穴にハマったアリスたち

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(第26話)わんだふるぷりきゅあ!「暑すぎてヤバい!」感想

2024年07月29日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第26話)わんだふるぷりきゅあ!「暑すぎてヤバい!」感想

過去20年の歴史の中で、これほどまでに視聴者とシンクロしたサブタイはなかったかもしれない…。
20年後には「当時は暑かったんだよ」と笑い話になっていることを願う。「たかがあの程度で暑がってたんだよ…」にならないことを切に祈る。

敵の攻撃とか何とかではなく、ごく普通の自然現象というのが恐ろしい話ですが、そんな中、犬飼さんらは呑気にお散歩をされていました。2点気になった。

【犬とお散歩】
今や「暑い最中にペットを散歩に連れ出すな」は常識。しかしながら犬飼さんはお散歩されていました。
普通にありえない行動ですが、冒頭でこんなやり取りをしている。

犬飼さん:
「こむぎ、平気?暑くない?」
こむぎ:
「全然平気ワン!」
犬飼さん:
「でもまだ朝なのに暑すぎるよ…」
(中略)
こむぎ:
「もっともっとお散歩するワ~ン!」

犬飼さんはこむぎに確認しています。そして「全然平気」「もっとお散歩」と返ってきた。
したがって「熱中症の犬を引きずって散歩」とか「アスファルトで肉球が焼け爛れながら散歩」ではない。
彼女もちゃんと気にして安全確認を取っている。

また時間帯も「朝」です。
劇中が光り輝いているので昼近くにも見えますが、朝。
猫屋敷さんらが買い物に向かっていることから、合流した時点では8時~9時だと思われますので、冒頭は7時前後ぐらいでしょうか。
先の安全確認や「こむぎは人型になれる」こととも合わせると、そこまで滅茶苦茶なことはしていない…のかな。

ただし犬飼さんの判断は結果的に誤りです。
そもそも犬がどうこう以前に、彼女も熱中症になりかけている。肩出し、危険。帽子も被ろう。

ギャグ描写に真面目にツッコむのも野暮ではあるのですが、あえて踏み込むと犬飼さんが判断をミスったのは、こむぎが「平気だ」と言ったせいです。
現実であれば「ペットは言葉を話せないので、熱中症に気づかず危険」なのが、「なまじ言葉を話せるせいで判断を誤った」。

鏡石の逸話の「言葉を話せるようになったその先で、諍いが起きた」と通じるものがあるようにも思えます。
あの逸話(ひいては、わんぷり全体)がどのように着地するのかにもよりますが、今回のエピソードはこじつけられそうな気はする。

【子供とお散歩】
今回のエピソードは、お子様への注意喚起も兼ねてたように思う。というかそっちが本命じゃなかろうか。
ウサギを飼ってるご家庭は少ないのだから、本当に伝えたかったのは「暑すぎてやばいよ。子供も」だと思う。

前述の「本人が平気だと言ってもヤバイ」は子供相手だと頻繁に直面します。
子供の自主性は大事とはいえ、「外で遊びたいと言ったので遊びました。平気だと言ってました。熱中症で倒れました」では話にならない。

無駄に飛躍するなら「女の子だって暴れたい」にも関連する。
暴れたいのは分かるとしても、過度に危ないことはさせられないわけで、自主性と束縛の間で悩ましい。
「危ないからダメ」でも「リスク無視でどんどんやろう」でもなく、「外ではなく室内でお散歩」のように、できる安全処置は取るのが大事でお子様本人もそこは理解しよう…みたいなことにも繋がるかなと。

【それはそれとして】
以上、個人的には納得いくし、楽しい回でした。

…それは良いとして、犬飼さんが相変わらず謎です。

上記の通り、彼女の行動はそこまで変ではない。非難するのも気の毒だと思う。が、誤ったのも事実で良いところがありません。

動物の知識についても、海外の原書を呼んでる兎山くんに対し、ひらがな表紙の本をお勧めされる有様です。
あれ下手したら「舐めてんのか」と険悪になりかねない。何せ散歩中に避難してきた経緯もあるので、暗に「飼い主失格だよ」と言われたようにも取れてしまう。

戦闘でもバリアは役にたたんわ、手を滑らせて脱落するわで、露骨に戦力外です。
状況に上手く対応している猫組とはえらい違い。猫屋敷さん達、キラリンペンギンさんを鹵獲した時にはいなかったのに。捕まえたアニマルの特徴をちゃんと勉強してたんですね…。

あまりにも役に立ってないので、さすがに何か仕掛けは欲しい。

鏡石の逸話とオオカミさん等から、目指す方向性は何となくは見えるものの、それにどう犬飼さんらが乗ってくるのかが分かりません。
定番の「夢に向かって頑張る」に制約がある(何せ犬なので)からか、彼女たちの物語は始まってすぐに完結してしまってる。

敵の目的も不明なので、犬飼さん達は良くも悪くも部外者です。「敵」の存在を認識すらしておらず、「戦い」ではなく「迷い動物の保護」の意識のはず。
「〇〇を集められると××が復活して世界が滅ぶ!」みたいな筋立ては脳裏にないので、日常を繰り返すだけ。

わんぷりの特徴としてこのまま最後まで行くのか、途中でフェーズが変わるのか、はたまたどんでん返し的なトリックがあるのか。
現状は分かりませんが、犬飼さんの奇妙な振る舞いには、やっぱり何らかの仕掛けはあって欲しいなぁ…。

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(第25話)わんだふるぷりきゅあ!「夏だ! 海だ! 宿題だ!」感想

2024年07月27日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第25話)わんだふるぷりきゅあ!「夏だ! 海だ! 宿題だ!」感想

夏休みです。宿題です。賢明なるわんぷりさんは、夏休み突入早々にお勉強会を行い、自由課題にまで着手なされました。
犬や猫を抱えてるから、早めにやらないと終わらない。

自由課題のテーマはウミガメ。よし、悟くんを呼ぼう!そして水着に着替えよう!

…端的にいって、こんなムーブされたら勘違いするなという方が酷では。

犬飼さんも動物に詳しい方です。いや「詳しい」とは明言されてなかった気もしますが、動物好きの方です。
調べようと思えば本でもネットでも幾らでも調べられる。そもそもそれが自由課題の狙いですし。

しかしながら犬飼さん、即座に兎山くんを呼びだした。そして目の前で脱衣し、水着を見せつけた。何を…考えてるんだ…。

これはもう私の好みに基づく勝手な願望なのですが、「犬飼さんは兎山くんのことが好き」説を言い張りたい。
というか、そうとでも考えないと言動や描写の説明がつかない。

・「同じクラスになれたらいいね」や、山登り・海水浴に誘う等々、アニメ的鈍感&天然設定を横に置くなら、意中の男子にアタックしているようにしか見えない

・彼女自身も動物が好きで詳しいと思われるのに、しきりに兎山くんに頼っている。

・内心が不自然なまでに描写されていない。

・今回の目的はウミガメの観察なのに、クライマックスの産卵では雑談にかまけている。本命は別なのでは?

・こむぎの悩みだった「犬だから置いて行かれる」の先、「人化しても置いて行かれる(デートならお留守番)」はテーマ的に意味がありそう?

・「あなたの声を聞かせて」は告白待ちともとれる。ガルガルとの戦闘がそうであるように、積極的に自分から距離を詰めて「聞かせて?」をぶち込むのが犬飼さんの恋愛戦術なのかもしれない。

上記は「根拠」というより「そのままだと不自然だから何かあるのでは」といった感じなのですが、とにもかくにも何かは期待したい。

歴代のプリキュア娘は割とアグレッシブです。
速攻で告白にまで暴走した花咲さんを筆頭に、仲間内で作戦立てて臨んだ宇佐美さんとか。どちらも身内に裏切られてますけど。

下手に口をはさむと超絶地雷が炸裂する美墨さんとか。オトナプリキュアのせいでセンシティブになった日向さんとか。
回答保留の桃園さんとか。観劇者騒然の夢原さんの接吻とか。
イノセントな愛乃さんとか、玉砕を知りつつも覚悟を決めた輝木さんとか。はるはるは…軽々しく恋愛に紐づけるのは躊躇われるな。

振り返ってみると錚々たる経歴なので、犬飼さんも気合の一撃を決めて欲しい。

【蛇足】
ふと思ったことを書いてみる。

フレンディさんは現状、戦闘で役割がない。
動物の特性を指摘して作戦立案指揮をする知性担当で良さそうなのに、その役は兎山くんが担ってる。
兎山くんに役割を持たせるために、割を食っている…とも見えるのですが、逆に「フレンディに知性担当をさせられないので、兎山くんがいる」なのかもしれない。

プリキュアの原点は「女の子だって暴れたい」です。「女の子は大人しい。男の子は手がかかる」の偏見へのカウンターで、女の子だって『いい子』ばかりではなく、外で跳ね回って遊ぶのが好き。
このキャッチコピーの制約で、「大人しい」知性担当の女子プリキュアを作れないのかもしれない。

もちろん今までも、大人しい性格の知性派や防御担当の後衛プリキュアはいますが、わんぷりさんは戦闘を抑制している。
派手な戦闘+知性担当ならまだしも、戦闘が控えめ+知性担当のコンボだとマズいのかもしれない。いかにも「大人しくて優しい女の子が、動物さんを助けている」みたいに見えかねない。

フレンディは一応は主役ではなく脇役プリキュアですが、設定上そうなってるだけで、従来なら主人公のポジションです。
さすがにこのまま役割なしで終わるとは思いたくないので、何か仕掛けを仕込まれてると期待したいです。

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(第24話)わんだふるぷりきゅあ!「不思議すぎるたまご」感想

2024年07月18日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第24話)わんだふるぷりきゅあ!「不思議すぎるたまご」感想

ニコ様のたまごが沸いて出てきました。角が生えてる。勝手に人の部屋に移動してくる。不思議というよりはた迷惑な。

物語的には言ってしまえばそれだけで、とくには大きな動きはなし。
いやニコ様が出現したこと自体が大きな動きなのですけど、犬飼さんらの目的や行動は特には変わらない。
今までどおりに遭遇したガルガルを救済していくだけ。

総数がはっきりしていたキラリンアニマルと違い、ニコ様は何がどうなれば孵化するのかはっきりしません。物語としての動きが止まってしまった感。

前回、兎山くんはおっしゃった。今の関係性を続けたい。告白を急がず、今の生活を楽しもう。
「明日喧嘩するとしても、今日仲良くしないのは悲しい」にも通じる発想です。
これを作劇にも反映するのなら、しばらくは大きな動きのない日常回みたいなのが続くのかも。

鏡石の逸話をなぞるのであれば、言葉を話せるようになって、動物たちが集まってくるフェーズがある。
ガルガルから救済していく過程は、これに似ているといえば似ている。ゴリラさん、喋らないけど。

後に破綻する展開が来る(もしくはその危険に直面する)とは思うので、気持ちが急くのも本音ですが、今は目の前のこの時間を楽しむのが良いんだろうな。

【追記】
ニコ様のたまごが来たとはいえ、玩具が増えたわけでもないので、いまいち変化した感がないのかも。
即座に生まれてお世話を要求したアイちゃんを見習おう。

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(第23話)わんだふるぷりきゅあ!「願い事はワォ〜〜〜〜〜ン」感想

2024年07月14日 | ハグプリ最終回考察
■(第23話)わんだふるぷりきゅあ!「願い事はワォ〜〜〜〜〜ン」感想

キラリンアニマルさんが全員集まりました。おめでたい。
謎のオオカミも徐々に姿が見えてきて、次回からは大きくステージが変わりそう。
「鏡石へのお願い」を七夕に引っ掛けたりと、相変わらず構成が丁寧です。

それはいいとして、その割に犬飼さんが気がかりです。
冒頭からして大失態ですよ。こむぎさんが折角重要そうな夢を見て問いかけてるのに、「お祭りのことだね」と流して終わりです。いや犬飼さん視点では、重要度を察しろという方が無茶なんですが。

今作の「主役」はこむぎで、犬飼さんは補佐担当です。
ただ、なまじ主人公ポジションに見えるだけに、どうにもここまでの扱いに疑問がわく。

①お友達がいっぱい
犬飼さんは学校の人気者です。人気者なのだけど、こむぎさんと一緒にお散歩してれば満足の子なので、いまいち他の子との交流が目立たない。

今回、烏丸さんのお家が登場しましたが、犬飼さんはノーコメント。
兎山くんはここがご自宅と知らなかった(普通、同級生女子の住所を把握はしていない)。
じゃあ犬飼さんは知ってたんだろうか?

また、犬飼さんは烏丸さんのことを何て呼んでるんだろう?
以前の話を未確認で申し訳ないのですが、烏丸・蟹江・大隈さんらは名字しか公開されていませんから、呼んだとしても名字です。
猫屋敷さんと兎山くんのことは下の名前で呼んでいるので、微妙に距離を感じる。

尤も、逆で考えた方がいいのかもしれない。
クラスメイトと距離があるのではなく、兎山くんとの距離が近い。
気付くんだ兎山くん。犬飼さんはあなたのことを特別扱いしている…!

猫屋敷さんについては、引っ越したばかりで不安だろうからと、意図して普段と違う距離の詰め方をしたとかかしら。

②動物大好き
実際アニマルタウンの動物情報に詳しいので看板に偽りはない。
とはいえ如何せん兎山くんが解説役をしてくれてるので微妙に脇に回ってる。遠吠えの説明も、犬飼さんも本来できたはず。
兎山くんがしている動物説明が基本的で簡単なこと(子供番組の宿命)なもあって、それ犬飼さんがやればよいのでは?と気まずい感じ。

ただ、これも考え方が逆で「兎山くんの役割を意図的に作ってる」が正なのかもしれない。
犬飼さん的には兎山くんに一緒にいて欲しいので、説明役を任せている。
うんうん悟くんは頼りになるなぁと、にこにこ笑顔で顔を立ててる感じ。
実際、遠吠えの説明の時、すんごく優しい顔で兎山くんに振り向いています。

…上記ふたつを合わせると、犬飼さんって兎山くんと既に付き合ってる認識だったりしないかしら。鈍感で天然と言われるより、個人的には納得感ある。

テーマらしき「言葉と伝えること」にも重なっています。
告白しなくても想いは伝わる。あるいは、告白しないと自分の認識は伝わらない。

③戦闘
さして役に立っていません。
というか猫組が優秀すぎる。特にニャミーさん。毎回確実にヘルプキラリンアニマルして販促にも貢献。犬組とのこの差はなんだ。
実質2チーム体制なこともあって、あまりに露骨に差が開いてる。

これについては次回から戦闘環境が変わるはずで、そこで何か動くのかも。

【オオカミと絶滅】
キラリンアニマルを連想させる亡くなった動物を祀った像。
絶滅したオオカミと遠吠え。

個人的予想としては、死後の世界的な展開にはならないかなと。
死んでも存在が続くとなると、色々と厄介な問題が出てくる。
(ドキプリ映画やオアシスさん等、前例がないわけではない)

絶滅についても、そのまんまの動物愛護の方向ではなく、「明日喧嘩(絶滅)するとしても今日なかよくしない理由にはならない」関連と予想してみる。

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(第22話)わんだふるぷりきゅあ!「わんだふるご~!」感想

2024年07月06日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第22話)わんだふるぷりきゅあ!「わんだふるご~!」感想

かつてこれほどまでに情報量のないサブタイトルがあっただろうか…。

さっぱり分からぬそれは、ドッグスポーツで使う掛け声でした。
こむぎさんと犬飼さん、果敢にスポーツに挑戦し、楽しく汗を流し。
最初は指示を理解せぬこむぎさんでしたが、独自の掛け声でばっちりのコンビネーションを発揮し、対ガルガルにも役立てられました。

それはよいのですが、微妙に何かがややこしいな。

当たり前の事実として、こむぎさんは人語を解します。
アジリティよりも遥かに高難度の中等教育に励んでいらっしゃる。
では最初の体たらくはなんだったのか。

①実は指示を的確に理解していたが、ゲストお姉さんにバレないようにアホの子の演技をした。
②日常的に「わんだふる」以外の言葉をまともに理解していない。

①であって欲しいとは思うものの、それだと犬飼さんがアホの子になってしまう。
じゃあ②か。どうやって学校生活を乗り切ってるんだ。

クソ真面目に解釈するなら、こむぎさんは人語を耳で聞いて意味を翻訳して理解しているのではなく、概念として魂的なところで理解しているんでしょう。大福とのやり取りがそうだったように。

その理屈だと、最初に上手くいかなかったのは、犬飼さんが適切なイメージを抱けていなかったからで説明できる。
「とりあえずこの掛け声を言えばよい」で発したので、上手く翻訳置換されず、概念が伝わらなかった。
つまり言葉そのものが大事なのではなく、伝えたい何かがあることが大事なのだ、という流れ。

すんごい適当に書き進めてたのに、何となくそれっぽく着地した気がする。

【猫組】
睡眠攻撃を取得しました。基本的に接近してハグすれば勝ちのわんぷりバトルにおいては必殺。
キラリンキツネさんで有利な状況を作り、キラリンパンダさんで眠らせて、がっしりとハグ。恐るべきコンボ。

ニャミーさんの戦闘スタイルが今後どうなるのか疑念もありましたが、殴るまでもなく制圧できるようになったので、いい感じに有耶無耶になっていきそう。
まぁさすがに便利すぎるので、パンダさんの出番はこれが最後な気もしますが。



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「episode26:荒れる海」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年7月号)感想

2024年07月03日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode26:荒れる海」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年7月号)感想


なかよし 2024年7月号 [2024年6月3日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

るきあさん、セイレーンと交戦…!黒砂君を巡って!

るきあさん:
「彼はわたしの!!」
「変身っ」
「ピンクパールボイス!!」

セイレーン:
「このマーメイド、彼女きどりだわ」
「コドモのくせにナマイキなっ」
「セイレーンコーラス!!」

何の戦いなんだろう、これ。
とりあえず「彼女きどりだわ」はけだし名言。
実際、まだ正式に「彼女」ではないんだっけか。
この子らの距離感はよくわかんない。

マーメイドとセイレーン。一斉にお歌の構えに入り、先手を取ったのはセイレーン。
歌合戦は基本的にイニシアチブ勝負…なのですが、セイレーンのお歌はあっさりと無効化されました。
ヒトデさんが耳栓さんになってくれたからです。ヒトデさん自身がどうやってお歌に耐えたのかはわからない。

るきあさん:
「ふっふっふっ」
「あんたたちかくごしなさい」

バキリ、ボキリ。
拳を鳴らし、るきあさんが死の宣告をなさる。
お歌を唄うのに何故拳で威嚇するのかはわかりません。わからないことだらけだ。。

るきあさん:
「彼女ヅラじゃなくて」
「わたしは彼女なのっ」
「ぴちぴちボイスで怒りの横どり禁止ライブだよっ!!」

そうか、彼女さんだったのか。先ほどの謎が一つ解けた。
そして怒りに任せて熱唱されました。

セイレーン:
「い~や~!!」
「心がおだやかになってきちゃう」

恐ろしいことに、この怒りに満ち満ちたお歌の追加効果は「心が穏やかになる」のようです。
どういう歌い方をしたらそんな怪奇現象を引き起こされるのか、本当にわからない。

こうしてセイレーンを一掃し、目覚めた黒砂君と、壊れたヨットで例によって例の如くいちゃつかれました。

るきあさん:
(わたしの気持ちを見ぬくように)
(マーメイドのわたしのことも見ぬいてほしいな…なんてね♡)

そういえば、まだマーメイドのことは秘密のままでした。黒砂君が人間かどうか、まだ確証を持てていなかったのか。
彼の視点では、今はどんな状況なんだろう…?
あれだけ色んなことに巻き込まれてるのに、るきあさんのことはただの人間だと認識してるんだろうか。早く真相を教えてあげて欲しい…。

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