穴にハマったアリスたち

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(第4話)わんだふるぷりきゅあ!「猫屋敷の猫とまゆ」感想

2024年02月25日 | わんだふるぷりきゅあ!
猫屋敷さん家のお店がオープン。最初の客として駆け込んできた犬飼さんと、正式にコンタクトをとられた。
ここから物語が始まる…のが王道ではありますが、猫屋敷さんが筋金入りの性格をなさっているので、どう転がっていくのか分かりません。
ついに登場した「怖くない、怖くない!」も、案の定というか自分自身を励ますための言葉でした。公式サイトの詐欺っぷりが素晴らしい。

その猫屋敷さんの飼い猫のユキさんは泰然となされています。
が、あまりに泰然としているというか、「ふーん」と『返事』をしたり、妙に人間臭い動きが気になる。
この猫さん、既にプリキュアになってて人間化できてたりしないか…?

■(第4話)わんだふるぷりきゅあ!「猫屋敷の猫とまゆ」感想

まだ4話しか放送されていない中で予想すると、今作は「話を聞かない」がキーワードになりそうな気配がします。
メエメエの嘆き、メイクに集中する猫屋敷さん等々、かなり繰り返し登場してる。

これまでのプリキュアさんも「話を聞かない」ことには定評があります。奴らは会話を無視して殴ってくる…としばしば恐れ慄かれた。
例えばSSの日向さんの名言「あんたの理屈なんてどうだっていい」。
敵側の舌戦に付きあわず、問答無用のシャットアウト。

夢原さんの敵味方識別センサーや、ビョーゲンズの事情に歩み寄らずに殲滅をはかるヒープリ等々。
これらはもちろん攻撃的で乱暴だからではなく、多様性の尊重が背景にある。一人一人価値観は違い、それぞれの価値観は尊重されるべき。
だから私の価値観を侵害することは許さないし、あなたの価値観を変えようとも思わない。
故に説得や譲歩は発生しない。「説得」は相手の価値観を侵害することにつながる。

※但し価値観が同一の相手には説得を試みる。当人の価値観として間違った行いを、間違いだと指摘することは価値観を侵害していない。

一方で、「言葉にしないと分からない」も繰り返し描写されてきました。代表格としてはハトプリとまほプリ。
来海さんの「言わなきゃ分からないよ」やデザトリアン療法。
魔法は想いを言葉にすること。ソルシエール様やダークマターも「伝えること」が現れている。
初代の黒白の2人も、当初から以心伝心ではなく、言葉にして伝えたことで溝が埋まっています。

「話を聞かない」と「言葉にしないと分からない」。
表面的には矛盾しているように見えて、ちゃんと両立はしている…のですが言葉にしようとすると難しい。

少し触れたように「価値観が同じかどうか」がポイントと思われます。価値観が同じなら対話する、異なるなら対話しない。
現実だと、対話しないと価値観が同じかは分かりにくいので逆転現象が起きているのですが、基本はそういうことなんだろうと思う。

このあたりを、わんぷりさんは掘り下げるのかなと何となくの予想。

仮に当たっているとして、これまでのプリキュアと同様に「話を聞かない」を「悪」としては描かないと思われます。
今回の話でも、話を聞かない猫屋敷さんを犬飼さんは肯定的に捉えている。

不思議なことに、言葉を交わせない動物やガルガルとは、犬飼さんはコミュニケートが取れています。
そのくせ兎山くんの好意に気づいていないとか、わたわたしている猫屋敷さんとか、言葉を使える者同士は分かり合えていない。

これらを踏まえて、これからこんな感じの展開はあるのかなと。

・言葉を話せるようになったことで、お互いの誤解に気づく。
よくある「猫は自分を主人だと思っている」「散歩中にフンを集めるなんて、飼い主はフンが好きなんだな」等(後者はプリキュアではやらないでしょうけれど)。

・喋らないウサギである大福は、変身しても変身しなくても、どちらになってもテーマ上意味を持てそう。
変身したなら「今までの無口だった時とは大分イメージが違う」、変身しないなら「言葉がなくても分かり合える」等々。

・ストレートに告白イベント。言葉にしないと分からない。あるいは逆に、言葉にされずとも気づくのか。

実際にコミュニケーションがテーマかは分かりませんが、プリキュアシリーズで頻出する重要思想であるにも関わらず、未整理の問題のようにも思えますから、ここにフォーカスしてくれるなら個人的には楽しみです。

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(第3話)わんだふるぷりきゅあ!「言っちゃダメェ~!」感想

2024年02月20日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第3話)わんだふるぷりきゅあ!「言っちゃダメェ~!」感想

タイトル通り「言っちゃダメ」なので犬飼さんも頑張ったものの、兎山くんに無事にバレました。そして参謀として加わってもらった。
ここまで3話。物凄く着実にメンバーや舞台背景が揃っていっています。怪しい挙動をしてばかりの猫屋敷さん以外は…。

【商品を売ろう】
発売前にちょっと話題になった「こむぎは人間同様の食事をするのか」。
早速今回、明かされました。イヌの時はイヌに準ずる。ヒトの時はヒトに準ずる。妥当な帰着だった。

個人的には「今更そこを気にしてもしょうがない」派なので、委縮せずにガツガツ食ってもらってよいと思ってるのですが、わざわざ地雷を踏みぬく必要もないので、今回の展開は良かったかなと。
イヌ形態でグミを食べようとしたら止める。ヒト形態なら食える。その横で、設定上は妖精とは言え、見た目には(こむぎと同程度には)動物然としたアニマルズがむしゃむしゃやってるので若干シュールではありますが保険は大事だ。以上、この件は終わり!とばかりに、直後にグミのCMをぶちこんでくるのも好感触。

※なお今年のグミのパッケージには、昨年はなかった「動物に与えるな」の注釈がついています。安心設計。

【猫の子の次】
いまだ猫屋敷さんが合流できる気配が全くない中、どうしても気にはなってしまうその次の追加戦士。ありていにいえば、兎組が変身するのか否か。

大福はウサギ。ウサギは基本的には鳴かない。

(1) こむぎやユキが変身して喋れるようになる中、大福だけが喋らないのはいかにも寂しい。が、元々ウサギは喋らないので、不自然さを解消できる。
よって変身しない。
兎山くんと「大福も喋れたらいいのにね」→「ウサギは元々喋らないんだ。でもコミュニケーションはしっかり出来てるから寂しくないよ」的なやりとりがあるのかもしれない。

(2) ウサギは喋らない。だからこそ、変身して喋れるようになった時のギャップが面白い。
よって変身する。
せっかくここまで「喋らない」を印象付けたのだから、意外性でいくなら見た目のイメージと異なるゴツイ声だったり、メスの可能性もそれなりにありそう(アニメージュによればオスとのことですが、誤報の可能性が頭にちょっと過ってる)

どちらのパターンもありえそうなので、現状ではなんとも。

兎山くんに関しては、変身しない今のポジションがキャラとして活きると思ってる。また、今回の話を逃したら変身するきっかけがそもそもなさそう。
今作は敵と積極的なバトルをしていないので、「ピンチ」→「絶対に守る!(ピカー)」の定番展開をやりづらい。変身するなら初遭遇時のドサクサかつ、敵がウサギで馴染み深い今回が最大のチャンスだったんじゃなかろうか。

まぁ案外ここから激しい殴り合いに移行し、「今必要なのは知識じゃない!戦う力だ!(ピカー)」もありはしそうですが。

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(第2話)わんだふるぷりきゅあ!「みんな友達、キュアフレンディ!」感想

2024年02月15日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第2話)わんだふるぷりきゅあ!「みんな友達、キュアフレンディ!」感想

こうして見ると涼やかなお姉さんだけど、中身はあんな感じで公式サイトのリリアンさんと同一人物とはどうしても思えない。
名前の「まゆ」からして、変身すると羽化なさる感じなんだろうか。
未変身状態では疎遠なまま、変身後の格好つけた姿で仲良くなって、バレたらどうしようと悩むのとかも楽しいかも。


(「わんだふるぷりきゅあ!」第2話より)

こむぎさんの飼い主の犬飼さんも変身なされた。

登校する犬飼さんに置いて行かれるのが寂しかったこむぎさんに対し、犬飼さんは身体能力的に犬についていけないことを寂しく思っていた。
それぞれの立場で、相手には分らぬ寂しさを誰もが抱えている。
その差を埋めるためのプリキュアへの変身。果たせぬ理想、なりたい自分への変身。とても綺麗で自然な流れ。何かもうこれでお話が終わってしまうぐらいに。

第1話・2話共に非常に丁寧で見ていて心地よいです。
が、あえて難癖をつけるなら、ここからどう発展させるんだろう?

ちょうど無料公開中のプリアラを例にすると、わんぷりと同じく序盤は敵組織の目的が不明。
ただ「キラキラルを奪おうとしてくる」という目的ははっきりしていた。
宇佐美さん達も「キラパティでスイーツを作る」構成が明確だった。

わんぷりさんの場合、敵はガルガルして暴れているだけで、現時点では倒すべき黒幕的なものはいない。まぁ多分、後から出てきそうではあるけれど。

犬飼さん側の目的も特にはありません。
世界中の動物と仲良くなりたいという夢はあるものの、具体的に何をするといったことではない。

リリアンさん達がどういう経緯でやってくるのかすらよく分かりません。
ワンダフル・フレンディを踏襲するなら「置いて行かれる」系で、「犬飼さんと仲良くなれた猫屋敷さんが、戦うフレンディを見て私も一緒に…!」みたいなのはいかにもありそうには思います。
が、そもそも「戦闘」ではないので「苦戦したところに追加戦士」の王道パターンが難しそう。

ここまでの2話はとても綺麗だっただけに、読み切りの如く「わんぷり・完」でも納得できてしまう。
まだ序盤も序盤で、しかも次回は作戦会議回のようなので、欠点とか批判といったことでは全くないのだけど。
「先が全く読めない」のは、本作の特徴として狙ってやってるんじゃないかと疑ってみてる。猫屋敷さんのせいで、全てがそのままには信用できない…。

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(第1話)わんだふるぷりきゅあ!「はじまりは「わんだふる!」」感想

2024年02月05日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第1話)わんだふるぷりきゅあ!「はじまりは「わんだふる!」」感想

新しい年が始まりました。今年も新要素が盛りだくさんで、その一つ、猫組のお姉さま方に興味津々でした。
同方向のクール系お姉さまコンビは今までにありそうでなく、ある種ふたごっぽい雰囲気がとても魅惑的。応援しよう。

…と思っていたのですが。


(「わんだふるぷりきゅあ!」第1話より)

マカロン的お姉さまかと思ったら、ヒメルダよりのスパイシー的お姉さまだった。推せる。

公式サイトのキャラ紹介によれば、決め台詞は「こわくない、こわくない」のようです。
てっきり、ガルガルした子に対して「ふふ。怖がらなくていいのよ」みたいな妖しくも包容力のあるそんなイメージを持っていたのですけれど。
この分だと「ひぃっ!?だ、大丈夫。怖くない怖くない。頑張ろう…」と自分に言い聞かせてる的なのだろうか。つくづく推せる。

もはや叙述トリックの域なんじゃなかろうかとも思うほどで、もしかしてこれ「わんぷり」さんの基本ギミックだったりするんだろうか。
「言葉を話せない動物たち。実はこんなことを考えていた」的なのはいかにもありそうで、「表面に見える最初の印象と、真相は違う」はテーマとして成り立ちそうに思う。

ヒトの方の犬飼さんも、個人的にはカスタード的な振り回される感じの子をイメージしていたのですけど、従来の主人公キュア的なアグレッシブさを感じます。
この種の「印象を覆す」を意図的に仕込んでいるのだとしたら、スリリングな1年になりそうです。

イヌの方の犬飼さんは、直感的な印象としては「3歳ぐらいの女の子」的な描かれ方をしていたように感じました。
繰り返し描写された、置いていかれる寂しさ。「大好きなお姉ちゃんが小学校に行くのを見送る」のような情景を強く想起します。
「出社するパパママを見送る」にも通じるので、現役幼児様にとってはかなり刺さる描写じゃないかしら。

自分が姉の場合。5歳なら2~3歳かそれ未満の弟妹がいる子も多いはず。犬の理解力は2歳児ぐらいだそうなので、ちょうど当てはまります。
まだ言葉を満足に喋れない弟妹。今までは自分が世界の中心だったのに、急に割り込んできた対立者。
でもお姉ちゃんのことが大好きで、こんなことを思ってるんだよ。みたいなのは作品メッセージとしてありそう。

クレジット表記も「犬飼こむぎ」「犬飼いろは」で、名字的には姉妹そのもの。
一人っ子への配慮などでやりづらい姉妹プリキュアを、ペットに置き換えてやってみようとしてるのかもしれない。

【ひろがる世界を経て】
意欲作故に色々と課題も見えた前作を受けてか、早速その対策をなされているようにも感じました。

【1】
よく見かけた批判の一つで「悪役会議がない」。今作も会議どころかそもそも敵組織がはっきりしません。同様の批判が上がるのは容易に予想できる。
更には少なくとも第1話では「戦闘」をしていない。「プリキュア」から「ぷりきゅあ」に変えたのもこの辺りを意識してなのかなとも思えますし、これも批判がでるのは予想できる。

なので先手を打ってプリアラの無料公開に踏み切ったのかなと。
前例はある。だからちょっと批判は待ってくれ、的な。

【2】
始まる前からペットにまつわる各種問題への声が散見されました。
異例の「おうちのかたへ」(公式サイト)の公開は、「ペットをモチーフにはするが、ペットそのものに深入りするのではない」の釘を刺したようにも見える。先ほども書いたプリアラ公開は、この意図もあるかも。

「ひろプリ」さんは、「ヒーロー」の語句の印象でかなり苦労したように思えます。
「正義とは。悪とは何か」「民衆は守る価値があるのか」のような、いかにもなヒーロー問題を扱うようなイメージを持たれてしまい、それがないことへの批判もあった。この種の誤解を避けようしているのかなと。

【3】
前作最大の話題ともいえる「男子プリキュア」。
これ自体の是非は横に置きますが、「夕凪ツバサのキャラクター性以前に、男子プリキュアというだけで賛成/反対がバッサリと固定してしまった」のは「失敗」だと思います。
ツバサくんがどんなキャラクターなのかとは関係なく「男子プリキュアだから」を理由に妄信的に支持をしたり、否定ありきでの批判から入られてしまった面がある。

今作の兎山くんがプリキュアになるのかはまだ何とも分からない。
「第二の男子プリキュア(あるいはその期待を裏切った者)」のようなレッテルの前に、まずは「兎山悟」のキャラクターを見てもらうのは健全な流れだと思います。

前述の「リリアンが実は…」にも繋がる話で、「レッテル」「第一印象」は今作のキーになってるのかも。
何にせよ、非常に先が楽しみな素敵な第1話でした。今年もワンダフルな1年になりそうです。

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「episode22:紋章のひみつ」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年2月号)感想

2024年02月03日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode22:紋章のひみつ」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年2月号)感想

八景島やら何やらと派手なイベントに現を抜かしていて、1カ月遅れの更新です。


なかよし 2024年2月号 [2023年12月28日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

星羅さんは夢を見ていました。純真無垢だった、幼き頃のあの夢を。

星羅:
「もうっ!どうしてみんな信じてくれないの!?」
「ローランは強いし協力してくれるっていってるんだよ!?」

お姉さま方:
「もう星羅ったらお子ちゃまね~」
「そんなことばを真にうけてんのか?」
「星羅はピュアだから…」

こうして星羅さんはグレました。全てお姉さま方のせいです。
あのふざけ切った対応を思い出し、星羅さんも怒りを新たに…かとも思いましたが、リナの発した「ことばより行動だろ?」が妙にひっかかる。
ローランは平和を約束してくれた。でも陸も海も争いがたえない。

星羅:
「なぜ?」

ローラン一人では荷が重いだけではなかろうか。
マメプリの皆様が非協力的ですし。

しかしながらピュアな星羅さんはそんなことは露ほども思わず。
懐かしのココロのかけらが足りていない。そんな焦燥感に悩むことしきり。
本当にピュアな娘さんだ。お姉さま方はもうちょっとケアして欲しい。

一方その頃ローランは、黒砂くんにパンタラッサの紋章のことをレクチャーしてあげていました。丁寧で優しい。
ローランが言うには、黒砂くんは「ガクトの子孫」だそうです。

私の感覚だと「息子」を「子孫」とは呼ばないのですが、まぁサカナ的にはそうではないらしい。
それ以前に「息子」ではなく、数世代先なのかもしれない。サカナの世代交代は早い。
そんなわけで「ガクト様に子供がいたのか…?」については、一旦スルーしよう。踏み込むのが怖いので。

そこにるきあさん達が到着。
お歌を唄い、さっくりと黒砂くんを助け出します。

更にるちあさん達も到着しますが、ローランの見事な一本釣りにて、母娘ともども捕縛されてしまいました。
ほぼ見た目の変わらない母娘の人魚さんを並べて幽閉か…。またそういう黒砂くんの性癖を破壊するような真似を…。

気が付けば周りが下半身サカナの連中ばかりです。黒砂くんのメンタルが本当に心配だ。

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