猫屋敷さん家のお店がオープン。最初の客として駆け込んできた犬飼さんと、正式にコンタクトをとられた。
ここから物語が始まる…のが王道ではありますが、猫屋敷さんが筋金入りの性格をなさっているので、どう転がっていくのか分かりません。
ついに登場した「怖くない、怖くない!」も、案の定というか自分自身を励ますための言葉でした。公式サイトの詐欺っぷりが素晴らしい。
その猫屋敷さんの飼い猫のユキさんは泰然となされています。
が、あまりに泰然としているというか、「ふーん」と『返事』をしたり、妙に人間臭い動きが気になる。
この猫さん、既にプリキュアになってて人間化できてたりしないか…?
■(第4話)わんだふるぷりきゅあ!「猫屋敷の猫とまゆ」感想
まだ4話しか放送されていない中で予想すると、今作は「話を聞かない」がキーワードになりそうな気配がします。
メエメエの嘆き、メイクに集中する猫屋敷さん等々、かなり繰り返し登場してる。
これまでのプリキュアさんも「話を聞かない」ことには定評があります。奴らは会話を無視して殴ってくる…としばしば恐れ慄かれた。
例えばSSの日向さんの名言「あんたの理屈なんてどうだっていい」。
敵側の舌戦に付きあわず、問答無用のシャットアウト。
夢原さんの敵味方識別センサーや、ビョーゲンズの事情に歩み寄らずに殲滅をはかるヒープリ等々。
これらはもちろん攻撃的で乱暴だからではなく、多様性の尊重が背景にある。一人一人価値観は違い、それぞれの価値観は尊重されるべき。
だから私の価値観を侵害することは許さないし、あなたの価値観を変えようとも思わない。
故に説得や譲歩は発生しない。「説得」は相手の価値観を侵害することにつながる。
※但し価値観が同一の相手には説得を試みる。当人の価値観として間違った行いを、間違いだと指摘することは価値観を侵害していない。
一方で、「言葉にしないと分からない」も繰り返し描写されてきました。代表格としてはハトプリとまほプリ。
来海さんの「言わなきゃ分からないよ」やデザトリアン療法。
魔法は想いを言葉にすること。ソルシエール様やダークマターも「伝えること」が現れている。
初代の黒白の2人も、当初から以心伝心ではなく、言葉にして伝えたことで溝が埋まっています。
「話を聞かない」と「言葉にしないと分からない」。
表面的には矛盾しているように見えて、ちゃんと両立はしている…のですが言葉にしようとすると難しい。
少し触れたように「価値観が同じかどうか」がポイントと思われます。価値観が同じなら対話する、異なるなら対話しない。
現実だと、対話しないと価値観が同じかは分かりにくいので逆転現象が起きているのですが、基本はそういうことなんだろうと思う。
このあたりを、わんぷりさんは掘り下げるのかなと何となくの予想。
仮に当たっているとして、これまでのプリキュアと同様に「話を聞かない」を「悪」としては描かないと思われます。
今回の話でも、話を聞かない猫屋敷さんを犬飼さんは肯定的に捉えている。
不思議なことに、言葉を交わせない動物やガルガルとは、犬飼さんはコミュニケートが取れています。
そのくせ兎山くんの好意に気づいていないとか、わたわたしている猫屋敷さんとか、言葉を使える者同士は分かり合えていない。
これらを踏まえて、これからこんな感じの展開はあるのかなと。
・言葉を話せるようになったことで、お互いの誤解に気づく。
よくある「猫は自分を主人だと思っている」「散歩中にフンを集めるなんて、飼い主はフンが好きなんだな」等(後者はプリキュアではやらないでしょうけれど)。
・喋らないウサギである大福は、変身しても変身しなくても、どちらになってもテーマ上意味を持てそう。
変身したなら「今までの無口だった時とは大分イメージが違う」、変身しないなら「言葉がなくても分かり合える」等々。
・ストレートに告白イベント。言葉にしないと分からない。あるいは逆に、言葉にされずとも気づくのか。
実際にコミュニケーションがテーマかは分かりませんが、プリキュアシリーズで頻出する重要思想であるにも関わらず、未整理の問題のようにも思えますから、ここにフォーカスしてくれるなら個人的には楽しみです。
ここから物語が始まる…のが王道ではありますが、猫屋敷さんが筋金入りの性格をなさっているので、どう転がっていくのか分かりません。
ついに登場した「怖くない、怖くない!」も、案の定というか自分自身を励ますための言葉でした。公式サイトの詐欺っぷりが素晴らしい。
その猫屋敷さんの飼い猫のユキさんは泰然となされています。
が、あまりに泰然としているというか、「ふーん」と『返事』をしたり、妙に人間臭い動きが気になる。
この猫さん、既にプリキュアになってて人間化できてたりしないか…?
■(第4話)わんだふるぷりきゅあ!「猫屋敷の猫とまゆ」感想
まだ4話しか放送されていない中で予想すると、今作は「話を聞かない」がキーワードになりそうな気配がします。
メエメエの嘆き、メイクに集中する猫屋敷さん等々、かなり繰り返し登場してる。
これまでのプリキュアさんも「話を聞かない」ことには定評があります。奴らは会話を無視して殴ってくる…としばしば恐れ慄かれた。
例えばSSの日向さんの名言「あんたの理屈なんてどうだっていい」。
敵側の舌戦に付きあわず、問答無用のシャットアウト。
夢原さんの敵味方識別センサーや、ビョーゲンズの事情に歩み寄らずに殲滅をはかるヒープリ等々。
これらはもちろん攻撃的で乱暴だからではなく、多様性の尊重が背景にある。一人一人価値観は違い、それぞれの価値観は尊重されるべき。
だから私の価値観を侵害することは許さないし、あなたの価値観を変えようとも思わない。
故に説得や譲歩は発生しない。「説得」は相手の価値観を侵害することにつながる。
※但し価値観が同一の相手には説得を試みる。当人の価値観として間違った行いを、間違いだと指摘することは価値観を侵害していない。
一方で、「言葉にしないと分からない」も繰り返し描写されてきました。代表格としてはハトプリとまほプリ。
来海さんの「言わなきゃ分からないよ」やデザトリアン療法。
魔法は想いを言葉にすること。ソルシエール様やダークマターも「伝えること」が現れている。
初代の黒白の2人も、当初から以心伝心ではなく、言葉にして伝えたことで溝が埋まっています。
「話を聞かない」と「言葉にしないと分からない」。
表面的には矛盾しているように見えて、ちゃんと両立はしている…のですが言葉にしようとすると難しい。
少し触れたように「価値観が同じかどうか」がポイントと思われます。価値観が同じなら対話する、異なるなら対話しない。
現実だと、対話しないと価値観が同じかは分かりにくいので逆転現象が起きているのですが、基本はそういうことなんだろうと思う。
このあたりを、わんぷりさんは掘り下げるのかなと何となくの予想。
仮に当たっているとして、これまでのプリキュアと同様に「話を聞かない」を「悪」としては描かないと思われます。
今回の話でも、話を聞かない猫屋敷さんを犬飼さんは肯定的に捉えている。
不思議なことに、言葉を交わせない動物やガルガルとは、犬飼さんはコミュニケートが取れています。
そのくせ兎山くんの好意に気づいていないとか、わたわたしている猫屋敷さんとか、言葉を使える者同士は分かり合えていない。
これらを踏まえて、これからこんな感じの展開はあるのかなと。
・言葉を話せるようになったことで、お互いの誤解に気づく。
よくある「猫は自分を主人だと思っている」「散歩中にフンを集めるなんて、飼い主はフンが好きなんだな」等(後者はプリキュアではやらないでしょうけれど)。
・喋らないウサギである大福は、変身しても変身しなくても、どちらになってもテーマ上意味を持てそう。
変身したなら「今までの無口だった時とは大分イメージが違う」、変身しないなら「言葉がなくても分かり合える」等々。
・ストレートに告白イベント。言葉にしないと分からない。あるいは逆に、言葉にされずとも気づくのか。
実際にコミュニケーションがテーマかは分かりませんが、プリキュアシリーズで頻出する重要思想であるにも関わらず、未整理の問題のようにも思えますから、ここにフォーカスしてくれるなら個人的には楽しみです。