大晦日です。
そんなわけで、国民的歌番組を懐かしさに浸りながら満喫してみました。
■「きょうは一日 みんなのうた 三昧」(NHK FM:午前9:00-午後6:50)
「みんなのうた」全1,200曲の中から、約120曲を10時間に渡って放送です。
さすがはNHK。
自分たちに何を求められてるか、よく分かってる。
形式としては、放送年ごとに代表的な歌を放送。
一応、建前上はリクエストを受け付けてはいましたが、正直出来レースだった気がします。
最近の歌や、特定の歌手の組織票を勘定に入れなければ、定番どころは決まってるし。
「みんなのうた」というと、子供向けの童謡を連想する人もいるかと思いますが、あくまで『みんなの』うた。
「それは絶対、子供向けじゃない」頭のおかしい曲のほうが、むしろ多い印象です。
そんなわけで、せっかくなので幾つか紹介してみる。
・まっくら森の歌
「みんなのうた」を代表する曲。
そして、いたいけな子供にトラウマを植え付ける恐怖ソング。
別に、ホラーな内容を歌ってるわけではないはずなのに、無闇に不安を駆り立てます。特に3番。
『耳をすませば何もきこえず 時計を見ればさかさままわり』
『まっくら森は心の迷路 はやいはおそい まっくらクライクライ』
『どこにあるか みんな知ってる どこにあるか 誰も知らない』
『まっくら森はうごきつづける 近くて遠いまっくらクライクライ』
歌ってるのは谷山浩子さん。なんとなく、それだけで全てを物語ってる気がする。
・メトロポリタン美術館
「みんなのうた」を代表する曲その2。
そして、やっぱりいたいけな子供にトラウマを植え付ける恐怖ソング。
曲調はぎりぎり明るいと言えなくもないのに、最後の歌詞が全てを台無しにしています。
『大好きな絵の中に 閉じ込められた』
投げっぱなしにもほどがある。
・雨のちスペシャル
「みんなのうた」は5分枠。基本的に2曲構成。
ですが、稀に1曲で5分丸々使ったロングバージョンの歌が放送されます。
その先駆けとなったのが、この曲。
『晴れたら青空飛んでみよう 晴れたら虹を渡ってみよう』
『晴れたら翼が現れる 晴れたらそうよ何でもできる…!』
晴れたらそうよ何でもできる!
明日への希望に満ちた素敵なポジティブソングです。
…あることに気がつかなければ。
『でも今は雨降ってんだよね!』
歌ってるのは国府田マリ子さん。
昔、野外ライブを「雨天決行」の強行スケジュールで行ったことがあるのですが、ぜひ、土砂降りの雨の中、この「雨のちスペシャル」を熱唱して欲しかったです。
晴れたらそうよ何でもできる!!(ずぶ濡れになりながら絶叫)
・月のワルツ
比較的最近の曲です。
なんというか動画の勝利。ある意味、平成版「まっくら森の歌」なのかも。
最後まで真剣に聴いても、何を伝えたいのかがさっぱり分かりませんが、やたらに印象にだけは残ります。
・グラスホッパー物語
何が卑怯って、歌ってるのがノッポさん。
この人の半生を踏まえつつ、「できるかな」世代が聞くと異様な破壊力です。
てか、ちょっと泣けてきた。
お子様時代に、ブラウン管の向こうで活躍してた無音の魔法使い。
彼が「おじいちゃん」と呼ばれるようになってから、かつての子供たちに向けて歌う、この曲。
「ノッポさん」「ゴンタくん」と呼ばれて何かを思い出せる人には、強烈な説得力を持つ歌です。
・その他
歌手が有名どころだと、「恋するニワトリ」「潮騒のうた」「転校生は宇宙人」「恐怖の昼休み」「メッセージ・ソング」「ベストフレンド」「料理記念日」「メロンの切り目」「やさしさの玉手箱」「ひよこぶたのテーマPART2。」「サボテンがにくい」「しあわせのうた」等々。
個人的には、リアルタイムで一番見かけていたこともあり、「キャベツUFO」が結構好きです。
珍しく、誰も不幸にならない歌だしな!
逆に、登場人物全員が不幸になる「あいこでしょ」とか、聴き終わった後に後ろを振り返ることができなくなる「そっくりハウス」とかもお気に入り。
(なお蛇足ですが、「およげ!たいやきくん」「ホネホネロック」「SOSペンペンコンピューター」「いっぽんでもにんじん」「おっぱいがいっぱい」等は「みんなのうた」ではありません。
どういうわけか、誤認する人が結構いるようですが、上記の曲は「ひらけ!ポンキッキ」です。
カラーの違いが明確なので、分かってる人間からすれば「間違いようがないだろ」と思うのですが…。
…ついでに「ポンキッキ」最強の曲は「風の花束」だと信じてる)
割と嫌われることの多いNHKですが、個人的には放送局の中では一番好きです。
受信料も、この局になら払ってもいいと思えたり。
今日も、2006年最後にいい番組を見れたと満足しました。
…いまいち年内最後の記事としてはまとまりがないですが。来年もよろしくお願いいたします。
そんなわけで、国民的歌番組を懐かしさに浸りながら満喫してみました。
■「きょうは一日 みんなのうた 三昧」(NHK FM:午前9:00-午後6:50)
「みんなのうた」全1,200曲の中から、約120曲を10時間に渡って放送です。
さすがはNHK。
自分たちに何を求められてるか、よく分かってる。
形式としては、放送年ごとに代表的な歌を放送。
一応、建前上はリクエストを受け付けてはいましたが、正直出来レースだった気がします。
最近の歌や、特定の歌手の組織票を勘定に入れなければ、定番どころは決まってるし。
「みんなのうた」というと、子供向けの童謡を連想する人もいるかと思いますが、あくまで『みんなの』うた。
「それは絶対、子供向けじゃない」頭のおかしい曲のほうが、むしろ多い印象です。
そんなわけで、せっかくなので幾つか紹介してみる。
・まっくら森の歌
「みんなのうた」を代表する曲。
そして、いたいけな子供にトラウマを植え付ける恐怖ソング。
別に、ホラーな内容を歌ってるわけではないはずなのに、無闇に不安を駆り立てます。特に3番。
『耳をすませば何もきこえず 時計を見ればさかさままわり』
『まっくら森は心の迷路 はやいはおそい まっくらクライクライ』
『どこにあるか みんな知ってる どこにあるか 誰も知らない』
『まっくら森はうごきつづける 近くて遠いまっくらクライクライ』
歌ってるのは谷山浩子さん。なんとなく、それだけで全てを物語ってる気がする。
・メトロポリタン美術館
「みんなのうた」を代表する曲その2。
そして、やっぱりいたいけな子供にトラウマを植え付ける恐怖ソング。
曲調はぎりぎり明るいと言えなくもないのに、最後の歌詞が全てを台無しにしています。
『大好きな絵の中に 閉じ込められた』
投げっぱなしにもほどがある。
・雨のちスペシャル
「みんなのうた」は5分枠。基本的に2曲構成。
ですが、稀に1曲で5分丸々使ったロングバージョンの歌が放送されます。
その先駆けとなったのが、この曲。
『晴れたら青空飛んでみよう 晴れたら虹を渡ってみよう』
『晴れたら翼が現れる 晴れたらそうよ何でもできる…!』
晴れたらそうよ何でもできる!
明日への希望に満ちた素敵なポジティブソングです。
…あることに気がつかなければ。
『でも今は雨降ってんだよね!』
歌ってるのは国府田マリ子さん。
昔、野外ライブを「雨天決行」の強行スケジュールで行ったことがあるのですが、ぜひ、土砂降りの雨の中、この「雨のちスペシャル」を熱唱して欲しかったです。
晴れたらそうよ何でもできる!!(ずぶ濡れになりながら絶叫)
・月のワルツ
比較的最近の曲です。
なんというか動画の勝利。ある意味、平成版「まっくら森の歌」なのかも。
最後まで真剣に聴いても、何を伝えたいのかがさっぱり分かりませんが、やたらに印象にだけは残ります。
・グラスホッパー物語
何が卑怯って、歌ってるのがノッポさん。
この人の半生を踏まえつつ、「できるかな」世代が聞くと異様な破壊力です。
てか、ちょっと泣けてきた。
お子様時代に、ブラウン管の向こうで活躍してた無音の魔法使い。
彼が「おじいちゃん」と呼ばれるようになってから、かつての子供たちに向けて歌う、この曲。
「ノッポさん」「ゴンタくん」と呼ばれて何かを思い出せる人には、強烈な説得力を持つ歌です。
・その他
歌手が有名どころだと、「恋するニワトリ」「潮騒のうた」「転校生は宇宙人」「恐怖の昼休み」「メッセージ・ソング」「ベストフレンド」「料理記念日」「メロンの切り目」「やさしさの玉手箱」「ひよこぶたのテーマPART2。」「サボテンがにくい」「しあわせのうた」等々。
個人的には、リアルタイムで一番見かけていたこともあり、「キャベツUFO」が結構好きです。
珍しく、誰も不幸にならない歌だしな!
逆に、登場人物全員が不幸になる「あいこでしょ」とか、聴き終わった後に後ろを振り返ることができなくなる「そっくりハウス」とかもお気に入り。
(なお蛇足ですが、「およげ!たいやきくん」「ホネホネロック」「SOSペンペンコンピューター」「いっぽんでもにんじん」「おっぱいがいっぱい」等は「みんなのうた」ではありません。
どういうわけか、誤認する人が結構いるようですが、上記の曲は「ひらけ!ポンキッキ」です。
カラーの違いが明確なので、分かってる人間からすれば「間違いようがないだろ」と思うのですが…。
…ついでに「ポンキッキ」最強の曲は「風の花束」だと信じてる)
割と嫌われることの多いNHKですが、個人的には放送局の中では一番好きです。
受信料も、この局になら払ってもいいと思えたり。
今日も、2006年最後にいい番組を見れたと満足しました。
…いまいち年内最後の記事としてはまとまりがないですが。来年もよろしくお願いいたします。