穴にハマったアリスたち

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スイートプリキュア♪ 第48話(最終回)「ラララ~♪世界に響け、幸福のメロディニャ!」

2012年02月01日 | スイートプリキュア♪感想
■スイートプリキュア♪ 第48話(最終回)「ラララ~♪世界に響け、幸福のメロディニャ!」

戦争は終わった。
しかし戦いがなかったことになるわけではない。
消滅したノイズ様から、ハミィやマイナーの人々、伝説の楽譜や音譜を回収したものの、彼らは目覚めないまま。

石化した世界。失われた音楽。
瓦礫の中からカップケーキやギターを発掘はしますが、めでたしめでたしからは程遠い。
呆然としてしまいそうになる中、エレン姐さんはギターで唄う。

行きついた先は、眠り続けるハミィの夢の中。
五里霧中のお花畑で、ハミィは探し続けていました。
音譜はどこニャ!幸せのメロディはどこニャ!

目の前にいるセイレーンさんたちの姿は目に入らず。
既に楽譜は完成しているのに、それにも気がつかず。
必死に探し続ける姿は謎生物の鑑ではありますが、傍から見れば滑稽です。悲しいくらいに。

幸せを探し続け、眼前の仲間も現状も認識できない。
呼びかけても言葉は届かず、ただ探し続ける。
私たちは、孤独だ。

だけどその溝を音楽が埋めてくれる。
唄い出したセイレーンさんたちの歌声が、迷い続けるハミィにも届く。
結局のところ、私たちはどこまでいっても孤独なのかもしれない。
でも一つになれる世界もきっと来る。
夢の中のお花畑で、皆が一緒に唄う姿はとても印象的。

こうしてハミィは目を覚まし、幸せのメロディを満を持して歌唱。
歌声は世界を包み、ようやくのこと、平和がやってきました。
でも北条さんたちは微妙に浮かない顔。

と、そこに。

ノイズ様:
 「ぴぎゃーー」

幸せなはずの日常に、不意にやってくる悲しみの化身・ノイズ様。
即座に臨戦態勢をとる音吉さんらを横に、だけど北条さんたちは大喜び。
音吉さんたち、唖然。ま、孫が籠絡されている…!

北条さん:
 「いくら幸せの世界になっても、悲しみや苦しみが全て消えるわけではないわ」
黒川さん:
 「悲しみを見ないふりをするのが、幸せとは言わないもの」

これだけ頑張って幸せのメロディを唄ったのに、いきなり早速悲しみは芽生えてる。
案外、「ぴーちゃんが帰ってこない」と思った北条さんたちの悲しみに反応したんじゃ…?という気もしますが。
何にせよ、悲しみを完全になくすことは不可能。だから悲しみも抱えて生きていこう。
そのためには、何度だって変身するし、何度だって戦っていこう。

北条さん:
 「そうしたらあたしたちも鼓動のファンファーレを奏でよう!」

鼓動の力・己のビートをキーにして変身してたスイートさんたち。
言うまでもなく、私たちもまた、鼓動の音楽を鳴らしてる。
この鼓動を大事にして、私も戦っていきたいもんだと、そんなことまで思えた素敵な最終回でした。


(左画像)
映画スイートプリキュア♪とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪ 特装版 【Blu-ray】

(右画像)
スイートプリキュア♪ 2012年カレンダー


【今週のメイジャー】

アフロディテ様:
 「ついにノイズを倒したのね!」

アフロディテ様視点では、あくまで「倒した」。
そして否定はしないアコさん。
まぁこの流れで「いや悲しみも云々」と言い出すのも野暮ですが。

【今週の北】

ラストシーン、何故か北条夫妻にだけ聴こえていた「幸福のメロディ」。
答えが明示されていないのでどうとでも解釈できますが、私的には彼らの音楽能力が高かったからだと思ってみる。
要は「聞き手によって聴こえ方が違う」。

プロにとっては「歌」でも、一般市民にとっては「何だか分からないが幸せなもの」としか認識できない。
同じものでも、人によって受け取り方が違うという一種のディスコミュニケーション。
でも、「幸せになる」という点は変わらない。
表面的には差が生まれても、それはそれでいいだろう的な幸せな回答なのだと思う。

もっとも聞き手の能力に差があり過ぎると、劇場版のような「あんたたちには聴こえないでしょうね」になるんだろうな…。

【スイートさん その1】

凄まじい1年でした。

 『私たちはバラバラで、お互いに理解し合うことはできない』

昨今痛烈に感じるテーマが、これでもかと凝縮されてた。

子供の頃と比べ、価値観が多様化し、物の考え方も人によって違う。
「○○ならこうすべきだ」「××をみんな欲しがるのが当然だ」なんて言ったら、今では当たり前に馬鹿にされる。
「見方によって様々な解釈がある」「事実は立ち位置によって変わる」といった発想は、もはや陳腐を通り越して言うまでもない大前提。

もちろんそれらは「良いこと」なのだろうけど、引き換えに私たちは連帯を失ってます。
価値観が違うと言われればそれまでだし、見方が色々あるなら何が正しいかが曖昧になる。
だからつい思ってしまう。「昔は良かった」。

認識の違いにより喧嘩を勃発した北条さんが、精神的に引きこもってたところから始まる今シリーズ。
ネガトーンは毎回毎回、幸せを象徴するアイテムを素材に使われて襲ってくる。
メイジャーVSマイナーならいつかは和解するはず…と思われるのに、いまいちはっきりしない不安な展開も延々続く。

それらを積み重ねて提示された回答が、『過去を共有しているのだから、また連帯できる』。
「昔はみんな一緒で良かった」と思っているのなら、すなわち「過去」というキーがある。
これは目から鱗でした。特に劇場版、壊れ切った現在の中、「過去」を使って立ち上がる展開は何度見ても泣いた。

でもこの回答には穴がある。「過去」がキーなら、「過去」に連帯していなかった人はあっさりと振り落とされてしまう。
それどころか、「現在」は「未来」における「過去」。今現在に連帯していない人は、将来も孤立することが確定します。
ところがそもそも「現在」連帯できてないのは、「過去」に連帯できていないから。つまり詰んでる。

その意味で、マイナーの人たちやノイズ様との決着は、非常に面白かった。

バスドラ・バリトンさんに呼び掛けたのは、メロディさんでした。
本来この役はセイレーンがやった方が、辻褄はあう。でもそこでメロディさん。
元々メロディさんとマイナーさんには、接点はない。共有体験ゼロ。
でも、両者には「1年かけて音符集めを競い合った」体験がある。仲良しこよしで過ごした時間だけが、共有体験じゃない。
42話で、お互いにお互いのことを完全に理解して行動してたのは、地味に熱い。

一方のノイズ様。「音符集めを頑張った」体験もない。
本気で何も、共有体験なし。
だから打倒するしかない…と思いきや、「悲しい」というワードで連帯。

そこで最初の問題提起に戻る。
「価値観が多様化し、私たちはバラバラだ」。
よく考えてみれば、この問題は矛盾してます。
「バラバラであること」を問題視しているのなら、その価値観は一致してる。
「孤独で悲しい」のなら、その「悲しい」が共通ワードになれる。

ここで「いや別にバラバラでいいよ」という人とは、確かに連帯は出来ないけれど。
でもノイズ様は違った。悲しいと感じてた。それならば分かり合える。
似ていると思われたゴーヤーンや館長さんとの違いは、その辺なのかなと思ってる。

【スイートさん その2】

別の表現でいえば、「壊れた過去を復旧する」お話だった。
ただし「復旧」できても、「前と同じ」にはならない。

「悲しみは何度でもやってくる」と言うノイズ様に、ミューズさんたちは「その度に乗り越えて前に進める」と応じた。
逆にいえば、乗り越えると前に進んでしまうんです。

劇場版の「キュアミューズ」として出撃していくアコさんと、それを見守るお友達のシーンは、妙に切ないです。
仲直りしても、以前と全く同じ子供時代はもう戻らない。
あの夏のヒマワリ畑のシーンが胸にくるのは、「もうどうやっても戻らない失われた過去」だから。

「セイレーンが何故ネコに戻れないのか」は、私的にはそういう解釈です。
子供のころには何にでも姿を変えられるし、見方一つで正体も変わる。
だけど成長してしまえば姿は一つ。
自分のビートを見つけ、自分の意思でプリキュアを選択したセイレーンさんは、もう以前のネコには戻れない。
プリキュアになった時点で、莫大にあった変身姿も選択肢も消えた。

でもだからといって、過去が消え去ったわけじゃない。
現実は変わり続けるし、物理的になくなったり壊れたりもする。
だけどそこに拘ると、幸せアイテムがネガトーン化するように、過去が自分を縛りつける不幸アイテムになってしまう。

【スイートさん その3】

…というのが、私なりの「スイート」さんの解釈。
よりにもよって2011年度にこれをやったのは、凄まじいとしか言いようがない。
本当に素晴らしいシリーズでした。

ただ、歴代の中でも飛びぬけて難しいシリーズだったとも思う。
「お子様には難易度が高い」という意味ではなく、10代から20代前半には厳しいんじゃないかな。
「周囲との断絶」とか「過去との別離」とか、その年代で実感するのは無茶でしょう。
(逆にお子様なら、すんなり受け入れるし、感じ取るところもあるはず)

受け手によって物凄く評価の分かれるシリーズだったはずで、しかもその理由がテーマに直結している(共有体験がなければ分かり合えない)のがまた凄い。

【スイートさん その4】

コンテンツの都合上、北条さんたちは中学生ですけど、テーマ的には社会人2年目くらいに設定した方が説得力は増したと思う。同時に、絶望感も増しますけれど。

深く考えずに入社した後、遠くなってしまった友人たちを思いながら、楽しかった学生時代に思いを馳せる北条さん。
業績をあげても見方一つでがらりと評価は反転し、職場の同僚たちとは価値観の違いを尊重してお互いに距離を取る。
明確な悪が存在するわけでもないのに、自分たちではどうしようもない外部要因により、状況は緩々と悪化する一方。
それでも仕事をこなして頑張ってるけど、家に帰るとダンベルを上げ下げするだけの毎日。

北条さん:
 「どうして、こうなったんだろう…」

そんな灰色の日々に、不意に目覚めたプリキュア能力。
そして始まる激戦の中、バラバラに思えた職場や顧客や取引先が連帯し、何だかよく分からない寂しさと戦う…みたいなお話。
「自分のビートを見つけて鳴らし、周囲とハーモニー」は、社会人にこそ必要に違いない。

【スイートさん その5】

お話的に「北条-南野」「黒川-ハミィ」「調辺親娘」の3パートに分かれてる。
多分、一つに絞った方が、内容はすっきりするはず。
でもあえてそうしなかったのは、これが「スイート(組曲)」だからだろうと思う。
実質的に、プリキュアオムニバスなんですよね、今回は。
そして別々のお話が、最後には連帯して戦う。まさに組曲。

【スイートさん その6】

個人的にはメロディ派の1年でした。
昨年は花咲株を大量に買い込んで大損しましたが、今年は微量に儲けが出た…はず。
まぁビート株を高値買いした気がするので、相殺されそうですが。

テーマ面ではビートさんも好き。ラブギターロッドのCM補正もあって、大変に格好いい。
もしも自分がプリキュアになれたなら、ビートさんを目指したいかも。


まぁそういったところで。
色々と起こった1年でしたが、今年も「プリキュア」さんには励まされたし、学ぶことも多かった。
改めて感謝するとともに、来年度にも期待しています。

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スイートプリキュア♪ 第47話「ピカーン!みんなで奏でる希望の組曲ニャ!」

2012年01月22日 | スイートプリキュア♪感想
【今週の南】

今週は非常に熱く、密度の濃い回でした。
「スイートプリキュア」の集大成と言うだけでなく、「プリキュアシリーズ」を象徴するかのようなお話。
これまでずっと見続けてきて、本当に良かった。

さて、日曜朝8時に届くプリキュアメルマガ、今日の担当は南野さんでした。

[引用]
 ハミィにはげまされ、もう一度、みんなで力を合わせてノイズにたちむかいます
 でも、どうしてノイズは、すべての音を消そうする(※原文ママ)のかしら
 そのナゾにこたえるノイズの話から、私たちはノイズをたおすヒントをみつけるの
 たぶん、これが最後のたたかいです
[引用終]

あの話の流れで「ノイズを倒す」とか、「『たぶん』最後の戦い」とぼんやり気味とか。
南野さん、状況をあんまりよく分かってなかったんじゃないかな…。

■スイートプリキュア♪ 第47話「ピカーン!みんなで奏でる希望の組曲ニャ!」

メイジャーランド陥落。辛くも逃げのびたプリキュアさん達ですが、追撃の手はすぐにやってきた。
何故なら、彼女達の鼓動が鳴り響いているから。
全ての音楽を憎む敵との戦いは、音楽そのものであるプリキュアさんとしては避けることができません。

ノイズ様の目的は、全ての音の消滅。
しかしここで、北条さんの頭に疑問符が生える。ぴょこん?
音のない、誰もいない世界を作って、ノイズは何をしたいんだろう?

分からないことは相手に聞いてみればいい。
ねぇねぇノイズさん、貴方は沈黙の世界を作って何がしたいの?
返ってきた答えはシンプルでした。静かな世界で、私も消えよう。

北条さん:
 「どうして…、理想の世界なんでしょう?」
 「何それ、何がしたいの?分からないよ!」

全くもって理解できません。疑問符が次々と生い茂る。ぴょこぴょこぴょこん!?
何がしたいんだこの存在は。
やっぱり奴とはコミュニケーション不能。理解不可能な存在なんだ。



北条さん:
 「あなた一体、何なの?」



ノイズ様:
 「そんなもの、こっちが聞きたい…!」

しかしノイズ様からの返事は、意外なものでした。
自分が何なのか、こっちが聞きたい。
まるで汚いものを見るように、ひたすらに忌み嫌われてきた自分自身。それは一体何なのか。



誰もが持っている「楽しい」ことと「悲しい」こと。
その悲しさから生まれたのが、ノイズ。従って、人々が存在する限り、ノイズ様は生まれ続ける。
ノイズ様の正体は、悲しみそのもの。

……え?

だけど、それならば。

北条さんは即座に気がついた。少し遅れてハミィも気がついた。

「スイートプリキュア」の1年間の戦いを、根底からひっくり返す事実。

ノイズは「悲しみ」そのものだった。

そう。それならば。
それならば、分かり合える。

北条さん:
 「ノイズは、本当は悲しいんだ」
 「自分の声が醜いと思っている。それを聴きたくないから、全ての音を、世界を消し去りたいんだ」
 「あたし、あなたとは戦えない」

「スイート」さんの設定が公開され、「メイジャーVSマイナー」だと分かった時、多くの人が予想しました。
マイナーだからって悪じゃない。音楽的には同じなのだから。きっと真の敵として、第三勢力が登場するはずだ。
そして予想通りに第三勢力・ノイズが現れた。

でもノイズの正体は「悲しい」。それならば、彼は第三勢力じゃない。
ぐるっと回って、実はメイジャーVSマイナーだった。
それならば和解の道がある。理解しあえる。
思えば「ノイズ」であって、「サイレント」や「ミュート」ではない。
劇場版の敵さんも「ハウリング」だった。

悲劇的だったのは、「悲しい」から生まれたノイズ様は、自身の音楽を認められなかった。
だから「悲しい」を消すために、自分のビートを消し去るために、沈黙を求めた。
本来「悲しい」は「悲しい」であって、「悪」じゃないのに。



ハミィ:
 「ハミィはちょっと用事ができたニャ」

言うや否や、ハミィはノイズ様の吸収攻撃に飛び込み、彼の体内へ。
正体が「悲しい」ならば、「楽しい」にできる。
ノイズ自身が言ったじゃないか。どちらも音譜の並び一つで変わると。



悲しみは、乗り越えればいい。

北条さん:
 「だからあたしも戦うよ。もう一度」

ノイズ様:
 「…戦わないんじゃなかったのか?」

思わずノイズ様も突っ込んでしまう。
まぁ何だ、プリキュアさんに理路整然とした会話を求める方がおかしいんだ。
飛躍して辿りついた「よって殴ろう」の結論にノイズ様も困惑。そんなもの拒絶するしかない。



メロディさん:
 「ノイズに、届かない…!」

プリキュアさんの肉弾戦は、言葉のやり取りの象徴。
クリーンヒットは、心に言葉が届いたことを示す視覚表現です。
「戦わない」という選択肢は、目を伏せて会話を拒絶することと同じ。

だからメロディさんは拳を振るって語りかける。
しかし、空を飛ぶノイズ様には届かない。だから姿かたちが「鳥」の必要があったのか、ノイズ様。
「悲しみ」と「笑顔」の物理的な距離は、こんなにも遠い。それこそ絶望的なまでに。



くどまゆ:
 「届くミミ!」

その届かない想いを埋めるのは、音楽。
くどまゆの支援が、最後の一歩を進める。絶望的に思えた距離も飛び越えられる。
更にノイズ様の体内にいるハミィからも、手が差し伸べられる。



乱舞する「音楽」。まさしく組曲のような数多の必殺技。
手が届かなくても、音楽は届く。
スイートさんが多彩な技を持っていたことも、テーマ的に意味があったのか。

ノイズ様は言う。どんな喜びも、いずれ悲しみになる。
それならば乗り越えたところで意味がない。
何度消されても、自分という「悲しみ」は生まれ続ける。

だけどプリキュアさんは言う。乗り越えた分だけ、人は前に進める。
何度「悲しみ」が生まれようと、その度に笑顔にしていけるはずだ。
悲しみそれ自体も、共通体験です。悲しんだり喧嘩したりしたからこそ、今の自分たちがある。



ノイズ様:
 「ならば私が」「この世界の全てを」「悲しみに染めてみせる」
プリキュアさん:
 「それなら私達が」「この世界の全てを」「笑顔に変えてみせる」

気が付いているのだろうか、ノイズ様。
もはや彼は音のない世界を望んでいない。「悲しみに染める」と言っている。冒頭で言っていた「悲しみのない無音の世界」ではなく。
それは彼の持つ「音楽」です。自分のビートをかき鳴らし始めてる。



くどまゆ:
 「ありがとうプリキュア。音楽を信じてくれて」

実際のところ、現実はとても厳しくて悲しみにも満ちている。
でも悲しいときは、悲しめばいいんだ。別に悪じゃないんだから。
そして音楽を奏でよう。
フェアリートーンを演じているのが、くどまゆというのが凄まじい演出。
「プリキュア」を形作っているのは、北条さんらのようなアクターさんだけじゃない。



くどまゆ、進化。OP歌手がここに参戦。
ED・CM・アイキャッチに玩具たち。
悲しみに立ち向かうため、様々な物が集まった正に総力戦の「組曲」。



メロディさん:
 「やっと、届いた」
 「貴方の笑顔も守らなきゃ、プリキュアの名がすたる」

そして、悲しみは消える。



こうして1年に渡る「メイジャーVSマイナー」の戦いは終わりました。
いずれまたノイズ様は生まれるのでしょうけれど、その都度乗り越えられていくはず。
美しすぎる最終決戦。これにて、めでたしめでた…

メロディさん:
 「…ねぇ、ハミィは?」

…あれ?

というところで、次回最終回。


(左画像)
スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2

(右画像)
スイートプリキュア♪ 2012年カレンダー


「敵はゴーヤーンではなかった」というのはかなりの衝撃でした。
完全に騙された。
「音を消し去る」と言いつつ、音譜を吸収したり「マイナー」を作ったり名前が「ノイズ」だったりするあたりで、気づけたはずなのに。

「悲しい」を消すために、自分自身の消滅を選択する…。
死因の上位に自殺が君臨するこの時代、ノイズ様の台詞はリアルすぎる。
そこに手を差し伸べるプリキュアさん。それらを踏まえ、改めてOPやEDを聴くと、もう胸がいっぱいになる。

 『今みんなで唄いたい その涙かわくまで』
 『負けない!心に響き合うオーケストラ』

震災を抜きにしても、今の時代に直撃する強烈なテーマ。
おそらく5年前にやっても、今ほどには胸に響かなかったはず。
まさに今だからこそ出来る凄いシリーズだった。

【今週の鳥】



片足でリズムさんを掴み、もう片方で華麗な足技。そしてリズムさんを放り投げる。
実に鳥らしい、美しい戦い方です。
美翔さんはちゃんと参考にするように。

【今週の北】



二段変身の一つ目。付加されたのは「骨」。
二段変身の二つ目では、それが「羽根」になる。
ネガトーンやノイズ様と同じ構成。
細かいところでまで「見方一つで同じものでも変わる」が徹底されておられる。

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スイートプリキュア♪ 第46話「ズゴーン!プリキュア最後の戦いニャ!」

2012年01月15日 | スイートプリキュア♪感想
【今週の北】

[メルマガより引用]

 こんなときこそ笑顔とげんきだよね
 そんななか、ダメージをうけたはずのノイズがパワーアップしてもどってきたなんでなの

[引用終]

なんでなの!?
メロディさん、可愛い。
ヒートしつつもクールに勝算を計算してたのに…。

■スイートプリキュア♪ 第46話「ズゴーン!プリキュア最後の戦いニャ!」

颯爽とメイジャーランドを攻めたものの、数々の卑劣な手により撤退を余儀なくされたノイズ様。
満身創痍です。今回も入れて残り3話もあるのに、今にも力尽きそうです。
敵の切り札を幾つか消費させたのは幸運でしたが、どうにも勝てそうに見えません。



おまけに部下のファルセット様がとても煩い。ひたすら煩い。
そこで食べてみた。
するとどうしたことでしょう。傷が癒えていくではありませんか。

ノイズ様:
 「音吉とクレッシェンドトーンも飲み込んでおくべきだったな…」

ていうかこんな能力があったのか。知らなかった。
今まで孤独だったから気づきようもなかったんでしょうね…。
そうと分かっていれば、音吉さんたちも食べれば良かった。

…っ!そうだ、プリキュアさんを食おう!

前向きなる発想。そして胸が高まります。
それはとてもいい考えです!よし、食べるんだノイズ様、プリキュアさんを!
プリキュアさんの力を奪って利用するとかね、いい発想ですよ。

一方のプリキュアさん達。
こっちはこっちで満身創痍。頼みの綱をことごとく失っています。
だけど笑顔は忘れない。たとえ追加玩具や切り札がなくなったとしても!



それにノイズも瀕死のはずだし…!

しかし再襲してきたノイズ様は元気いっぱい。何故だ。
吐きそうな顔するメロディさんが実に可愛いです。
それでもプリキュアさんは出撃する。



メロディさん:
 「プリキュア・ミラクルハート・アルペジオ!」

猛攻に次ぐ猛攻に、必殺技の一つもぶち込んでみる。
アレで倒せないならコレ。コレも駄目ならソレ。
これだけやれば、さしものノイズ様も…

ミューズさん:
 「全然、効いてないの!?」
ノイズ様:
 「ああ。全くな」

ちくしょう。全く通じやしない。
それでも挫けず牙をむき出しにするメロディさんでしたが…。
ノイズ様は滔々と語りだした。



ノイズ様:
 「そもそもこの争いの始まりは伝説の楽譜。音楽が原因だ」
 「音符に悪が宿れば不幸のメロディになり」
 「少し並べ変えれば、幸せのメロディとなる」
 「だがそれも、悪い心が宿れば、すぐに不幸に変化する」

同じ音楽であっても、幸福にも不幸にもなる。
そんな曖昧なものは、ない方がいい。全てなくして無音にしてしまおう。
でもそれは、プリキュアさん的には決して受け入れられない思想。
生や幸せが光がある方がいい。たとえ死や不幸が闇があっても。

ノイズ様の演説を前に、プリキュアさん達もブチギレ。
まぁプリキュアさんなので、理路整然と言葉で語ったりはしませんが。
何言ってるかよく分からん!でもあんたが悪い人だってことだけは分かる!だって音楽、楽しいし!



元々「ノイズ」相手に議論も交渉も意味は無い。叩き潰せば、それで良い。
だけど善戦空しく、いよいよ食べられるメロディさん。ドキドキします。
よし、そのまま食べられてしま…



そこにやってくるバスドラ&バリトンさん。格好いい。
彼らは問う。どうしてファルセットを食ったのかと。
確かにあいつは困ったやつだったが、それでも忠誠心に篤かったのに。
あの操られていた日々も、一つの共通体験です。
立ち位置がメイジャー三銃士というよりも、トリオ・ザ・マイナーに戻っておられる。

しかしながらノイズ様からの答えは「煩いから喰った」の一言。
たったそれだけのことで…。
会話が何も通じない。ノイズ様は本心からそう言ってるのでしょう。だからこそ、どうしようもない。

そして怒りに打ち震えるドラトンさんも食べられてしまう。後は頼んだと言い残して。
途端にのたうち、全身を石化させ始めるノイズ様。
無理もない。プリキュアさんを食べるはずが、ドラトンさんを食べたんじゃな…。体も壊すわ。



メロディさん:
 「…勝った!」

ノイズ様、完全石化。そして、崩壊。自滅した…か。

その数瞬後。
石像を断ちきって中から出てきたのはヒト形態になったノイズ様。
なんてこった、この期に及んでまだパワーアップしやがった。



メロディさん:
 「ミラクルベルティエ・クロスロッド…!」

これほどまでに悲壮な状況だというのに、メロディさんは即座に戦闘態勢。
今までに取得してきた豊富な必殺技の、最後の一つを発射。
温存していたというより、信頼度が低いので使いたくても使えなかった感がありますけれど。
実際、あっさりと打ち砕かれてしまった。
やばい、ノイズ様が格好いい。バンクBGMが鳴り響く中なのに、破りやがった。



だけどメロディさんも怯まない。

メロディさん:
 「何度でもやるわ」
 「ノイズ、あなたを倒すまで!」

連射。強引に押しこんで無理やりにミュージックロンドを直撃させてみる。
よし通った!トーンのリングの謎拘束、発動!すかさず力任せのフィナーレ!
やばい、メロディさんも格好いい。

しかしそれでもやっぱりノイズ様は無傷。
倒せないんじゃないかな、これ。
もう呆然とするしかない。

その様子を見て、メイジャーランドの国民たちも絶望。
我が国の誇る国防兵器が…。
素人目にも勝ち目の欠片もない。

アフロディテ様:
 「…皆、顔を上げなさい」

それでもなお。
敗戦を悟っても、アフロディテ様は最後の行動に出る。
事ここに及んで彼女が選択したのは、音楽を奏でること。



アフロディテ様:
 「皆とこうして演奏するのは久しぶりですね」
 「とても楽しいです。私は幸せです」



アフロディテ様:
 「嬉しい時も。悲しい時も」
 「苦しい時も。どんな時も」
 「私たちは音楽を奏でてきました」
 「ノイズ、あなたがどんなに強くても」
 「私たちから音楽を愛する心は奪えません」

ヒトは今まで、どんな時でも音楽とともにあった。
物理的に失おうと、ピンチだろうと、それどころか音そのものを封じられたとしても。
それでも音楽はなくならない。

ビートさん:
 「…消えた」

堪りかねたノイズ様の手により、遂にメイジャーランド陥落。だけど…

くどまゆ:
 「音は絶対になくならないドド」

くどまゆ:
 「僕たちだけだと小さな音ドド」
 「響たちが一緒に演奏してくれたら、もっと大きな音になるレレ」
 「響たちが一緒なら、もっと音を出せるミミ」
 「みんなが一緒なら色んな音楽を演奏できるファファ」
ハミィ:
 「伝説の楽譜は真っ白ニャ!どんな曲でも作れるニャ!」
 「ハミィは響たちが作った音楽が聞きたいニャ!」

つい先日、ハミィは全く同じ文言で「楽譜は真っ白ニャ…」と否定的に言っていました。
音符のない唄えない楽譜。でもそれは同時に、これから自由に唄える楽譜。
「同じものでも見方で変わる」の極致。

生きている限り、私たちの鼓動は音楽を刻み続ける。
たとえノイズに塗りつぶされても、鼓動で音楽を作りなおせばいい。
そして、そんな鼓動を持つみんなで集まって、もう一度歌いたい。

メフィスト様、音吉さん、クレッシェンドトーン、メイジャーの人々、マイナーの人々、アフロディテ様。
かつてないほど多岐に渡る人たちが、この最終決戦に臨んだ。
今までのシリーズでも多くの人の想いを背負っては来てましたが、ここまで直接的に共闘したのはフレッシュ以来か。
テーマ的にフレッシュさんとは違い、共に在った仲間はどんどん脱落していく。
でも音楽はなくならない。物理的に音が聞こえるかどうかすら関係ない。
私たちのビートは、ずっと鳴り続けているし、そのビートが集まればハーモニーになる。

炸裂するスイート精神が熱すぎる。
この1年の全てが詰まった一幕。
絶対に、諦めない。これで次回がまだ最終回じゃないとは、なんて贅沢な。


(左画像)
スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2

(右画像)
スイートプリキュア♪ 2012年カレンダー


無音を目指しているはずなのに、パワーアップすればするほど饒舌になり、感情豊かになっていくノイズ様。
最初の鳥形態の意思疎通不可能ぶりには、心底ぞっとしましたが、今はそんな恐怖は感じません。
不用意に音符とかマイナーとか取り込むからこうなるんだ。音楽を吸収・合体したことが、後々響いてきそう。

【今年のプリキュアさん】

敵地攻撃がない、純粋な防衛線は珍しい。
あと防衛しても防衛しても、負け続けるのも。
アフロディテ様、何重にも策を巡らせてるのに、肝心のプリキュアさんが計算通りに戦果を挙げてくれない…。

ただ、アフロディテ様の巡らせたのは微妙に失策で、今回それに本人も気づいてるようにも見える。

アフロディテ様:
 「皆とこうして演奏するのは久しぶりですね」
 「とても楽しいです。私は幸せです」

「久しぶり」。確かに、音楽の国なのに、初回を除いては演奏するシーンは記憶に残ってない。
プリキュアさんを戦地投入することよりも、皆で音楽を奏でる方が先だったのかもしれない。だってとても楽しいし、幸せになれる。
ここに関しては、ネガトーンで不幸な音楽を撒き散らしたり、未完成でも不幸のメロディを唄おうとしたマイナー側の方が、正解に近かった。

【今年のオールスターズ】

公式サイトが更新され、予告が追加されました。
「今までとちょっと違う」の意味は何なのか、「プリキュアVSプリキュアになりたかった女の子」の結末はどうなるのか。
これは純粋に展開が気になる。3月までは頑張って生きなきゃ。

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スイートプリキュア♪ 第45話「ブォ~ン♪ノイズの好きにはさせないニャ!」

2012年01月08日 | スイートプリキュア♪感想
【来年のプリキュアさん】



新しいプリキュアさんが遂に解禁。
否応がなしに「GoGo」を想起する5人体制に、今頃は美翔さんも暗いスマイルを浮かべておられることと思います。
劣化MHとか偽白キュアとか、他シリーズと不当な比較をされ続ける苦しみを味わうがいいんだ。



でも北条さんは後輩の面倒見が良さそう。良い絵だ。
何はともあれ、後輩指導して夢原さんに挨拶に連れて行ってあげてください。
挨拶遅れると凄く厄介なことになりそう…。特にレモネとか。

■スイートプリキュア♪ 第45話「ブォ~ン♪ノイズの好きにはさせないニャ!」

復活したノイズ様はメイジャーランドへ侵攻を始めました。
騎士団トップの3人は配下に吸収し、プリキュアは変身不能に追い込んだ。
きっちり駒を潰した上での、本国への進撃。完璧です。



しかしこの期に及んでまだ兵器を隠していたアフロディテ様。
バリアを展開して時間稼ぎに足掻きます。
そうこうする内に、来ないはずのプリキュアが来てしまった。ノイズ様、がっかり。

ノイズ様が言うには、厄介なのはプリキュアさんではなく、その後ろに隠れているクレッシェンドトーン。
追加玩具の危険性を、非常によく理解されています。
あれ?コミュニケーション不能の象徴なのに、プリキュアさん側の事情をちゃんと理解してないか…?



一方、ノイズ様の事情など斟酌する気のないプリキュアさん。
その目に映るのは、故国を蹂躙する鳥の姿のみ。
怒りに駆られたミューズさんが、続いてビートさんが突撃しますが、残念ながらダメージすら通りません。
ああ、だから一人でラスボスに突っ込んでもダメなんですよ。
まぁリズムさんたちが一切動こうとしないので仕方ないのですけれど。



このままでは埒が明かないので、メロディさんの指揮の元、ミュージックロンドの一斉放射。
さすがメロディさんです。
あれだけノイズ様に「クレッシェンドトーンが脅威だ」と挑発されたのに、打ち放つのはミュージックロンド。クレッシェンドトーン様は温存。

だけど小手調べにすらならず、あっさりと窮地に。
そこにパイプオルガン戦艦で到着する音吉さん。
かつてメイジャーランドを救った英雄の堂々の帰還に、国民から歓声が沸き上がる。
明らかに本命は音吉さんで、プリキュアさんは時間稼ぎです。
仕方がないとはいえ、北条さんも今まで頑張ってきたのにな…。



音吉さん:
 「覚悟!!」

今、万感の思いを込めてパイプオルガンが火を吹く。
普通音楽とは「覚悟」とか叫びつつ演奏するものではないのですが、そんなことは気にしない。
降り注ぐ音色はノイズ様の自由を縛る。そしてその隙をメロディさんは見逃さない。



メロディさん:
 「プリキュア・スイートセッションアンサンブル・クレッシェンド!」

動けぬ相手に大質量アタックが突撃していく…。
更に音吉さんの主砲も発射。惨たらしい。。
ノイズ様の悲鳴が壮絶に響き渡ります。ぎいやあああああ。嗚呼、これで遂に決着が…



『どくん』

その時、聴こえるはずのない音が虚空に響く。
ま、待て。今、何の音がした。
鼓動か。ノイズ様の鼓動音か。どんなピンチに陥っても鳴りやまない、自分のビートが響いたのか。

プリキュアさんの起動ワードでもある「自分の音楽」。
ノイズ様曰く、音譜の力を集めたそうですが、おかげでプリキュアさんと通じる力を得てしまった。
これ和解フラグですか。マイナーを取り込んだせいで、意思疎通不可能な相手ではなくなったんだろうか。

ノイズ様:
 「音譜の力を吸収した私は、あの時の私ではない…!」

「自分の音楽」は大変に強い。
借り物のクレッシェンドトーンで戦うプリキュアさんの攻撃に耐えられてしまった。
そして音吉さんもあえなく敵の手に。

切り札を凌がれてしまいましたが、それでもメロディさんは立ちあがる。
ベルティエもクレッシェンドトーンも通用しなかった相手に、続いて採用したのはパッショナートハーモニー。
最後は自分の音楽で戦え。劇場版にも通じる良い流れです。
玩具による攻撃には倒れなかったノイズ様も、自分のビートの前には大ピンチ。ぎいやあああああ。
というかよく悲鳴を挙げるラスボスだ。段々気の毒になってきた。

このピンチに傍観していたファルセット様が救援に。
盛り返したノイズ様により、今度はプリキュアさんが窮地に陥りますが、代わりにクレッシェンドトーンが封印される羽目に。
お互いに援護要員が充実した戦いです。ノイズ様、もう孤独じゃないな…。

結局、音吉さんとクレッシェンドトーンを失い、瀕死の重傷を負わしたノイズ様にも逃げられてしまいました。
迎撃には成功したとはいえ、これでは敗北も同然。
今こそ止めを刺す時だったのに…。その上次回は人型を取るようで。ファルセット様にすら勝てず、鳥形態にも勝てず、その上「真の姿」か…。


(左画像)
スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2

(右画像)
スイートプリキュア♪ 2012年カレンダー


スマイルさんはピンクと青い子が可愛いと思う。

【今週の追加組】

真っ先に突撃を繰り返したのは、ビートさんとミューズさん。
リズムさんとメロディさんはテンション低め。
微妙に温度差があるような…。

【今週の兵器】

クレッシェンドトーン:
 「プリキュアの力の源、それは誰かを守りたいという心…」

音吉さんを助けようとしなかったのは、「守りたいパワー」を発揮させたかっただけじゃ…。
一方の音吉さんも、分かった上で封印されたような。
実際、その後のプリキュアさんの頑張りは目覚ましかったですし。怖い駆け引きだ。

【未来のオールスターズ】

オールスターズの公式ページがリニューアル。
熱いです。「プリキュアになりたかった女の子 VS プリキュア」か…。
謎生物が降ってくるかどうか、そして降ってきたのが何なのか、が娘さんの明暗を分けた。。

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スイートプリキュア♪ 第44話「ドレラド~♪聖なる夜に生まれた奇跡ニャ!」

2011年12月25日 | スイートプリキュア♪感想
【今週の南】



番組冒頭の「提供」枠。携帯サイトの待ち受け画像によれば、クリスマス会の様子だったそうです。
それはいいとして、よくよく見ると何やら愉快。
北条さんは思い出のピアノを演奏。エレンさんはキーワード能力のギター。アコさんはお唄。

そして南野さんは、タンバリン。
それも物凄く楽しそうに。
ええ、タンバリンを侮辱するつもりはないですけれど。音楽の使途に混ざり込んだ食物の使途の辛いところ。

■スイートプリキュア♪ 第44話「ドレラド~♪聖なる夜に生まれた奇跡ニャ!」

不幸のメロディが完成しました。メロディさんたちの失態により。
これにて世界は終わり…と思われたのですが、その兆候もなく。
凄いぞ世界。意外と頑健だった。

それに何と言っても明日はクリスマス。
街中が華やいでいます。
そしてとうとう、音吉さんのパイプオルガンも完成しました。



調べの館に続々と集結する人たち。
第1話ではたった一人で北条さんが膝を抱えていたこの場所に、どんどん人が増えて行く。
当初のがらんとした雰囲気とは随分と変わりました。
今にして思えば、調べの館は廃墟でも何でもなく、普通の音楽施設のようなので、単に北条さんが勝手に陰鬱な空気を作りだしていただけのようですけれど。
南野さんと喧嘩してたあの1年、北条さんはずっとああだったんですかね。音吉さんのパイプオルガン製作の邪魔にならなかったかしら。

南野さん:
 「不幸のメロディを聞いてもいないのに暗い顔をしていたら」
黒川さん:
 「それこそノイズの思うつぼだわ」

良い言葉です。
世界にはなんだかよく分からない不安や災難が満ちている。
だけど実際に不幸がやって来る前に、不安がって勝手に不幸になる必要はない。

で、実際にやってきた「不幸」ことファルセット様。
今まで不幸のメロディを唄わなかったのは、クリスマスを楽しみに待っておられたからのようです。お茶目さんだ。
ご自慢の高い声で、高らかに「不幸のメロディ」を唄いあげる…!

が、土壇場で完成していたパイプオルガンのおかげで場は拮抗。
凄いです、音吉さん。伝説の「不幸」相手に五分の勝負です。
惜しむらくは後一日完成が早ければ…。そうすればノイズ様を粉砕できる破壊力だったのに…。
メロディさんが後一日頑張って時間を稼げていれば…。
北条さんが調べの館を鬱の逃避行にせず、音吉さんの作業の邪魔をしていなければ…。

北条さん達が見守る中、「メイジャー」と「マイナー」が火花を散らす。
ですがそこにやってくるノイズ様。一声の元に「メイジャー」を妨害。
これは酷い。「マイナー」には「メイジャー」で競い合えても、単なる「雑音」はぶつかり合いようもない。
そこに降り注ぐ「マイナー」。このコンボは、酷い。
今日の話は、端々で演出が物凄い。



不幸を吸い上げて、ノイズ様がついに完全復活。
一見ドラゴンっぽく見えますが、ちゃんと鳥です。手が羽根になってる。
やっぱり鳥は邪悪の象徴なんだ。

不幸のメロディによって人々を石化させたノイズ様とファルセット様は、意気揚々とメイジャーランドへ進撃。
残されたのは変身能力を持たない北条さん達と、伝説の楽譜ネガトーン。
正直、雑魚っぽい外見ですが、伝説の名は伊達じゃない。



飛び道具をガードされた直後、怯みもせずに間を詰めて殴る殴る殴る!
音吉さんの決死のガードも時間稼ぎにしかなりやしない。
強い。伝説の楽譜、強い。

北条さん:
 「ごめんね、伝説の楽譜…」
 「きっと誰よりも皆を楽しませてきたんだよね…」
 「ごめんね、あたしに力がないばかりに、あなたをこんな目に」

幸せアイテムも、不幸を招く要素になる。
過去の大事な思い出の品が、拘りすぎると過去に縛りつける不幸アイテムになるように。
伝説の楽譜が「幸せ」ではなく、「不幸」になってしまったのは北条さんのせい。
悔しい。非常に、悔しい。
このままで、終わらせたく、ない…!

北条さんの叫びに応えて、他の娘さん達も立ち上がる。
たとえ幸せのメロディやプリキュア能力がなくっても、私達の鼓動が音楽を奏でてる。
メイジャーとかマイナーとか何が正しいのか分からなくなったら、自分のビートを聞けばいい。

黒川さん:
 「心のビートは止められないわ…!」

元々それを体現して変身されたビートさんが、ちゃんとご自分の決め台詞をアピールされてるのが可愛い。
困ったら、自分の胸の音を聞け。
それが鳴り響いている限り、音楽はなくならない。



その結果。伝説の楽譜に新しい音譜が発現。
元プリキュア娘の胸に飛び込んで、新しくプリキュア能力を与えてくれました。
「以前の音譜が戻ってきた」ではなく、「新しい音譜が生まれた」ところが熱い。
過去は過去。失われた物それ自体は戻ってはこない。
でも当時の共通体験を元に、新しい未来を作ることはできる。

クレッシェンドさん:
 「私達は大切なものを忘れていたようですね」
 「音楽は、今あるものが全てではない」 
 「新しく生み出すことが出来る…」

思えば北条さん達は「幸せのメロディ」を再現することに躍起で、「自力で作る」という発想はなかった。
潔く音譜は放棄して、同人版「幸せのメロディ」を作って唄ってれば勝ちだったのかもしれない。
メロディさんが敵を殴ることに夢中にならず、周囲に色香と幸せをばら撒いていれば…。

というかマイナーさんはそれに近いことはやってますね。
彼らは「とりあえず目についた人たちを不幸にする」ことを、毎回のようにやってた。
それに引き換えプリキュアさんは…。勝敗を分けたのは、その辺にあるかもしれない。

ここしばらく完全に後手後手に回ってる気もしますが。
何度目かになる決意表明の後、最後の最後の切り札「パイプオルガン」に乗って、いざ出撃。
次回はメイジャーランドの超決戦。何か次回予告では普通にノイズ様と殴り合ってるようですが…。
今度こそ仕留められるのかしら、メロディさん…。


(左画像)
スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2

(右画像)
プリキュアキューティーフィギュア3 1BOX (食玩)


前回のあの窮地をどうやって乗り切ったのか。
全く描写はされてないですが、きっとファルセット様が優しく送り届けてくれたんだと思う。
もうすぐクリスマスだから、準備がんばってねと励ましながら。
そして落差を狙っての今回の作戦。さすがファルセット様…!

実際のところ、プリキュア能力がなければ直接戦力としての脅威はないわけで。
止めをさすよりも彼女らを絶望させて、不幸パワーを吸い上げる方が得るものは大きいはず。
まぁそれが結果的に窮地を招くわけですけれど。
奴らは玩具がなくても変身しやがる。「DX3」をちゃんと見ないからこんなミスをするんだ。

蛇足のついでで。
なぜ前回、ファルセット様たちにクレッシェンドトーンをぶちかまさなかったのか。
「保険およびパイプオルガン制作のために連れてきてなかった」「位置関係的にアフロディテ様たちも轢きそうだった」「温存してる間に打つ機会を失っただけ」等色々と考えられますが。

「ファルセットの不幸のメロディ(未完成)により防がれたことがあるから」説を推したい。
だからまずはミュージックロンドで様子見。それも最初から「防がれる」ことを想定した上で。(だから一拍で反応して追撃にかかった)
メロディさんは戦闘民族。巧みに学習して技を使い分けられる子。ただ、さすがに「直撃しても無傷」は予想外だったんで戸惑っちゃったんだ。

【今週の謎生物】



ハミィ:
 「伝説の楽譜ゲットニャ」
 「でも音譜がないから、幸せのメロディを唄えないニャ」

意識から抜けてました。そうか。楽譜がなかったのか。
じゃあマイナーさんを殲滅しない限り、音譜を揃えても唄えなかったのか。
いわばフェアリーキャラフェやドリームコレットを敵が持ってる状態。

【今週の北1】



コスプレ万歳。

…やっぱり北条さんは手を腰に当てる癖があるというか、スタイルに自信を持っておられるというか。

【今週の北2】



ハートのト音記号新生。感動的です。
これまで1年間やってきたことが、この1話に詰まってた。

のはいいのだけど、よりにもよってサンタコスプレの最中ですか。
いえ色々とこじつけることはできますよ。サンタさんは幸せアイテムの象徴だとか、幸せを運んでくるとか。
だけどよりにもよって一大決戦で一年間の総まとめ回で、コスプレですか。北条さんは、エロい。

【来週の北】



アイキャッチより:
 「次回、メイジャーランドで大バトル!」
 「そしてプリキュアがついに…!」

「ついに」。
何なんでしょうか。
「ついに許す」でしょうか。「ついに諦める」でしょうか。

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スイートプリキュア♪ 第43話「シクシク……不幸のメロディが完成しちゃったニャ!」

2011年12月19日 | スイートプリキュア♪感想
【劇場版 テレビで放送】

[大塚監督のTwitterから引用]
 やっと発表できます!12月27日朝9時55分より「プリキュアオールスターズDX2」が映画プリキュア地上波初放送されます!関西地区限定ですが、見れる方は是非見て下さい!ヽ(・∀・)ノ
[引用終]

おめでたいです。ついに地上波でプリキュアさんの映画が!
「ジブリ」や「エヴァ」「コナン」のように、「プリキュア」さんが定番になる日も遠くは無い、はず。
美翔さんが、ブラウン管に戻って来るよ!

■スイートプリキュア♪ 第43話「シクシク……不幸のメロディが完成しちゃったニャ!」

ふと気がつけば。残る音譜は、北条さん達の所持する心のト音記号4つのみ。
もう後がありません。正真正銘、ありません。
対抗手段・パイプオルガンを一刻も早く完成するべく、兵器開発が急ピッチで進む。

だけどファルセット様の一手は、はるかに早かった。
前回の級友人質作戦の失敗を受け、次の作戦はアフロディテ様人質作戦。
容易く防御を破られるメイジャーランドが心配になります。何回陥落してるんだこの国。

完全に後手に回ってる北条さん、呼び出されてやむなく敵本陣へ。
こんなに簡単に敵地に行けるなら、もっと前から全力攻撃してても良かったのに。
ファルセット様が道案内してくれたのかもしれませんが。



先日の失敗は繰り返さない。
人質は拘束したまま・裏切りの危険のあるドラトンは後方配置。
この優秀なファルセット様に対し、北条さんはどう対抗するか。



北条さん:
 「もしもアフロディテ様に手出ししたら」
 「この場でト音記号ごとモジューレを破壊するわ!」

夢原さんに、悪いことを吹きこまれた…。
最後の最後の手段、いざとなったら「破壊」。
北条さんはああ見えて頭脳派だったのに。。
まぁ「壊す。言うこと聞かなければ壊す。壊すよ!!ほら!!」な夢原さんと違い、一応交渉の形はなしてます。
プリキュアさん相手にも、人質とか交渉とか通じることもあるんだな…。

だけど相手はコミュニケーション不能なノイズ様。あっさりと交渉は破綻。
しかしながら北条さん達も相手を信用していない。
伏兵につぐ伏兵で、人質解放&モジューレも維持。目まぐるしく攻守が変わる。
「人質作戦」→「話も聞かずに変身、突撃!」の時代からは想像できません。
あえて勘ぐるなら、コミュニケーション自体は発生しているのに双方が信頼し合ってないあたり、むしろ以前よりも事態が深刻です。。

それはともかく。
首尾よくアフロディテ様とモジューレを確保し、いざ反撃。
北条さんが高らかに叫ぶ!



北条さん:
 「みんな!今こそノイズを倒す時!」

ノイズ様も不用意に前線に出てきています。今こそ、首を獲る時。
北条さんはすぐに決着したがる癖がある。
この、勝負の勘所を見分ける能力も、心の引きこもり時代で様々なスポーツを通じて培ったんだろうな…。

でもここまで来ても、まだ展開はひっくり返る。
4人同時の全力攻撃は直撃したものの、さすがのファルセット様はまさかの無傷。
唖然。



そして唖然とする視聴者と同僚を置き去りにし、即座に追撃にかかったメロディさんに再度唖然。
は、反応が早すぎだ、メロディさん。
自慢の大技が不発に終わったのに、すぐに切り替えて殴りにいくとは。

それでもファルセット様を倒すには至らず。優秀すぎです。
これがメイジャーランドの三銃士の実力か。
プリキュアさんだけが戦力じゃない。

同じく元・三銃士のバスドラ&バリトンさん。メフィスト様の決死の行動により正気にかえられました。
どんなに姿が変わっても、かつて共にメイジャーで過ごしたあの日々がある。
同じメイジャー出身のミューズさんが、トリオに対して何の感慨もなかったのは寂しいですけれど。
バスドラさんとか、肩車して遊んであげててもおかしくなさそうな…。幼女に記憶されてない哀しさ。
まぁちっちゃかったでしょうしね…。

これで敵戦力はファルセット様のみ。
奴は強敵ですが、復活したバスドラ&バリトンさんを攻撃するのに夢中で、メロディさんたちに背中を見せています。
よし、今度の今度こそ殴る時。バスドラさんたちが囮になっている間に、後頭部にきつい一撃を…

北条さん:
 「目の前で苦しんでいる仲間を放ってはおけない」
 「苦しみの上に、幸せな世界なんて築けない!」

っ!北条さんが、武装解除した!



バスドラ&バリトンさん:
 「仲間…」
 「私たちが」

北条さんからしてみれば、バスドラさんたちと共通の過去体験はない。
だけどこの1年間、殴り合い続けた体験ならあります。
放送開始時には赤の他人でも、新しく積み重ねることはできる。
たとえ敵対であっても、膝を抱えて引きこもっているよりもずっと良い。

強いて言えばセイレーンさんからも一言欲しかったところですが…。
まぁ言葉にするだけが交流でもないでしょう。
変身解除の1カットの間に、心の音楽的なもので、わぃんわぃんと共鳴してたんだ、きっと。

状況は好転したはずだったのに、こうしてメロディさんは敗北宣言。
モジューレを差し出すことを決められました。
ファルセット様とノイズ様が、全てをひっくり返していく…。
思えばこれまでも、個々の戦闘では連戦連勝だったのに、何故か絶体絶命の危機を迎えています。
何かが納得できない気持ちの悪さ。ノイズ様、恐ろしい…。

1年に渡ったメイジャーVSマイナーの戦いもとうとう終結。不幸のメロディが完成することに。
この期に及んでまだ「実はすり替えてました」があったら天晴れですが、さすがにもう万策尽きた。
というか、用意しておいた数々の安全策は、ことごとく破綻しました。メロディさん、どうしてこうなったんだろう…。


(左画像)
スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2

(右画像)
キュアミューズ単品!スイートプリキュア♪DXガールズフィギュア~新しい仲間登場編~


前回、瓶詰めの音譜をばら撒いて楽譜を完成させたファルセット様。
「(前々回の段階で)音譜は残り最後の一つだったのでは?」との指摘もありましたが…。
頭脳明晰なるファルセット様のことなので、奪われることを警戒して「一旦楽譜から出して瓶に詰めておいた」のではないでしょうか。
直接描写されないところですら、ファルセット様の優秀さが見え隠れ。

【今週のメイジャーさん】

鳥:
 「メイジャーランドの女騎士が、トリオ・ザ・マイナーを捕まえてきました!」



女騎士。そんな役職が。
唄ってるだけの牧歌的国家じゃなかった。
画面に映ってないだけで、かつてのメフィスト様襲来やハウリング戦の際も、影で戦ってたんでしょうか。

【今週の謎生物】



「体に乗っかる謎生物」枠、今年はノイズ様担当。
ちなみに「プリキュアガーデン」の「おしえてプリキュア」、今回のお題は「体に乗っけたい謎生物は?」。
スイートさんが参加してたら、ノイズ様も参戦できてたのに。

【今週の北】



すごく艶やか。

【来週の北】

状況はかつてないほどの危機ですが、それはそれとしてクリスマスです。
何をどうやったか、黒幕完全復活&変身アイテムすらないあの状況を切り抜け、街に帰ってお祭り騒ぎのようで。
凄いな北条さん。桃園さんだったら、三日三晩寝込むところなのに。

映画の方の展開も踏まえると、「幸せのメロディを奪われても私達は戦える」になるだろうとは思っていましたが、変身アイテムもなくなる展開とは。
「音が無くても音楽を奏でられる」ように「玩具が無くてもプリキュアになれる」。
心の音楽ならぬ心のプリキュアなのだとしたら、大変に熱い。

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スイートプリキュア♪ 第42話「ピコンピコン!狙われたキュアモジューレニャ!」

2011年12月11日 | スイートプリキュア♪感想
【今週のオレンジさん】

私事ですが、携帯のきせかえツールをミューズさんにしてみました。
待ち受けの変身画像が、例のあざとすぎる1カット。この子、仕事が出来すぎて怖い。
あと、画面がオレンジすぎて眩い。

■スイートプリキュア♪ 第42話「ピコンピコン!狙われたキュアモジューレニャ!」

反省会が開かれました。
何故なら音譜を全部奪われて、楽譜を完成させられてしまったから。
1年に渡って続いた戦いは、苦い敗北で終わった。
さようなら幸せ。ごめんなさい世界。
破滅を招いた北条さん達は、失敗プリキュアとして厳しい弾劾に晒され…



アフロディテ様:
 「心配いらないわ」
 「ノイズは復活しません」

ぅえ?
終わったはずなのに、逆転の余地が残されていました。
曰く「ト音記号を偽物にすり替え、モジューレの存在を隠していた」。

北条さん:
 「………。。」

一体、いつの間に。そしてこの信用されてなさは、何。
今の北条さんなら、美翔さん達と楽しく語り合えそうです。
命を賭けて戦う現場を信用しないなんて…。挽回策を練っておくのは指揮官の務めとはいえ…。

当然、マイナーさん達もすり替えに気が付きました。
激怒ですよ。この期に及んで、認識の違いや見方の違いを持ちだしてくるとは。
なんて往生際の悪い。

かくして駆り出されるバリトン&バスドラの二人。
目指すはプリキュアさんの持つキュアモジューレ。
今にして思えば、セイレーンさんのモジューレ奪取作戦は正解だったんですね。
まぁ海に投げ込んだりしてましたけど。
あれ、うっかり成功してたら大変でした。しまった、モジューレ、流されて遠洋だ…!



街に繰り出し、様々な策を練っては見ますが。あっさりと見抜かれ、ことごとく不発。
バスドラさん達の策は、ちゃんと北条さん達の特徴を掴んでます。
あの子らは確実に「絶対に許さない」と一斉に啖呵を切るし、音吉さんを押さえれば言うことも聞くだろう。

そして同様に、プリキュアさん達もマイナーさんの行動を読んでいる。
さりげなくエレンさんがかつてのことに言及してるのも熱い。
これまでの戦いで、マイナーさんとメイジャーさんの間に奇妙な友情が芽生えてます。
積み重ねた共通体験が、お互いの理解を促してしまう。
一緒に過ごしたあの殴り合いの時間、ただの隣人よりもずっと深い共通体験で繋がってる。

一方、同じ時間を過ごしたはずなのに、決定的に分かり合えないファルセット様。



プリキュアさん相手に人質作戦を決行です。
愚かな…。今まで、何を見てきた…。
そんなもの、話も聞かずに殴りかかるに決まっ…

北条さん:
 「分かったわ」

素直な子だった!

夢原さんの如くモジューレを握りつぶしつつ、「壊すよ!?」と脅すくらいの腕力馬鹿ぶりを見せても良かったろうに。
楽譜が完成しなくて困るのはマイナーさんの方だから、渡すくらいなら破壊するのもありなはず。
まぁ北条さんにそういう難しいことを求めるのは止めよう。

今度こそ絶体絶命かと思いきや。
操られてた和音さんたちは自力でノイズを突破する。
同じくマイナーさんたちも。積み重ねた共通体験が、雑音に勝った…!
伊達に1年間、プリキュアさん達と殴りあってはいません。



「いがみ合っていた時間も共通体験だ」というのは、なかなかに熱い答え。
今、不仲な相手であっても「いがみあった」という経験が共通項になりうる。
思えば北条さんや南野さんの喧嘩も、そういった縮図だったのかも。

こうなるとファルセット様の行く末が気になるところ。ノイズ様とはどう見ても分かり合える気がしませんが、彼はどうなのだろう。
今回、「髪の毛をむしられる」という往年のセイレーンさんの芸が再現されてましたが、あの共通体験は生きてるんだろうか。
そんな共通体験で連帯していいのかとも思いますが。


(左画像)
スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2

(右画像)
キュアミューズ単品!スイートプリキュア♪DXガールズフィギュア~新しい仲間登場編~


【今週の最年少】

暢気なお姉さま方に代わり、最年少さんが策を巡らせてくれてました。
皆の大事なキュアモジューレを、こっそりと偽物と入れ替え。



一体、いつの間に。そしてこの信用されてなさは、何。
親が親なら、子も子。もうこの王族に心を許しちゃダメだ。
いつどこで騙されるか分かったもんじゃない。

そして何度も出し抜かれる北条さん…。
変身アイテムをすり替えられるとか、何気にシリーズ全体でも稀な大失態。
心のト音記号が無防備すぎです。結構、軽い娘なのかしら。

【今週のメイジャーさん】

一瞬とはいえ、分かり合えたバスドラさんたち。
彼らを殴ることを、メロディさんたちは躊躇します。
助けてもらったのに、殴るなんて…。

それを見ていたハミィ、首をかしげつつ叫んでみた。



ハミィ:
「おかしいニャ、皆どうしたニャ!」

なぜ殴らない。ハミィの抗議が木霊する。
今までのやり取りを、ちゃんと見てたのかこの猫は…。
セイレーンさんの時の態度とはえらい違いだ。

【今週の北】



温泉を掘り当てたバスドラさんに向かい一言。

北条さん:
 「プリキュア割引よろしく!」

温泉でプリキュア割引。淫靡だ。
プリキュア娘が温泉に…!

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スイートプリキュア♪ 第41話「ファファ~♪最後の音符はぜったい渡さないニャ!」

2011年12月04日 | スイートプリキュア♪感想
【今週のドドリー】

プリキュアさんと直接関係ないのですが、本日「Make: Tokyo Meeting」なるイベントが開催されてました。
内容は、わけのわからないものを、わけのわからない人たちが、わけのわからない感じで作成して展示するイベント…らしい。
で、実際に行った人によれば謎改造されたドドリーが出展されてたそうで。ドドリーとファリー違いとはいえ、今日の内容と妙なシンクロ。

■スイートプリキュア♪ 第41話「ファファ~♪最後の音符はぜったい渡さないニャ!」

ノイズ様の暗躍により、北条さん達の持ち音譜はあと一つになっていました。
だけどまだ諦めるには早い。奪われたのなら、また集めれば良いのです。
私達は何度でもやり直すことができ…



マイナーさん:
 「不幸のメロディの完成まで、音譜はあと一つだ!」

驚愕。終わりは、いつの間にかやってきた。
いつまでも争奪戦を続けられると思ったら大間違いだった。
時代は止まって待ってくれない。



世界の命運を握る最後の一つは、ファリーに託されました。
よりにもよってファリーです。ミリー贔屓の私としては、素直にミリーに渡せと詰め寄りたい。
そうか、よりにもよってお調子者のファリーか…。

信頼度という意味ではとても低いファリー。おまけにマイナーさんにも事情がバレました。
これでは奪われるのも時間の問題です。
そこで北条さんは考えた。筋肉脳で考えた。そうだ、街ぐるみでファリーを守ろう!



こちらの可愛い妖精ファリーを、街のみんなで守ろう!

普通ならスルーされて終わりのところですが、この街の方々は大変にノリが良い。
そして恐ろしいまでのポテンシャルを秘めておられます。
そんな加音町の人たちが、「映画撮影」を口実に、北条さんの扇動に乗せられて立ち上がる…!



一時期は「プリキュア確定」とまで言われていた西の人と東の人まで大活躍です。
今にして思えば、「北」条さんとか「南」野さんとか別に何の意味もなかった。
明らかに意味がありそうに見えても、見方を変えれば「何でもない」というスイート理論。

ありそうでなかった街ぐるみの一大反撃は成功し、マイナーさんも押され気味。
ある意味、「これまでのメイジャーVSマイナーの争いは何だったんだ」というちゃぶ台返しとも言えます。
色々とごちゃごちゃ「不幸のメロディ」だの「誰が敵か分からない」だのやってきたけど、うん、今までの争いは何だったんだ。
難しく深刻に考えていても、そんなこととは関係なく、街には人々が大勢いてそれぞれ音楽を鳴らしている。
国防兵器・プリキュアも、そんな音楽の中の一つでしかないわけで。



捕獲されたファリーを救出すべく、音楽で対抗する一同。これは格好いい。凄く格好いい。
もうここまできたら、「幸せのメロディ」なんていらないんじゃないか。
たとえ「メロディ」を奪われても、私達の音楽はなくならない…!



本日のネガトーンはくどまゆ。
無数のくどまゆが周囲を包囲します。こんなところでまで「見方を変えれば変わる」演出か。
バラまいて撹乱に使った大量のファリー達が、今度はプリキュアさんたちに襲いかかる…。

強靭なるくどまゆさんの抵抗に、ちょっと苦戦したプリキュアさんでしたが。
例によって例の如く、殴り倒して見せました。
メロディさんがくどまゆに手を差し伸べて合流するとか、メタ的にも燃えます。

しかしながら。そんなこととは全く関係なく、ノイズ様により最後の音譜は奪われてしまいました。
世界滅亡までのカウントダウン開始。でもラストシーンが「加音町の人たちによる演奏」なのは熱い。
音譜を奪われた?なるほど、そうか。だけどここに音楽はある。


(左画像)
スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2

(右画像)
キュアミューズ単品!スイートプリキュア♪DXガールズフィギュア~新しい仲間登場編~


そういえばOPが変わりました。残り話僅かにして、とうとう完成ver。
これで、史上最もOPが変わったプリキュアさんの称号を、ゲットなされたはず。

【今週の4人目】



肉弾戦するオレンジさん可愛い。
最年少で姫なのに武闘派。とても良いです。
まぁ同じ王族キャラで、専守逃走では他者の追随を許さない娘さんがいますので、被らないようにするには仕方がないのでしょうけれど。

【今週のマイナーさん】

マイナーさん:
 「音譜が…揃った…」

集めたマイナーさんもびっくり。これって揃うものだったのか…。
長くて地道な回収作業は、彼らにとっての「過去の共通体験」。
これがトリオの皆さまが連帯するきっかけになったりしたら、感涙すると思う。

そういう意味では、音譜集めですら、経験を共有してないんですねノイズ様は。。

「ぴーちゃんのことが深掘りされないまま、事態が進んで正体もバラしたのはどうなのだろう」との意見も見ましたが。
テーマを踏まえると、そういう演出なのだと思います。
コミュニケーション不能で、共通体験を全く積み重ねていない存在。「マイナーとは違う真の悪」らしい展開だと思う。

【今週の北】

「悲しくなる音波」が効かないはずの北条父に、今回は何故か通用していました。

 推測1:素材がくどまゆだったから。あの方の歌声が、届かない道理はない。
 推測2:前回平気だったのが異常なだけで、実際はこうなる。
 推測3:これまでの共通体験により、マイナーさんの音楽レベルが向上していたから。密かにトリオの和解フラグ。

3だと嬉しいですが、多分「北条さんの父親なんだから、言ってることを額面通りに受け取るな」が正解じゃないかと思う。

【今週の北2】

メロディさんの基本戦術は「正面から殴る!」。
相手がどんな巨体だろうと、真正面から拳の応酬です。
今回の戦闘も、最初の接敵の瞬間に「避けたリズムさん」と「正面から迎撃したメロディさん」の違いが出ててちょっと楽しかった。避けようよ、メロディさん…。

【来週のプリキュアさん】

音譜を全て揃えられて絶体絶命…と思いきや。

北条さん:
 「不幸のメロディは完成したはずなのに」
南野さん: 
 「どうして唄わないのかしら…?」
ハミィ:
 「それは唄えない理由があるからニャ」



にやり。微笑むアフロディテ様は、何を考えているのか。
この期に及んでまだ何か隠してやがったか、メイジャーども…。
やっぱりメイジャーが真の敵なのか。。

てっきり「唄い手がいない」なのかと思いきや、モジューレに何か秘密があるそうで。



「西とか東とか伏線でも何でもなかった」と思わせておいて、追加戦士の本命候補がまさかの動きを。
この分だと、本気で変身されてしまっても、受け入れてしまいそう。
うぅ、いつになったら安心して見られるようになるんだろう、「スイート」さんは…。

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スイートプリキュア♪ 第40話「ルルル~!雨音は女神の調べニャ!」

2011年12月01日 | スイートプリキュア♪感想
【今週のOP】

いよいよ特殊OPも見おさめ。



降臨するクレッシェンドメロディさんが神々しいです。
何が神々しいって、起動タイミングとキーワードが神々しい。
「同じ物事も見方次第で変わる」「何が正しいか分からない」「おかげで断絶しまくり」なこの世の中への一つの回答。

■スイートプリキュア♪ 第40話「ルルル~!雨音は女神の調べニャ!」

暗躍するノイズ様により、せっかく集めた音譜は奪われつくしました。



凄まじい量です。もはや数え切れぬほどの数。
これ全て集めてたのか…。
スイートチームの手にかかれば、かのピンキーだって1クールで全部集まってたんじゃないだろうか。

これまでの努力の結果を奪われた北条さん達。
最悪なことに、原因も対策も分かりません。
さしものくどまゆさんも、ぐったり気味。

そんな折、音吉さんが突然に事故に巻き込まれました。
幸い怪我はなかったものの、あわや一大事。
だけどおかげで容疑者を絞ることが出来ました。
何か知らんが、先日から鳥が近くに居る。
奴がノイズに違いない。

音吉さん:
 「友情・愛情・信じる心」
 「それらを利用するのがノイズなんじゃ」



そんな物騒なものを手に持たせているのに、「危ない!離せ!」とは言わない音吉さん。
そんな物騒なものを手に持っているのに、「えぇ!?」と手放さない北条さん。
スイートさんは謎生物だっこ係がいないシリーズですが、まさかラスボスを抱っこすることになるとは。

そこで早速尋問が始まりますが、クレッシェンドトーンさんの判定は「良く分からない」。
致命的なまでのコミュニケーション不全。
あまりに会話が出来無さ過ぎて、邪悪ということすら分からない。

しかしどういう訳か、北条さんは気が付きました。

北条さん:
 「さっきぴーちゃんの瞳に、一瞬だけ悪の心が浮かんだ気がしたの!」

さりげなく怖いことを。もう迂闊に北条さんに近づけません。
うっかり劣欲をたたえた目で見ようものなら、即座に拳が飛んできますよ。
今、瞳に悪の心が浮かんでた…!



そして始まる音響攻撃。
逃げようとしたぴーちゃんことノイズ様、撃沈。
犯人見つけたり。バレた以上は袋叩きですよ。
そんな貧弱な姿でのこのことやってきやがるとは。
さあ覚悟し…

アコさん:
 「なにをしてるの…!」

遅れてやってきたアコさんが見たのは、寄ってたかって鳥をいじめるお姉さま方でした。
嫌がる鳥を無理やり音責めにするなんて…。
悲鳴を上げる鳥が哀れです。なんてことを。絶対に許さ…。



アコさん:
 「私、ぴーちゃんのこと信じていたい」
 「けど、おじいちゃんは今まで、私に、絶対に」
 「嘘をついたことがないの」

迷わなかった。
「ぴーちゃんが可哀そう!」とか「ノイズだなんて信じない!」とか、そんな葛藤はなかった。
これまでお祖父さん達と積み重ねてきた過去は、安っぽいお涙ちょうだいなんかには負けなかった。

もちろんこれは単なる「良い話」では終わらない。
むしろアコさんが惑わされる展開よりも、よっぽど複雑で恐ろしい。
だって共通した過去がなければ、信じてすらもらえないんです。
結果論として、音吉さんは確かに正しかった。嘘を言う人でもない。
ですが、アコさんは何らかの証拠に基づいて判断したのではなく、過去の積み重ねによりジャッジした。

「どんなに断絶して認識に違いが生まれても、連帯して積み重ねた過去があれば信じられる」
確かにその通り。ですが同時に。
「どんなに連帯しているように見えても、積み重ねた過去がなければ信じられない」
これも事実。
そして「現在」は「未来」における「過去」なのだから、「現在」連帯していないと「未来」において断絶してしまう。

恐ろしいです。だってそもそも断絶しているから、「現在」連帯できないのに、そこを越えて行かないと「未来」においても孤立するなんて。
でもそこは何とか乗り越えて行くしかないんだろうな。
奏太くんも、最初は拒絶されたのに、それでも頑張ってアコさんと絡み続けた。気がつけば「拒絶されまくった」こと自体が「共通の過去」の思い出になってる。
そしてその果てが、姉がプリキュア・隣のお姉さんがプリキュア・猫がプリキュア・幼馴染がプリキュアの超絶ステータスですよ。
やっぱり恐れずに連帯していくべきなんだ。「未来」のために。


(左画像)
スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2

(右画像)
キュアミューズ単品!スイートプリキュア♪DXガールズフィギュア~新しい仲間登場編~


なおノイズ様は地獄の死地から生還なされました。
かつて自分を封印した者+プリキュア娘4体の包囲網を、あっさりと抜けやがるとは…。
どうせ復活するのでしょうけれど、北条さんが抱っこしている間に握力自慢していれば、今回で話が終わってたのに。

【来週のくどまゆ】



ここにきて、くどまゆ超大活躍回!
更にはくどまゆのネガトーン化。くどまゆが不幸アイテムと化していく。
おまけに、くどまゆVS北条さん。かつては花咲さんとも殴り合いましたし、どこまで行くんだろうこの人は。

【今週の北】



メロディさん:
 「まだノイズがいる!」
 「ここで決着を!!」

メフィスト様の時もそうでした。
この子は決着を急ぎたがるというか、射程に入った!即、滅ぼす!な方。
優秀なプリキュアさんです。孤独時代に培ったスポーツの勘所が、攻め時を教えてくれてるんだ、きっと。

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スイートプリキュア♪ 第39話「フギャー!音符がぜーんぶ消えちゃったニャ!」

2011年11月20日 | スイートプリキュア♪感想
【今週のOP】



特殊OPも佳境。来週はメロディさんの二段変身シーンでしょうか。
さあ映画行くの?行かないの?行かないなら、全部ネタバレするから。
北条さんの腕力営業がピカピカ光る。

■スイートプリキュア♪ 第39話「フギャー!音符がぜーんぶ消えちゃったニャ!」

音譜がなくなりました。朝起きたら、綺麗さっぱりと。

さしものハミィもばっきりと心を折られた。
これで何度目だ、リセットされるのは。
もう絶体絶命ニャ。やっぱりプリキュアの選択を間違えたニャ!



北条さん:
 「諦めたら負け決定だよ!」
 「この間助っ人でサッカー部の試合に出た時、3対0の~」

言わんとすることは分かりますが、もう少し違う表現はなかったのか。
だけど北条さんは絶好調。
感情の浮き沈みが激しい子です。今日は調子の良い日。
やはりこの子は「連弾でハーモニーパワーを学習」とかそんなんじゃダメだったんですよ。
もっと体動かして、筋肉に刻み込むような方法で伝えないと…。

一方のマイナーさん達も、音譜集めに危機感を持っていました。

ファルセット様:
 「音譜が並んでいるのは前の方のここだけ!」
 「楽譜は物凄く長いんだ!」

敵味方共にあんなに頑張って集めてるのに、まだ道半ばか…。
これは最後まで完成しないんじゃないかな。
仮に完成したとしても、25分の間に終わらない長大な曲になりそうだ。

マイナーさんですら困ってるのに、持ち音譜ゼロの北条さん達の未来は暗い。
サッカーに喩えて3対0とか言ってましたが、そんな次元ではありません。
1万点先取の試合で、1年かかって5000対0とかですよ。
「まだ半分」と考えるか「もう半分」と考えるか…というのは使い古された表現ですが、この場合マイナーさんの言い分の方が正しそうです。
残り話数も少しなのに、これでは音符が集まらない…!

そこで一発逆転。
もう一度音吉さんにパイプオルガンを弾いてもらい、音譜をおびき出すことに。
だけど見方を変えれば、マイナーさんたちにも音符を集めるチャンスを提供してしまう。

音吉さん:
 「不幸のメロディの完成を早めてしまうかもしれない」

さりげなく毒を吐かれた気がする。
「完成を早める」って、完成されること前提ですね…。
まぁ奪われた前科があるし、文句は言えない。

発生した多数の音譜を巡り、案の定マイナーさん達と戦闘開始。
大量ゲットのチャンスです。
殴り倒して、奪い取ろう。



いつの間にやら決戦モード。
敵幹部2人+ネガトーン1体が同時に殴りかかってくる状況は、歴代シリーズでも結構過酷な状況です。
だけどスイートさんたちもああ見えて武闘派。謎の作戦でもって撃破なされた。
この何気に高度で複雑な作戦を、あのメロディさんがどのようにして皆に伝えたのか。
案外、物凄い難解なスポーツ理論を交えつつ力説されてそうだ。

当初の目的通りに音譜の大量確保には成功。
そもそもの紛失した原因は不明ですが、再発の予防体制も完璧に整えました。
物理的にガードし、人員も訓練し、緊急時の連絡手段も用意。優秀だ。さすが、くどまゆ。
特に「緊急時の連絡」を想定してるのが良いですね。
くどまゆ一人で抱え込んでいたあの頃とは、違う。



そしてその備えもチームワークも嘲笑うように。
再び音譜は全て消滅しました。
コミュニケーションを取ることすら不可能な敵が、我々のすぐ横に住んでいる。


(左画像)
スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2

(右画像)
キュアミューズ単品!スイートプリキュア♪DXガールズフィギュア~新しい仲間登場編~


「幸せのメロディ」は年1回唄うというルールだったと思いますが、既に1年が経過しつつあります。
年度替わりのタイミングとか、どういう制度になってるんだろう。
念願かなってようやく唄った後、「今のは去年分ニャ」「じゃ今年の分を準備するニャ」とか言われたらさすがにキレる。

【今週の最年少】



取り出したるは黒ミューズブーツ。
アレはプリキュア能力に依るものではなく、自前だったようです。
おそらく全身スーツもタンスの中に眠ってる。淫靡だ。

…嫌な想像をすると、音吉さんの知識に依るものですかね。本来の所有者は誰で、誰が着用していたものなんですかね。

【今週のマイナーさん】

リズムさん・ミューズさんと交戦するマイナーさん。



何故目をつむる。絶好のポジションなのに。

【今週の北】



伝統の寝姿。相変わらず腕を上げた赤ちゃん眠り。
北条さんはなかなかに色気たっぷりです。
桃園さんがおかしすぎた。

【今週の北2】



妙に好きな一コマ。北条さん可愛い。

【今週の鳥】

今日は美翔さんのお誕生日だそうですよ。おめでとうございました。
(Twitter上のイベント→#mai_tan)

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