穴にハマったアリスたち

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(第8話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆのドキドキ新学期」感想

2024年03月31日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第8話)わんだふるぷりきゅあ!「まゆのドキドキ新学期」感想

猫屋敷さん、遂に表舞台へ。
新学期を迎えて登校し、ドキドキの転入生です。
盛大にやらかしあそばされましたが、この学校の生徒にはむしろ好印象。
猫と暮らしていて良かった。猫で世界は成り立っている。

しかも幸いにして、馴染みのある犬飼さんと同じクラスです。
小躍りしたものの犬飼さんは学校中に友人がいる様子。私は、特別ではない。

転入したてなんだから当たり前だし、猫屋敷さんには犬飼さんに拘る理由はない。
リアルでいえば犬飼さんとはここでばっさり疎遠になって、蟹江さん達と親友になっても何らおかしくない。
のだけど、猫屋敷さん的には思うところもあるようで。

犬飼さんと一足飛びに特別な関係になるのは簡単です。プリキュアになればいい。

こむぎはプリキュアになったことで犬飼さんと、より一緒にいられるようになった。
犬飼さんはプリキュアになったことで、こむぎに追いつけるようになった。

猫屋敷さんも同様で、プリキュアになれば犬飼さんと親密になれる。

ただこの思想はかなりネガティブに思えます。
「プリキュアだから一緒にいられる」はこれまでのシリーズでは否定的に扱われてきました。
それこそ初代の「プリキュアってだけで友達でも何でもない」にまで遡れる。

それならば、こむぎの「プリキュアになったから、いろはと一緒にいられる」も危険な香りがするかもしれない。
感動的な演出だったはずの「プリキュアだから手を繋げる」「一緒にいられる」が、急に怪しくなってきた。

これがどう転がるのか分かりませんが、「言葉を話せなくても、手を繋げなくても、私たちはずっと一緒(プリキュアでなくてもずっと一緒)」のような展開になるのかもしれない。
番組の発端は「ペットとお話しできたらいいな」でも、現実にはペットと会話できませんから、「話せないと分かり合えない」にはもっていかないはず。

また、仮にその展開なら大福たちが変身する可能性はかなり下がりそう。
言葉が話せない、プリキュアでもない、でもずっと一緒を具体的に提示する役目を果たせるので。

【犬組・猫組】
今回の話はとても面白くて愉快だったのですけど、ある意味「1回パス」みたいな回だったなとも。

猫屋敷さんの転入、学校の基本的な紹介、クラスメイトの顔見せ等々。いわば次回以降への説明回です。
そしてこむぎはといえば、町を彷徨っていただけで、ストーリー的には意味はなし。一度しか使えない飛び道具みたいな尺の埋め方をなされた。

察するにリリアンたちをまだ出せないのに、猫屋敷さんらは登場させないといけないので、悪く言うなら時間稼ぎに苦心されてるのかもしれない。
面白くないわけではないので批判するつもりは全くなく、むしろ上手く処理してて好き。
しかも結果的にというか必然的にというか、猫屋敷さんが「史上初」の称号を色々と獲得なさっていってる気がする。

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(第7話)わんだふるぷりきゅあ!「ふたりのフレンドリベラーレ!」感想

2024年03月20日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第7話)わんだふるぷりきゅあ!「ふたりのフレンドリベラーレ!」感想

こむぎさんが家出しました。史上初(?)家出して野宿したプリキュア。
「F」とかユニとか野宿してましたけど、喧嘩して飛び出してその辺の公園でとなると、彼女が犬じゃなかったらこの展開はできなかった。はず。

家出のきっかけはフレンドリータクトを使えなかったこと。役に立たず嫌われたこと。
だけど犬飼さんが直接そういったわけではない。だから兎山くんは対話を勧めた。言葉は自分の思いだけでなく、相手の思いも聞ける。

…のだけど、細かなトリックがある。
こむぎさんは「役に立たなかったから嫌われた」と思い、「犬飼さんはそう言ったのか?」と兎山くんから尋ねられた。
が、後の仲直りシーンでは役に立つ云々は話題に出ていません。若干似たことをやったハトプリ喧嘩回と違い、そこは明確にしていない。

フレンドリータクトを使えるようになったのも、犬飼さんとの会話の前です。
これでは「タクトを使えて役に立ったから認められた」と、こむぎさんが誤認する恐れもある。

じゃあ構成がおかしいのかというと、そうでもなく。
こむぎさんの「話し合いっていいね」とは、犬飼さんとではなく、兎山くんとの会話を指してるのかもしれない。
彼との会話を通じて、こむぎさんは自分の思いを言語化して考えた。
自分になかった発想を与えられ、自分の考えをまとめる。これが会話(および言語)の力。

これまでのプリキュアシリーズを思うと、「話を聞いて納得して終わり」はらしくないなと思っていたので、今回の展開はしっくりきた。
聞くことで自分の考えをまとめて行動に出た。だからタクトも応えた。
(なおハトプリの時も「聞く」より「発する」に重きを置いていた)

こむぎさんがタクトを使えなかった理由は、私が思うには「いろはと一緒にいる」に覚悟が足りなかったから。
世界を救うとかプリキュアの使命とかではなく、「いろはと一緒にいる」には怖いことや辛いこともある。それに向き合えるのか。
ただただ「楽しい楽しい」ではなく、きつい部分も覚悟した上での「一緒にいると楽しい」。そこが大事だったのかなと。

【猫組】
驚愕。猫屋敷さんは傷まみれだった。

第一に、明確に身体に美しくない要素を持つのはこれまでになかったように思う。
幼児体系とかは別次元の話で、彼女は顔も含めてあちこちに傷を負ってる。
今までも(特に体育会系の方は)生傷ぐらい当然あったと思いますが、日常的に怪我まみれだと明言されたのはなかった。
忠実に彼女のイラストを描くなら、拡大すると肌美人ではないのが正らしい。

そしてそれ以上にユキさんが強烈です。日常的に他者を加害するプリキュア(予定)が誕生した。
「こむぎの家出」と同様、動物だから許される設定ですが、人化した後はどうするんだろう?
そういえば、こむぎにも猫パンチしていました。

仮にユキさんがお姉さんキャラだと、気弱な猫屋敷さんをぶん殴る絵面はなかなかに激しい気がする。
妹キャラなら殴ってよいかといえば違いますが、もしかしたらユキさんは幼い感じの子なのかもしれない。

動物であることをフル活用しているようで、わんぷりさんの本気度が素晴らしい。

【兎組】
大福の口調が明かされました。「見た目のイメージと違う」は確実に仕込まれてると思っていたので、ある意味、予想通りだったのですが、こんなに早くカードを切ってくるとは思わなかった。やるなら変身時が一番インパクトはあったはず。

仮説1:よって大福は変身しない。
仮説2:口調以上の更なる一捻りがある。例えば「実は女の子」。
仮説3:変身時の衝撃を減らすため

仮説3について、小出しにしないと子供はパンクする恐れがあります。
「カワイイうさぎ」のイメージでいたのに、プリキュアになる激動の展開の上に口調がハードボイルドとなると、別人と認識したり、下手するとショックで大嫌いになりかねない。だから早めにイメージを合わせにきた。

しかし仮にそうなら、もっと致命的なイメージの齟齬になりえる性別を明らかにしないのは不可解です。
アニメ誌で「オス」と記載されていただけで、公式では何ともはっきりしません。

劇中でわざわざ「大福ちゃん」と呼ばせていますから、ごく自然に「大福は女の子」と認識している子供もそれなりにいるはず。
昨年のツバサくんの際に、公式サイドは「嫌われないように」「怖がられないように」意識したと述べています。
「女の子だと思っていたら男の子だった」の誤解を警戒しないのは不自然に思える。
しかも対策は簡単です。「大福くん」と呼ばせればよいだけ。それなのに「大福ちゃん」と呼んでいる。

一方、アニメ誌の記載は公式も認識しているでしょうから、誤報ならさっさと公式キャラ紹介に「メス」と追記すればいい。
そうしないということは、そのままオス。ではメスと勘違いする幼児のケアは考えないの?

等々。犬・猫とはまた違った形で兎要素を活用していて、先がとても気になります。

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(第6話)わんだふるぷりきゅあ!「こむぎ、いろはとケンカする」感想

2024年03月10日 | わんだふるぷりきゅあ!
猫屋敷さんが黙々と何かを作成なさり始めた。多分お返しのプレゼント。
一歩一歩に1話を費やしながらも、着実に前進していらっしゃる。
犬飼さんにたどり着くのが、一体いつのことになるかは分かりませんが。

■(第6話)わんだふるぷりきゅあ!「こむぎ、いろはとケンカする」感想

こむぎさんが拗ねました。支給された玩具が不良品だったので。
呼びかけても振り回してもうんともすんとも言わない。バンダイ様も酷なことをなさる。

現状では動作不良の原因は皆目不明。
ピンチにすら反応せず。挙句には消滅した時の絶望顔といったらもう。
こむぎさん本人にそれほど悪い点が見られないだけに、どうにもこうにも厳しいです。

例えば「世界を救う」的使命感は欠落している。が、プリキュアがそこを重視するとはちょっと思いづらい。
地球のため皆のため。それもいいけど忘れちゃいけないこと、あるんじゃないの?

少し話はそれますが、今のままだとこむぎさんは学校には通えない。
人の姿になってこれからはずっと一緒!と盛り上がってはいたものの、実際のところそれほど大きくは変わらないのかもしれない。
なまじ人の姿であるからこそ、「できないこと」「二人の違い」を突き付けられるようにも思う。

犬飼さんもおっしゃったように、言葉を話せるようになったことで、かえって分かり合えない部分も出てきた。
これまでも兎山くんや猫屋敷さん、メエメエ等、会話できるのに意思疎通がうまくいっていない描写が頻出しています。
言葉のせいで想いが伝わらない…というより、分かったつもりで勝手に思い込んでいた誤解が、言葉を使うことにより表面化したというべきか。

こむぎさんが置かれた状況は、かなりきつい。
思い出の品にして信頼の象徴のリードは、訳の分からん展開で失われ。代わりにやってきた玩具は自分だけ使えず。
更には百獣の王にビビッて、犬飼さんとの「一緒」を自ら放棄。挙句には危機にすら晒してしまった。

ここから家出をするのは極端な気もしますが、何せ犬です。
勝手なイメージでいうなら、犬はいかにも「役に立てなかった」を気にしそうに思う。ネコやウサギではこうはいかない。

次回でどうやって解決するのか、さっぱり分かりません。
「ないものはない」「分からないものは分からない」が事実その通りではあるのだけど、こむぎさんがこれを『理解』するとはどんな状況だろう?
うん、そうだね。リードはないもんね。分かった。…は何か違う気がする。

一方で「犬と人は違う」のも厳然たる事実です。犬が人と同じ生活をするのが幸せとも思えない。
同様に「親についていきたい子供」「姉と一緒にいたい妹」等にも置き換えられる。現実として、同じ行動は不可能です。

しかも最終的には(犬飼さんと同じように)タクトを使えるようになるんでしょうから、これまた難しい。
それとも「ワンダフルはタクトを使えない」で行くんだろうか?

怪しげな行動をするユキや大福といい、良い意味で不穏で先が楽しみです。

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(第5話)わんだふるぷりきゅあ!「つながるキズナ フレンドリータクト!」感想

2024年03月09日 | わんだふるぷりきゅあ!
犬組に玩具が追加されました。着々と体制が整っていく。
一方、猫屋敷さんは未だ屋敷内で悶々としていました。
もういっそ猫吸いしてるだけで1年過ごさないかしら。

■(第5話)わんだふるぷりきゅあ!「つながるキズナ フレンドリータクト!」感想

今年の主人公は飼い犬。
そう決まった時、おそらく最初に問題になったのは「首輪してリードしていいのか」だったと思います。
絵面として明らかにまずい。子供が真似したら致命的で、尊厳の他に、下手したら首が締まって死亡事故が起きます。
かといってリードなしでうろうろされても困る。

素人発想的には、もうこの1点の都合で「ペットを主人公にするのは止めよう」と判断してもおかしくないくらいの大問題。
ですので今回の話はとても綺麗だったと思う。

リードは束縛や主従関係ではなく、信頼の証。
犬はリード。人は手を繋ぐ。なぜなら手があるから。
こむぎさんの最初の流れにも沿ってる。

信頼の証だから、玩具にもなる。
落ちていくワンダフルさんを繋ぎ、救い上げる。

逆の視点でいえば、手を繋ぐのは信頼の証。そして安全のため。
手を繋ぐのを嫌がるお子様や子供用ハーネスを批判する人もいますが、リードと同じように「信頼」「安全」の意味がある。
リードをつける説明だけでなく、一周回ってお子様へのメッセージにもなっている。

これまでの5話。思い返してみれば「犬であるが故のデメリット」とそれへの対応が各所に見られます。
デザイン面でも、こむぎさんは首輪に見えづらい首輪をしているし、リードもハーネス形式。
ですが煩わしかったり、説明調で退屈ではなく、むしろとても面白いです。

おそらくは「『リード』を『手を繋ぐ』に喩えよう。そのために飼い犬を出そう」の流れではなく、「飼い犬を出そう。デメリットをどうしようか…」と悩んでの流れかと思います。
「デメリットがあるから無視しよう」「特徴に意味を持たせないことに、(その特徴持ちが自然に存在するという)意味が生まれる」のような逃げを打つのではなく、制約を昇華してお話作りに活用する。王道で見ていて気持ち良い。

今回の戦闘も同様。
仮に普段通りの格闘戦だと、「滑る氷上」「冷たい海水」とそこを舞台に「高速移動するペンギン」が上手く活かせません。
例えばDX3の海上戦を思い返すと、「水中では不利」なので苦戦はするものの「滑る」「冷たい」等はあまり関係なし。
見どころが違うので優劣の問題ではないのですが、「わんぷり」らしさが出ていて好き。

【ネコとウサギ】
脇の面々も頑張っていらっしゃる。

部屋で猫を吸ってるだけの猫屋敷さんも、「これからこの子が仲間になるんだろう」を示唆していて、目先の行動「プレゼントを返す」が提示されている。
犬組のふたりだけだと、最初から仲良しで(次回ケンカするようですが)「スイーツを作る」のような具体的な目的もなし。このままだと散歩してるだけの平坦な展開になりかねない。

視聴者的には「先が見えない」「退屈な展開が見える」のは結構なストレスなので、猫屋敷さん絡みのイベントの布石が置かれてるのは何気に重要だと思う。

ウサギ組はなかなかに謎です。大福がなぜか同行していない。
劇中のリアルでいえばウサギを連れ歩く方が不自然。とはいえアニメ的には顔を見せて印象を繋いだ方が良いように思う。それなのに、あえてしていないのなら何か理由があるはず。

例えば今回、犬飼さんは「こむぎと話せて嬉しい」と語っている。
兎山くんの反応としては「僕も大福と話したい」が自然な気がするのですが、出てきたのは犬飼さんへのアプローチです。いや男子中学生的にはそっちの方が大事なのは分かりますが。というか猛烈にアタックしてますね、兎山くん。
もしかしたらプリキュアシリーズ初(※)の、ちゃんとした彼氏・彼女関係が生まれるのかもしれない。デート回とかありそうでなかったし、それについていこうとする犬のこむぎとか、いかにも「犬」ならではのエピソードにもなりそう。

※美墨さんのような一時的なカップル、蒼乃さんのようなジョーク、最終局面でのお付き合い、非レギュラーキュア、妖精とのカップリング、匂わせ、オトナプリキュア等を除く。

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「episode23:星羅の覚醒」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年3月号)感想

2024年03月01日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode23:星羅の覚醒」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年3月号)感想


なかよし 2024年 3月号 [雑誌]

るちあ&るきあさんの両名は、あっさりと捕縛されてしまいました。
波音&リナさんが助けようとするもローランに通用せず。
歌えない面々はそもそも戦力外。

そこに更には星羅さんまで現れました。これ、詰んでるのでは。

ところが唐突に沙羅さんと思しき幻影が現れ、星羅が暴走。るきあさんを救い出しました。
ローランの叫びが物悲しい。「星羅!?なにをしている!?」
本当に何をなさってるんだ、星羅さん…。

星羅さんの突然の行動に、るきあさんも応えた。よくは分からないけど、真珠が共鳴している!
そしてセルフ海苔で変身なされた。るきあさんも何をなさってるんだ…。

一緒に唄おうと手を差し伸べるるきあさんに、星羅も感激しきり。
まぁそもそもグレた発端は、お姉さま方が話を聞いてくれない事でしたから、対等に接してくれるるきあさんに心を開くのは自然な流れなのかもしれない。

かくして響き渡る「オレンジパールボイス!」の死の宣告。
つくづく何がどうなって、どうしてこんなことになった。

ピンクとオレンジ人魚が揃って歌うは「Blue Resonance」。
るちあと海斗をイメージして作られた曲ですが、「aqua」の星羅のイメージにも合ってるように感じていたので、星羅が歌ってくれるこの展開は個人的にはかなり嬉しい。

こうしてローランは敗北しました。気の毒でならない。
ついさっきまで勝ち確定だったのに、何でこんなことに。

あと、いまだに捕まったままのるちあさんが愉快なことになっています。
つい忘れがちですが、るちあさんはアクアレジーナ様でもあるんですよね。
捕まったままで「わぁ娘がすごい!」みたいな顔してますけど、何をなさってるんですかね、この海の女神さまは…。

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