穴にハマったアリスたち

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波打際のむろみさん 第5話「ツインマウンテンとむろみさん」

2013年05月05日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
大事な回なので、感想を。

■波打際のむろみさん 第5話「ツインマウンテンとむろみさん」

人魚さんの魅力は何か。

わざわざ「人魚」に焦点を当ててるのですから、魚な下半身であることは間違いありません。
そう、つまりは尾鰭です。
立派な立派な尾鰭こそが、人魚さんの魅力を決めるのです。



良い尾鰭ですね。

有名なデンマークの人魚像は、足の大半が人間の造形をしています。
なんでも「モデルの足が綺麗だったから、魚じゃなくした」とか。
訳が分からんにも程がある。そんなんだから、世界三大がっかりとか言われるんだ。



ご参考までに、立派な尾鰭の一例。

何が良いって、「人が魚スーツを着ている」のではない縮尺感ですね。
海中生物はでかいんです。
無駄にでかい下半身こそ、人魚さんの人魚さんたる魅力を引き立てる。



そんな魚美学をよく理解している富士さん。

富士さん的には、お胸が大きく大変に邪魔なのが悩み。
卵生のこの下等生物的には、胸など何の役にも立ちません。
いたずらに水抵抗を増やして何が楽しいのか。

人魚さんの魅力は下半身ですが、「あまりに無意味」であるが故に、お胸も大変に気になります。
生物進化的に何の意味もないというか、単なる擬態というか…。
まぁそれを言うなら、人型の上半身自体が、巨大な肉腫瘍ではあるのですが。。


(左画像)
七つの海よりキミの海【初回限定盤】

(右画像)
波打際のむろみさん(1) (少年マガジンコミックス)


人魚さんのもうひとつの魅力は『歌』。聖歌隊の3匹の登場を願います。
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波打際のむろみさん 第1話「瀬戸際のむろみさん」

2013年04月07日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
私たちの憧れ、全人類の心のうるおい、お歌は正義!でおなじみの人魚さん。
マガジンで絶賛連載中の「波打際のむろみさん」のアニメがついに始まりました。
短期連載の頃からアンケートを送り、それ以来「むろみさん」のために「マガジン」を購入し続けてきた身としては感慨深いです。やったぁ!



■波打際のむろみさん 第1話「瀬戸際のむろみさん」



たっくん:
 「人魚だよな。尾びれはボロボロだけど」

人魚さんの魅力と言えば尾びれ。
よくあるダメな人魚さんの絵は、尾びれが小さいんですよね。
ココ、すごい大事。
人魚さんを「人間と同じ感覚」で書くと、下半身のバランスがおかしなことになるんです。
人魚さんはサカナであることを理解しているかどうかがここで分かる。

そんな尾びれに初手で言及。
今回は出てきませんでしたが、「何故ボロボロなのか」もちゃんとキャラ背景がある。
大変に良く分かっているキャラ設定で大変に嬉しい。



宿敵・鳥。

サカナとは意思疎通できそうな気がしますが、鳥とは分かりあえる気がしません。
(ちなみに「ピーターラビット」でも、鳥は物凄い不気味な存在として描かれてる)
「魚の方が進化的に遠いのにどうしてだ」と思っていましたが、よくよく考えれば鳥の方が遠いんですよね。
曾爺さんの方が、従兄弟の従兄弟より近い的意味で。



宿敵・猫。
ヒエラルキー最下層なお魚さんは可愛いですね。

現地人ではないので方言の自然さは分かりませんが、声担当の田村ゆかりさんは福岡出身。
声質的にもイメージに近かったし、なかなか良い感じ。

短編ギャグものなので感想を書き続けるかは微妙ですが、楽しく視聴できそうです。


(左画像)
七つの海よりキミの海【初回限定盤】

(右画像)
波打際のむろみさん(1) (少年マガジンコミックス)


最近好きなのは聖歌隊の3匹です。アニメに出てくれるんだろうか。
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「魔法少女まどか☆マギカ」から学んだこと

2012年11月02日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
前回の記事で「まどかさんの願った奇跡は微妙に納得いかないが、あの状況では最善手だったのかもしれない」と書きました。
ですが微妙に納得いかないものはいかないので、ではどうすれば良かったのかを黙々と考えてみた。
私らも、いつ何時「猿の手」や魔法のランプを拾うか分かりませんし。備えあれば憂いなし。

でも考えを巡らせてみたら、意外と応用ききそうな気がしてきたので、記事にしてみる。

【情報を得る】

まどかさんとさやかさんは、二人同時に魔法少女のスカウトを受けました。
これは結構な幸運だったと思われます。
劇中では「魔法少女は孤独だ」と強調されているので、通常は二人同時に奇跡を打てる状況にはないんでしょう。

この状況下で、一人が願うべき奇跡は決まってます。
「3つの願い」系の場合も同様。
初手で希望するのは、「あなたの持つ情報を、希望する時に希望する形式で過不足なく取得できるようにして欲しい」、これのはず。

奇跡を叶えるテクノロジーを理解できれば自力で量産できるかもしれないし、何よりルールも分からないまま、こんな危険なゲームには参加できません。
正真正銘、1つしか願いをかけられない状況ならば悩みますが、そうでなければまず情報を得て安全確認。
仮に1つしか無理でも消去法でこれしかないんじゃないかな。

【コストを踏み倒す】

まどかさんの選択した奇跡「魔法少女が魔女になる時、そうする代わりに墓地に送る」が秀逸なのは、魔法少女になることのデメリットである「魔女になってしまう」を、自力で解消しているところ。
いわゆる自己完結しているクリーチャーです。これは強い。

この発想はあちこちで使えるはず。
単純な例でいえば、「金を払う」(デメリット)ことで「商品を入手」(メリット)するが、その手に入れた商品が金を生み出す代物であれば、デメリットは相殺できます。
キュゥべえが盛んに「奇跡には対価が必要」と言っていましたが、そんな対価は踏み倒そう。

【再利用可能にする】

さやかさんは「恭介の手を治す」を願い事にしました。
御本人も自覚していらっしゃる通り、大変に愚かだった。
願うべきは「治癒能力を得る」だった。
1回しか叶えられない願いなんだから、繰り返し利用できるものにしておかないと損すぎます。

(案外マミさんは、逆の意味で、そういう形式で願ったんじゃないかと、ちょっと思ってみる。
 「これから先、死ぬほどの苦しみを受けないようにしてくれ」みたいな、そういうの。
 おかげで一定ラインを越えたダメージを受けると、自壊なさるようになってしまったとか。
 ていうかマミさんの場合、瀕死の傷は魔法少女になりさえすれば(奇跡とは無関係に)回復するのだから、「傷の回復」を奇跡に使ったのだとしたら、あまりにも虚しすぎる…)

【転用可能にする】

マミさんはさやかさんにおっしゃった。目的が何なのか明確にしておきなさいと。
全くです。
手を癒すことは手段に過ぎず、本来は「バイオリンが弾けるようになること」が目的だったはず。

従って賭ける願いは癒しに拘る理由はなかった。
「対象を望む時間の状態に戻す能力」でも用は足りていました。
これなら応用範囲がぐっと広がります。もしかしたら魔女化対策の切り札になっていたかもしれないくらい。

「手が使えなくても、手が使えるのと同等以上の効果を発揮できる道具を作る能力」とかもアリですね。
足や口で弾けるようなバイオリンとか。これなら他にも様々な形で活かせる。さやかさんが貢献したことも、不自然なく伝えられる。
(恭介くんにとって「バイオリンを弾く」ことの拘りが、どのような形かにもよりますが)

【リソースを増やす】

まどかさんの場合、さやかさんと二人で発揮するような願いの仕方で問題なかったし、もっと言えば他にも魔法少女を増やすことを考えても良かった。
数が増えれば、魔法少女のデメリットである「孤独」を解消でき、戦闘の生存率も上げられます。
魔女化してしまう件は、増えた奇跡で対処すればいい。

願いの回数を増やすことを考えた時、「私の願いを無限に叶えろ」よりも「願いを行う人を増やせ」系の方が有効と思われます。
何らかの罠にかかって、身動きとれなくなったときに助かる可能性が上がるから。
こういう「願い事」の話は、大概は悪意のある曲解や揚げ足取りで破綻しますし。

例えばほむらさんとか、さりげなく詰んでた可能性がありそう。
あの方の願いは「まどかとの出会いをやり直す」なので、願ったのと同じ時間に到達すると、本人の意思はどうあれ強制的に巻き戻されてたんじゃないかなと。
たまたまワルプルギスの夜戦の後、「時間を戻す」と意識していたから破綻に気づかなかっただけで、仮に戦勝して満足しても、やっぱり時間の先には進めなかったとか。

この解釈なら、ほむらさんだけ何度も「出会いをやり直す」奇跡を使用できた説明がつきます。
本人は「やり直す能力」を得たつもりになってたけど、実際はやり直しのタイミングで、「やり直したい」と思わされてただけ。
ワルプルギスの夜に勝てない理由も、ついでに説明できる。

【まとめ】

といったわけで、根っこをちゃんと押さえておけば、もっと楽な道があったと思います。
謎生物が「判断ミスを騙したと言われても困る」と宣ったのも、むしろ共感できる。
まどかさん達は、あまりに考えがなさすぎた。

何より致命的なのは、お互いにすら相談しなかったことですね。
制作者様が意図したかどうかは別として、結果として「まどか」さんは、「大事な選択を一人に任せてはいけない」お話になってるように思える。
「もうあの子も大人なのだから、信じて任せる」が、実は間違いなんだというような。

生憎、魔法少女になるような機会は当分訪れる気がしませんが、仕事や買い物等々、様々な「契約」の場面はあるわけで。
まどかさんの陥った展開は、お金や時間を使う際に、何を基準に考えれば良いかの参考になるような気がします。
上に列挙したような事柄を意識して、謎生物に嘲笑われないようにしたいと思う。
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感想:劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語&[後編] 永遠の物語

2012年10月30日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
大幅に出遅れつつも、DVD版と劇場版を見てみました。
なお、ゲームや漫画等々は未チェックなので、見当違いなことを書いててもご容赦ください。

■劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語
■劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語

一応、おおまかな設定。

民間人には不可視の「魔女」なる災厄存在がいる世界。
謎生物・キュゥべえにスカウトされた娘さん達は、なんでも叶う奇跡1個と引き換えに、「魔法少女」となって魔女と戦います。
が、「魔法少女」と言えば響きはいいけれど、とどのつまり人外になり果てて命がけで延々と惨たらしく戦うだけ。

戦っていれば普通に戦死する子も出てくるし、よしんば勝っても誰からも評価されない。
「魔法少女」としての肉体を維持するには、「魔女」を倒して維持アイテムを得ないといけないので逃げることもできず。
おまけに維持アイテムがなくなったり、絶望しきってしまったりしたら、自分自身が「魔女」に変貌してしまう。

この一連のシステムは、謎生物どもが謎エネルギーを採取するために構築したもの。
ヒロインのまどかさん達もこのシステムに巻き込まれ、それはそれは苦労する羽目に。
うっかり奇跡を願い、うっかり「魔法少女」様になってしまった娘さん達の行方や如何に。

【感想】

本放送時に1話は見たのですが、何となく続きは見てなかった。
それを後悔するくらいに面白かったです。

使われてるギミック自体は、割と昔からあるものだと思う。
一例を挙げれば、ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」。
「願いが叶う」を餌に引き寄せられた子たちが、安易にヒーローになったものの、先人の辿った悲惨な状況に絶望し、多大な苦悩の果てに、友を犠牲にして解決するお話。
その他、探せば似た構成のお話は無数にあるはず。
魔法少女の反転や過酷な戦闘等々も、そこかしこで見かけます。

ですが、それらをきっちりまとめて、ちゃんと話が始まって、ちゃんと終わる形に構成したのは凄い。
全12話しかないことも逆手にとって上手く使ってるし(「変身するのは最終話」なんて構成を、全50話のシリーズでやったらさすがに間が持たない)、ビジュアルノベル得意のトリック(繰り返すごとに真相が見えてくるとか)も活かされてる。
音楽や映像の「はったり」(良い意味で)も、かなり効果的。

「昔からあるギミック」とは書いたものの、ではこれを20年前に出来たか?というと無理だったはず。
一つ一つは、いわば「お約束」な要素なのだけど、それが「お約束」になったからこそ作れた話だったというか。
自分たちの得意分野に持ち込んで、視聴者のニーズも読み切った上で、綺麗にまとめきったような、そんな印象。
一種の「魔法少女物の集大成」と言ってよいようなパワーを感じた番組でした。

【感想2】

考察の類は1年以上前から沢山されているとは思いますが、疑問に思った事を一つ。

まどかさんが選択した願い「全ての魔女を消す」は、初めよく理解できなかった。
そもそも彼女たちを追い詰めていたのは、「いつか魔女化してしまうこと」ではなかったはず。
事実、さやかちゃんさんが絶望したのは魔女化とは関係ないし、マミさんにいたってはそれ以前の問題です。
これらの問題が何も解決していない。
確かに状況は改善はしていますが、せっかく掛け値なしに「なんでも」叶う状況だったのに、無駄使いにも程がある。

そんな感じで首を傾げていたのですが、傾げている内に、まどかさんの置かれた状況を考えると、あれが最良だったのかもしれないと思えてきた。

(1)
前提として、「願いが叶う」とは言ってるものの、実際はかなり曖昧です。
例えば、ほむらさんは「まどかとの出会いをやり直す」と「まどかを守れる自分になりたい」と、さりげなく2つ願い事をしてる。
で、後者は実現していないところを見ると、さりげなく却下されてる。

前者も実際に叶ったのは「まどかとの出会いをやり直すことが可能な能力を得る」であって、「やり直す」ではありませんでした。
この二つは決定的に違います。
さやかさんのお願いは「恭介の手を治すこと」だったと思われますが、「手が治る」と「手を治す能力を得る」は全く違う。
まぁ案外、キュゥべえらが説明を省略しただけで、奇跡は全て「○○する」ではなく「○○する能力を得る」として実現してたのかもしれませんけれど。
仮に杏子さんに彼の手を潰されても、実は何度でも簡単に治癒できたとか。

要するに、願いがどんな形式で叶うのか、詳細はよく分かっていません。
従って妙に複雑な条件や表現に走ると、想定外の変な叶い方をしてしまいかねない。
つまり、出来るだけシンプルな表現で、別解釈のしようのない願いにしないと危なすぎる。

(2)
じゃあ単純明快に「皆が幸せになる」とか願えばいいかというと、そうもいかない。
杏子さんの事例で判明しているように、下手に感情や行動を操作する願いは危険すぎる。
(まどかさんは、直接には杏子さんの一件を知りませんが)

「魔法少女システムをなかったことにする」も選べない。
文明がこのシステムで成立してきたことは事実だし、エントロピーの問題もあります。
何より希望の象徴を否定してしまっては、まどかさんの主張がブレる。

「魔法少女は絶望しない」も精神を操作するので、上述の通り不可。
システム面に着目して「ソウルジェムに穢れが溜まらない」と願えばOKそうですが、これはこれで不死になってしまいそうで怖い。
(まどかさんは「魔法少女はソウルジェムを破壊されない限り無敵だ」と説明を受けてる)

(3)
しかももう一つの前提として、まどかさんは奇跡コストの踏み逃げを狙う必要があった。
でかい願いを叶えると、反動ででかい呪いがまき散らされるので、これを自己完結して防ぐ願いにしないといけない。
難しいです、これ。悩み始めると、確かに「魔女を消す」が最善手な気がしてくる。

魔女に反転した際に発するエネルギーを回収しないとヤバイ、という点については、多分、
「魔法少女化→絶望→エネルギー放出→魔女化」
だと思ってたんじゃないかな。
さやかさんの魔女化の描写を見る限り、そんな感じだし。(まどかさんはその現場には居ませんでしたが)

実際には
「魔法少女化→絶望→魔女化→エネルギー放出」
だったため、魔女化を置換したせいでエネルギー枯渇に直面してしまいましたが、まぁご愛敬。
魔獣なる謎存在がいてくれて命拾いしました。
神化してお澄まししてるその裏では、一瞬冷や汗かいてたりしたんだ。

(4)
といったわけで、苦肉の策として「魔女を消す」は理解できる。
しかしそうは言っても、問題が解決していないのも事実です。
いくら魔女化しないとは言っても、戦って玉砕とかしたくないんです。ていうか、マミさんにとっては本当に関係ないし!

思うに、限られたリソースで何とかしようとしたのが間違いだったんじゃないかな。

第2話あたりでの、マミさんに引率されてまどか&さやかさんが魔女退治に同行するシーンで、キュゥべえが言ったセリフが割と好きです。
「近くに魔法少女候補が2人いれば、いざとなったときの切り札ができるから良い」。
確かにそうだ。奇跡を2発ぶっ放せる上に、そのまま変身して戦線に参加できます。超優秀な187クリーチャー。

これの応用で、片っ端から魔法少女にしまくって、奇跡を乱射する手があっても良かったんじゃないかと。
素質を持つ娘さんがどれくらいいるのかは分かりませんが、全人類の1%としても6,000万です。
さすがに6,000万発のシルバーバレット戦術を使えば、解決できない問題はなさそうな。

それを思うと、まどかさんの奇跡は、仲間を増やすことを考えた方が良かったのかもしれない。
「3つの願い事」でよくある回答である「願い事の回数を増やしてくれ」と同じ理屈。
戦力も増えるんだし。

(5)
劇中では「魔法少女」を悲惨で孤独な存在として描いてはいますが、冷静になってみれば、別に周囲に助けを求められない事情はないのですし、そこまで酷い状況でもなさそうに見えます。
しばしば例えられているように、「魔法少女」を通常の「仕事」に置き換えてみれば分かる。
「魔法少女しか知らない世界がある」といったところで、それは通常の仕事にもつきものです。
生死を賭けるのも、一度入ったら抜け出しづらいのも、生存のために続けなければいけないのも、特段に特殊ではない。
しかも魔法少女の数が増えれば増えるほど、これらの問題は軽減する。

人でなくなるのは確かに恐怖とはいえ、なってしまえばそういうものかなとも思う。
何となく、老化・成長や生殖が出来なくなりそうにも思えますが、それこそ誰かの「奇跡」を使って解決すればいい。

当事者であるまどかさんたちが、そういった発想に行きつけなかったのは、かなり残念です。
ほむらさんも、魔法少女能力だけではなく、人類の科学力で戦う発想に行きついたのだから、もう一歩進んでも良かったろうに。
(ほむらさんの場合、自力で解決することに意味があったのでしょうけれど)

(6)
哀しいことに、そんな閉じた世界での解決に走ってしまったまどかさん達を、周囲の大人はカバーできなかった。
まどか母が「子供の内に間違い方を覚えておけ」と言っていましたが、これが間違いだった。
既に中学生は子供じゃなかった。間違えたら、致命的なことになってしまった。

現実世界においても、中学生の頃にやらかした選択ミスは、後々の人生に洒落にならない影響を与えます。
「制服が可愛いから」とか「部活が強いから」とか、後になってしまえば実にしょうもない理由で進学先を決め、後悔した人も少なくないはず。
冗談抜きで、人生変わる。

まどかさんが出した「奇跡」は、確かに他に選択の余地がなさそうではあるし、犠牲となることを選んだのは尊いのだけれど、周囲にアドバイスを求めず、周囲の力にも頼らなかったというのは、違う意味で哀しい行動だったように思う。
新作となる第3作では、そのあたりの解決があったら、個人的にはとても嬉しいです。
閉じた世界での苦悩や「世界と自分たちは違う」というのは、「これまでの魔法少女物の集大成」としては理解できる。そこから一歩進んだ2010年代の解決にも期待してみたいです。

【蛇足】

お気に入りはマミさんでした。良い黄色です。

例の「マミる」シーンですが。
あれを見たまどかさんは、かなりの勢いで心を折られてましたが、魔法少女としては実はレアケースだったんじゃないかと思う。
インキュベーターの立場からすれば、魔女にもならずに退場するなんてのが頻繁に起きるようでは、システムとして成立しません。

説明によれば「ソウルジェムを砕かれない限り無敵」です。
ですが、おそらく多くの場合、魔法少女になった新人さんは、初戦の魔女を倒せないと思われます。
戦い方を知らないんだから。

そのため一方的に魔女にやられるものの、ソウルジェム効果により肉体は蘇生。
でもやっぱり勝てないので、蘇生と瀕死を繰り返しつつ、魔力が尽きるか絶望するかで魔女化。
多分これが最も多いケースだと思う。

まぁ何が言いたいかといえば、それにも関らず、安易にバタバタ倒れまくってるマミさんは、とてもお茶目さんだと思いました。
願った奇跡が「自身の蘇生」だったと思われるので、回復力は人一倍だったはず。
それにも関らず、あのマミり具合。大変にヘッポコで、良いと思うのです。
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戦姫絶唱シンフォギア 第2話「雑音と不協和音と」

2012年01月14日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
いつの間にか、土曜深夜にアニメを見る生活になってしまった。

■戦姫絶唱シンフォギア 第2話「雑音と不協和音と」

謎の敵「ノイズ」の大群に囲まれてしまった立花さん。
逃げ場はなし。勝ち目もなし。説得も命乞いも通じない。
しかしながら、生きることを諦めたくない。
ではどうするか。
武器もない。技術もない。そんな時、人はどうするか。



そう、唄うのです。

いかなることがあろうと、人はお歌を唄える。
お歌こそはホモサピエンスの最初にして最後の武器。
唐突に変身能力を覚醒なされた立花さんは、おどおどしながらも唄い出してみた。



戦いながら唄う。
避けながら唄う。
とにかく唄う。
合間合間でお歌が止まってるのが新人さんらしいですが、とにかく唄う。
唄わないと、戦えない…のだと思いますし。過酷な戦闘システムだ。

その結果、謎敵・ノイズさんの大群も突破。
遅れてやってきた風鳴さんの援軍もあって、危機は乗り切りました。
もちろん風鳴さんもお歌を唄う。駆け付けてきて軽く唄う様子は、大変に格好いいです。お歌大事。



だけどピンチは切り抜けたものの、立花さんは謎組織に連行されてしまいました。
曰く、彼女が発現したお歌システム・シンフォギアは国家機密。
そのせいで戦略兵器として謎組織に所属する羽目に。



人当たりの良さそうな職場なのが救いか。
もっとも「当人が唄いながら格闘戦」という戦闘システムにおいて、バックアップ部隊にどれほどの用途があるのかは分かりませんが…。
まぁ何らかの仕事はしてるんだろう、きっと。

シンフォギアシステムは、世界各地の聖遺物をお歌の力で増幅して使用するものだそうで。
立花さんが聖遺物を持っていた理由は、2年前に巻き込まれた戦闘で、天羽さんの使ってた武器の残骸が身体にめり込んでいたから。
そうか、あの時瀕死の重傷を負ったアレですか…。何だろう。この丸損感。

そんなわけで、立花さんの持つ力は元々天羽さんの持つ武器。
おかげでかつての相棒・風鳴さんは敵視しまくり。それは…!奏の聖遺物でしょ…!
何ゆえに瀕死の怪我を負った挙句に、国防兵器として駆り出され、同僚からは殺意のこもった視線を向けられねばならぬのか。やっぱり物凄い丸損感が…。



それでも立花さんはにこやかに戦場に赴く。だって人を守れる力があるって素晴らしい!
その姿を見て、謎組織の皆さまは呟く。奴は異常。こっち側の人間だ。
もちろんそんなことは知らない立花さん、健気に精一杯戦います。風鳴先輩への挨拶も丁寧にし、健気に精一杯戦います。



そして何が癇に障ったのか。
慕おうとした風鳴先輩から刃物を突き付けられたところで、次週。
やっぱり物凄い丸損だ…。


(左画像)
TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギア」挿入歌

(右画像)
Synchrogazer


そういえば学生の頃は、土曜夜から友人宅で酒を飲み始め、ニチアサを見て解散…なんてやってたなぁ。なんか懐かしい。
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戦姫絶唱シンフォギア 第1話「覚醒の鼓動」

2012年01月11日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
新しい年になったことだし、せっかくなので色々と。

■戦姫絶唱シンフォギア 第1話「覚醒の鼓動」

二人組の娘さんが、音楽の力によって変身して肉弾戦。
娘さんの名前は、響と奏。
対する敵は、正体不明・コミュニケーション不可能な「ノイズ」。

…という思わず頭を抱えてしまうお話。

たまたま画面をつけたらやっていたので見ただけなのに、これも何かの縁なんだろうか。。

ある日、暢気にコンサートに出かけた立花響さん。
人気ユニット「ツヴァイウィング」のお唄に熱狂したのも束の間、そこに謎生物・ノイズがやってきた。
群れて大量にやってきた。

正体不明の謎の種族・「ノイズ」には通常兵器は通用しない。
しかも接触すると問答無用で炭化させられてしまう、酷いパワーバランス。
そのため、一度発生すると人類には逃げることしかできやせず、過去に幾度も悲惨な目にあっていたそうな。

しかしホモサピエンスを舐めてはいけない。
どこかのマッドな科学者さんが思いついてしまった。
そうだ、お歌の力で殴ろう。お歌ならば通用するはずだ。そして何故か、本当に殴り倒せてしまった。

そんなわけでお歌を駆使して起動する「シンフォギアシステム」を使い、「ツヴァイウィング」の二人・風鳴翼さんと天羽奏さんが戦闘開始。



画像ではさっぱり分かりませんが、起動キーワードが「お歌」なだけあって、基本ずっと唄ってます。
正しいです。お歌は正義。
惜しむらくはお歌そのものが兵器転用されてないので、攻撃するには殴るしかない。
唄いながら格闘戦とか、過酷な戦闘システムだ…。

その過酷なシステムが祟ったか。それとも立花さんが足を引っ張ったせいか。
圧倒的に見えた戦線は、ずるずると劣勢に。そして天羽さんはあえなく戦死。
無念。やっぱりこのシステムには無理があったんだ…。



それから2年後。
一人孤独に戦い続ける風鳴さんの苦労など露知らず、普通に生活していた立花さんでしたが、再びノイズの襲撃に居合わせてしまいました。
今度こそ終わりかと思われたところで、何故か唐突に覚醒。



ハートのト音記号が鼓動し、変身能力が強制起動したところで、以下次週。


(左画像)
TVアニメ「戦姫絶唱シンフォギア」挿入歌

(右画像)
Synchrogazer


番組冒頭の近未来のシーンによれば、主人公格に見える立花さんも後に戦死なされる様子。
キャッチコピーが「少女の歌には、血が流れている」なだけあって、容赦のないお話です。

テーマとして掲げている「お歌」の意味が、第1話の段階でははっきりしませんが、どうせなのでもうちょっと見てみる。
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エレメントハンター 第2話「予想外の分裂!」

2009年07月11日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
我らの英雄・榎本温子さんの雄姿を眺めよう!出来る限り遠くから!

というわけで、NHKさんで放送中の「エレメントハンター」さんを見てみました。
NHKさんお得意の、頭の悪い設定を全力の悪ふざけで行うアニメさんです。
テーマは、『元素』。

■エレメントハンター 第2話「予想外の分裂!」

榎本温子さん演じるキアラさんは、普通の女の子。
ただし口癖は「あたしが正義よ!」。
あまり普通ではない。



そんな彼女ですが、訳の分からないうちに世界の平和を託されました。
何か変な力があったらしい。
おかげで妙なことに巻き込まれ、妙な仕事を任されてしまった。

世界は今危機に瀕しています。
特定の地域の特定の元素がなくなっていくのです。
「元素消失」。大変です。

まぁ核戦争やら異星人襲来が常の二次世界。
元素が消える程度ではいまいち深刻度が分かりません。
そう暢気に構えていたのですが。

キアラさん:
 「人間は36の元素で出来てるのね」
謎の人:
 「人間の体は70%が水でできていますから」
 「水素が消失すると…」

ひぃっ!!

いかに危機的状況か、物凄くよく分かりました。
これはヤバイ。
「元素の消失」とだけ聞いてもほのぼのしてますが、状況をリアルに想像すると背筋が凍る。

この恐怖の現象が始まったのは60年前。
酸素、炭素、金、モリブデン、コバルト…。
愛しの元素たちが次々と消えて行ってるようです。
おかげで人類は衰退の一歩を辿り、今や人口は1/10以下に。
地獄だ。

 『人類は痛感した』

 『すべての物は元素からできている』

絶望に打ちのめされる中、キアラさんはご出陣。
元素が消えると、対応して謎生き物が現れる。それを抹殺するのがお仕事です。
今回の生き物は『炭素』。すげぇ固い。カーボンなめんな。



ド素人のキアラさんでは手も足も出ず。
そうこうするうちに、エリートチームさんに回収されました。
キアラさんがやる気なくして、チーム解体・お仕事を辞退したところで次回。

…だからサブタイトルが「分裂」なのか。「予想外」の「分裂」とか、物騒すぎて勘弁して欲しい。


(左画像)
OP:First Pain/石川智晶

(右画像)
ED:スイヘイリーベ~魔法の呪文~/かっきー&アッシュポテト
(画像未定)


次回のサブタイトルは「オレたちの再結晶」。
チーム再結成みたいです。頭が悪いタイトルです。
さすがNHK教育さん。この手のノリをやらせると右に出る局がない。

【オープニング】



 「誰かを永遠に失ったことなんてまだないけれど」
 「これが最後かもしれないと見つめた朝があった」

OPが無駄に格好いいです。
この場合、「失う」のは特定元素なわけですが格好いいです。
そりゃ酸素や炭素が消失する世の中では、これくらい切ない気持になりそうだ。

見覚えのある歌手の方だと思ったら、「シムーン」の「美しければそれでいい」の人でした。
全くの無関係のこんなところで再びお目にかかるとは。
地味に縁があるのかもしれない。

【エンディング】



EDタイトル「スイヘイリーベ ~魔法の呪文~」。確かに魔法の呪文。
高らかに周期表を唄いあげるお歌です。
マンガン鉄コバルトニッケル銅やっても亜鉛!
ガリウム、ゲルマニウム♪ヒ素セレン臭素、クリプトン、ルビジウム、ストロンチウム。
「平和な未来は元素から!」。素晴らしいまでの正論です。元素なかったら未来がない。

…チタンの用途はやっぱりゴルフクラブなのか。。

お約束として、放射性元素の類が凄く強そうです。
ただ冷静に考えると「消えると困る」元素はオーソドックスなものなので、本来的にはそちらの方が強い。OとかCとかHとかNとか。
ていうか更に冷静に考えると、「消えても平気」な元素の方が少数です。
直接的には致命打にならなくても、連鎖反応を起こしていくところが怖い。
Naなくなったら塩分が消滅ですよ。残ってるのはClですよ。化合してはいけないものと即座に化合しますよ。ひぃっっっ!

 『すべての物は元素からできている。』

何て深遠なテーマだ。

【追記】

このアニメの微妙にチープな作画や演出は、それが「味」であって歓迎するところだと思ってました。
TB貰ってから知りましたが、批判的にとらえる人もいるらしい。ちょっとびっくり。
それってミミカお嬢さんに文句をつけるようなものだと思うのですけれど…。
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戦場のヴァルキュリア 第7話「ダルクスの災厄」

2009年05月18日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
唐突に購入したので唐突に感想を書いてみる。

■戦場のヴァルキュリア 第7話「ダルクスの災厄」

第二次世界大戦もどきの世界観で、どこぞの小国の何がしかの小隊が抵抗戦線を展開するそんなお話。
遅ればせながらゲームの方を買ってみました。
せっかくなのでアニメも見たところ、タイムリーに同じ局面のところにいた。砂漠砂漠。

クリアどころかそんな程度の進捗なので、深い感想なんて書きようもないのですが、とりあえずアリシア姉さんが可愛いです。
それとイーディの姐さんも可愛いです。何このほのぼの小隊。
どうでも良さそうな脇キャラにもちゃんと設定が用意されてるのは素敵です。PS3の大容量が無駄に使われている。



アニメの方にもイーディ姐さんは出てくるのか。
何か戦死しそうな気配がビンビンします。
凄くほのぼのしてる。

現在戦場となってる砂漠は、ダルクス人なる微妙な人々がかつて住んでた街。
何を血迷ったか、彼らは全力で自分たちの街を焼き払い、各地に散って行ってしまいました。
おかげで現在のダルクスの人たちは周囲から白い目で見られまくり。

そんなダルクス娘のイサラさん。



イサラさん:
 「自分たちで焼き払ったというのは後付けだと思います」
 「わざわざ自分の財産を焼き捨てるようなことはしないと思います」

しかしながら姐さん。恐れながら発言させていただいてもよろしいでしょうか。
世の中には焦土作戦なる不毛なものが存在します。自暴自棄で自爆する方もおられます。みんな意外と適当です。
いえ、ゲームもクリアしてない自分如きが意見すべきことではありませんが。

脇役もいっぱい登場するようで華やかですが、如何せん誰が誰やら把握しきれていません。
特に男性キャラがさっぱり分からない。
アニメに出てたメインキャラっぽい少年兵が、ゲームの方に出てきた覚えがないのですが、これから登場するんだろうか。



若者さん:
 「第7小隊…!」
 「あんないい加減でろくでもない奴ら!」

まぁ確かにろくでもない部隊です。
調子に乗って突撃してパニックに陥る娘や、戦闘中にまでツンがデレしてる娘や、土の匂いに恍惚として棒立ちになってる娘や、陶酔しながら近接戦闘する娘やら。
まぁ全部、同一人物ですが。

小隊モノなのに小隊同士の戦闘シーンが見れなかったのが残念ですが、来週も見れたら見てみようと思った。


(左画像)
SR 戦場のヴァルキュリア フィギュアコレクション 全5種セット

(右画像)
SR 戦場のヴァルキュリア フィギュアコレクション パート2 全5種セット


この手のゲームは女キャラオンリー縛りで遊ぶことにしてるのですが、おかげで戦車が使えない。無念です。
何か楽しみの半分を失ってる気配がするものの、戦車に特段の思い入れはないので気にしないことにしよう。



おかげで、OPのこの映像そのまんまのプレイスタイル。
ひたすらに姉さんが走って前進。そして敵戦車に跳ねられる。
しかしOPにまで採用されてるなんて、イーディの姐さんは人気ものなんでしょうか…。
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みればいーじゃん!しゅごキャラ!ナイト 第1話「しゅごキャラ誕生!」

2008年10月02日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
原作「なかよし」掲載。玩具スポンサー、タカラトミー。
同業他番組のきらりさんやプリキュアさんと競い合い、土曜朝で頑張っていた日奈森さんですが、彼女には一つ欠点がありました。
日奈森さんは、肉欲の権化だった。
あまりに三大欲求に忠実なそのお姿に、倫理性を指摘する声が挙がって久しい昨今、件の日奈森さんは予想外の反応を示しました。

■みればいーじゃん!しゅごキャラ!ナイト 第1話「しゅごキャラ誕生!」

朝に放送できないなら深夜に放送すればいい。

 

日奈森さん:
 「見ればいーじゃん」

逆ギレです。
放送時間、深夜27時。朝に放送できないなら、夜やればいーじゃん。
日奈森さんの2周目は、前代未聞の深夜移行でした。
これから先、「いや、これ深夜アニメだから」と言い張るおつもりなんでしょう。
嗚呼、日奈森さんがますます自由になっていく。。


深夜版、内容的には第1部の再公演です。
(本放送時の感想はこちら

 

日奈森さんがクールでスパイシーです。
わぁ物凄くピュアだぁ。まだピカピカのキラキラです。
これから1年かけて薄汚れていくかと思うと、何だかいたたまれません。

 

ガーディアンの皆様も何かが違う。
Aチェア様が、頑張っておすまししてます。居並ぶメンバーが何かおかしいです。
先が分かってるだけに、胸がざわつくのを押さえられません。

 

炸裂する赤の子のキャラチェンジテロ。
そういえば、この子は王子への想いがトリガーで目覚めたんでした。
空飛べるとかは付加能力に過ぎない。真の力は王子を口説くことにあった。そう思うと、色々何かが納得いくなぁ。

 

日奈森さん:
 「な、なにこの恰好。恥ずかしい!」
 「こんなの私のキャラじゃない!」
 「でも…、体が羽根のように、軽い…!」

あぁ爽やかな反応だ。
とても純粋で良い子です。まかり間違っても、「よし、この恰好で男を悩殺しよう」とか考えそうに見えません。
うぅ、何をどう間違えばあんな有様に…。「こんなの私のキャラ」だった。順応しすぎるのも問題だ。。

あと本放送時には気がつきませんでしたが、落下中に変身→普通に着地→つい跳ねて再度空中へ→変身解除、の流れだったんですね。
これで王子が通りかかってなかったら、無意味に命を危険に晒してた。

 

王子:
 「生まれたてのたまごを狙うのはルール違反だ」

そんなルールあったっけ。
この当時は、何がしかの紳士協定を結んでたんでしょうか。
当初は、一定のルール下でのたまご争奪ゲームみたいなのを想定してたのかな。

しかし王子は格好いいですね。
公衆の面前でフっておきながら、「コスプレ後の姿オンリーならオッケー」「あ、脱ぐんならどうでもいい」とか言い出すあたりが。
明後日からのシリーズ2年目は、プライドを傷つけられた日奈森さんの壮大な復讐劇と取れなくもない気がする。


かくして日奈森さんのまさかの2周目が始まりました。
既に結論の出ている爛れた未来に向かい、日奈森さんが同じ道を歩んでいく…。
1年後がとても楽しみです。放送できてるといいけれど。


(左画像)
ホントのじぶん(限定盤)

(右画像)
予約【DS】しゅごキャラ! あむのにじいろキャラチェンジ/その他


【深夜になってもCM】

ある意味、本編よりも注目のCM枠。

 

タ、タカラトミー様がスポンサーにいない!
残念です。
これでいつものようにアミュハーコスプレの娘さんとか出てきたら愉快だったのに。

 

いきなり「ブラックダイヤモンド」。
歌のお姉さんが色々すっ飛ばして二段変身しておられる。
しかも2回もCM流してやがる。

そしてもちろん、土曜朝の新シリーズのCMもばっちりです。

 

日奈森さん:
 「にやり」

日奈森さん:
 「ばあ!」


 

ひ、日奈森さんが、はいてる!?
そんな馬鹿な…。何この酷い二段変身。
あれですか、「こう見えても日奈森さんにも自制心はあるんですよ」アピールのつもりですか。第2期は、何かが違う…!


【次回予告】

 

緑:
 「懐かしいですねぇ」
日奈森さん:
 「今見ても…恥ずか死ぬ。。」
日奈森さん:
 「え、何?明後日の告知、さっさとしろ…?」
 「って、どきって何よ、どきって!」
赤青緑:
 「それは」「明後日の」「お楽しみですぅ」

平然と未来に飛んでやがる。
第1話を放送しつつ、予告では撮りおろしの第52話予告を流すなんて…。
さすが日奈森さんは自由な女です。

 

まだ赤の子しか生まれてないというのに、余裕でエルやらダイヤやらを流すこの根性。
次回予告がこのノリだとすると、例のあの人が再登場したとき、酷いカオスを招きそうです。
深夜版は、この悪ノリ次回予告が本編になりそうだ。。
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テレパシー少女 蘭 第13話「蘭と謎の案内人 ~人面瘡は夜笑う~」

2008年09月21日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
久しぶりに感想を書いてみます。
最近、録画したままで見てなかったのですけど、あえて見ないままで。
しばらくの間に磯崎さんたちに何があったかは気にしないことにしよう。

■テレパシー少女 蘭 第13話「蘭と謎の案内人 ~人面瘡は夜笑う~」

ふと目を放した隙に、名波さんが大食いキャラにまで手を出していました。
どんどん彼女の属性スキルが増えていく。
スタッフさんは彼女に負荷をかけすぎなんじゃなかろうか。

 

名波さん:
 「すぐ来て助けてー」

もはやテレパスを携帯電話代わりです。
普通に電話すればよかろうに、と思ったのですが、発信元は病院でした。
便利ですねテレパス。携帯が使えない場所でも使える。

病院では謎の幽霊が徘徊してました。

 

磯崎さん:
 「なんだ幽霊か」

ちょっと前まではテレパスだけで大騒ぎしてたのに、超常現象に感覚がマヒしきってます。
周囲の人たちも「へぇ珍しいね」「こいつは縁起がいいや」程度の反応。
人は異常事態になれるもんですね。

そうこうする内に、何か知らないけど怪しい人発見。
交通事故にあったとかで包帯ぐるぐる巻きです。
さっきの幽霊と関係があるのかないのかも不明ですが、まぁ何か怪しいです。

磯崎さん:
 「あ、人面瘡だ」

 

とりあえず、心を読むか。

手馴れすぎです。
調査とか会話とか、そういうのを完全に省略。
「はいはい分かった分かった。とりあえず心読むから、話はそれからね」、そんなノリ。化け物どもめ…。

帰宅したところ、記憶喪失のおじさんがやってきてました。

 

ま、とりあえず心を読んどくか。
即行で精神ジャックです。名波さんはともかく、磯崎さんまで力に溺れてます。
せめて会話しながらさりげなくとか、そんな迷彩をかけてくれたっていいのに…。

かくして心の深淵を覗き込んで(無断に)入手した情報により、地方の名家に行くことになりました。
なお先ほどのおじさんは、磯崎さんをこの家に案内するために、幽霊娘が送り込んだメッセンジャーだったとか。
記憶喪失のおじさんを女子中学生の家に派遣して「よく分からんが家に来てくれ」と言わせても、普通警察に通報されて終わりだと思うのですが…。
幽霊娘は常識が足りてないようです。これだから現世で生活してない人は困る。

はるばる訪ねていった件のお屋敷は、何やら怪しげな雰囲気。
謎の騒動も巻き起こって、色々困ったことになったところで次週へ。
とりあえず、幽霊娘がわざわざ女子中学生超能力者を呼びつけた理由が一番の謎です。


(左画像)
人面瘡は夜笑う―テレパシー少女「蘭」事件ノート〈6〉 (講談社青い鳥文庫)

(右画像)
テレパシー少女 蘭 ドラマCD


久しぶりなので公式ページを見たついでに、NHKアニメ全体の公式ページ:アニメワールドのFAQを読んでみました。

Q:今放送している番組は、新シリーズですか? 再放送ですか?
A:NHKのアニメ番組は、新シリーズを放送している場合と再放送の場合があります。詳しくは「アニメ番組表」、または各番組の「次回予告&放送予定」のコーナーをごらんください。

ミミカお嬢さん商法ですね。
磯崎さんも悪い商売に目覚めてしまいそうだ。
その内、「あ、民放さんと違って新作を毎週撮影する必要はないんだ」とか気づいたらどうしよう。
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