穴にハマったアリスたち

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一言感想:週刊少年サンデー 「影チル」

2008年09月03日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
■絶対可憐チルドレン 143rd 影武者チルドレン(1)

先週は休載だった椎名さん、今週は復活されました。
でも残念です。椎名さんは依然として『脳をどうかした』ままでした。
いっそこのまま戻らないといいと思います。

「中学生の三宮さんのコスプレした人形にエプロンドレスのコスプレさせる」というのは正義を通り越して真理ですね。
本物は怖いから人形をその辺に配備しておこう。
そしてそれを見た三宮さん(本物)に蔑みの目を向けられたい。

てか人形と完全にシンクロしてる彼女は、人でなしということですか。

■月光条例 第4条[シンデレラ]9 エンゲキブの身代わり冒険2

前の記事で書いたことを撤回します。
エンゲキブさんは本気で「シンデレラ」を知りませんでした。
これは随分と思い切った設定にしたもんだ。

リアリティを考えたら全くのナンセンスですが、話の深め方としては面白いですね。
「シンデレラコンプレックス」や「シンデレラストーリー」といった派生語から、逆に「シンデレラ」の話を推理していく展開が地味にツボでした。
大筋は合ってるのに極めてベタな勘違いに陥ったことも含めて。

「ピーターパンシンドローム」とか「エディプスコンプレックス」「ビューティフルドリーマー」とか、お話から独立してる用語は結構ある。
そういう方面のネタの転がし方もアリなら、思ってたよりもずっと「おとぎ話」ネタの幅が広がりそうです。
(余談。前述の「絶チル」で「エプロンドレス」の単語が出てきましたが反射的に「メアリ・アン」を連想しました。三宮さんはメアリ・アン。これも結構使い古された定番の「おとぎ話」ジョーク)

作者の藤田さんは「うしおととら」「からくりサークス」で相当にコアなファンを獲得しておられますけど、新しい路線を展開してるのは素直に凄い。
今までの作風すらセルフパロれるあたりに貫禄を感じます。
まぁ以前から遊ぶときは遊ぶノリだったので、熱血展開との配分を「遊んで」おられるのかも。オールドファンの方も「前作はこうだったああだった」と区分けして考えないで、「遊んで」楽しめればいいんじゃなかろうか。

■神のみぞ知るセカイ FLAG20 優勝烈敗

今「サンデー」で流行中の嘘デート。
それに付き合う羽目になった桂馬くん、喜ぶというよりも武の道を極めし者と全く同じ反応をしてるあたりが流石です。
彼も道を極めしもの。ベクトルは全く違うけどスカラーが一緒ならきっと分かりあえる。

■オニデレ 第22幕 最高の思い出 後編

先週の引きを一瞬で破壊するサヤさんは素敵な彼女さんだなと思いました。
正少年と二人で、ぜひ幸せになって欲しいものだと応援しています。
(サキさんの方に擦り寄りながら)

■トラウマイスタ 第10話「打ち破れッ!サブリザード」

手に持ってるお香が消えたら事実上負けの能力バトル。
今後主人公のライバル兼仲間になりそうなキャラの能力は「冷気」でした。
ほぼ最強な気がする。

ジャンルとしては先輩になる「ガッシュ」が「(本を)燃やされたら負け」とは真逆の条件ですね。
ガッシュのときは火炎能力者が圧倒的に有利だった。
ていうか今更ですが、パティとか逆境にも程がある。「燃やす」が勝利条件なのに、能力が「水」って。
こっちの漫画世界に住んでたら世の覇者になれたのに。

■魔王 JUVENILE REMIX 第61話「戦場」

サブタイトル、「戦場」というか「煽情」というか。
スズメバチさんが相変わらずの変態でとても和みました。
何だか分からん謎能力者相手に、何だか分からんままガチの肉弾戦を挑んでるあたりが特に。
人は状況を理解してなくても何とかなるもんなんですね。

■蛇足

真空ラブラブクッションの販促絵がこっそりと差し替えられてました。
さすがにマズイと気が付いたらしい。
むしろ先週の段階で何故気が付かなかったんだろう。

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