穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

一言感想:週刊少年マガジン 「波打際のむろみさんのために買ってる」

2009年07月30日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
密かに「原潜」の存在と名前を知ってる むろみさんが賢いと思った。魚脳なのに。

■波打際のむろみさん #4「ワールドワイドのむろみさん」

人魚さんをこよなく愛する者の一人として、「むろみさん」の感想は書いていきたい。
だけどよく考えてみれば、投げっぱなしのショートギャグ漫画に感想も何もあったもんじゃない。
一体どうしたものかと思っていたのですが。

この漫画を描かれてる名島さんは何者ですか。
毎回毎回、よくもまぁこうも人魚さんのツボを抑えたお話を…。
「人魚さん」=「ただの化け魚」をよくご理解なさってます。
人が魚化してるんじゃない。人風味な上半身の魚なんだ。
ある種の「人魚あるあるネタ」の漫画なわけですが、そんな分野が成り立つことに脅威。ああ人魚さん、海流気にするよねーとか。あるある。

暗黙のネタも押さえてきますね。
人魚さんが喉乾いてて困ってたり(水の中なのに)、人魚仲間と酒を飲んだり(水の中なのに)。
人魚さんにしか分からない謎の文化がそこにある。

微妙にエロスな場面が多いのは、初回のアンケートでそれを希望した方が多かったのでしょうか。
うろこ引きちぎってる姿は相変わらずモゾモゾしますし、携帯ストラップの魚具合も色気に満ちておられます。
何か気が付いたら、作者さんの術中に完全にハマってるような…。

あと初回のセンターカラーはやっぱりミスだったようです。
人魚さんと「放送事故」は切っても切れない関係らしい。
ホラー映画の撮影中の怪談ネタのように、その内浸透するのかもしれない。人魚をネタにすると、「放送事故」が起きる。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ずっとハッピー 今さらだけど

2009年07月29日 | きらりん☆レボリューション
【オリコン】“けいおん!”の放課後ティータイム、アニメキャラとして史上初の1位

(引用)
 人気TVアニメ『けいおん!』(TBS系)に登場する5人組バンド・放課後ティータイムによる2枚組ミニアルバム『放課後ティータイム』が6.7万枚を売上げ、8/3付週間アルバムランキングのの(※原文ママ)首位に初登場した。アニメキャラクター名義で発売された作品の1位獲得は、シングル、アルバムを通じて史上初。同アニメは今年6月に放送を終了したが、今月21日には新作番外編の制作が公式ホームページで発表されるなど、いまだ高い人気を誇っている。
(引用終わり)

おめでたいことです。
歌を愛する者の一人として、この快挙を喜びたい。
しかしそれよりも何よりも、それに続く一文が気になります。

(引用)
 これまでアニメキャラクターとしては、『きらりん☆レボリューション』に登場の月島きらり(久住小春(モーニング娘。))【※1】、『らき☆すた』に登場の「泉こなた,柊かがみ,柊つかさ,高良みゆき」【※2】、『けいおん!』に登場の「桜高軽音部」【※3】、秋山澪(日笠陽子)【※4】の計4組がシングルで記録した2位が最高位だった。

(中略)

◆記事中のタイトル名は【※1】「ハッピー☆彡」(2007年5月発売)、【※2】「もってけ!セーラーふく」(2007年5月発売)、【※3】「Don’t say “lazy”」(2009年4月発売)、【※4】「「けいおん!」イメージソング 秋山澪(Heart Goes Boo m!!)」(2009年6月発売)
(引用終わり)

また神か。きらりさんの残した爪痕は深く長い…。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ちゃお」感想 2009年8月号 【色々新連載】

2009年07月28日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
もうじき9月号が出ますが、感想を書いていなかったので。

(表紙煽りより)
 「人気も!売りあげも!」
 「No.1 夏祭り!!」

人気はまだしも、売上を強調するあたりが強気で好きです。「ちゃお」さんはクール。

■クルモテガールズコンテスト!

委員長さんの新ゲーム。稼動日は7月15日だそうなので、既に動いてるんでしょうか。
ゲーム画面が掲載されていますが、異様にクオリティが高いです。
さすが、めちゃくちゃにおモテになる委員長。きらりさんシステムが着実にバージョンアップされていく。

■ぐぐっと極上!!めちゃモテ委員長 れんさい第9回

委員長さん、過去の悪行がたたって拉致られてしまいました。
がんじがらめに拘束された挙句、どこぞのライブハウスに連れ込まれ。
大ピンチです。

野郎ども:
 「今日はたっぷり中学の時の恨みはらさせてもらうぜ」
 「さあ!オレたちに土下座してあやまりなっ」
 「それがイヤなら1発ずつなぐらせてもらうぜ!!」

あんたら…。
めちゃくちゃにおモテになる委員長さんを連れ込んでおいて、要求がそれですか。
がっかりです。

中学時代の彼女は凶暴で名を馳せておられたので、彼らはもはやそういう対象として見れないのかもしれません。
恐ろしい話です。
そして恐ろしい話の通り、委員長さんはがんじがらめの縄を引きちぎり、数十人を叩き伏せて自力脱出なさいました。つくづく恐ろしい話だ。

そんな彼女に恐れをなしたのか、意中の人・東條くんがいきなり告白してきました。委員長さんしてやったり。
早速OKの返事を出して、晴れて本懐を達しました。
思えば長かった…。自分から告白したら負けみたいだから、相手に告白させようと誘惑し続けて幾年月。…勝った!

…話が終わってしまったのですが、これからどうする気なのだろう。

なお今月のめちゃモテ講座は虫さされ対策でした。
「私としたことが虫さされが!」「あとが残るから予防しなきゃ!」などとおっしゃっておられます。
しかし今回の委員長さん、素肌を縄で縛られてたりします。
虫さされよりそっちの跡を気にするべきだと思うのですが、彼女の強靭なお肌はその程度のことでは痛まないらしい。
むしろそんな彼女の肌を刺すことに成功した虫を讃えるべきなのかもしれない。

■世界制服☆ハニー 第1話「あいらです。よろしくっ!」

新連載。ヒロイン様が「世界中の制服を着たい」などと、大変正しい思想をお持ちなのが好感度高いです。
よくある展開の「無駄に可愛いヒロイン様がクールな男の子に惚れる」お話ですが、第1話にして秒で告っておられた。
きらりさんや委員長さんが年単位で悩んでいたことをいきなりクリア。

■くるるんっ☆りえるチェンジ!

「きらりん☆レボリューション」の中原杏さんの新連載、の予告。
4ページだけですが導入部が公開されています。
予告編を掲載されるとは、「ちゃお」さんを支えた神なだけあって扱いが違う。

(予告のあらすじ紹介より)
 「どーしても片思いのカレと同じ学校に行きたい!」
 「そんなりえるの願いをかなえるのは…!!?」

異世界のカレと同じ舞台を目指す…という「きらレボ」と同フォーマットを採用されたようです。
同じく謎の生き物も登場する模様。
きらりさんで培われたノウハウがそのまま転用されている気配がする。

連載開始は9月号から。
同号から「メイドじゃないもん!」が再開するのも楽しみです。
あと「ちゃお」のヒロイン様は高いところから落っこちすぎだと思った。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プリキュアさんスタンプラリー:2009年 西武線スマイルスタンプラリー その2

2009年07月27日 | プリキュア雑談・総合
前回の苦い敗北の後始末をしてきました。

(前回までのお話)

西武鉄道さんのスタンプラリー、残すところは所沢・西武球場前・西武園遊園地の3か所。
さっくり行ってきましょう。
自転車で。

【8駅目:所沢(桃園ラブ)15:00着】



前回のリタイア地、所沢。
1週間ぶりに戻ってきました。
どうやって戻ってきたかは、相変わらず黙っていよう。

言えない。西武さん以外の交通手段にまた金を使ったなんて、桃園さんの前では言えない。



所沢のスタンプは改札口の外にあります。フレンドリーですね。
スタンプラリーにエントリーするにあたり、一日フリーパスを購入するのですが、私は日をまたいでしまっています。
当然失効しているので、構内に入ることができません。電車が嫌で自転車を選択した私ですが、今や法的に電車を利用できない。

ですから改札の外に設置してあるのは大助かり。
愛しの桃園さんにさくっとスタンプを貰い、ほくほく気分。
いそいそと次の駅を目指そうとしたところ、むんずと襟首を掴まれました。

桃園さん:
 「……お金、払ってないよネ?」

ひぃ!
でも前回ちゃんとエントリー代金は払ってるんです。
ここのスタンプさんは改札口の外にあるんです。
キセルその他の違法行為をした覚えはないし、スタンプラリーのルールにも抵触してないんです。
だから何も悪いことなんて…

桃園さん:
 「………………そっか」

う!
ず、ずるい…。
そんな寂しげな目をして「そっか。あたしにはお金出せないんだ。そうだよねロースペックだもんネ」みたいな顔するのは、ずるい。

これが美翔さんだった日には、ぷるぷる震えながら憎々しげな目線をぶつけてきてくれます。癒しの一時です。
これが檸檬さんだった日には、「この屑め!」と如実に訴えてくる素敵な営業スマイルをしてくれます。癒しの一時です。
これが夢原さんだった日には、そもそも会話をする前に殴り倒してくれます。幸福ではないが、不幸を感じる余裕もない。

でも桃園さんの場合、「悲しげに訴えかけてくる」とかいう酷い攻撃をしてくる気がする。
これだから天使キュアは…。
何も悪いことはしていない。していないはずなのに、この罪悪感は何。ここで悲しげな桃園さんを置いていったら、失ってはいけない何かを失う気がする…。

仕方がないので140円払って入場券を買い、改札を入ってすぐに出て、それから所沢を後にしました。
ドブ捨て以外の何物でもないですが、でもいいの。
これで魂の価値を買えたと思えば安いものです。ちゃんと胸を張って次の駅を目指そう。

【9駅目:西武球場前(シフォン)15:45】



どこかの球団さんの本拠地駅。
所沢からの道のりは素晴らしく分かりやすかったです。
しかも走ってて楽しいコースでした。前回、ここまで辿り着いてれば素敵だったのに…。



以前にも野球観戦に来たことがありますが、何の意味もなく来たのは当然ながら初めて。
堂々たる球場に胸が高鳴ります。
いっそスタンプも、球場内の左中間あたりに設置して欲しい。



スタンプはがっちり駅構内に。
仕方がありません。また無駄に入場券を買わないといけません。
貴重な140円が…。

【10所目:西武園遊園地(キュアパッション)16:15】

球場から遊園地までは特急で約6分だそうです。
結構な距離がある。
でも自転車で走るのは素晴らしく楽でした。

何せこの区間には多摩自転車道が走っている。
偉大なる交通の大静脈・自転車道ですよ。
これは楽だ。道が分かりやすいうえに、湖のほとりなので適度に涼やか。安心して加速もできる。

そんなわけで一瞬でつきました。思えば所沢から数えて1時間半足らず。全行程で7時間程度。
スタンプラリーの開催時間が10時から16時半までなので、頑張れば一日で全部回りきれそうです。
嗚呼、もっとちゃんと計画してれば…。



西武遊園地駅。気のせいか、寂れておられる。

この最果ての地に派遣されてるのは赤いプリキュアことイースさん。
もうすっかりプリキュア気取りです。
ですが私は忘れない。彼女のイース時代の痛い過去を。

所沢と西武球場前駅ではスタンプのために無駄に入場料を支払ってきましたが、イースさん相手なら踏み倒しても罪悪感がわきません。
何か文句を言われそうになっても「昔悪いことしてたよね!それなのに何その態度!反省してるんならスタンプくらいいいじゃない!」と喚きたてれば、俯きながら無料でスタンプしてくれそうです。
よし、その路線で強気に乗り込んでみよう。もう無駄に140円払うのは嫌なんです。



…ここだけは、駅ではなく遊園地の中にスタンプが設置されてた。

駅構内どころの騒ぎではありません。銃を持ったいかつい警備員さんが、がっちり入口をガードしておられる。桃園さん…。またこういう真似を…。

性質の悪いクレーマ(例:私)がイースさんに絡むことを見越して、警備の厳重な西武園に彼女を派遣したんでしょう。
「せつなは集客力あるから、西武園さんでどっしり構えててヨー」とか適当なことを言いながら。
照れながらイースさんが去った後、「さて、と」とばかりに警備員さんに連絡し、この警戒態勢をとったに違いありません。腹立たしい。

やむをえず、入園料1,000円を払って園内へ。あこぎな御商売をなされるものです。
(※本来ならばスタンプラリーの1日フリーパスで遊園地にも無料で入園できます。どこかの誰かみたいに、失効してなければ)

…て、入園料が1,000円。
スタンプラリーの参加費は900円です。おかしいな。だったら所沢で再エントリーしていれば、途中の入場料も含めてお得だったのでは。
嗚呼、また桃園さんが「だから電車に乗れば良かったのにネ」な顔して微笑んでおられる。



さすが豪華。スタンプの横に特設ステージが設けられてた。
ちょうど回ってた女児様たちが、楽しげにはしゃいで写真を撮られていたのが印象的でした。
あらまあ。あんなに気合い入れたポーズ取って。しかも多くの子供さんたちが。

邪魔にならないように視界の外で時間を潰してから、最後のスタンプさんをゲット。



賞品もゲット。

余談ですが、賞品引換のお兄さんはやたらにフレンドリーな方でした。
「ちゃんと5つスタンプ集めましたか?」「うお、全部揃ってるじゃないですか!」みたいな会話された。
呆れたというより素直に感嘆してくれただけのようですが、このスタンプを集めるために支払った総カロリーは、お兄さんの想像を越えていると思う。

その他にプリキュアグッズのガチャガチャ販売も行われていました。
今や希少価値の高い夢原さんシリーズも置いてある。
せっかくなので桃園さんの新しいやつを1回やってみた。



ッ4人目…!

そろそろ赤キュアさんにも慣れたいものです。



以上でスタンプ計10個、全て終了。
道に迷いさえしなければ、自転車で十分に回れる印象でした。
ちょっときつめのサイクリングと思えば、悪くはないコースかもしれない。



最後に。せっかく遊園地に来たのでジェットコースターに乗ってみた。
きゃー!わきゃーきゃー!
楽しかったです。そしてコースター上で戦ってた桃園さんは化け物だと思った。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フレッシュプリキュア! 第25話「イース対パッション!?私は生まれ変わる!!」

2009年07月26日 | フレッシュプリキュア!感想
先週の放送の後、親戚の娘から「彼氏できたよ」メールが届きました。
パッションハープの添付画像付きで。
幸せが吹き荒れているのは大変よくわかります。プリキュア文法としても間違ってない。
でも育て方は間違った。

■フレッシュプリキュア! 第25話「イース対パッション!?私は生まれ変わる!!」

全国各地に惨劇をもたらしたハピネスハリケーンもようやく落ち着きを見せてきました。
しかしながらその中心地にいるイースさんは、台風の目もなんのその。
いまだ幸せの暴風雨に身を委ねておられました。



なんて笑顔だ。しかもウキウキ走りですよ。
イースさんが堕落なされてる!
あの歪んだ笑顔の可愛い彼女は、一体どこへ…。

しかしハピネスも長続きはしない。
砂上の楼閣は脆くも崩れ去りました。
ふとした偶然で、イースさんは過去の過ちと対面してしまいました。



そこにいたのはかつて蹴り倒したお子様&犬。
びきり。
やっちまった過去を目の当たりにし、お嬢さんの笑顔も凍りつく。



犬も不信感丸出しです。ばうばうばう。

少年:
 「ラッキー、お姉ちゃんのこと気に入ったみたい」

ひぃ!駄犬だ!ご主人様の敵も分からんのか。

なし崩しに誤魔化しおおせたイースさん。
何やら物凄い笑顔と困惑をごちゃ混ぜにしながら遊び倒してみます。
なんかもう色んなものがハリケーン。あぶぶぶ。私は…、私はどうすれば…。

そこにニヤニヤしながら現れたのはサウラーさん。
へぇ、そんな顔もできるんだ。
視聴者の心を代弁してくれます。イースさんたら、そんな顔するんだわはぁ。ニヤニヤニヤニヤ。

ラビリンスの皆さまからすれば、イースさんの狂想は見てられません。
幸せだなんて…。つい先日まで「虫唾が走る…ッ!」とか言ってたのに…。
そんな病んだ健全なお嬢さんに戻っていただくべく、サウラーさんはナケワメーケを召喚。



イース?さん:
 「我が名はイース…!」

嗚呼、自己紹介だ…。

素晴らしい再現度です。そっくり。
客観的に見ると、いかに当時の自分が痛かったかよく分かります。
イースさんももう泣きたい。私は何であんな自己紹介を嬉々として…。



イース?さん:
 「我が名はイース…」「我が名はイース」「我が名はイース…!」

やかましい。
もうそれは分かったからと言わんばかりにパッションさんも憤り。
全く、私は何であんなに自己紹介ばかり…。

サウラーさんは相手の弱みを突くのがお得意な人。
「せつなお姉さんの正体はイースだ」とバラすことの方がダメージは大きそうなものですが、あえてそこはスルー。
執拗なまでに自己紹介を繰り返させます。「我が名はイース」「我が名はイース」。
そういえば彼は自己紹介、拒否したんですよね…。
同じラビリンス勤めにしか分からないトラウマがそこにある。

赤キュアさん:
 「キュアパッションが…!」
 「キュアパッションが、守る!」 



フキアレーヨがナケワメーケを打ち滅ぼす。
自己紹介の癖が抜けきっていないところが悲劇ですが、過去を振り払うべくバンク発動。
年甲斐もなく、ぐるぐる回ってごりごり踊る格好いいバンクです。
このはじけぶりを、また将来恥ずかしく思い返す日が来ないことを願うばかりです。



お嬢さんは赤面キャラとして名を成すのかもしれない。


(左画像)
フレッシュプリキュア! ふんわりキュアフレンズ キュアパッション

(右画像)
フレッシュプリキュア! キュアドール!キュアパッション


「一番格好いい赤いプリキュア」ことイースさん、ああ見えて気合いの入ったお体ですね…。
メビウス総統がイース服を着せたがったのも分かります。
やっぱ彼女の「せつな服」は全部捨てて、「イース服」を支給すべきなんだ。

それと彼女のことを「赤キュア」と呼ぶのに抵抗感があったのですが、ご本人様が「赤が好き」とお認めになられ、劇中でも「赤い」と認定されたので、遠慮なく呼ぶことにします。赤キュア!赤キュア!

【今週の元同僚】



ウエスターさん:
 「何を考えているんだ、イースは…!」
 「その上、もうイースではないなどと言いやがって」

家出したイースさんにウエスターさんも居ても立っても居られない。

しかしこの熱血ぶり、ラビリンスは本当に管理国家なんだろうか。
イースさんの回想に出てくるモノトーンの人々と、愉快なラビリンス幹部のイメージが全く結びつきません。
単に彼女が友達いなかっただけであって、実際は結構、和気あいあいとやってんじゃなかろうか。

【今週の桃っぽい人】



寝巻きな桃園さん。
4人目が大賑わいですが、私はやっぱり桃園さんを推したい。
可愛いですよね。相変わらずブッキーさんみたいで。

【今週のメルマガ担当】

毎回日曜日になると送られてくるプリキュアメルマガ、今日の担当は桃園さんでした。

桃園さん:
 「心を痛めるせつなを助けたいけど、自分の中にあるイースの影は自分で消すしかない!」
 「だからあたしたち、せつなを静かに見守ることにしたんだけど、サウラーが

何か凄い勢いでブチ切れておられる。
「あの馬鹿が…!」的と言いますか…。
ちょっとツボに入った。

【来週の桃っぽい人】

桃園さん:
 「夏だ!海だ!ダンス合宿ダ!」
イースさん:
 「ごめん、私、ダンスはできないわ…」
桃園さん:
 「次回!フレッシュプリキュア!」



桃園さん:
 「4つのハート!私も踊りたい!!」
イースさん:
 「ッ!?」

ひ、ひどい。イースさんのか細い抗議を完全無視。
踊りたいんだよね!ね!!
ハピネス漬けのイースさんも、ぼちぼち友情という名の暴力に気がつき始めるのかもしれない。

あと突っ込んだら負けな気もするのですが、



桃園さん:
 「前売り券好評発売中!」
 「もぎたてフレッシュバッグがもらえるよ!」

『もぎたてフレッシュバッグ』って何だろう…。
そんな堂々と謎のバッグを誇らしげに宣伝して…。
このところの凶行を見ていると、桃園さんが腹黒く思えて仕方ありません。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しゅごキャラ!!どきっ 第93話「ほしな歌唄、未来への飛翔!」

2009年07月25日 | しゅごキャラ!
【今週の格差】



チケットを見るに、また天使モードですね、歌のお姉さん…。
イルの姐さんがいつグレるか心配です。
私はエル派ですけれど。

■しゅごキャラ!!どきっ 第93話「ほしな歌唄、未来への飛翔!」

みんなの憧れ・歌のお姉さんが単独ライブを開くことになりました。
イースター社を逃亡しての極貧生活も何のその。
いつか来る再起の日に向けて、下げたくもない頭を下げ、作りたくもない笑顔を作り、耐えに耐えた甲斐がありました。



可愛らしい笑顔のお姉さんが健気。
今にして思えば、何もイースターを脱出しなくても、歌いながら社内を練り歩いて壊滅させれば済むだけだった気もしますが、とにもかくにも今日は単独ライブ。
気合も入ります。お姉さんは勿論のこと、三条姉さんや天使娘に悪魔娘も気合十分です。



エル:
 「今日のコンサートは絶対に成功させたいんです!」

毎回同じ事を言ってます。天使娘はいつでも全力投球。

だけどそんな時に限って余計な人たちもやってくる。



イースターの社員さん:
 「でもこんなところにそんな電力は…」
 「…ん?コンサート?」

愚かな…。
その行き先にいるのは、かつてブラックダイヤモンド作戦を立案・実行したお姉さんですよ。
彼女が歌うだけで、周囲の人間がバタバタと倒れていく歩く×たま製造器ですよ。
ライブの邪魔をしようなんてことがお姉さんにバレた日には…。
椅子に縛られて延々お姉さんの歌を聴かせる刑に処せられてしまいます。心に、心に×がつく…!

地獄絵図を避けるため、日奈森さんたちがご出陣。例によって、お姉さんには隠したままで。 



あいかわらず統一感のない人たちだ。
そしてあっさりと敗退なされた。
日奈森さんたら総力戦に近い面子をさりげなく揃えてるのに…。

エル:
 「やっぱり歌唄ちゃんじゃないとダメなんです…」

頼りにならない小娘どもに、天使娘も絶句。
今回の敵さんは機動力満点、攻撃バリエーション豊富、数多し。
男に溺れてる日奈森さんでは話になりません。

見てられなくなった天使娘、早速お姉さんにチクります。
エルは素直でフリーダムをモットーとする偉い子。
天使の囁きにお姉さんの眉もピクリと上がる。あの娘ら、また私に黙って…!

けれどライブの開始までには時間がありません。

三条姉さん:
 「コンサート開始まで、あと5分しかないわ」



三条姉さん:
 「…でも貴女ならそれだけあれば十分じゃない?」

5分。それすなわち、1曲歌って帰って来れる時間とほぼ同じ。
行って一発歌ってこい。それで勝てる。
三条さんの暗黙のガッツポーズが格好いいです。



振り降ろされる天使の歌声。
広域攻撃のお歌の前に、機動力だのバリエーションだの数だの関係ない。
全部まとめて一斉浄化。まさに圧倒的。



お姉さんのキラキラ具合の前では、日奈森さんも煤けて見えます。
いや別に誰の前でも煤けて見えるのですが、とにかく煤けてる。
かくしてお姉さんのライブは始まり、新曲も無事に公開されました。



…×たまの発生しないお姉さんのライブなんて!


(画像未定)(左画像)
テレビアニメ しゅごキャラ!! (仮)しゅごキャラ! キャラクターソングコレクション2
新曲「太陽が似合うよ」搭載

(右画像)
テレビアニメ しゅごキャラ! しゅごキャラ!キャラクターソングアルバム ベスト!
「HeartfulSong」搭載


【今週の裏切り】



お姉さん:
 「一体どうなってるの?あんたを信頼してイクトのことを任せたのに」
 「あれ以来、全く音沙汰がないじゃない」

その相談の後、思いっきり同棲同衾して飼育プレイした挙句、正式彼氏と修羅場りました。
相談の後というか、相談を受けたその最中からそんな感じでした。
でもそんなこと、一切しゃべりません。全部秘密です。日奈森さんの悪女レベルがまた上がった。

【今週の裏切り2】



お姉さん:
 「信じてるわ。友達だもんね」

その日奈森さんはとうの昔に裏切った挙句、「もう時効!」の態度を貫いておられます。
日奈森さんも赦免の気配ににっこり。それなのに信じてるお姉さん…。
赤貧生活が長すぎて、彼女の警戒心が鈍ってる。

【今週の裏切り3】



Aチェア様:
 「でも空海」
 「今日が歌唄ちゃんのコンサートだってよく知ってたね…?」

Aチェア様が敏感に反応なされる。
前回のお話でも空海くんと仲良くホットラインを形成されてましたし、この二人はなかなかに仲良しさんだと思うのに…。
影でそんなお姉さんにコナかけてたなんて…。

ただでさえディアベイビーはセラフィックチャームの完全下位互換で頭が上がらないというのに、結木さんが報われません。

【今週の忠誠心】



偉い子だ。なりきりは正義。

【今週のコスプレ】



青:
 「人を集めるにはまず気を引くのが…」

どう考えてもキャラなり能力を駆使しまくった方が効果高そうです。
歌のお姉さんの売り出したいイメージと無関係なコスを選択するなんて、嫌がらせ以外のなんでもありません。
やんわりと「やめようね」と諭した三条さんは大人です。

【今週のコスプレ2】



黒服っぽい格好に戻ってくれたのは嬉しい限りですが、背景に映ってる衣装の数々は何なんでしょう。
お姉さんたら、一人セーラームーン全コスプレとかにご挑戦される気だったんでしょうか。
苦労のしすぎで迷走しておられるのかもしれない。

【今週のキラキラ】



ライブを盛り上げようと余計なことする日奈森さんたち。
しかしこんなときに一番役立つと思われるキラキラ能力のダイヤ娘は、それでも頑なに殻から出てこられません。
その内バロットになるんじゃなかろうか。

【来週の切り札】



ッ!!
なんか変な生着物が映ってる!!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しゅごキャラ!!どきっ 第92話「クールに決めろ!ビートジャンパー!」

2009年07月24日 | しゅごキャラ!
1週遅れてしまったので手短に。

■しゅごキャラ!!どきっ 第92話「クールに決めろ!ビートジャンパー!」

前回しゅごキャラが生まれてしまった藤咲さん、誕生したしゅごキャラのせいで苦労していました。
何か大事な枷が外れてしまいスポーツ部を荒しまくった挙句、学園アイドル様の日奈森さんとも大接触。
リズムくんは日奈森さんの無軌道キャラどもと同傾向。これは困る。



藤咲さん:
 「ややちゃんとりまちゃんは音の出所を探して!」

今回の戦闘。
捕縛能力を持つ2人を対人戦闘に割り振った彼は、やっぱりさりげなくできる人。
それだけに「考えずに動け」のリズム能力はピンとこないのですが、「持ってない能力」という意味では正しいのかもしれませんが…。
これが私だったなら、考えずに動くと「じゃあ私と結木さんで音の出所を…」「今日も私と結木さんで…」「今回も二手に別れよう。まず私と結木さんのチームで…」と常にAチェア様と連帯行動を取ってしまいそう。
やっぱり理性的に考えるって大事だと思うんだ。



あと赤可愛いですね。脈絡なく出てくるあたりが、特に。

冷静になって考えてみると、キャラなりできようができまいが、×たまをどうにかできるのは日奈森さんだけ。
相手が殴り倒しても構わないナゾたまならまだしも、壊しちゃダメの×たまでは…。
王子の余裕はそこから来ているのかもしれない。


(左画像)
しゅごキャラ! ノリノリ! キャラなリズム♪

(右画像)
ユージン SRDX しゅごキャラ! 日奈森あむ&アミュレットクローバー (予約6月発売予定)


【今週の原作回帰】



ついに登場、謎のたいやき少年。
名前が出た瞬間にネタバレになる困った子。
その内どこかのクイーンの弟分になるんだ。



そして相手が幼子であっても誘惑にかかる日奈森さんは、少しばかり性に貪欲すぎる。

【今週の春の終わり】



密かにハーレム状態だったのかキング。
微妙に羨ましいような羨ましくないような面子ですが、栄華が崩れたことが気の毒です。
あと私はエル姉さんやダイヤ娘がいれば満足なので、この娘らには関与しないでおこう。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一言感想:週刊少年マガジン 「やっぱり波打際のむろみさん」

2009年07月23日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■波打際のむろみさん #3「生存競争とむろみさん」

「むろみさん」目当てで「サンデー」から「マガジン」に乗り換えて2週目。
今週もやっぱり「むろみさん」は頭がおかしいです。
この作者さんは何者ですか。どうしてこうも人魚さんのツボを押さえてますか。

ただのサカナ以外の何者でもない むろみさんが色気に溢れています。
やっぱり三枚下ろしプレイはデフォですよね。猫やカモメに怯えてこそ人魚さんですね。巻末には「ピッチピチ」なんて不穏当な単語まで。
もう劣欲が止まらない。

ただ一つ納得がいかないのが、何故にむろみさんにはヘソがありますか。
奴らは卵で増える下等生物だというのに。
好意的に察するに、あの窪み状のヘソらしきものは擬態なのでしょう。化け魚め…!

あと巻頭のヒロインキャラによるグラビア企画に、むろみさんも呼んであげてください。
水着に着替えてもらってもありがたみが欠片もない。
それが人魚さんの素晴らしさ。

■めだかボックス

他誌ですが「水」つながりで。
クラブ対抗の水中競技大会が開催されているのですが、ちょっと突っ込みたい。
「あくまで漫画上の演出であり、現実に即す必要はない」ということは承知の上で。

まず先週号にて、「息を吐きだして浮力を捨てることにより、通常よりも早く潜水する」行為が「危険を顧みない捨て身技」と称されていました。
実際はこれ、泳ぐ人なら普通にやってます。
多分、泳ぎが苦手という人はここを勘違いしてるんじゃなかろうか。
泳ぐときは、息を吐きながらの方が泳ぎやすいんですよ。
浮力による抵抗を減らすのと、吐かないと息継ぎできないという単純な理由で。

私も潜水50メートルくらいは問題なくできてたのですが、その際は肺は空にして泳いでました。
もちろん特に危険というほどのこともでない。逆に肺に空気入ってたら無駄な労力がいるので無理。
(ついでに、これくらいは「普通」であって自慢になるほどのレベルでもない)

今週号では「水中二人三脚の競技で、走らずに泳ぐ」というのが大技扱いされてました。
学生時代、休日ともなれば一日12時間以上、足のつかないプールに浮かんでいた私らとしては、それくらいはやっぱり普通です。
両手足が使えない程度で溺れてどうする。…というか、「走る」方が難易度高い気がする。

全般に「水中でやるというだけで、陸上と変わらない」という説明もなされてましたけど、こと水中戦に関しては陸上生物は話になりません。
バスケが上手い人は、サッカーや野球もそこそこ出来るものですが、水の中は別世界。
私の場合は逆に水の中の方に慣れ過ぎて、陸上で足を踏ん張りながら遠投するよりも、水に浮かびながらの方が遠くまで投げられる体になってた。

そしてそんなんだから、人魚さんに対し羨望の感情を、海洋性ほ乳類に対し恐怖の感情を植え付けられたんだと思う。
水中であんな高機動するの無理だから。なまじ水中生活してただけにリアルに悟れてしまう。
ライオンに襲われても、まぁ普通に喰われるでしょうけれど、一矢報いることくらいは期待できるかもしれない。でも水中でイルカに襲われたら一方的に嬲り殺しですよ。おぞましい…!

とりあえず突っ込まないと座りが悪かったので書いてみた。
念のため補足すると、「めだかボックス」さん自体は好きです。
「ジャンプ」さんには珍しい方向性だと思うだけに、頑張って欲しいです。

■蛇足

「溺れる」とかのワードを使ったので、余計なことも書いてみる。
基本的にはある程度の泳力がある人間なら、服を着たままだろうが足がつろうが両手を縛られていようが、通常は溺れません。だから「泳力がある」というわけですし。
ただし、湖や池で泳ぐ時だけは注意が必要です。

海と違い、湖や池は周囲から隔離されているため水の対流が起きづらく、水温が場所によって大きく異なります。
そのため生ぬるい水の中を泳いでいたと思ったら、突然に冷水の領域に突っ込んだりする。
そうすると急激な温度変化に筋肉や血管が収束し、最悪の場合、いきなり心停止します。風呂上りに冷水ぶっかけられるようなもの。

こうなるともう泳ぎの上手い下手とは無関係に、一発で溺れます。
傍で見てる分には何の危険もなさそうなところで、いきなり溺れるわけだから結構な怪奇。
これが河童を初めとした淡水系の妖怪の正体の一つだったりする。「水に引きずりこむ」妖怪の多くが淡水系なのもこのせい。

意外と知られていないことのようなので、念のため。
リアルに命に直結することなので、洒落になりません。
季節柄、泳ぎに行く人も多いと思いますのでご参考までに。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ディケイド蛇足:ルーシーモードモンゴメリもハピネスハリケーンの悪夢を見てる

2009年07月23日 | アニメ・日曜朝 感想その他
数時間の差で早い者勝ちした。わぁい。

メタ解釈的「仮面ライダーディケイド」(ランゲージダイアリーさん)

読んで感じたことを私も書いてみる。

「ディケイド」さんにはメタ的側面を非常に強く感じます。
劇中で語られてることが、自分らの今の環境とひどくマッチするような気がするんですよ。
音也父さんの「このシリーズが最高なんだ!見ろ!」という押し付けも、鳴滝さんの「原典を一切汚すな変えるな続編もリメイクも認めん」も、長期シリーズものではよく見かけるもの。

そういう自分にとって大事な番組があること自体は良いことなんですけど、大事に思うあまり批判のための批判をするの良くないなぁと。
批判もテンプレ化して来ていて、酷いのになると「見るまでもなく駄作」「明らかにつまらない」「批判は作品のためだ。無条件で受け入れろ」等も珍しくありません。
逆に批判以外の感想もテンプレ化してしまって、コンテンツを物凄い勢いで食いつぶしていってる面もありますし。

で、最近はネットを見ててもそういったシリーズ毎の対立や批判・テンプレに辟易し始めてる人が増えて、反動が来てるように感じます。
そのタイミングで「ディケイド」のこの展開は絶妙だなと、勝手に感動してしまってる。
やっぱバンダイ様や東映様は凄いや。

私の場合「555」に一番思い入れがあって、単純なストーリー上の面白さ等々とは違う部分に格納されてます。
「ディケイド」の影響で、「555」劇場版を初めて見た時のことを思い出しましたけれど、熱かったなぁ…。
クソ暑い夏休み中に、自転車こいで映画館まで見に行って、感動したんで友人に連絡とって呼びつけて、そのまま2周目を見ました。
そういう思い出が「帰る場所」「原典」としてあるもんだから、ストーリーが変わったとか設定変更されたとか役者が違うとか、そんなもんではブレないです。
大喜びして受け入れられる。

ついでに書くと、その時の友人とは毎年ライダー映画を見に行くのが恒例行事になってます。
ちょうど盆の時期だし、プチ同窓会。
多分今年も行く。今の30代前後の層だと、こういう人も多いと思うんですよ。
私みたいなのの他にも、学生の頃に「ライダー」を見てて今はお子さんと見てる人とか。
「10年に一度のお祭り企画」ってのは、単に10周年という以外にも、こういうタイミング的な部分も大きいんじゃなかろうか。

ニチアサさん他、週末朝アニメが他コンテンツと比べて圧倒的に優位なことに、放送曜日と1年シリーズということがあるように思う。
繰り返しになりますけど、もはやお話それ自体だけでなく、見ていた当時の思い出とリンクしてる。
「週末の朝」なんてその時々の生活を如実に映します。嗚呼、そう言えばこの回の頃、休日出勤してたなぁとか。この回の後、どこそこに出かけたなぁとか。
1年できっちり区切りもつくので、益々その影響が顕著。例えば「ケロロ軍曹」も10周年ですが、あちらさんは毎年それほど内容が変わらないので、あまりこういう懐かしさ的なものがありません。
(逆に変わらない安心感という強みを持つので、総合的にどちらが優秀かということでもないですが)

前に「何でもディケイド化できる」「でも思い出や原典がある限り、破壊ではない」と書いたものの、こういうバックボーンがないと逆にディケイド化もできない気がする。
「ディケイド」がただのパロディではなく「ディケイド」として成立するための必須要件は、「テーマを抽出している」ことにあると思ってます。
取りたててテーマも何もない短期消費型のコンテンツだと、これが出来ない。
ということは定義から言って、「ディケイド」化できる話は決して「ディケイド」化によって「破壊」されないってことになるのかも。

で、もう一つ↓を読んで思った関係があるんだかないんだかなこと。

少女創作の二作目~ルイザ・メイ・オルコットはハピネスハリケーンの夢を見たか?~

私は「赤毛のアン」がベースの人なのでそれ基準で書くと、真面目に言って「プリキュア」さんは100年後には「赤毛のアン」と似たような立場にいるんじゃないかと思う。
たかがアニメで…という声もあるかもしれませんが、それを言ったら「赤毛のアン」もただの娯楽小説です。
別に御大層な文学小説として書かれたわけではない、ただのお遊びコンテンツ。それが今日までこうして残っているのだから、「プリキュア」さんだってそうなっておかしくないと思うんだ。

それと「赤毛のアン」も結構なシリーズが出ていて、シリーズ毎にファンの対立があったりします。
対立というか、第1巻「赤毛のアン」が強すぎてそれ以降の巻を蛇足と呼ぶ人が少なくない感じですけれど。
「好きなキャラは?」「マリラ!ブライスの方の!」が持ちネタの私としては肩身が狭い。

「赤毛のアン」は(事実上公式の)劇場版も作られました。
主演のミーガンさんは3000人のオーディションを文字通り血肉を削って生き残り、アン・シャーリーとしてしばらく生活して心身ともに改造しきった後に撮影開始という病的な苦行をする羽目に。
それくらい「原作」が重要視されてました。
ちなみに映画の続編は、何を間違ったかほとんどオリジナル展開に走ってしまい、各方面からバッシングの嵐。
原作に準拠してるかどうか以前に、色々問題のある映画ではありましたが、ファンの原作に対する拘りは半端じゃない。

何が言いたいかといえば、「赤毛のアン」時代から人気が出ればシリーズ化されてたし、そうなると各シリーズにコアなファンもつく。
迂闊に改編やメディア化するとオールドファンが大騒ぎするのも昔から同じ。
特に「公式」でそれをやることに拒否反応を示す人はかなり多い。「非公式」ならば「赤毛のアン」ミュージカル等々、幾らでもありますけれどね。
「同人誌は認める(というか気にしない)けど、公式での改編は不可」というのと同じ心理だと思う。

それを踏まえると、改めて「公式」で改編をやってる「ディケイド」は思い切ったことをしたなぁと。
大げさに言えば神話の時代からシリーズコンテンツは存在するわけですけど、その時代から今日にいたるまでこの手法は実行されてないんじゃなかろうか。
まぁグリム童話や太古の歴史書等々はそんなノリな気がしないでもないですけど、「原典」が公開情報の状態でやったのはなかなかない気がする。

ところでテーマさえ抜き出せば「ディケイド」になるのだから、「赤毛のアン」や「若草物語」でも「ディケイド」はできますね。

ディケイド姉:
 「…想像に浸る毎日は、現実から目を逸らしているだけなのかもしれない」
 「でも人はそうやって、辛い日々に小さな幸せを見出していくことができる」
 「そして曲がり角の向こうの景色を見るために、力強く歩いていくのよ!」
 「まだ失敗のない今日と明日を信じてね!」

 がしゃこん!

 『Rider of Arts ... Century!』

 ジャーラララジャーラララッジャーラララッジャーラララ、ラララッ♪


…しまった。また世界が浸食された。おのれ世界の破壊者め!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2009年07月22日

2009年07月22日 | 王様の耳はロバの耳
小学生の頃から多少なりと意識していたこの日。
2009年07月22日。
今日は皆既日食の日です。

本日をもって文明が滅び、天変地異が巻き起こり、数千年に一度の夜が来る、そんな日。
折しも本日は曇天模様でしたが、おかげで逆に肉眼で観測することができました。
曇っていたことが吉だったような凶だったような。

ご多分にもれずにその時刻、仕事中ではありましたが、うちの課員は軒並み仕事を放棄し外にさまよい出て空を仰いでいました。
ついでに言うなら、仕事の同僚の1割が日食を見るために有給休暇を取得し、仕事先のお客さんの1割が同じく有給休暇を取得していました。
大らかな業界です。基本的に私は仕事が嫌いな子ですが、もしかしたら良い職場で働いているのかもしれない。

欠けた太陽を肉眼で見たのは初めてでした。
本当に異様なほど綺麗にくっきり欠けていた。
これは確かに、狂乱する人々が出るのも無理はないなぁ。

この日付を意識したのは20年も前のこと。
こうしてこういう形で迎えるとは、当時の自分は思いもしませんでした。
もっそり欠けてる太陽を見ながら、何かをしんみり思って見た。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする