中に音楽がある」から。
その一方で、メロディさん達は戦闘中に「音楽を取り戻す!」と発言されてます。
クレッシェンドトーンがはっきりと「取り戻すという表現は不適切」「だって奪われないのだから」と言っているのにも関わらずです。
嗚呼、相変わらずプリキュアさんは人の話を聞かない…と呆れかけましたが、落ち着いて考えてみれば、プリキュアさんとスズさん(観客代表)では立場が違う。
「音楽」が「希望」の象徴であるように、プリキュアさんも「希望」の象徴。
つまりは、プリキュアさんが敵に負けるということは、「希望」が敗れ「音楽」が奪われている。
だからメロディさん達は負けるわけにはいかない。
多くの人の「音楽」を背負って戦っている以上、「音楽」は負けないことを証明して見せないといけない。
勝つことが「音楽」を取り戻すことにつながります。
ライト直後のシーンで、メロディさん達が完全にカメラ目線で宣言する箇所があります。
メロディさん:
「私達は、絶対に諦めない」
価値観が違ったり、物の見方が色々だったりする。
でもプリキュアさんは負けない。問答無用でそこは信用できる。
メガとかギガとかの物質的なものにも、コミュニケーションの遮断といった現象にも、プリキュアさんは負けない。
だから希望も音楽も負けないし、それらは確かに存在すると信じられる。
彼女達の決め台詞が「絶対に許さない」ではなく、「絶対に許せない」なのも、無理やりながら同じ理由だと思ってます。
「悪」を許すわけにはいかない。だって彼女達がそこでブレたら、もう何を信じていいか分からなくなってしまう。
どう言ったところで、私達の価値観は一人一人違うし、強引に埋めることができるわけでもないと思う。
例えば同じ映画館で映画を見てても、隣に座ってる人が何者なのかは全く知らないし、完全に分かりあうのも無理。
とはいえ、わざわざ最速視聴をするために、深夜0時から同じ場所に集まってるんです。
同じようにプリキュアさんを見て、同じように感動してるのも事実。
確かに価値観は違う。でも「プリキュア」さんを通じて、同じものを共有してる。
声援を受けながら戦うメロディさんの姿は、非常に神々しかったです。
皆で声援を送って、絶対的に信じることが出来るものが、まだ私達にはある。
私達は、絶対に孤独なんかじゃない。
![]() | (左画像) 映画スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪ オリジナル・サウンドトラック (右画像) プリキュアぴあ (ぴあMOOK) | ![]() |
Tジョイ大泉さんでは、設定集や台本、玩具の展示を行っておられます。
館内アナウンスで「今後も東映アニメーションと協力していく」と放送されてたのが格好良かった。
恵まれた立地をフルに活用して、組曲していらっしゃる。
【今回のオールスターズ】
本編終了後に流れた告知。
「プリキュアオールスターズDX」(ばん!)
同じく「DX2」(ばばん!)
そして「DX3」(ばばばん!!)
期待を煽りに煽ってから、北条さんから一言。
来年3月、新生「オールスターズ」の上映決定だそうです。
「新しく生まれ変わる」とのことなので、以前のような全員集合型ではないかもしれませんが、続いてくれただけで大満足です。
果たして美翔さんにお仕事はやってくるのか。
これで来年の春まで生きていける。
【今回のオールスターズ2】
歴代シリーズのエッセンスも感じました。
「ふたり」ペアがとにかく強調されてるあたり「MaxHeart」。
敵の目的が音の否定なのは「SplashStar」。
プリキュアさんが夢や希望の象徴として描かれてるのは「GoGo」。
日常的な私達の心の中に答えがあるのは「フレッシュ」で、変わっても変わらないものがあるのは「ハートキャッチ」。
まぁどれもこれもこじつけようと思えばできることですが、タイトルが「スイート」なだけに狙ってるのだと思いたい。
【今回のライト】
毎回それぞれ違う意味合いを持たせてくるライト。
「ハートキャッチ」さんでは「詳しい事情は分からなくても、手助けならできる」の象徴(何せ観客は花咲さん達が何故パリにいるのかすら知らない)。
「フレッシュ」さんでは、言葉にできない「幸せ」の象徴。
そして今回は、皆の心の中にある「音楽」。
希望や音譜を抱えているのは、「プリキュア」世界の人たちだけじゃない。私達の心の中にだってあるんだ。
【手なれた人々】
当初メフィスト様とアコさんだけでメイジャーに行こうとしてたけど、即座に「残りの3人も連れていけ」と勧めた音吉さんはさすがです。
プリキュアさんは国防の要。兵器はちゃんと持っていこう。
また出発にあたり、ビートさんも「ヒーリングチェストも持っていこう」と発言。
戦い慣れてます。兵器はちゃんと持っていこう。
一方、防衛兵器が不在のタイミングを襲われたメイジャーランド。
即座に敗北を悟り、「プリキュアに私ごと始末させよう」と打開策を練るアフロディテ様が怖い。
プリキュアさんがあらゆる戦略の中心に据えられてる…。
【開演前】


Tジョイ大泉のロビーでは、延々と真・エンディングダンスが流れていました。
ミューズさんの破壊力が半端ない。
「最年少」という肩書きだけでも最強なのに、あんなに頑張って踊らせるなんて大人気なさすぎます。
これじゃ他の年少系プリキュアさんの立場がありません。
舞台袖で、ギリギリと歯噛みしながら睨んでるレモネの姿が見えるよう。
【終了後】
延々と流されてたエンディングダンスが、実際に映画の後にも流れた。
さっきまではミューズさんの破壊力に慄いていたのに、映画を見た後だと全く印象が変わりました。
もちろんダンスは愛らしいのだけど、歌詞が胸に突き刺さる。
音色、希望、負けない心に響き合うオーケストラ、そしてプリキュア!
【今回の北】
「物は試しでベルティエしてみよう」とか言い出すのがアグレッシブで素敵。
あの子、一人で練習とか研究とかしてるタイプですよ、絶対。
きっと自室ではプリキュアコスに変身してから筋トレとか、そういうのもやってるんだ。
【今回の3人目】
若干割を食ってた感のあるビートさん。
まぁあの方は、テレビ本編で「回答」に行きついています。
色んな見方があったり、辛いことや苦しいこともあるけれど、私は私のビートを鳴らす!
そんなわけで、ビートさん的には今更なことだったのかもしれない。
あと映画恒例のコスプレは、ビートさんが頑張っておられました。
【閉演後】

上映が終わったのは午前2時前。
映画館横の東映アニメ様の本社には、当たり前のように電気がついていました。
プリキュアさん達が残業を頑張っておられる。。頭が下がります。
【追記】
●感想2周目+3周目