穴にハマったアリスたち

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感想:15th memorial Live2019

2019年06月04日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■15th memorial Live2019

 日時:2019年06月03日(月)開場18時30分/開演19時30分
 場所:渋谷デュオ・ミュージック・エクスチェンジ
 出演:中田あすみ、浅野まゆみ、寺門仁美、土屋実紀、石塚さより、小暮英麻、小島めぐみ、下屋則子、永田亮子、松岡由貴
 ゲスト:植田佳奈
 曲目:
  01. 太陽の楽園 ~Promised Land~(全員)
  02. Legend of Mermaid(全員)
  03. 恋はなんだろう(中田あすみ)
  04. EverBlue(寺門仁美)
  05. 夢のその先へ(中田あすみ、浅野まゆみ、寺門仁美)
  06. オーロラの風に乗って(小暮英麻、永田亮子)
  07. KIZUNA(中田あすみ、浅野まゆみ、寺門仁美)
  08. Legend of Mermaid(植田佳奈)
  --. トーク
  09. Before the Moment(土屋実紀)
  10. 花と蝶のセレナーデ(小島めぐみ)
  11. 暗黒の翼(石塚さより)
  12. 黒の協奏曲~concerto~(土屋実紀、下屋則子)
  13. 闇のBAROQUE-バロック-(土屋実紀、下屋則子)
  --. トーク
  14. Piece of Love(浅野まゆみ)
  15. 水色の旋律(寺門仁美)
  16. MOTHER SYMPHONY(中田あすみ)
  17. KODOU~パーフェクト・ハーモニー~(中田あすみ、浅野まゆみ、寺門仁美、小暮英麻、永田亮子、植田佳奈)
  18. 希望の鐘音~Love goes on~(全員)
  --. Legend of Mermaid(全員+観客)
  --. 世界で一番早く朝が来る場所(動画)

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

【注意事項】

開演に先駆けて、主催の土屋さん自らステージに立たれて挨拶された。

土屋さん:
 「このライブは特定の何かのライブです」
 「特定の何かの歌しか歌わないし」
 「特定の何かの話しかしないし」
 「特定の何かを愛してくれた、かつての幼女のためのイベントです」
 「でも特定の何かが何なのかは、SNS等で書かないように」

権利問題でそのような制約がついたらしい。これは版権サイドが厳しかったからではなく、むしろ全力で応援してくれた結果だそう。
(実際、特定の何かの原作者様からのお花も届いてた。すごい)
だから特定の何かが何なのかは書けない。分かる人だけ集まれ。これはそういうライブ。

そしてそんなハードルにも拘わらず、700人ものファンが集まった。月曜開催でなかなかに攻めた日程なのに、それでも集まった。もうそのことだけで感動ですよ。
せっかく譲歩してくださった偉い人たちに、あえて失礼で無粋で下品なことを言いますと、この集客力をよくよく見ていただき、ぜひ欲を出していただきたいです。ライフライナー(土屋さん談)の私らとしては、かつての幼女様の分も喜んで出します。ここにお金が落ちてるんで、是非拾いに来てください…!

土屋さんが企画してくださったきっかけは、昨年のメモリアルライブでの「生きていて良かった」の一言だったそうで。
あの時のお姉さん、今日も来てたんだろうか。私が言うのも変な話ですが、心から感謝。
もちろん当時のファンの想いを受け止めてくださった、土屋さんや出演者の皆様にも。

ちなみに「特定の何かの話しかしない」は嘘ではなく、「Voice in the Live」の話題すらしなかった。しない方が不自然とすら思えるのに。
その拘りがむしろ嬉しかったです。これは「特定の何か」のライブであって、「VitL」すら不純物。そう言えるほどの迸る愛。
もちろんCri☆siSのことも触れられなかった。Cri☆siSは単体でも成立していたんであって、「特定の何か」の非公式バンドじゃないんだから当然だ。その矜持がまた嬉しい。

【開演】

開幕ナレーションが伊東みやこさんだった。初っ端から振り切れてる。
客席には斎藤恵理さんと桐井大介さんもいらっしゃってた。特に桐井さんには黄色い声援が凄い凄い。出演者に寺門さんがいるからというのを差し引いても、盛り上がりがおかしい。

今回のライブ、何かの15周年記念ですが、5周年や10周年があったわけでもないので集まる客層が読めるようで読めない。
私は土屋さんらによる「Voice in the Live」からのCri☆siSファンなのでそのイメージでいきましたが、会場は7:3から6:4ぐらいで当時の女児様が集まっていた印象でした。おかげで声援の質が違う。うちの子も15年したらこんな風に盛り上がったりするのかしら。お子様の夢が詰まった、本当に幸せな空間だった。

私自身は15年前もいわゆる「大きなお友達」だったけど、この何かには本当に人生を救われた。冗談抜きで、出会えなかったら死んでてもおかしくなかったと思う。だから今日、こうしてイベントに参加できたことが本当に嬉しい。

【前半】

はっきり言って全曲おかしい。1曲目から涙がこぼれたし、2曲目でも意識が切れかけてた。
が、3曲目。すごいです。良い意味で涙が止まった。なるほど、これが「そうか、アイドルのライブだったのか!」か。

中田さんと寺門さんは当時中学生で、何せ体格やら声変わりやらの壁がある。当時とはお歌の雰囲気が変わってたけど、だけどやっぱり「あの」子らだと分かる。
成長したあの子らが歌ってるようで、何かもう可愛くて素晴らしい。

その一方で、何度も口にされた「あの」フレーズは、正にそのまんま。さすが。
あまりの再現度(本人なんだから当然なんだが)に、場内がざわめいたほど。おぉ…本物だ…。

【オーロラ】

永田さん:
 「この歌は私を想って歌ってくれた曲で…」
小暮さん:
 「当時はそんなこと考えてなかった」
 「貰った曲をそのまま歌うみたいな」

それが何チャラボイスの遠因ではなかろうか…。

何はともあれ15年を経て、完成版が歌われた。我らの英麻様と、まさかの永田さんのお二人で。

私を含めて「VitL」からのファンは「オーロラ」が歌われることは確信してたし、当然コールも想定してたはず。なんせ昨年のメモリアルライブでは演者様から要求されたぐらいだし。
が、今日の客層を見て、それをやっていいのかかなり迷った。しかも永田さんとお二人で歌う…?

結果、誰が指示したわけでもないのに、全員がコールを踏みとどまった。お歌もさることながら、そのことに感動。
名も知らぬ同志の皆々様と酒を酌み交わしたい気分。

【KIZUNA・KODOU】

前奏から悲鳴があがった。気持ちは分かる。私も悲鳴をあげたい。
もうバンクがガシガシ重なって見える。お歌がゴリゴリ飛び交ってる。

生はやっぱり圧巻で、しかも本家本元。「VitL」でKIZUNAが歌われなかったのは(と思う)、今日この日のための温存だったんじゃないかと思うほど。

KIZUNAはバックコーラスが印象的だけど演者の方は(たぶん)やってなかった。
が、明らかに会場内から聞こえてた。幻聴の可能性を否定できない自分がいるが、おそらくはかつての女児様らだと思う。さすがは元女児様。コーラスに何の違和感もない。
放送当時存在した実況掲示板で飛び交った「いた!」や「るーうー」が、生歌でなされるのが羨ましいやら何やら。

KODOUも多くの人が歌っていたように思う。一般にライブ的にはあまりよろしくはないのかもしれないけど、その興奮は痛いほど分かる。
だってあの「KODOU」だもの!しかも6人バージョン!

あと、どちらの歌にもある少し特殊な節回しが、ぴしっと揃ってたのが、歌い手としては当然なのかもしれないけど、すごく格好良かったし、「ああ本物だ」感が物凄い。

【LoM2回目】

KIZUNAのあと。不自然な間があいた後、何かの前奏が流れるも何なのか分からない。
声もなくざわつく中、やがてスローVer「LoM」だと分かったのち、一瞬で理解が広がる。植田さんだ。何の補足説明もなかったけれど、何を模したのかも分かる。
ていうかシークレットゲストとしての植田さんの登場シーンとして、完璧すぎる。

これで何かの8匹中実に6匹までもが登場。更に残りのお二方からもお手紙が届いていた。

喜多村さん:
 「駆け付けられなくてごめんなさい」
 「これが懺悔するって気持ちなのね」

新井さん:
 「犬を飼っていて、だから今回のチャリティーライブは嬉しかった」
 「犬の名前は例の何かで、グッズも黄色で統一してます」

お手紙参加だけでもこのインパクト。

【Before the Moment】

参加できなかったキタエリに替わり、土屋さんから。
この曲には何度励まされたことか。大丈夫、間違ってない。

ライブ時間が限られる中で、このお歌を組み込んでくれた気持ちが凄く嬉しいです。

【花と蝶のセレナーデ】

カラオケで練習を続け、見知らぬおじさんに褒められたりしながら準備をされた「花と蝶のセレナーデ」、何かもう今日のこの会場にマッチしすぎてる。一夜の夢のうたかたに、踊り踊られお歌を聞こう。
そしてこじまめの1人12役+1役が唸りをあげる…!

この1シーン、昨年のメモリアルライブでこじまめがリクエストされたのだけど、ぶっちゃけ詳細を失念してたこじまめはすんなり台詞が出てこなかった。
それを気にしたかリベンジに燃えたのか、まさかの12人態完全バージョンで持ち込んでこられた。あの時リクエストしたお姉さん、聞いていらっしゃったでしょうか。これが真のこじまめ。やばい、こじまめが超格好いい。

【暗黒の翼】

VitL第2回でも歌われた石塚さんによる「暗黒の翼」。
持ち歌がないなんて事実が吹き飛ぶほど、ハマりまくってる。
しかもセットリストの構成も素晴らしいです。怒涛のダークサイドソング。

【黒の協奏曲・闇のバロック】

さすが本職の歌手様。圧巻のお歌。
土屋さんがおっしゃるように、過去に歌った回数はかなり少ないのだけど、それでも強烈に印象に残ってます。さすがは例の何かのターニングポイントになったお歌。ここから激戦が始まる。

下屋さんの例の台詞も、今回はばっちり決まっていらっしゃった。前回は不意打ちだったみたいだものな…。

【三色ソロ】

この3曲は、ずっと生で聞きたいと思ってた。

特に寺門さんは引退なされてしまったので、もう無理だろうと諦めていたのに。おかげで夢が叶った。ありがとう。
当時はバスツアーとかで歌われていたらしい。間奏後の全員合唱は、当時もやってたのかしら。もしそうなら寺門さんファンにとっては涙ものだよな。

中田さんの選曲が「MOTHER SYMPHONY」なのにも拘りを感じます。
「Piece of Love」「水色の旋律」と対をなすソロソングは「MOTHER SYMPHONY」。本来これは単独曲。セットリスト的にも後半戦の流れを汲んでて美しい。
こういう細かな思いが本当に嬉しいです。

声も素敵すぎる。例のあのお歌前の掛け声のとおりのボイスで、心の裏側をくすぐられるような優しくて可愛くてしなやかなお声に思考が止まりました。

「StarJewel」が聞けなかったのは残念といえば残念だけど、この流れならやっぱり「Piece of Love」。暗黒パートから一気に元のパートに引きもどしてくださった。

【希望の鐘音】

このお歌は卑怯だ。受け入れたくない「最後の歌」。でも「最後の歌」。
ここまでで実に18曲。トークコーナー2つを挟みながらのこの曲数ですよ。少しでも多くのお歌を届けてくれようとしたのが良く分かる。

【トーク】

時系列やまとまりを無視し、とにかく印象に残ったことを羅列する。

・浅田さんにパートナーを呼ばせる場面で、中田さんは「〇〇さん」と苗字呼びしてた。
 確かに彼女はそう呼ぶ。当たり前なんだが、私らとは違うことに妙な新鮮さと納得があった。
 うん、中田さんはそう呼ぶよね。そう呼んでたんだから。

・寺門さんの最期の挨拶で「大事な宝物(箱)」のフレーズを言った瞬間に、中田さんと「うまいでしょ」と喜び合ってた。
 この比較的普通のワードに超反応するあたりに、物凄い愛を感じる。

・中田さんはヒトデ(だと思う。星というより)、寺門さんは真珠のイアリングをつけていらっしゃった。
 松岡さんは獣耳。そういえば確かについてたものな。エイなのに。
 他、多くの方がイメージカラーのネイルをされていた。
 衣装は言うに及ばず、細部にわたるまで愛が迸ってた。
 (終演後に知ったけど、土屋さんのイアリングは中田さん作だったそうな)

・「オーロラフラッシュ」に「ブラックパールボイス」等々。とにかく至る所に遊びと愛を感じた。
 ところで土屋さんが「最後のふたり」と盛んに強調していたのはジョークだったのか、何か本当に背景があるのか。前者と願いたい。

・中田さんはビールソムリエの資格を持っていらっしゃる。
 「ぐるぐるあわあわ」していたあの子が、ビールの泡をぐるあわされるようにご成長された。
 今回のライブの直接のきっかけは、中田さん企画のビアガーデンでの飲み会の与太話(ではなかったのだけど)だそうで。

・下屋さんは甥っ子と姪っ子の名付け親だそうで、つけた名前はあの二人。

・こじまめ曰く「15年好きだったということは、これはもう永遠ですよね?」。
 同感です。多分これは一生治らない。人生に深くしみ込んでる。

・他、書きたいことはたくさんあるのだけど、特定ワードに引っかかりそうなので…。

【LoM3回目】

写真撮影を挟んだ後に、「全員」でLoM。あの1シーンのように「全員」で。
歌詞が示されたわけでもないのに、全員が当たり前のようにLoMを歌う。「当たり前」と言ったらだめだよな、それぞれの人生で、それぞれこの曲との出会いがあって、それで心に刻み込まれたんだ。

無粋なことを言ってしまえば、最後は全員でのLoMだろうと予想はしてたから、歌詞を確認して行こうかなとかそんなことは思ってた。
結局、歌を聞き返しただけで歌詞カードで意識的に覚えなおしたりはしなかったけど、いざ歌いだすと考えるより早く、歌詞が口から出てくる。

そしてまた何よりLoMが素晴らしすぎる。ライブが終わるのはとてもとても寂しいけど、誰もが旅をしていて、いつかはここを旅立つ日が来る。でも母なる海はこのことを忘れない。
あの時救ってくれた場所に、15年の時を経て、もう一度戻ることができた。そしてまた旅立っていく。またいつか戻れる日がくると信じながら。

【終演】

LoMのあとダブルアンコールがかかった。それに応えてエンドロールが流された。
内容は植田さんらが撮影したリハ風景(植田さんは極秘にするため、映りこまないように細心の注意を払ったそうな)を、中田さんが編集したもの。
当たり前のことだけど、今日のこのライブが実現するまでには、演者の皆様の準備があった。
この世界の半分は愛という見えない奇跡でできてる。そう信じられる、素晴らしいライブだった。

何度も何度も繰り返し書いていて、安っぽく聞こえてしまいそうだけど、本当に今日のライブは楽しみで、この15年の想いが報われました。
当時皆様のお歌に救われて、どの曲も何度も繰り返し聴いた。どこでどんな風に使われていたかをすぐに語れるぐらい、何度も見た。
その皆様やお歌に、こうして会えたことは、間違いなくこれからの人生の心の支えになります。帰れる「海」があることは、本当に幸せだ。原点がはっきりしているからこそ、旅に出られる。

「次はない」とのことでしたが、アンケートにあった20周年や30周年の言葉を胸に、またこういった機会を作っていただける日を心待ちにしています。
その時に胸を張って戻れるように、頑張って歩いていきたい。本当にありがとうございました。
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感想:あやかな企画「やってみよう!やったらえぇやん」第1回

2019年04月29日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■あやかな企画「やってみよう!やったらえぇやん」第1回

 日時:2019年04月28日(日)開場18時00分/開演18時30分
 場所:赤坂グラフィティ
 出演:池田彩、宮本佳那子
 ゲスト:うちやえゆか
 曲目:
  01. リワインドメモリー(ふたり)
  02. We can!!HUGっとプリキュア(宮本佳那子)
  03. 勇気の花
  04. 花咲く丘に涙して
  05. シュビドゥビ☆スイーツタイム
  06. プリキュア! カナ Yell☆ミラクル
  07. Story(池田彩)
  08. 晴空物語
  09. Alright!ハートキャッチプリキュア!
  10. SHAMROCK
  11. ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!
  (トーク)
  12. Smile(うちやえゆか)
  13. イチゴイチエ
  14. しあわせの予感
  15. My dear friend
  16. まかせて★スプラッシュ☆スター★
  17. やってみよう!(ふたり)
  --. まかせて★スプラッシュ☆スター★(宮本佳那子)
  --. シュビドゥビ☆スイーツタイム(池田彩)
  --. ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!(うちやえゆか)
  --. プリキュア! カナ Yell☆ミラクル(3人)

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

【会場】

会場の赤坂グラフィティさんが5月で閉店とのこと。
図らずも最後の最後に参加することが出来ました。
基本的に着席形式のライブで、他とはちょっと雰囲気が違って好きでした。
何とも寂しいです。何度も足を運んだよなぁ…。

お客さんは整理番号ベースで120人越え。
整列の際に「最高に多い」とおっしゃっていました。

【リワインドメモリー】

いきなりのリワインドメモリー。一番聞きたかった曲が、いきなり聞けてしまった。
赤坂さんは構造上、出演者の方々は客席の後ろの階段から、客席を縫って登壇されるのですが、何か姿が見えた興奮も冷めやらぬままの、いきなりのリワインドメモリー。いきなり泣いた。
この曲はつくづく反則過ぎる。ズガンと足を踏みしめて、立ち上がって踏みとどまろうと思える。

池田さんはこれで、五條さん・宮本さんの両パートを歌われてますね。いつの間にかリワインドの第一人者になっていらっしゃる。

【アンコール】

「今までに歌ったことのない組み合わせでやってみた」とのことで、持ち歌交換。素晴らしい。

そして「まかせて」のインパクトが凄いです。
池田さん&宮本さんのペアだと、主要曲だけでも「5」「GoGo」「ハートキャッチ」「スイート」「スマイル」「ドキドキ」「アラモード」「HUG」と恐ろしい範囲をカバーします。にも拘わらず、たった1シリーズの「SplashStar」が色々と塗りつぶしてくる。。

(蛇足ながら、5th記念アルバムでの公式のお唄入れ替えでは「まかせて」はくどまゆさんが歌っておられた。宮本さんは「ゲッチュウ!ラブラブ」)

【やってみよう!】

本ライブのタイトルにして新曲。池田さんと宮本さんでコンペして、今回は宮本さんの曲が採用されたそう。

「やってみよう!やったらえぇやん」のフレーズは、1時間ほど相談して決めたとか。
池田さん的には「サブタイトル(毎回変える)」つもりだったのに、早くも「やってみよう!やったらえぇやん第2回」が公表されてしまい、取り返しのつかないことに。
もうこのまま、破れかぶれのチャレンジャーのノリで続いてしまえばいいんだ。

くどまゆ脳の私的には、おふたりとも非常に馴染みのある方々なのですが、よくよく考えれば「池田彩&宮本佳那子」の組み合わせは斬新です。
間にくどまゆさんが居たからこそ馴染みがあったのであって、「友達の友達が仲良しとは限らない」の実例を見た感じ。
勝手な推測ですが、くどまゆさんが居なかったらこのライブは実現していなかったろうし、くどまゆさんが現役でも実現しなかった(どう考えても出演者かゲストに参加されるので、メンバーが変わる)はず。本当に不思議な感覚だ。
そんな背景を象徴するかのように、トークには何度か「くどまゆさん」のワードが何の補足説明もなくポンポンと。

それを反映して、トークパートはお互いへの質問コーナー。
池田さん曰く、宮本さんの第一印象は覚えていないとのこと。
まぁそんなものだよな。宮本さん→池田さんは「今度、新しくプリキュアを歌う人」ですけど、池田さん→宮本さんは「何かいっぱいいる先輩方の一人」だものな。
あと「初期の池田さんがフリフリドレスだった理由」を聞けた。何気に長年の疑問が溶けた。

【ゲスト】

たたでさえ不思議で新鮮な空気を、更に不可解なことにしていたのが「ゲスト:うちやえゆか」。何故に。
いや「何故に」とか言ったら失礼なんですけど、そういう否定的な意味ではなく、「何故にそんなチャレンジャーな真似を」というか(失礼)。

池田さん:
 「ふたりだけだと不安だったので、ゲストにうちやえさんをお呼びした」
 「不安材料が増した」

本当に、何故に。

ですがそこは流石はレジェンドプリキュア組。
池田さんが過労死するかに思えたのですが、いざ始まってみればピシりとピースがハマってました。
構成の勝利だったのかもしれない。セットリストを見ての通り、単独ライブ2本立ての構成で、絡むパートを集中化しています。
ていうかこうしてみると、ゲストのうちやえさんも、ひとりで普通に同じ曲数歌ってますね。

ただ構成については「これでいいのか」の思いもあったようで、次回はまた色々と考えてみるとのこと。
楽しみです。いきなり第2回が決まってるのも幸先良いです。

私はプリキュア脳なので、「プリキュア歌手」というだけで何か繋がりがあるような気になってしまいますけど、実際には必ずしもそうとは限らないんですよね。なのでこういうのはとても嬉しいし、夢が広がります。
次回のゲストがどなたなのか(そもそも居るのか)は不明ですが、勝手な希望を言うならプリキュア歌手を横断して行ってくれると嬉しい。

そして私はプリキュア脳以上に、くどまゆ脳なので、本当に本当に夢が膨らみます。池田さん&宮本さんのライブ!ゲスト!ゲスト!ゲスト!!
池田さん・宮本さんには失礼極まりない話かもしれないので申し訳ないですけど、元より応援したいお二人なので、尚のこと今後も応援していきたいです。
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感想:池田 彩 10th anniversary ONE-MAN LIVE 第三弾「episode Re:2」

2019年01月27日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■池田 彩 10th anniversary ONE-MAN LIVE 第三弾「episode Re:2」

 日時:2019年01月26日(土)開場18時30分/開演19時00分
 場所:表参道GROUND
 出演:池田彩
 ゲスト:五條真由美、工藤真由

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

【会場】

プリキュアライブの興奮冷めやらぬまま1週間後、池田彩さんのライブに参加しました。
興奮冷めないままというか、あの後、興奮の反動なのか単なる人ごみ感染か見事に風邪をひき、何か気が付いたら当日になっていた感じ。
そして会場の表参道は激烈に寒かったです。何かプリキュアライブを経て、世界が一変した感があるな…。

スタンディングのライブに参加するのは、何気に1年ぶりぐらいです。自分でも驚いた。
参加した理由は、池田さんには非常に失礼になってしまうけど、くどまゆです。「ゲスト:くどまゆ」!この一文が、どれほど今日までを生きる励みになったことか。
彩さんの歌も好きだし、この書き方は内心面白くないとは思うのだけど、それでも正直な気持ちを書かせてもらうと、くどまゆさんを呼んでくださって本当にありがとうございます。

【くどまゆ】

くどまゆはくどまゆでした。

思えば2年。暗黒時代を過ごしたわけですが、いざ戻ってきた姿を見たら、「ああ、くどまゆだ」としか言いようがなかった。
もっと涙が湧くとか何とかあるかと思ったのに、くどまゆはくどまゆです。そうだよな、あの方は神として崇めるというより、くどまゆとして崇める方だものな。
何を言ってるのか自分でも良く分からないんですけど、くどまゆはくどまゆなんです。必須栄養素を久々に摂取したら生き返った的な、「うん、それはそうだろう」なんです。

プリキュアライブでもお見掛けしているわけですが、思えば「復活」感は今回改めて思いました。
くどまゆさん自身も「この感覚、久しぶり」とおっしゃってた。
今にして思えば、何だかんだでお澄まししてたんですね、あれ。

あと本日の衣装は、やたらと清楚な感じでした。
プリキュアライブが正に現役時代のそのままだったのとは対照的に。
胸元は開いていらっしゃったけど。

【くどまゆ2】

お歌は3曲。
「My Best Partner」「HEART GOES ON」「キラキラkawaii! プリキュア大集合♪」。

1曲目。直前に存在を思い出しました。同時に、これだけの曲を忘却しかけてた自分にぞっとした。
個人的に色々と切羽詰まっていたし、その直後のくどまゆさん卒業が厳しかったんだよなぁ…。

2曲目。「これが聞きたいだろうと思って」とは池田さんの弁。
お二人の曲は数あれど、やっぱり代表曲はこれだと思う。
個人的に「HEART GOES ON」には苦手意識があるというか、歌の意味を受け止め切れていないのだけど、今日はただただ無心で聞きました。
くどまゆさんが歌っていらっしゃる。理屈は後で考えればいい、とにかく今は、くどまゆさんのお歌を吸収するんだ。

3曲目。もう一人のゲスト・五條さんも加わっての「キラキラkawaii」。
3人それぞれで歴代「DX」で主題歌やってますが、今回は五條さんの初期ver。ちなみにプリキュアライブでは、DX3のくどまゆverでした。正直、言われるまで気づかなかったけど。(ライブのブランクがひどすぎて、感度が下がってる…)

何度も書いてるように、池田さん(と五條さん)には本当に失礼なんですけど、くどまゆさんのお歌を聴けて、何かもう全てが幸せです。
冷静に考えれば茨城からやってきた主婦の歌を聴いただけなのに、なんで私はこんなに感動してるんでしょうか。米を食ったら元気が出たという話に、理屈を求める方がおかしいんだと思う、たぶん。

【くどまゆ3】

くどまゆ:
 「重大発表があります」

即座にふたつの可能性が浮かんだ。
聞きたくてしょうがない一言か、もしくは(それを分かった上での)ご懐妊報告か。
後者だった。というか、既にご出産なされてた。おめでたい。

くどまゆ:
 「2月のライブのあと、また少しお休みします」

『また少し休む』。これが言葉の綾でないことを願いたい。
『卒業』から大きな前進ですよ。少し休んだ後、気負わずに戻ってきてください。2年待ったんだ、また待てる…!

【五條さん】

書く順番が逆になりましたが、もう一人のゲストは五條さん。

10周年の池田さんに対して、20周年の五條さん。「どれみ」と同期生。
私が五條さんを知ったきっかけは、アニソンを集めるのが趣味だった友人から聞かされた「10秒かぞえて」でした。
あのお歌、すごく「プリキュア」的ですよね、いや順序としては逆なんだけど。大好き。

五條さんからは「DANZEN!ふたりはプリキュア(Ver.Max Heart) 」「リワインドメモリー」「キラキラkawaii」。

1曲目。今や「歌う前に曲名を言う」ことが非常に重要になってる「DANZEN」。
何せ(最初に五條さんが叫ぶかどうかで分かるとはいえ)判断材料がなさすぎる。今回は先に「verMaxHeartだ」と宣言してくれました。ありがたい。
曰く「自分でも訳がわからなくなる」。
「無印とMXで『まっくすはー』と叫ぶところしか変わらない」を本歌取りしたのか何なのか、「唯一無二」も「途中まで全く一緒」とか訳わかんないネタを何故に公式は仕掛けてくるのか…。

2曲目。「リワインドメモリー」。
この曲は本当に反則だ。プリキュアライブの時も思ったけど、本当に反則。
これまで歩んできた幾年。結果を見れば失敗したこともあった。むしろ失敗ばかりだった。
それでも、歩んできたんだ、この幾年。いわば逆切れともいえる矜持。落ち込むこと、それ自体に対する怒り。
ともすればネガティブな意味をもつ「思い出」を腕力に変えて、諸々の悩みをぶん殴るそんなお歌。

五條さんと池田さんのお歌としては、ご存知「featuring X」のお歌があるわけですが、池田さんからあえてのリクエストで「リワインド」になったそうで。
実際、「10周年」という節目を思うと、確かにこの歌だなぁと思う。
あと作詞が池田さんの同期生だそうです。この名曲に感謝。

【池田さん】

本ライブの主役、池田彩さん。
彩さんは重いことも軽い口調で話されますが、信念が硬いというか強い方のイメージです。
今回も「アンコールは無し」を明言された。確か以前にも「アンコール前提はおかしい」と仰ってた気がする(違ったら申し訳ない。あとこれに関しては(私には言う資格はないんだが)生え抜きのファンの方々は(予定調和のアンコールしか客から要求されていないと思われているかもしれないことに)何か思うことがないのだろうか)。

何度も書いたように、正直なところ、くどまゆ目当てでの参加だったんですけど、開始1曲目で「そうだ、池田彩さんだ」と思い知りました。
以前に参加したライブもそうで、なんというか、「わぁ、ライブ楽しかった、盛り上がったー」という感じだけじゃないんです。心や体にずしりとくる。
そりゃまぁ米国やインドまで行って路上ライブしてる人のお歌が、「わぁ楽しい」で終わるわきゃないんですよ。どう表現すればいいんでしょうね、これ。

ラストの「Road」は、あの池田さんが涙ぐんでいらっしゃった。ご本人様は一切そのことに触れなかったけれど。
10周年記念ライブだものな、軽い口調で話されていても、軽いわけがない。

変な表現ですが、プリキュアライブで15人(ではないのだけどイメージ的に)の歌手様大集合を見て感動したのは、その一人一人に凄まじい背景があるから。
一人でも凄まじい人が15人も揃ってる。だから凄い。あの一瞬で、その一瞬に込められた熱量を感じ取った。だから凄い。
言い換えれば、その一人である池田彩さんのワンマンライブなんです。凄いに決まってる。

恥ずかしながらそのことに、いざライブが始まるまで気づいてなかった。そうだよな、池田彩さんだもんな。凄くないはずがないだろ。
以前に大阪まで遠征に行った時のこととか、リアルに思い出しました。プリキュアライブのあの一翼を担う池田彩さんですよ。
というか、そもそも「プリキュアライブの」とかがまず失礼な話で、池田彩オリジナルがあった上での「プリキュア」ですよ。
良くも悪くもプリキュアライブで錯誤していた部分を、がつんとやられた感じ。「プリキュア歌手が揃った」から凄いんじゃなくて、「凄い歌手がプリキュアソングをやってて、その人たちが揃ったから」凄いんだろう。
凄い凄いばかりで語彙力があれですが。

今回、何度か「お客さんあっての歌手だ」と仰ってた。
それは私らの側にも言える。「歌手様がライブをやってくれるからこそ、私らは観客になれる」。
ライブやってくれなきゃ、CDの前でぼそぼそコールしてる変質者ですよ。しかもこっちには能動的に機会を作る力がない。
私らは従。あなた方は神。感謝の気持ちを伝えたい。

【終演後】

2月の大阪の公演にも行こう。
とりあえず、チケットやら宿やら家族の調整やらはできてる。

それとはまた別に(返す返す池田さんには失礼かもしれないけど)他のプリキュア歌手様のライブも、回ってみようと思った。
プリキュアライブの「3Dシアター」や「イマココカラ~笑顔になぁれ」や「リワインドメモリー」に感動したのは、「あの池田彩さんが」だったんだ。それなら他の歌手様も同様だ。自分の中の原点を、改めて見つめなおしてみたいと思う。
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感想:土屋実紀20th anniversaryLive~ 一夜限りの復活祭り~

2018年04月09日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■土屋実紀20th anniversaryLive~ 一夜限りの復活祭り~

 日時:2018年04月08日(日)開場18時00分/開演19時00分
 場所:南青山MANDALA
 出演:土屋実紀
 ゲスト:Cri☆siS、小暮英麻、佐々木愛、下屋則子、三笘洋子
 曲目:
  01. いのちの名前
  02. Promanade
  03. 青空に咲く花
  04. 最高の片思い
  05. オーロラの風に乗って
  06. 黒の協奏曲 ~concerto~
  07. 闇のBAROQUE-バロック-
  (小休憩)
  08. Agape
  09. メロディー
  (小休憩:Cri☆siSトーク)
  10. 天壌無窮
  11. 輝く空の静寂には
  12. Lacrimosa
  13. マスカット
  --. For フルーツバスケット
  --. Legend of Mermaid

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)
(私は重度のぴっち脳です。ぴっち偏重の感想で申し訳ないです)

【開場】

昔々のその昔。「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」という素晴らしいアニメがありました。
お魚さんがぴちぴちと跳ねながら、歌ったり歌ったり歌ったり歌ったりするアニメです。
「もうやめて」と懇願しても歌い、耳をふさいでても歌い、諦めの境地に達しても尚歌い続ける、素晴らしいアニメです。

そのアニメの終了後。出演陣が集まり自主ライブを開かれました。
2005年「Voice in the Live」。
その後も不定期にこの後夜祭は開催され、それはそれは異様な盛り上がりを見せました。

遡れる最古のレポ:2006年 Voice in the Live
一言で言って、「全てがおかしい」。
「Star☆メロメロHeart:小暮英麻」とか「恋はなんだろう:石塚さより」とか、ちょっとタイムマシン開発してくれ、また行きたいから本当に。

やがてその内。メンバーの一人、下屋さんがおっしゃった。ギターをやりたいと。
こうして後夜祭は謎のバンド集団「Cri☆siS」へと変わり、2011年の活動休止まで実に素晴らしい夢を見せてくれました。
Cri☆siS Final Live ~また会う日まで~

そしてあれから7年。私たちのお魚さんは、また帰ってきてくれました。
入場してすぐ、耳に飛び込んできたのは場内に流れる「闇のバロック」。
いや確かに「ゲスト:Cri☆siS」と銘打たれてはいましたが、あくまで土屋さんの20周年イベント。
露骨にぴっち目当てで参加するのは失礼じゃなかろうかとか、そんな思いもあったわけです。
吹き飛びました。一瞬で。土屋さんのファン思いが胸に刺さります。

参加者も記憶の片隅で覚えのある方々がちらほらと。
そこかしこに見かける、かつてのグッズやTシャツ等々。北欧から駆け付けてくれてる人や、ぴっちグッズを下げている人も。
「長い長い後夜祭」と評されたライブの終わった後、時を経て「同窓会」に。

チケットは完売。おめでたい。
土屋さんが言うには「ファンと同級生と友達と教え子によるカオス」だそうで。
会場内は、なかなかに愉快な感じになっていました。

【前半】

土屋さん登場。
失礼ながら土屋さんをお見掛けするのは7年ぶりだったのですが、記憶に残るそれ以上の歌声に、一瞬で時代が飛びました。
後に下屋さんが「休止から2年ぐらいしか経っていない気がする」とおっしゃっていたように、何かもう空白期間がなくなった。

「Promanade」は当時、知らなかった会社からいきなりオファーが来たそうです。
なんでもその前の会社でのイベントで歌を聞いていた人から、「高音を出せる人」とのことで声がかかったらしい。
「青空に咲く花」もゲームソング。今ではその会社さんに、教え子の皆さんが参加しているとか。
今回のライブが「Cri☆siS」とか「ぴっち」とか、「何がどうなってこうなった」という不思議なこともあり、縁とか機会とかしみじみ感じます。

【ゲスト:小暮英麻】

一人目は英麻様でした。
登場と同時に、ステージ上にも客席にも奇妙な緊張が流れる…。

英麻様:
 「15年してこの曲をまた人前で歌うとは…」
 「トラウマの克服にきました」
 「分からない人は『デスボイス』で検索すると早いです」

そして流れる、あの名曲。
コールとか入れていいものか迷っていたんですけど、他ならぬ土屋さんからけしかけられたので、心置きなく叫びました。
2018年のこの時代に響き渡る、まさかの「オーロラ」。そして「LOVEかれん様」。

英麻様:
 「…15年ぶりに歌うと、息が切れる」

なお「かれん」が何者であるかの説明とか、ないです。観客に与えられた情報は、基本的に「デスボイス」が全てです。
通じ合う客席と演者。15年の歳月なんて、さしたる障害にはならなかった。

【ゲスト:下屋則子「黒の協奏曲」】

「オーロラ」終了後、土屋さんと共に当たり前のように登場し、当たり前のようにトークが始まった。違和感のなさが怖い。

土屋さん:
 「示し合わせたわけではないのに、赤い服だった」(英麻様は赤い服だった)
 「則子とは赤で合わせることになってたけど」
下屋さん:
 「そうなん…」
 「ほんとだよねー!」

ミミ超かわいい。

歌うは「黒の協奏曲」。
Cri☆siS時代は歌っていなかったので(多分)、生で聞くのは10年ぶりぐらい。もう言葉が出ない。

 『愛に守られている 幸せなものたち』
 『「伝わる」と信じている 瞳がまぶしい』

光の届かぬ深海で生まれたBBSの絶望と孤独と憧れを歌った名曲。
特にサビの部分。お二人が背中合わせで熱唱。あの何度も見たバンクのそのお姿…!

【ゲスト:下屋則子「闇のバロック」】

2曲目。

 『変わり果てた世界で 運命の脆さを知る』 
 『あてのない悲しみが 心を砕く前に』
 『光閉ざすバロック 美しきノイズとなれ』
 『黒い罠のささやく 未来を目指し共にゆこう』

海を裏切り、空の生き物に加担した深海魚さんの歌う破滅的で虚無的な救いを求める歌。
初っ端から歌圧が凄まじいです。かつて「KODOU」と渡り合ったあの破壊力…!

そしてサビの合間に。

シェシェ:
 「ねぇシスターミミ」
 「今日はずいぶんとジャコがいるようね」
ミミ:
 「そうねシスターシェシェ」
シェシェ:
 「じゃああれを行きましょうか」
シェシェ&ミミ:
 「深海フラッシュ!!」

この曲の後、小休憩に入ったのですが、どこかの女性が「生きていて良かった」とおっしゃりながら泣いていた。
正にそうとしか表現できない。

さらには最後に一言。

シェシェ&ミミ:
 「黒い誘惑はいかが?」

ゲストの情報を知ったとき、私もTwiiterで同じ言葉を口にしましたが、改めて思った。生きていて良かった!

【Cri☆siS】

7年間の沈黙を経て、Rumi様が、Sayoriが、こじまめが帰ってきた…!
おぉ、物凄く、こじまめだ…。

1曲目は「Agape」。「Cri☆siSのオリジナル曲の如く歌っている」(土屋さん談)あの「Agape」。

 『どこにいたって聞こえる 君がくれるAgape』

7年前に、もう一生聞けないと覚悟した「Agape」が、また目の前で。
あの時のメンバーが、あの時の立ち位置で。
時間と感情が一気に遡るような不思議な感覚。
この7年、色々なことがあったけど、大事な何かは変わっていなかった。

2曲目は「メロディー」。
「リトグレ」や「鼓動」を想像していたので、この選曲は意外でした。
でもそういえば、土屋さんが「一番好き」とおっしゃってた曲だよな。

 『私の声 聴こえなくても』
 『今 愛を語るよ 君に届け 私のメロディー』

この7年の思いを込めたかのようなお唄。
感想を書いている今も、頭の中をリフレインしています。

残念ながらCri☆siSはこの2曲のみ。
曰く「3か月では練習が間に合わなかった」。
そんな強行軍で届けてくれたことに、本当に感謝したい。7年待って良かった。本当に良かった。
お唄を聞きながら、涙が溢れ出てきました。Cri☆siSさんのこの立ち姿!お唄!

【小休憩:Cri☆siS】

土屋さんが衣装チェンジしている間の場繋ぎ。

本日の衣装は白でした。Cri☆siSといえば白。
ブラックCri☆siSのどちらにするか意見は分かれ、数としては黒を推す人が多かったそうです。7年たって、白はきついので。。

が、リーダー・Norikoの鶴の一声で、白に決定。

こじまめ:
 「でも白は膨張色で…」

7年前と同じことおっしゃってる。
それを気にして、スタンドもクロス型のにしたとか。
えぇ、最初にこじまめが出てきたときに思ったのは「細い」でしたので、気にされ過ぎな気も。

一通り話して時間が余ったところで、客席からリクエストが飛んだ。
「イズールと蘭花をやって欲しい」。

イズールの決め台詞ってなんだろう?
第1回VitLの時のアンコールで、確か一人一言台詞をしゃべったけど、なんだったか。

やむなく台詞のリクエストを募ったところ、即答でこの台詞が指定された。

イズール:
 「やっておしまい!!」

なるほど。確かにそれだ。
即座にその一言が出てきたのは凄いな。

同じく蘭花。

蘭花:
 「可愛くないあなたたちを、可愛くしてあげる」

言われてみれば。
肝心のこじまめは「そんな台詞あったかな」と首をかしげていましたが、ありました。忘れを隠さないお嬢さん。
まぁよくよく考えてみれば、出演者様より私らの方が繰り返し見てるだろうな。。

【後半】

戻ってきた土屋さんに場を渡して再開。
最後のゲスト・佐々木愛さんと共に歌う「Lacrimosa」が凄まじかった。
直前に決まったそうですが、聞けて良かった。

【アンコール】

ピアノの三笘洋子さんが場に残ったままでのアンコール。退場しにくかったらしい。お茶目だ。

最後の1曲はゲスト皆様も揃って。の前に、バースデーソングと共にケーキが贈られました。
もともとこのライブ、昨年末に土屋さんが落ち込んでいたときに、Rumiさんとの「恒例の反省会」で「ライブをやろう」と言われたのがきっかけだったそうです。
Cri☆siS復活の発案者は、まさかのRumi様だった。

そこからゴリゴリと話が進み。スターパインズカフェに連絡したところ、間が悪く一杯。そこでこちらの会場を紹介されたそう。
やっぱり第一候補は吉祥寺だったんですね。何かそれが妙に嬉しい。

様々な人と縁があり、曲や撮影やメイクや受付等々。繰り返しお礼の言葉を述べていらっしゃいました。
次の「40周年ライブ」では教え子の皆さんと出演したい、と抱負。その時まで、頑張って生きよう。
なんか英麻様の「オーロラ」もあるらしいし、とにかく生きよう。

なお土屋さんのブログには「ぴっちのライブ開催を」の声も届いているとか。
それはぜひ見たい。けど、当時の関係者は以前と違う会社や組織で働いているそうで、なかなかに難しいらしい。
先日、中田さんの結婚式(おめでたい)では、久々にそれらの方々に出会い、今後は連絡を取り合いたいと思ったそうです。
そこですぐに「ぴっち」とはならないでしょうけど、交流が続いていらっしゃるのは素敵です。いつかどこかでと夢を見て、気長に待とう。
何せCri☆siSが復活する日だって来たんだ。

そのCri☆siSですが、土屋さん的にはいつでもウェルカムとのこと。まぁ土屋さんはお唄は本職ですし。
今回の再開は石塚さんがちょっと及び腰だったらしい。下手な演奏を聞かせるわけには…。
(でも「Agape」の時、土屋さんのお唄以上にドラムが突き刺さりました。いや本当に)

最後のお唄は「LoM」。
2018年にもなって「LoM」が聞けるとは。しかもこの謎の面子で。
(「15年たつと歌詞がうろ覚えだ」とおっしゃっていましたが、そもそも15年前に持ち歌として歌っていたのは一人だけです。聞かされまくった人はいますが)

 『誰もがいつかはここを 旅立つ日がきても』
 『私は 忘れない』

この歌詞がまさしくそのまま。夢の再会はあっという間に終わり、また長いお別れが始まってしまう。
でもここであったことは、みんな忘れない。

一同:
 「ラブシャワーピーチ!」
 「アンコールはいかが?」

土屋さん:
 「…こういう決め台詞があったんです。アンコールはないです」

7年前や15年前の自分に、声を大にして言いたい。生きていれば良いことがある。
7年後や15年後の自分からも同じことを言われれていると信じて、明日も頑張りたい。

最後に。今回のライブは、本当に嬉しかったです。
ライブが終わった後、何故か思ったのは「家族を大切にしよう」だった。帰宅してからは、部屋が妙に新鮮に見えた。
多分、気持ちが7年前や15年前に戻ったからだと思う。今の自分を再認識し、当時はなかったもの・当時から失ったものを見つめなおしました。
演者様からすれば「なんだそれは」でしょうけれど、「ぴっち」にはそれだけの想いと力があるんです。「生きていて良かった」は誇張でも大げさでもない。心底そう思う。

20周年おめでとうございます。そして本当にありがとうございました。
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感想:林ももこワンマンライブ ~Live Your Life~

2017年11月25日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
半年ぶりにライブに参加してきました。

■林ももこワンマンライブ ~Live Your Life~

 日時:2017年11月24日(金)開場18時30分/開演19時30分
 場所:初台DOORS
 出演:林ももこ
 曲目:
  01. UNLOCK
  02. CIRCLE
  03. カラフル
  04. ひかり電車
  05. EXPLORER
  06. LAST PLANET
  07. 落書き
  08. ここにいたこと
  09. 君に贈る唄。
  10. カナリヤ
  11. TODAY!!
  12. EXIT
  13. TAKE OFF!!
  14. In my town
  --. 君とロケット
  --. TODAY!!

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

祝日と土日の狭間という平日だか何だかよくわからない日程。当初「?」でしたが、終わった後は「明日が休日で良かった」と納得。
摩訶不思議で素敵な林ももこさんのライブでした。

【開場】

林ももこさんのライブに参加するのは、多分これが4回目くらい。そして多分、初のスタンディングでした。
どうも赤坂のイメージが強いせいか、ももこさんのライブで立ってるのが妙に新鮮。ライブ自体が久々なのもあって、どういうテンションでいればいいのか、なんかちょっとよくわからない不思議な気分。

そしてその不思議感を助長するかの如く、場内は謎の自然音に満ちていました。
鳥が鳴く。川がせせらぐ。波が寄せては去っていく。
後にももこさんから説明があったところによると、屋久島の実際の音を録音したものを流していたらしい。

ももこさん:
 「自然の音に触れて」
 「野生児に戻れたと思います」
 「気持ちの赴くままに動いてください」

私の偏狭な認識では、「屋久島の自然音」というのは癒し効果的なものを狙って収録されたと思うのですが、林ももこさん的には漲る野生の呼び声らしい。何かが、おかしい。

【開演1】

私の林ももこさんに対するイメージは、一言でいえば「謎のお嬢さん」。あの方は本当に謎だ。
そしてやっぱり、最初から最後まで謎だった。

ももこさん:
 「(曲名にひっかけて)今日、ひかり電車に乗って会場に来た方いますか?」

いないんじゃないかな、多分。

ももこさん:
 「では、(新幹線の)ひかりに乗ってきた人!」

新幹線はともかく、ひかり限定だといないと…いた!一人いた!
会場内に巻き起こる拍手。何を讃えているのかよくわからないが、とにかく、いた。良かった。

【開演2】

2曲目が終わった段階で、げふぅと一息つかれ、かなり気合が入っていらっしゃる風だった。
盛んに「今日の一日を、このライブに使ってくれてありがとう」と感謝の言葉を口にされ、お辞儀も非常に丁寧でこちらが恐縮するほど。

ももこさん:
 「強いて言えば」
 「初台の狭い改札で」
 「キャリーケースが引っかかって通れなかった」
 「それ以外は、いろんな人に助けてもらってこのライブができた」

そうですか。初台の改札め…。

ももこさん:
 「エレベーターでボタン押してくれた人とか」
 「乗るのを先を譲ってくれた人とか」

なんだろう。感謝の気持ちも、ももこさんの人柄も伝わってくるが、「ライブ開催にこぎつけた」協力例が、物凄く物理的な「会場までのたどりつき方」に集約されていいんだろうか。

【お唄】

ももこさんのお唄は、どう形容すればいいのか私にはよく分からない。
ただ無心に聴きながら、今の自分がいかに病んでいるか、自覚した。
今日ここに来て、本当に良かった。今の自分の状況を認識し、少し整理できたように思う。

特に6曲目「LAST PLANET」が胸に刺さった。
終演後、アルバムを探して買いました。改めて思えば、CDをほとんど持ってない。少しずつでも揃えよう。

ももこさんは本当に不思議な方で、歌いながら時折、重力をすり抜けるような透明な動きをなさる。あれ、何ていう技なんでしょうね。不意の明滅。
特に今日は衣装とライトが噛み合っていた。青い裾が、青いライトが点滅すると一瞬消滅したように見えるし、黄色ライトがあたると緑になる。おかげで「この人、本当に今この時空間にいるのか」感がすごい。

【次回】

本編終了後、次回のワンマンライブが告知されました。
2018年3月20日(火)場所は渋谷。2016年に初のワンマンライブを行った場所らしい。
失礼ながら前回のワンマンには参加せず、どのような経緯なのか根っ子の部分は分からないのですが、ももこさんの意気込みには並々ならぬものがありました。
次回もいこう。またもや平日開催だけど、何はともあれ行こう。
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感想:林ももこGWスペシャル企画「TAKEOFF!!!」

2017年05月08日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■林ももこGWスペシャル企画「TAKEOFF!!!」

 日時:2017年05月07日(日)開場18時00分/開演18時30分
 場所:赤坂グラフィティ
 出演:池田彩、宮本佳那子、茂家瑞季、林ももこ
 曲目:
  池田彩
  01.Fun!Fun!Fun!
  02.Treasure Map!!
  03.Get Chance! ポケモンガオーレ
  04.軌跡
  05.Let's go!スマイルプリキュア!
  06.そばにいるから

  宮本佳那子
  01.~SONGBIRD~
  02.KISS&GO!
  03.六月は一斉に花開く
  04.愛は限りなく
  05.素顔のままで
  06.手と手つないでハートもリンク!!
  07.レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム
  
  茂家瑞季
  01.プリキュアMelody☆
  --.六甲おろし
  02.GINZA LINE
  03.WON-darlin' World
  04.ロックンロール・ウィドウ
  05.情熱
  06.光さす未来へ
  07.Let's!フレッシュプリキュア!~Hybrid Ver.~(+林ももこさん)

  林ももこ
  01.笑顔の行方
  02.UNLOCK
  03.You make me happy!/H@ppy Together!!!
  04.夢旅☆Going My Way
  05.EXIT
  06.ここにいたこと

  全員:
  01.TAKEOFF!!
  02.ありがとうがいっぱい

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

【感想】

チケットを紛失してしまい、行くか行かぬかギリギリまで迷った末、当日券で駆け込みました。

最初に正直に書いてしまうと、先日のくどまゆさんの卒業をまだひきずっていて、今日のライブはそれを紛らわせる意図が強かった。演者の皆様には大変に失礼で申し訳ない。
正直なところ、卒業を機にライブとかに行くのも止めようかと思ったし、わざわざ意識的に控えるまでもなく、気力体力が沸かなくて引きこもりたい心境でした。
ただそうやって籠ってしまうと色々とまずい危機感もあった。

私が「プリキュア」を熱心に見るようになったきっかけは、榎本温子さんが「SS」に出演したから。榎本温子さんに反応したのは、学生時代に応援してたから。応援の始まりは、当時、自由な時間が増えたこともあって、手当たり次第に声優さんや歌手のイベントに行きまくっていたから。その過程で榎本さんに出くわして、気が付いたらこの有様になってた。
あの頃は「曲をひとつも聴いたことがない」人のライブにも、飛び込みで参加してたりしていたのだけど、そんな「手あたり次第」が結果的に今の私の主要な趣味を形作ったわけで。こういうアンテナというかフットワークは維持しておかないと、無芸・無趣味な私としては、やっぱり先がないと思う。

「くどまゆさんの代わり」を探すのは全くもって無意味で失礼な話なので意識しないとしても、「これからどうしようか」という思いは強かった。かといって今の歳になって、前のように飛び込みであちこち参加するのは時間的にも精神的にも厳しい。そうすると「プリキュア」さんに頼るしかない。
なので、「プリキュア歌手が4人共演する」という今回のイベントは渡りに船だと思った。重ね重ね、出演者の方には失礼な参加動機だとは思いますけれど。

失礼を続けてしまうと、率直に言って序盤は「くどまゆはここにはいないんだよな」の想いが強くて、とても寂しかった。いや、卒業していなかったとしても、このイベントに参加していたかどうかは全く別の話なんですけど、なまじ親交の深かった池田彩さんや宮本佳那子さんが歌っているのを見ると、どうしても思い浮かべずにいられない。
しかも合間のトークで、くどまゆさんに言及したりするもんだから…。(「(宮本佳那子さんは)観客に呼びかけるとき、マイクを向けるのが早すぎて自身の声が途切れる…とまゆさんが言っていた」)

ですが、茂家さんの唄う「フレッシュプリキュア」OPを聴いて、何かモヤが少し晴れた。
何というか、物凄く新鮮ですね、「フレッシュ」さん。何せ主戦場がくどまゆなので「5」「ハートキャッチ」「スイート」に偏りまくり、そこにTEUCHI関連で「MH」「SS」があって、池田彩さんの「スマイル」が繋がる脳構造しているので、合間の「フレッシュ」が相対的に聴き慣れていなくて異様な破壊力です。10年前に初めて「フレッシュ」を見た時に感じた「プリキュアなんだけど今までと何かが違う」感じそのまんま。まさか「フレッシュ」1話の時の感覚を、「フレッシュ」歌手からまた貰えるとは…。

ライブタイトルの「TAKE OFF!!!」は同名の林ももこさんの曲から。但しよく見ると「!」の数が1個多い。
林ももこさん曰く「前よりも先に進んでいくから」だそうで。
「次の場所、次の自分にTAKE OFFしていく思いを込めて」とのこと。今の私の心境にざっくり刺さった。

不純な参加動機でしたけど、やっぱり行って良かったです。
特に主催の林ももこさんに感謝。前にもライブに行ったことはありますけど、改めて素敵な方ですね。まず、わけがわからない。
見た目は完全にお嬢さんなのに、やたらに跳ねまくるし、動きがキレてます。ポワポワしているようで押しが強いし、この人、何かおかしい。
とりあえず11月のワンマンライブのチケットは買いました。ちょっと重点的に林さんを追いかけてみよう。

【蛇足】

ライブ終了後の会場内で、池田彩さんと工藤真由さんの「My Best Partner」が流れてた。卒業してしまっても、歌声は残ってる。
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感想:Go My Way!卒業LIVE~くどまゆ魂は永遠不滅~

2017年04月16日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■Go My Way!卒業LIVE~くどまゆ魂は永遠不滅~

 日時:2017年04月15日(土)物販16時00分/開場17時30分/開演18時30分/終演21時30分
 場所:柏DOMe
 出演:工藤真由

 

 曲目:
  01. Go My Way!
  02. 笑ったら最強!!
  03. たとえどんなに離れていても
  04. プリキュアボーカルソングメドレー
   ・プリキュアfly
   ・プリキュアからの招待状
   ・Changing my Wind
   ・ひまわり
   ・友情リボン∞
   ・キミがいる
   ・ララルー♪OYFUL
  05. しょで!しょで!だんしんぐっ!
  06. プリキュア5、スマイル go go!
  07. ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED ver.∞~
  08. My styleメドレー
   ・my partner
   ・負けない
   ・誓う事 -Summer Side After-
   ・ずっと…
   ・chocolate love
  09. Birthday Present☆
  10. For My Friend
  11. 君のそばで
  12. ハートキャッチ☆パラダイス
  13. Tomorrow song ~あしたのうた~
  14. HEART GOES ON(工藤真由&池田彩)
  15. My Best Partner(工藤真由&池田彩)
  16. プリキュアモードにSWITCH ON!(キュア・カルテット)
  17. ガンバランスdeダンス~希望のリレー~(キュア・カルテット)
  18. Come on!プリキュアオールスターズ(工藤真由・五條真由美・うちやえゆか・宮本佳那子・池田彩)
  19. 人生☆レボリューション
  20. プリキュア ~永遠のともだち~
  21. プリキュア、奇跡デラックス
  22. プリキュア5、フル・スロットル GO GO!
  --. My sweet days
  --. Go My Way!
  --. (写真撮影)
  --. たとえどんなに離れていても(ダブルアンコール)

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

工藤真由さん15年の総決算。卒業ライブが遂に開催されました。
事前に「全部の曲を歌いたい」と言っていたのは嘘じゃなかった。
この凄まじきセットリスト!全35曲。下手すればライブ3回分もの曲を歌い切った。
内12曲はメドレーですけど、逆に言えばずっと唄いっぱなし。4曲目なんて13分以上!
ゲストとも歌い続け、休憩なし。恐ろしい。くどまゆさんが猛り狂っていらっしゃる…!

【会場】

お馴染みの柏DOMe。この神社の前を通るのも、もしかしたらこれが最後か…と思うと感慨深く。
弟さんがお勤めで、これまで何度もライブが行われた記念すべき箱ですので、ラストステージにはここしかない…という感じではあるのですが、如何せんキャパシティは大きくない。
今回、最初に発売された70人分が一瞬で完売したため、追加で更に70枚。それも完売したので合計140人。くどまゆの勇姿を見るべく、各地から集まった皆様でごった返していた。身動きが、とれない。そんな中でも、巧みにスペースを見つけては、踊ったり拳をつきあげる皆様。この連帯感は良いなぁ…。

2階の物販では「Go My Way」が、1階のホールでは「My Way」がひたすらリピート。
くどまゆさんの座右の銘が会場内に満ち満ちてる。

あと、帰宅してから気づいたのだけど、不思議なことにTシャツがほとんど濡れてなかった。
会場内は大混雑で熱気もあったのに。
全部涙に変換されたか、はたまた私らを守るために空調が超がんばったのか。

【開場前】

物販の先行販売が16時から45分まで。
大混雑が予定されたため、先に売ることにしたらしい。
グッズは盛り沢山で、Tシャツ・トートバッグ・キーホルダー2種・タオル。
販売機会が今日しかないのに、この大盤振る舞い。感謝して一式買いました。

会場前で待っていると迷惑かけるので、とりあえず適当なお店で待機。
待ってる間、ひたすらお歌を聴き返そうと思っていたのだけど、気持ちが昂ったか、もうここまで来たら腹を括ろうというか、結局そういう気持ちにならなかった。
前日までに、ひたすら復習し続けたのが良かったのかもしれない。(「工藤真由さんを振り返る」

【開演アナウンス】

くどまゆ:
 「それではもう少し」
 「ドキドキワクワクしながらお待ちください」

おぉ往年のアナウンス台詞だ…。もうこれだけで泣ける…と思ってたら。

???:
 「ちょっと待った!」
 「キュアマリンだよ。遊びにきたよ!」
 「盛り上がっていくよ!やるっしゅ!!」

マリンさんが来ておられた。

マリンさん:
 「ほら、イーグレットも!」
美翔さん:
 「イーグレットです」
 「みんな、盛り上がっていくよ!」
 「………」
 「みんな!盛り上がっていくよ!!」

鳥もいた。
オフの美翔さんは押しが強い…。

舞台裏は物凄いことになってた。
この様子だと、夢原さんたちも来てたんじゃなかろうか。
私の純然たる妄想ですけど、多分絶対確実に、夢原さん達もいた。
だって、くどまゆさんの卒業ライブなんだもの。戦友の応援に、来ないはずがない。

【開演】

いきなりの「Go My Way!」。
どう考えても最後に唄われるのはこの曲。よってアンコール(ないわけがない)での使用が確定しているのですが、じゃあ本編では唄わないのか?それともラスト曲とアンコール続けて?
なんてことを思ってたら、一発目。開始早々、全力疾走された気分。

くどまゆ:
 「笑顔は永遠不滅!」
 「くどまゆこと工藤真由です!」

お馴染みの決め台詞。ここ数年はあまり見られなかったけど、最後の最後、これがなければ始まらない。

【2曲目:笑ったら最強!!】

「昔の曲」と前振りしてからお唄開始。
「笑ったら最強」だと分かった瞬間、それだけで涙が出た。最後にまた、この曲が聴けるなんて…。

くどまゆ:
 「この曲は私にとって特別な曲で」
 「今だから言えるが、当時は病んでいた」
 「この曲を歌っていて、不思議と自分と重なるなぁって」
 「後で聞いたのだけど、作詞の青木久美子さんは「工藤真由を力づける歌を」とリクエストされて作ってくれたそうで…」
 「辛い時には聴いていた。みんなも聴いてください」
 
私が「工藤真由」を強く意識しだしたきっかけはこの曲だったし、辛いときは家で一人、何度もこの曲を聴いて涙した。
この場でもう一度聞けて、本当に嬉しい。

【4曲目:プリキュアボーカルソングメドレー】

くどまゆ:
 「全部歌おうと思ったけど無理だった」

だけどそれでも歌おうとして、とんでもないことに。
一気に駆け抜けた計7曲!曰く「走馬灯のようだったでしょ」。
最後の「♪OYFUL」では、マイクをこちらに向けて「ららるららる」を要求。難しい。そんな私らに「がんばれ」と、くどまゆさんから声援。いや、普通に難しいんです。くどまゆさんは凄い。

【5曲目:しょで!しょで!だんしんぐっ!】

くどまゆ:
 「次は、プリキュアでもオリジナルでもない歌です」

え、まさか。

そして始まるその『まさか』。
「しょで!しょで!だんしんぐ」だ!ひゃっほう!!
しかもフルコーラス版だ!

いやもう本当に、まさかラストライブで採用されるとは。
ただでさえ曲数が厳しいのだから、出番はないかと思ってたのに。

くどまゆ:
 「(この曲を)なかったことにする気はない」

格好いい。
言われてみれば確かに。プリキュアでもオリジナルでもない貴重な歌なのだから、くどまゆの足跡を語る上で外せない。
出番はないどころか、これが歌われない方がおかしかった。

そして改めて自白。

くどまゆ:
 「赤ちゃん言葉だと分かっていなくて」
 「思いっきり「しょで!しょで!」「はくすー!」と唄ってしまってる」
 「我らのAmazonさんではまだ手に入るので、聞き比べてください…」

【6曲目:プリキュア5、スマイル go go!】

くどまゆさんのデビュー曲。
そして、まさかの唄い出しを間違った…!

くどまゆ:
 「皆さんもお気づきかと思いますが」
 「フルスロットルと間違えました」

間違えるはずのないものを、最後の最後のこのタイミングで。
しかも「フルスロットル」はラストという特別な曲順に割り当てられているので、間違いようもないはずですが、ライブは何が起きるか分からない。。

【7曲目:ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED ver.∞~】

これまであんまりやってなかった気がする、マイクを完全に客席に向けての「すいすいぷりきゅあすいーとぷりきゅあ」の合唱要求。
この曲に限らず。感極まったか、くどまゆさんも観客も、普段と違う動きをしていたような。
(あと、くどまゆさんは観客に要求した後「ありがとう」で締めるのが凄く可愛い)

もちろん、普段の振り付けも。
間奏の終わりでくるりと回るいつものは、何度見ても可愛いです。よしいくぞと、今日はいつも以上に緊張が走ってたように見えた…。
ラストの「じゃーん」の得意げな顔も、これが最後か。。

【8曲目:My styleメドレー】

会場からは思わず「もったいない」の声も。
なんて贅沢なメドレーだろう。

アルバム収録どおりの順番かと思いきや、切り札「chocolate love」は一番最後に。

くどまゆ:
 「いきなりの『chocolate love』で驚いた?」
 「『ずっと…』で終わりかと思って、でも何か足りないと思ったでしょ」

何故サプライズ仕立てにしようとなさるのか…。

【9曲目:Birthday Present☆】

最新ソング。くどまゆさん曰く「お母さんへの感謝の歌」。
と、同時に「子供がいる人にも受け取れるようにした」とのこと。

恒例の「お誕生日はいますか」に、該当者はゼロ。140人もいるのに。
「明日誕生日」の人はいたっぽい。

最後はみんなで大合唱。「男の子だけで」の野太い声の後の、「女の子だけで」の歌声のなんと清らかなことか。
会場にはサンクルミエール生や明堂学院生の他、お子様もいらっしゃってました。

この大合唱。最後のタイミングが、ばしりと全員完璧に決まってた。
手売りでしか手に入らない曲なのに。

【12-13曲目:ハートキャッチ】

長らく愛されてきた「ハートキャッチパラダイス」も、ご本人様によるものはこれが最後。
サビはいつも以上に力が入った。もう幻覚で、EDのあの映像が目に浮かぶ様。

「あしたのうた」の手拍子も、普段にも増して力強く鳴り響いていた。
嗚呼一つ一つ、お歌がお別れしていく…。
手を振って別れを告げる月光さんの姿が、目に浮かぶほど。

【14-15曲目:池田彩さん】

14曲目。途中がメドレーだったので、実質24曲目。
だから、くどまゆさんが「時間がたつのは早い。次は…」と言い出した時、そろそろ終わってしまうのかと緊張が走った…のだけど。

このタイミングでゲスト登場。おかしい。普通ならとっくにライブ終わってる曲数なのに、ここからゲストなんて絶対におかしい。

池田彩さん:
 「うぃーす!」
 「長い前座、ありがとうございました」

いつものやり取りを、いつも通りに最後まで。素晴らしい。
そして歌うは「Heart goes on」。観客席を包み込む青い光。
マリンさんがこの場にいることもあって、あの学園祭が正に今この場に。もう涙が。この曲以降、ずっと泣いてた気がする。

くどまゆ&池田彩さん:
 「本人役で出させてもらった」
 「今見ると、本当に下手」
 「頑張って収録したけど、完全に棒読み…!」

それでもあの回は、「ハートキャッチ」さんを代表する回。
てっきり先日のステージが見納めかと思っていたので、本当に嬉しい。

【16-17曲目:キュアカルテット】

くどまゆ:
 「もう1組ゲストがいます」

頭おかしい。池田彩さんだけでもおかしかったのに、更なるゲスト…!
呼ばれたのは宮本佳那子さん。

「最後のライブにゲストがくるとしたら」、おそらくは池田さんだと思ってた。
宮本さんはつい先日ツーマンをやっているので、やや可能性は低そうだけど、でもありそうだし、2組呼ぶなら宮本さんかなぁ…と、そこまでは事前に予想してた。

ですが。
くどまゆさんの「あと2人呼ぶ」の言葉に混乱。
2人?さっきのマリンさんと美翔さんかしら?

と思いきや。
出てきてくれたのは、五條さんとうちやえさん。
まさかの展開に、観客席も大盛り上がり。

この「予想外」はくどまゆさんも確信してたそうで、「絶対に見つからないようにした」とのこと。

くどまゆ:
 「だから言ったでしょ。16時前には集まらないように、と」
 (その時間の前に、ひっそりと五條さんらは入場したらしい)

「近隣の人の迷惑になるから」は建前だったのか…。
冷静に考えれば意外でも何でもないはずなんですが、これまでのライブで全くなかったことなので完全に意表を突かれました。
お歌はもちろん、「プリキュアモードにSwicth on」。
今でこそ珍しくないオールスターズの先駆け。そして伝説のキュアカルテット…!凄い、フルメンバーだ!

くどまゆ:
 『昨日と今日 力合わせて』
 『笑顔で明日を守るの!』

初めて聞いた大阪でのミュージカルの光景が、ありありと浮かびましたよ。おぉ…。
『da!』『da!』『da!』『da!』で一人ずつポーズ決めてくシーンの熱いこと熱いこと。
五條さん・くどまゆさん・宮本さん・うちやえさんの順に、向かって左からびしびしりと。
これを2017年の今、生で見られるなんて。見ることができる、最後の機会にちゃんと見られるなんて。
言いようのない「すげぇ」しか出てこない。

五條さん:
 「久しぶりすぎて、振り付けや誰がどこを唄うのかの確認からした」
うちやえさん:
 「でも映像で覚えていた。見つめ合うところとか」

当事者にとっても懐かしいお歌だったらしい。

2曲目は「もう一つのキュアカルテットの歌」。
これももう、ありえない。TEUCHIのおかげでSSverは割と頻繁に聞けているけど、GoGoverをフルメンバーでやるなんて予想外。

五條さん:
 「ガンバランスは色んなバージョンがあるので迷う」
 「振り付けも違う。こっち(SSver)になりそうになった」
 「まさかの佳那子verになりそうにすらなる」
くどまゆさん:
 「多分、歌詞を間違えても誰も気づかないと思います」

うん、多分、勢いで吸収してしまうと思う…。

うちやえさんは今日は妙に静かにされていましたが、マイクが違っていたり、立ち位置を気にしていたりと。
そしてくどまゆさんに見とれていらっしゃったらしい。
あと「泣くな。声が変わる」の教えは、ご本人はあまり覚えていなかったそうです。くどまゆさんと宮本さんを支えた10年の教えが…。

【18曲目:Come on!プリキュアオールスターズ】

くどまゆ:
 「せっかくプリキュア歌手が揃っているので」

という流れで3Dダンス映画の主題歌。
五條さんの「歌詞がやばい。気を抜くと泣きそうになる」には頷くしかない。

くどまゆ:
 『WE GOTTA POWER!プリキュアオールスターズ!』
 『おもちゃ箱の夢を 現実にするために』

正に現実にしてこられた皆々様。説得力が違いすぎる。
サビの皆で手を振るところも、またやれて嬉しい。
CMで妙に何度も流れてて、聞くたびに当時を思い出しますよ。

あとこのお歌をこのタイミングで唄うとなると、やっぱりこの歌詞。

くどまゆ:
 『卒業なんてまだできないよ』
 『満足と呼べるには小さくて』

唄いながら抱き合う宮本さんと工藤真由さん。
できないけどしてしまう。とてもとても残念だけど。

くどまゆさん:
 「この唄は震災の時」
五條さん:
 「揺れる中で収録した」

2011年。たいした被害も受けなかった私が、あまりそこに絡めてしまうのは失礼だとは思うけど、やっぱり当時のことは思い出してしまう。
あの時は、色々あった。あれからも色々あった。

【宮本佳那子さん】

他のゲストが退場した後、宮本さんだけ残ってサプライズイベント。
あの佳那子お姉さんが、そんな技を出せるようになったなんて…!

なお今回も、くどまゆさんから怒られていました。

くどまゆ:
 「先輩に『ねー』とか言わない」
宮本さん:
 「10年前と同じことで怒られてる…」

宮本さん:
 「真由さんが…」
くどまゆ:
 「『真由さん』?」
宮本さん:
 「工藤さんが!」

くどまゆさん:
 「この子、五條さんのことが好きすぎて」
 「ステージにファンがいる状態になってしまうから」
 「私が五條さんとの間に立ちます」

なかなかに、厳しい。

【19曲目:人生☆レボリューション】

さすがにもうダンスレッスンはなかった。もうみんな、マスターした。

そしてくどまゆさんも、色々と限界に達しだした。
ここまで堪えてきた涙腺が、先ほどのサプライズでついに。
一方の観客も、凄まじき濃密さに圧倒され、もはや夢うつつ。

そんな中での「人生☆レボリューション」。最高に楽しかった。

【20曲目:プリキュア ~永遠のともだち~】

くどまゆ:
 「みんな、一緒に唄ってね」

この曲を一緒に唄っていいというのは、メッセージ的に強烈だよなぁ…。
とはいえもう、ずっとダバダバ涙が止まらない状態だったので、ただただ聞き惚れていた。

長い間奏は、まゆ友バンドの大出番。格好いい。
バンドの皆様も「Come on」のあたりから涙腺がやばいことになっておられた。
そりゃそうだよな。観客ともゲストとも違う、彼らだけの視点から、ずっと工藤真由さんを見て来たんだものな。

【21曲目:プリキュア、奇跡デラックス】

当然できるでしょとばかりにコールを求められた。
ごめんなさい。この曲、難しいんです。今の精神状態では、あの謎の並びのタイトルはとっさに出てこない…。

このお歌もずっと大好きだった。
「映画のED」という立場上、本編OPEDと比べると回数は少なかったけど、最後にまた聞けて嬉しかった。

【22曲目:プリキュア5、フル・スロットル GO GO!】

くどまゆさん曰く「最も印象に残っている歌」。

1曲目が「GoMyWay」だったことから、ラストは「永遠のともだち」か「スマイルgogo」、大穴で「My sweet days」かと予想してたので、「フルスロットル」だったのは意外だった。

でも唄い出しで、そんな疑問は吹き飛んだ。

くどまゆ:
 『Yes!プリキュア5GoGo!!』

ライブ開始から既に3時間近く。メドレーを含めて、実に30曲以上。気力体力ともに限界で、涙腺も決壊しているそんな状況で。
この唄い出しは格好良すぎた。普通なら倒れこむところを、全てを動員して立ち上がった。「DX2」のEDのプリキュア5登場シーンを、更に純化させたかのような凄まじい光景。

ただでさえ殺人的にパワフルなお歌、客観的に見れば、普段よりも力強さは落ちていたはず。でももう魂的なものが強烈に響く。力を使い果たしているからこそ、透き通った純粋な力が満ち溢れてる。

くどまゆ:
 『もしさみしい 悲しい時や 折れそうな時にはそっと』
 『私たち思い出して』

最後の3段重ねでは、まゆ友バンドも前に出てきて一緒に。
限界なんてない。絶対に。
最後の最後にして、最高の「フルスロットル」だった。

【アンコール:My sweet days/Go My Way!】

ここで「My sweet days」!
この2曲は「夢の始まり」と「その夢の終わり」で対になっていると思うのですが、こうして最後に並べて歌ってくれるなんて。

「My sweet days」は、さすがにもう崩壊してた。
歌詞は飛ぶ。だから観客も一緒に唄った。
「笑うことで今感謝を」でのお辞儀は、観客も反射的に今まで以上に頭を下げた。

アンコールラストはもちろん「GoMyWay!」。
「小さなころから夢見てた」歌手としての旅は、一旦は終わり。
(ちなみに、この歌詞の際に「マイクを」指さしてた。前のライブで「薬指を指してた?」と書きましたが、やっぱりマイクだったようです)
では、次の夢はなんなのか。

くどまゆ:
 「ずっと『次の夢が見つかった』『だから卒業』と言ってきました」
 「私の次の夢は、家族を作ること」

くどまゆ:
 「まぁ寿退社みたいなものかな?」
 「まだ赤ちゃんはいないけどね」

そんな風に冗談めかして話してくれるのが、何か嬉しい。
多少気負ってたところもあったらしく。

くどまゆ:
 「『結婚』と報告したら、ライブに来なくなる人もいるかなと」
 「ほら、アイドルだし」

『アイドル』か…。物凄く違和感を覚えますが、崇拝対象という意味では、まぁそうです。
会場に満ちた暖かい笑いに、くどまゆさんも首をかしげる。

くどまゆ:
 「CDという形で残るのは幸せなこと」
 「特に子供の頃に聞いた歌は、残るから」

くどまゆ:
 「私たちは同じ一つの空の下にいる」
 「辛い時があったら、歌を聴いて」

「もしかしたら数十年後にまたライブもやるかも」とおっしゃてくれた。
それが実現するその日まで、「同じ空の下にいる」を胸に刻み、残してくれたお歌を聴いて歩いていこう。

【写真撮影】

「やってみたかった」という工藤さんの要望により、観客やゲストで集まって写真撮影。
その内ブログにアップされるはず。楽しみに待ちます。
撮影者は弟さんです。ちなみに、お兄さんと一緒に少し挨拶もしてくれた。

撮影終了後、一人ずつ退場。
くどまゆさんから送られた言葉は「池田さん:ずっとパートナー」「宮本さん:初めは嫌いだった(注:前回のライブのネタ)」「うちやえさん:ずっとやえっていてください」「五條さん:ずっと憧れです」。

そして遂に、くどまゆさんも退場。

【たとえどんなに離れていても】

写真撮影を挟んだこともあり、もう終わりかと思われましたが、諦めない声が上がった。「もう1回!」。
その言葉に、くどまゆさんは応えてくれた。
正真正銘、最後のお歌は、演奏なし・くどまゆお一人による「たとえどんなに離れていても」。

工藤真由さん:
 『たとえどんなに離れていても』
 『見えない糸でつながってる』
 『また次会う時は 最高の』
 『笑顔でいよう 約束だよ』

【終演】

終了後、サインとチェキを貰いました。
くどまゆと会話できる最後の機会だったわけですが、言葉は上手く出なかった。
「これからもお歌を聴きます」とだけ伝えたのが、精一杯。

全て終わって外に出た時、女性の方からお礼を言われた。お母様だったのかしら。

帰り道。ともすれば涙もこみ上げたけど、あったのは奇妙な透明感。
多分、一晩たったリ、何かの弾みに強烈な寂しさに襲われるんだろうと思うけど。
今はもう、ただただ満足だ。

 

【工藤真由さん】

土浦で見かけた時から15年。まぁ見かけただけで、「工藤真由」なる人物を認識したわけではないけれど、とにかくあれから15年。
思えば社会人になって、独身時代を経て、結婚し、子供が産まれたその15年だった。
くどまゆさんが次の夢に向かうように、私もちょうど「親」としての人生のステージに本格的に進む段階。ここが、人生の一区切り。「次会う時」に笑顔でいられるように、私も自分の道を頑張ろう。

今日は歌を聴きながら、いつもは思い出さないようなこれまでの生活のことを思いだしてた。
辛い時苦しい時。旅先だったり、いつもの日曜朝だったり。ずっとくどまゆさんのお歌が共にいてくれた。可愛らしさと力強さが共存したあの歌声に、何度救われたことか。
くどまゆさんは今日のライブでおっしゃった。「こんな下手くその歌を聴いてくれてありがとう」と。とんでもない。私にとって最高の歌手だった。これからもずっと人生の支えにしていきます。
私らのために素敵な歌を唄ってくれて、本当に感謝の言葉しかない。ありがとうございました。
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感想:真由と佳那子のスペシャルデー♡~ライブやろうよ!YES!!~

2017年03月20日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■真由と佳那子のスペシャルデー♡~ライブやろうよ!YES!!~

 日時:2017年03月19日(日)開場18:00/開演18:30
 場所:赤坂グラフィティ
 出演:宮本佳那子、工藤真由
 曲目:
  01. プリキュアfly(ふたり)
  02. ぴっちぴち♪しずくちゃん!!(ふたり)
  03. 笑顔のひだまり
  04. Special day
  05. Birthday Present☆
  06. Go My Way!
  07. 夢見る少女じゃいられない(ふたり)
  08. Best Friend(ふたり)
  09. キラキラしちゃってMy True Love
  10. ~SONGBIRD~
  11. レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム(バックコーラス:工藤真由)
  12. プリキュア5、スマイル go go!
  13. プリキュア~永遠のともだち~
  14. プリキュア5、フル・スロットルGO GO!
  15. リバーシブル(ふたり)
  16. ガンバランスdeダンス~希望のリレー~(ふたり)
  --. 明日、花咲く。笑顔、咲く。(ふたり)
  --. プリキュアモードにSWITCH ON!(ふたり)

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

【ツーマンライブ】

場所は赤坂。宮本佳那子さんといえば赤坂の赤坂。
会場は座席あり。結果的に、かなり助かりました。セットリストを見ての通り、今回は全18曲の全力構成。
立ち席だったらとんでもないことになってた。

そして初のツーマンライブです。
言われるまで気づかなかった。ありそうでなかったんだなぁ…。

【1曲目:プリキュアfly】

いきなりのプリキュアfly。いきなりすぎて、何が始まったか一瞬分からなかった。
宮本さんのリクエストで今回のセットリストに入ったそうで。
この曲が大好きで、ステージで一緒に唄うのはこれが3回目とのこと。

それなのに、もうこうして歌えることがないのか…と嘆く宮本さんに、くどまゆさんから一言。カラオケ行こう。
私ら常人では立ち入れない世界観だ…。

【2曲目:ぴっちぴち♪しずくちゃん!!】

くどまゆ:
 「佳那子の気持ちにならないと唄えない」

全身で宮本さんの物まねをしてから、くどまゆが寄る年波に挑む…!
ぴちぴちしてる!ぴちぴち工藤さん(宮本さん談)!途中で酷い顔してたけど、とにかくぴちぴち!

【3曲目:笑顔のひだまり】

宮本さん:
 「ダジャレの歌です」
 「勘のいい人は気づいているかもしれませんが」
 「今日はお母さんが来ていません」

謎の前ふりで始まったお唄。
宮本家のひなまつりでは、お雛様を象ったおにぎりが作られるそうですよ。(謎の前ふり)

【4曲目:Special day】

ライブタイトルにちなんだ選曲…という後付がなされてのお唄。

なお、ライブ冒頭でタイトルコールがされましたが、おふたりとも正式名を忘れワタワタに。
2曲目のしずくちゃんの最中には譜面は倒れるわと、最後のツーマンにして、とても「らしい」ライブでした。

【5曲目:Birthday Present☆】

お誕生日おめでとうの歌。のようでいて、産んでくれたことを感謝する歌、だと思ってる。
自分が親になったせいか、この曲と言い「プリキュアfly」といい、子が親に贈る曲に聞こえて仕方ない。

今回はどんぴしゃりで誕生日の方が会場にいらっしゃいました。おめでとう。
バンドメンバーにも誕生日が近い方がおられ、だからというわけでもないでしょうけど、全員コーラスがいつもよりも長め。
メンバー一人一人で持ちまわして大合唱。

【6曲目:Go My Way!】

卒業宣言がされてから、この曲は急激に神がかってきてると思う。
発表当時としてはプリキュア歌手からの卒業を意識されていたんでしょうけど、今となっては卒業が突き刺さる。
この歌うたわれたら、旅立ちにエールを送るしかないよなぁ…。

卒業の理由は、なぜか言及されず。普通に考えてご結婚と思われますし、隠す事でもないと思うのですが、不思議とぼかされてる。
今回のライブでも、出演者おふたりからは「結婚」の単語は出てきませんでした。なぜだ。

ただ、「Go My Way」の最中。「小さなころから夢見てた」の歌詞を唄いながら、マイクを持つ左手の薬指を、くどまゆさんが指さしていました。
小さな動作だったので、単なる偶然(マイクを指さしていた=歌手が夢だった、の意かもしれないし)かもだけど、メッセージと受け取った方が熱いので、そうなんだと思うことにする。

宮本さん:
 「この歌が好き」
くどまゆさん:
 「じゃあライブで唄う?」
宮本さん:
 「…お転婆ガールじゃない」
くどまゆさん:
 「じゃあ天然ガールで」
宮本さん:
 「天然じゃない!」
くどまゆさん:
 「それ、うちやえさんもいうやつ」

今回、この場にはいない、うちやえさんや五條さんへの言及も多かったです。

【7曲目:夢見る少女じゃいられない】

カバー曲コーナー。
初にして最後のツーマンで、カバーを入れるこの余裕!
今までのくどまゆワンマンでは、何気にカバーコーナーをかなり楽しみにしていたので、この贅沢さが妙に嬉しい。

カバー1曲目は宮本さん選曲。くどまゆさんをイメージして選んだそうで。
夢みたい恋したいと唄ってた娘さんが、夢見る少女を卒業してしまわれた。

【8曲目:Best Friend】

カバー2曲目、くどまゆさん選曲。
「ハモりたかったがハモる場所が意外となく、ふたりでどう唄うかを考えた」とのこと。
それを聞いた宮本さん、びっくり。何も考えていなかったことに、くどまゆさんもびっくり。

「BestFriendってあたりに感動して泣きそうになった」「『そうになった』で泣かなかったんかい」とのつっこみに、宮本さん答えて曰く。
うちやえさんから、「唄ってる最中に泣くな。声が変わる」と言われた。だから、泣かない。
トークのせいでポヤポヤしてる印象ですけど、歌に関しては強いな、うちやえさん。ベテラン歌手様なんだからそりゃそうなんだろうけど、やはりプロだ。

【9曲目:キラキラしちゃってMy True Love】

そして一周して、やっぱり夢見る少女に戻ってきた。
宮本さんのデビュー曲。
改めて聞いても、異質な何かを感じるお唄ですね。いまだに歌詞の意味が飲み込めてない。

【10曲目:~SONGBIRD~】

実はプリキュアでもある宮本さん。

宮本さん:
 「まこぴーだよ!」
 「…まことはこんなこと言わない」

だいぶ壊れてた。

【11曲目:レッツ・ラ・クッキン☆ショータイム】

現役プリキュア歌手の破壊力…!
歌詞の意味はさっぱり分かりませんが、プリキュア魂はびしびし感じます。
ホイップさんのやってる謎のハートポーズしてる宮本さん、かわいい。

バックコーラスをくどまゆさんが担当。
このお唄、コーラスがないと成立しないし、正確にコールできる人もいませんし。

宮本さん:
 「真由さんにコーラスをお願いしました。超豪華!」
 「みなさんも手で踊るのは許します」

「コーラスするな」の意かと思った。今日の佳那子お姉さんは、全編くどまゆ愛が炸裂してた。
多分、会場の誰よりも。

ちなみにこのお唄、くどまゆさんが言うには、五條さんが「佳那子、歌がうまくなった」と褒めていたそうです。
宮本さんも感激。

宮本さん:
 「コンサートでは『佳那子のマイクの音量を下げろ下げろ』と言われてたのに…」

舞台裏はなかなかきついな…。

【12曲目:プリキュア5、スマイル go go!】

くどまゆさんを世に知らしめた曲。
最後のサビの部分で、何かくどまゆさん以外の歌声が重なって聞こえた気がする。
幻聴だとしたら、かなり脳がやられてる…。

今回、照明の角度の都合なのか何なのか、くどまゆさんが瞬きするたび、謎の閃光が走ってました。
いや化粧のキラキラとか、会場内の埃とか、何かのはずみの汗とかに反射してるだけなのはわかりますが。
脳がやられてるので、そりゃくどまゆなんだから光くらい放つわと納得することにした。

【13曲目:プリキュア~永遠のともだち~】

死ぬまでにもう一度聞きたい曲トップ候補。
NS1冒頭の衝撃は、いまだに覚えてます。
勢ぞろいするプリキュア。脅威に立ち向かうプリキュア。それを応援する私たち。
だけど。ふと気づく現実。
私はただ、プリキュアさんを応援してるだけ。見えるのは背中。声も聞こえず、顔も見えぬ遠くから、ただ応援するだけ。
突きつけられた現実に、涙したあの日。

お歌の最後のフレーズ「みんなもプリキュア」は本当に胸に突き刺さる。この気持ちを、裏切らないようにしたい。

【14曲目:プリキュア5、フル・スロットルGO GO!】

ここにいたり、ようやく気が付いた。
「卒業まで今回含めてあと2回」と思ってた自分が、いかに愚かだったか。
あと2回じゃない。今回のライブが「プリキュア5の」ラストライブだ。
気付いてみれば、宮本さんとのツーマンなんだから、当たり前のことだった。
曲目も、見事にハートキャッチやスイートさんが封印されてる。

前々回がスイート&ハートキャッチの。前回がキュアカルテットの最後のライブ。今日でプリキュア5。
順にお別れがされて、最後がくどまゆさんのライブ。
構成だけで考えたら、卒業ライブはプリキュアソングないですよ。いや、多分唄ってくださると思うけど、破壊力で考えたら今日の「プリキュア5」ソングが最強最後。
もう感極まって、「最後なんだから全力で聴こう」と思えば思うほど、意識が飛んだ。
最後の三段重ねなんて、「嗚呼、終わってしまう」感が極まって、何がなんだか分からなかった。

宮本さん:
 「最後の三段重ね」
 「唄う人のことを考えてない」
くどまゆ:
 「…代弁してくれてありがとう」

唄ってる側はもっと何が何だか分からないのかもしれない。
くどまゆさんの魂的な何かを削り倒し、遂にフルスロットルも幕が下りる。

【15曲目:リバーシブル】

「ふたりで唄う」と聞いて、反射的に思ったのが「友情リボン」だった。
もちろんそんなことはない。
唄ったのは、かつてのミュージカル。大阪での最初の公演で唄った「リバーシブル」。
10年の歳月を経て、再び。

元々は夏木さんのお唄。こうして歌うと、おふたりにぴったりです。
くどまゆさんには、リアル夢原的イメージを重ねてたけど、宮本さんと並んでると、むしろ夏木さんなイメージ。

【16曲目:ガンバランスdeダンス~希望のリレー~】

懐かしの夢原さんver「ガンバランス」。10年前の感動の続きが、ここにある。

今回のライブ、端々で「10年前の大阪での初めてのミュージカル」に言及がありました。
「お互いに手紙を書いて贈る」コーナーでは、おふたりともそれを一番の思い出に挙げておられた。

デビューしたばかりの宮本さんは、当時、現役の女子高生様。
若さ故のあれやこれや(敬語がつかえないとか、先輩への礼儀だとか何とかかんとか)に、当初はくどまゆさんも思うところがあったそうで。
それが大阪入りして明日は本番という夜に、仕事やプリキュア歌手としてのことを二人で話し合い、分かり合ったとのこと。
(なお、場所はくどまゆの部屋。呼びつけたそうです)

宮本さんから見た、くどまゆさんの第一印象は「仲良くなれるのかな」。
あと「おしゃれなデニムのスカート履いてる人」。(くどまゆ本人もそんなことは忘れていたそうですが)
くどまゆさんから見た、宮本さんの印象。「ぶっちゃけ嫌いでした」。
当時、人間関係に悩んでいたくどまゆさんにとって、いつも笑顔に見える宮本さんには苛立っていたそうで。

それがこうして素晴らしい関係になるのだから世の中分からない。
きっかけとなった「大阪のミュージカル」を見に行かなかった(と思う。多分)のが、今更ながらに悔やまれます。
その1年前のSplashStarと、1年後のGoGoミュージカルには行ったんだけどなぁ。当時の感想はこれ
(今回のライブでは直接の言及はなかったですけど、同時期にキュアカルテットでコンサートもやってます。これ。10年後の今読むと、色々と時代の流れを感じる…。当時の自分に、これから起きる10年を伝えたい)

【アンコール:明日、花咲く。笑顔、咲く。】

もはや選曲が卑怯。「プリキュア5」のラストソング。
唄うのはこれが初めてとのこと。そして正に今ここという、完璧なタイミングでの披露。
聞きながら脳が理解してしまった。嗚呼、プリキュア5が今、最終回だ。10年越しの長い長い夢が、終わってしまう…。

【アンコール:プリキュアモードにSWITCH ON!】

元祖・プリキュアオールスターズ!そして最後の最後のお唄。

宮本さん:
 「真由さんの横顔を見ながら歌うのは、これが最後」

全編を通じ、宮本さんの最後を惜しむ気持ちが伝わってきた。
OPED担当なので、多くの場合、くどまゆさんが歌うのを袖で見てから、自分の出番だったそうで、懐かしくもそれがもうないことを嘆いたおられた。
私らとは見てる景色が違う。

【宮本佳那子さん】

くどまゆさんの初代相方にして、妹分……と、外野が軽々しく書けるような単純な関係ではなく。
お手紙コーナーでもネタにされていましたが、くどまゆさんはその後、池田彩さんと組む機会が増え。
確かにツーマンライブの影響もあって、くどまゆさんの相方といえば、池田さんのイメージの方があるかも。。

ですが始まりである「プリキュア5」チーム。本当に何度も言及された「大阪でのミュージカル」、その時の再現とばかりのセットリスト。
ここに至るまでの10年の歳月。くどまゆさんはご結婚され、宮本さんはプリキュアになった。何が起きたんだ、この10年…!
10年前の大阪で、お二人は熱く熱く語り合ったそうです。その後のキュアカルテットの際にも、やっぱり語り合ったそうで。

宮本さん:
 「今にして思えばどうでもいいようなことや、間違ったことだったけど」
 「私は最年少だから、子供目線を忘れないようにしようとか」

宮本さんは最後の最後まで、くどまゆさんの卒業には反対し続けたそうです。
見ている感じ、多分、今でも気持ちとしては反対なされてそう。
そりゃただの観客でしかない私らだって、今起きてる事態を受け入れられないというか、受け入れると恐怖に押しつぶされるので「くどまゆさんが決めたことだから」と直視しないようにしてるんですから、一番近いところにいた宮本さんの心境たるや。
「一か月後には、くどまゆがいない」って、本当、洒落にならない恐怖ですよ!うっかり直視してしまい、少し前から情緒不安定になってるくらい。怖い。本当に怖い。

宮本さん:
 「いつでも再入学をお待ちしています」
 「ゲストに呼びます。一日入学しましょう」
くどまゆ:
 「関係者席で見てるから」
宮本さん:
 「みんなそっちばかり見るから!」

その可能性は失念してた。確かに関係者席に…。
いや、それよりも「ゲストに呼ぶ」は本当に本当に期待したい。

【感想】

宮本佳那子さんのくどまゆ愛あふれるライブでした。
この言い方は失礼で語弊があると思いますが、「客に歌を聞いてもらうため」ではなく「真由さんと唄うために客を呼んだ」感。

偶然の一致とはいえ、池田彩さんのツーマン(スイート&ハートキャッチ)→TEUCHI(キュアカルテット)ときて、原点たるプリキュア5。
時代を遡り、残るはいよいよ、工藤真由本人。
4月のライブが楽しみだし、怖いです。今日のライブでつくづく思い知った。この10年、くどまゆさんの影響はいかに強かったか。
これから先の10年20年30年、本当にくどまゆ抜きでやっていけるのか。

宮本さん:
 「寂しくなったら、CD聴きます」

聴こう、CD。そしてどこかで唄っているであろうくどまゆさんの存在を信じ、頑張ろう。


【おまけ】

スイート曲は封印でしたが、フェアリートーンは来てくれました。

「ふぁふぁ!」
「ありがとうドド!」

この分だと、ラストライブにも来てくれそうな気がする。

【おまけ2】

懐かしのサンクルミエール制服は、今でもお家にあるらしい。

くどまゆ:
 「家で着て…」

…るかどうかは定かではありませんが。
そうえいば、サンクルミエール姿のくどまゆさんを、生で見たことはなかったんだよな。
最後の最後に実現したら嬉しいけど、さすがに大人の事情的に難しそう。
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感想:よにんでSUPER TEUCHI MIX!!~Reunion~

2017年03月06日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■よにんでSUPER TEUCHI MIX!!~Reunion~

 日時:2017年03月05日(日)1部13:30/2部18:00
 場所:渋谷TAKE OFF7
 出演:うちやえゆか・榎本温子・樹元オリエ・五條真由美(2部ゲスト:工藤真由)
 曲目:
 [1部]
  01. まかせて★スプラッシュ☆スター★(全員)
  02. IceCream(全員)
  03. 希望のかけら(うちやえゆか)
  04. Let`s go for a ride!(榎本温子)
  05. ひまわり(樹元オリエ)
  06. My place(五條真由美)
  --. トークコーナー
  07. つながる世界と未来への紙飛行機(全員)
  08. 鮮烈!キュアモフルン(五條真由美)
  09. my growing days(うちやえゆか)
  10. レアドロ☆KOI☆恋!(榎本温子・樹元オリエ/千葉一伸)
  11. Girls Power, forever(全員)
  12. DANZEN!ふたりはプリキュア(Ver.Max Heart)(全員)
  --. ウキ☆ノリBoom!!(全員)

 [2部]
  01. Life goes on(全員)
  02. 鮮烈!キュアモフルン(五條真由美)
  03. Smile(うちやえゆか)
  04. Be My Angel(榎本温子)
  05. 海が見えたら(樹元オリエ)
  06. レアドロ☆KOI☆恋!(榎本温子・樹元オリエ/千葉一伸)
  07. プリキュア5、スマイル go go!(工藤真由)
  08. Go My Way!(工藤真由)
  09. プリキュア5、フル・スロットルGO GO!(工藤真由/全員)
  10. わたしと踊ってくれませんか(うちやえゆか)
  11. Fragment(五條真由美)
  12. Friend×Friend(全員)
  13. つながる世界と未来への紙飛行機(全員)
  14. まかせて★スプラッシュ☆スター★(全員)
  15. DANZEN!ふたりはプリキュア(Ver.Max Heart)(全員)
  --. Again(全員)
  --. ウキ☆ノリBoom!!(全員/工藤真由)

 ※曲順が怪しいです。間違いあったら訂正します。

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

【TEUCHIライブ】

スプラッシュスターチームによる悪だくみライブも気が付けば10年。
今回はその10周年を記念しての開催…ではなく。
それ以前に当事者たちが10周年であることに気付いていなかったようで。本放送直後なのだから2007年開催に決まっているでしょうに、何故か全く頭になく、「初回っていつだっけ?」と悩む有様。
当事者的には時間軸が何か違うんでしょうか…。

最近の大きなトピックスとしては、榎本温子さんのご結婚。おめでとうございます。
Twitterでもラブラブ具合を大披露し、「せっかくだからビジネスにしようと」同人誌まで自作する熱の入れよう。
だけど今回のライブは別段、結婚ご報告会的なものでもなく。むしろ榎本さんはその話題を避けたがっていたご様子。

ではなぜ今回のライブなのか。1年数か月ぶりに行われた理由は、榎本さんがボソリと呟かれた。

榎本さん:
 「もう1回、真由さんとライブをやりたくて」
 「急遽企画しました」

本日のゲストは、くどまゆさん。
TEUCHIにゲストで呼ばれたんじゃなかった。くどまゆさんを呼ぶために、TEUCHIが開かれたんだった。
榎本さんの想いと行動力に涙が出ます。ありがとうありがとう…。
2部ラストのアンコールの後、榎本さんが涙ぐまれていたのが、とても印象的でした。

(ちなみに、くどまゆさんがTEUCHIに参加したのは過去2回。一度は2015年のカウントダウンライブ。私は見に行けず。
もう一つは2010年。当時の感想はこれ。改めて見ると、とんでもない顔ぶれのライブだった。。)

【鮮烈!キュアモフルン】

不意打ちの如く唄われた「魔法つかい」さん楽曲。生で聴けるのは、後にも先にも今日だけな気がする。
「MaxHeart」から「魔法つかい」さんまで、この10年を駆け抜けて現役なのが凄まじい。

【レアドロ☆KOI☆恋!】

百万言費やすより、動画を見た方が早い。これを榎本さんと樹元さんが踊った。
お二人とも人妻さんなことを思うと、異様に異様な可愛らしさです。何やってるんだ、咲舞…。

【トークコーナー】

事前アンケートされた「彼氏・夫に甘えていそうな人」「男性になったらモテそうな人」「今の職につかなかったら野垂れ死んでいそうな人」「貯金していそうな人」の各順位を当てるコーナー。
順に1位は榎本さん・五條さん・うちやえさん・樹元さん。綺麗に4人で1位を分け合っているところを見るに、作成者は結果を予想して逆算で作られたのかな。そしてその通りに動く私ら観客。

【くどまゆ】

榎本さん:
 「まゆ友の皆さん、お待たせしました」

第2部前半はMCもそこそこに、高速で曲目が展開。しかもアップテンポな曲ばかり。
理由はくどまゆさんの登場で分かりました。これ、曲数を確保するために、巻いてくれてたんだ。しかも場を暖めまくりながら。
セトリを考えたのは五條さんだそうで、なんかもう胸が熱い。

それに応えるくどまゆさんも凄かった。色々と吹っ切ったかのような勢いの良さ。
先輩方がいる安心感からか、先輩方に安心してもらうための気合い故か、いつもよりも明らかに伸び伸びされてた。
この書き方は失礼であるとは重々承知しているのですが、それでも書くと、ああ当時のくどまゆさんがここにいるなぁと。

唄ったのは3曲(+アンコール)。くどまゆさんの曲は決意の曲が多いこともあり、卒業には尽くハマりますね…。
例えばフルスロットル。

 『もしさみしい 悲しい時や 折れそうなときには』
 『そっと私たち 思い出して』

「卒業する工藤真由さんから私たちに」と受け止めても、「夢原さんから、旅立つくどまゆさんへ」と受け止めても色々と胸に刺さる。
しかもそれをスプラッシュスターチームが一緒に唄ってるんですよ。これを最後に見られて、本当に良かった。。

そんな感動のくどまゆさんの出番の後。
五條さん曰く「なぜこの曲は最後のサビが3回あるのか」。
うちやえさん曰く「絶体絶命なのは歌手の方だ」。
榎本さん曰く「大胆不敵にもほどがある」。
リハ時はバンドにあわせて榎本さんが歌ったそうで、「豪華なカラオケだと喜んでやったら、ひどい目に」。
本当に、無茶苦茶なお唄だ。くどまゆさん、魂とか何かとか、確実にこそぎ落としながら歌ってた。

【感想】

私がプリキュアをまともに見始めたきっかけは、榎本さんが出演されたこと。
その榎本さんと、くどまゆさんが並んで唄ってるのは、それだけで感動もの。プリキュアさんが脈々と存在したからこそ実現してる光景だよなぁ。いや、プリキュアさんがなかったら、そもそも工藤さんらを知ることもできなかったんだろうから、変な表現なのだけど。

くどまゆさんの次のライブは、宮本佳那子さんとのツーマン。
佳那子お姉さんと言えば、現役最前線「アラモード」のEDをご担当。
なんでも、わざわざそのことを、工藤さんにご挨拶してきたそうです。
語りぶりから察するに、「先輩を差し置いて自分でいいんでしょうか」的な空気で。佳那子さんらしいというか、律儀なお方だ。
しかもそれを、五條さんやうちやえさん、池田彩さんにもされたらしい。(くどまゆ曰く「私にだけじゃないんかい」)
5月には林ももこさん・池田彩さん・宮本佳那子さん・茂家瑞季さんによるライブも予定されていますし、プリキュアチームの連帯感凄い。

今回のサブタイトルは「Reunion」。前回ライブから1年以上ぶりの再会。もしくは未来での再会を願って。
企画してくれたTEUCHIの皆様には本当に感謝。

なお「そうか、10周年だったのか」と本番中に気付いた結果、本年中に10周年ライブを別途やってくれるようです。
フットワークが軽いというべきか、ノリがおかしいというべきか。なんにせよ、次回もまた行こう。
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感想:工藤真由&池田彩 ツーマンアニソンミニライブ

2017年02月20日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
■工藤真由&池田彩 ツーマンアニソンミニライブ

 日時:2017年02月19日(日)1部13:00/2部15:00
 場所:立川アリアリア2
 出演:工藤真由/池田彩
 曲目:
 [1部]
  01. Alright! ハートキャッチプリキュア!
  02. ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED∞ ver.~
  03. ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!
  04. Get Chance! ポケモンガオーレ
  05. Birthday Present☆
  06. Tomorrow Song ~あしたのうた~
  07. HEART GOES ON

 [2部]
  01. プリキュア5、スマイル go go!
  02. Go My Way!
  03. My Best Partner
  04. Let's go! スマイルプリキュア!
  05. Road
  06. スマイルエール

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

【ラストツーマン】

前回の西新井がラストツーマン…とかと思いきや、まさかのアンコール。
アリアリアさんのサイトでも「遂にこれがラストツーマン!!」の文字が踊ります。
どういう経緯で今回のライブが成立したのかは分かりませんが、粋な何かがあったのかしら。(くどまゆさんは、2年前にもアリアリアさんに出演されてる)
立川駅前の大型スクリーンにも、くどまゆさんのお姿がででんと。

最後のツーマンであると同時に、最後の観覧無料・通りすがりに参加できるイベントです。
なので、うちの子を初めて連れて行ってみた。本人が「お唄、聞きたい」と言ったから、親のエゴじゃないと信じたい。
場所を譲ってくれたりした方々、ありがとうございました。
おかげさまで、本人もとても楽しかったらしい。最初は「まだ早いんじゃないか」と思ってたけど、何か当たり前のように「ガオレ」をやったり手振ったり拍手したりしてた。いつの間にか、子は育つ。
帰宅後も「お唄だった。楽しかった。また行きたい」と話してた。「また」がいつか巡ってくることを、祈りたい。

【5曲目:Birthday Present☆】

「今日、誕生日の人、いますか?」の呼びかけに、誰も答えず。早々ピンポイントでいるものじゃない。
と、思いきや。本日はくどまゆさんのお母様の誕生日だった。ピンポイントに、いた。

それが影響したのかどうか。くどまゆさん、唄い出しを忘れて玉砕。
一旦中断し、思い出すのにしばらくかかったくらいに玉砕。やたらめったら緊張されていたらしい。
まぁ最後のツーマンで、お母さんのために作った曲を、どんぴしゃりに誕生日で唄うんだものな…。
このお唄、誕生日ソングというより結婚ソングですし、こみ上げるものもあったんだろうなぁ。

【6曲目:Tomorrow Song ~あしたのうた~】

紹介の前口上が「ハートキャッチの踊る歌」「…どっちのことか迷ったでしょ?」。
正解は後期の方。前回の西新井と曲目構成はほぼ同じだけど、ED曲だけ入れ替わり。

なおうちの子、「あしたのうた」だけは抱っこをせがみ、手拍子しながら見てた。
それ以外では体を動かしたかったらしく、地上戦を選択してたのに。

【6曲目:スマイルエール】

最後のお唄は「スマイルエール」。お互いにエールを贈りあうかのよう。

他の方の感想によれば、お唄の際に花束がくどまゆさんに贈られたらしい。
実をいえばこの時、途中まで帰りかけてた。
第1部が終わった時点で、興奮しすぎたうちの子は力尽き、お昼寝。2部が始まる直前に目を覚ましたけど、夢うつつ。
そのまま手拍子とかをしつつ、5曲目の「Road」で拳を突き上げてる内に(幼いながらにやるべきことはわかってるらしい)目が覚め、満足したのか、その後のトークの間に「帰る」と。
仕方がない。お子様を優先しよう…と退出したものの、最後の曲目くらいは知りたいと思い、ちょっと徘徊。
時間をおいて戻り、「スマイルエール」の始まりを聞いて、さあ帰ろう…としたところ、何かに火がついたのか、大喜びで踊りだした。間違いなく、本日一番はしゃいでた。
まぁ寝て元気になったところでのお唄なので、何でも喜んだのかもしれないけれど、やっぱり何かが分かって伝わったんだと思いたい。

【くどまゆさん】

第1部終了後の握手会で、めでたくCDが完売なされました。一足先に、CDが御卒業。

その内の1枚を買って、子供用にサインして貰いました。
肝心のこの子は、前述のとおり、1部終了後に寝てたけど。
年齢から考えても、多分今日のこの日のことは、この子の記憶には残らない。でも最後の最後に一緒に来れて、本当に良かった。ありがとう、くどまゆさん。
ちょっと握手もしてもらえたし、これでこの子もプリキュアになれるはず。

【おまけ】

今日はファリーも来てくれていました。おそらくはラストファリー。
池田彩さんもファリーの物まねしてくれてた。放送当時から、何故かファリーの真似しかしなかったらしい。謎の愛され感・ファリー。

●工藤真由さん公式ブログ:この2人だからこそ最強♪
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