唐突ですが、再来週に熊本城マラソンに参加します。
で、その縁もあって熊本のマスコット「くまモン」に触れてみる。
ゆるキャラグランプリで1位を取った、例の奴です。
●くまモン公式サイト
表情があるようで読みとれない正面顔には、ゆるい恐怖を感じます。
底知れぬエロスの気配が漂ってる…。
キティ御大にも通じる不気味さ。
ゆるキャラといえば、普通は地元の名産品や観光スポット、偉人等々にちなむものだと思いますが、こいつはただのクマ。
見た目だけでは、何のマスコットか分かりません。正真正銘、ゆるいです。
そのくせこのクマ、素行が悪い。
[自己紹介より引用]
一番のお友達
蒲島知事と熊本県宣伝部長のスザンヌ。
[引用終]
一番の友達を聞かれ、迷わず知事の名を挙げ、次に芸能人とのコネをアピール。
そこは嘘でも「応援してくれる子供たち」とでも言うべきところでしょうに。
ゆるキャラの自覚が足りてません。まずは、知事。話はそれからだモン。
くまモンが活動を広げた経緯も血なまぐさいです。
昨年開通した九州新幹線のマスコットとして、西郷隆盛が使われたそうですが、これに熊本県民が激怒。
そりゃそうです。西南戦争で戦ってる上に、福岡-鹿児島でアピールされたら、熊本は素通りされてしまう。
そこで応戦するために抜擢されたのが、穀を潰していたこのクマ。始まりからして好戦的です。
こうしてみると、どこが「ゆるい」のか悩みたくなります。
そんなクマですが、キャッチフレーズの「くまもとサプライズ」の説明を見て、ちょっと感動した。
[引用]
「くまもとサプライズ」は、平成23年3月の九州新幹線全線開業をきっかけに、熊本県の人びとが、自分たちの周りにある「サプライズ=ハッピーなびっくり」を再発見し、「サプライズ=ハッピーなびっくり」を熊本県の人びとをはじめ、全国の人びとへ広め、熊本をさらに活気とハッピーがあふれる街へと成長させていくプロジェクトです。
[引用終]
「熊本県の人びとが、自分たちの周りにある「サプライズ=ハッピーなびっくり」を再発見」。
これは凄くいい発想だと思う。
まず、県民自身が自分たちのハッピーを再発見しよう、か。
新しい観光資源を作るのではなく、「え、これ観光資源だったんだ。サプライズ!」と再発見。
地元民は地元の観光地に行かないもの。だからこそ、意識して掘り出そう。
グローバルとか変化の時代とか言われがちですが、地に足をつけて過去を再発見することを全面に押し出すとは…。
てっきり「街角を曲がったらクマとばったり!サプライズ!!」的クライシスな意味かと思っていたのですが…。
ごめんなさい。「そんな危険な街なんかには行きたくない」とか思ってごめんなさい。
過去を発掘し、力に変える。
どこぞのプリキュアさんたちが言っておられたことと、まさしく同じ。
やっぱ去年は、そういう年だったんだ。
それを踏まえた上で、「くまモン体操」を見ると、なかなかに熱い。
●くまモン体操(くまもとサプライズ)(リンク先:YouTube)
●くまもとサプライズ大辞典
正直なところ、熊本の観光地と言われても、熊本城や阿蘇山くらいしか思いつかなかった人間ですが、こうして見ると壮絶な気合が伝わってきます。
な、なるほど。確かにサプライズだ。
これが県民自身が再発見した成果か…。
歌のサビは秀逸すぎます。
『くまもとが大好きでヨカッタ!!』
観光PRなら「大好きになってね」とか「大好きになった」とかにするのが普通。
しかしそこであえて「大好きでヨカッタ」。
漠然と持っていた郷土愛を、再発見。そして噛みしめる。大好きで良かったと。これは熱いな…。
あのクマがグランプリを取ったのも納得しました。こういう戦い方ができるのは凄い。
で、その縁もあって熊本のマスコット「くまモン」に触れてみる。
ゆるキャラグランプリで1位を取った、例の奴です。
●くまモン公式サイト
表情があるようで読みとれない正面顔には、ゆるい恐怖を感じます。
底知れぬエロスの気配が漂ってる…。
キティ御大にも通じる不気味さ。
ゆるキャラといえば、普通は地元の名産品や観光スポット、偉人等々にちなむものだと思いますが、こいつはただのクマ。
見た目だけでは、何のマスコットか分かりません。正真正銘、ゆるいです。
そのくせこのクマ、素行が悪い。
[自己紹介より引用]
一番のお友達
蒲島知事と熊本県宣伝部長のスザンヌ。
[引用終]
一番の友達を聞かれ、迷わず知事の名を挙げ、次に芸能人とのコネをアピール。
そこは嘘でも「応援してくれる子供たち」とでも言うべきところでしょうに。
ゆるキャラの自覚が足りてません。まずは、知事。話はそれからだモン。
くまモンが活動を広げた経緯も血なまぐさいです。
昨年開通した九州新幹線のマスコットとして、西郷隆盛が使われたそうですが、これに熊本県民が激怒。
そりゃそうです。西南戦争で戦ってる上に、福岡-鹿児島でアピールされたら、熊本は素通りされてしまう。
そこで応戦するために抜擢されたのが、穀を潰していたこのクマ。始まりからして好戦的です。
こうしてみると、どこが「ゆるい」のか悩みたくなります。
そんなクマですが、キャッチフレーズの「くまもとサプライズ」の説明を見て、ちょっと感動した。
[引用]
「くまもとサプライズ」は、平成23年3月の九州新幹線全線開業をきっかけに、熊本県の人びとが、自分たちの周りにある「サプライズ=ハッピーなびっくり」を再発見し、「サプライズ=ハッピーなびっくり」を熊本県の人びとをはじめ、全国の人びとへ広め、熊本をさらに活気とハッピーがあふれる街へと成長させていくプロジェクトです。
[引用終]
「熊本県の人びとが、自分たちの周りにある「サプライズ=ハッピーなびっくり」を再発見」。
これは凄くいい発想だと思う。
まず、県民自身が自分たちのハッピーを再発見しよう、か。
新しい観光資源を作るのではなく、「え、これ観光資源だったんだ。サプライズ!」と再発見。
地元民は地元の観光地に行かないもの。だからこそ、意識して掘り出そう。
グローバルとか変化の時代とか言われがちですが、地に足をつけて過去を再発見することを全面に押し出すとは…。
てっきり「街角を曲がったらクマとばったり!サプライズ!!」的クライシスな意味かと思っていたのですが…。
ごめんなさい。「そんな危険な街なんかには行きたくない」とか思ってごめんなさい。
過去を発掘し、力に変える。
どこぞのプリキュアさんたちが言っておられたことと、まさしく同じ。
やっぱ去年は、そういう年だったんだ。
それを踏まえた上で、「くまモン体操」を見ると、なかなかに熱い。
●くまモン体操(くまもとサプライズ)(リンク先:YouTube)
●くまもとサプライズ大辞典
正直なところ、熊本の観光地と言われても、熊本城や阿蘇山くらいしか思いつかなかった人間ですが、こうして見ると壮絶な気合が伝わってきます。
な、なるほど。確かにサプライズだ。
これが県民自身が再発見した成果か…。
歌のサビは秀逸すぎます。
『くまもとが大好きでヨカッタ!!』
観光PRなら「大好きになってね」とか「大好きになった」とかにするのが普通。
しかしそこであえて「大好きでヨカッタ」。
漠然と持っていた郷土愛を、再発見。そして噛みしめる。大好きで良かったと。これは熱いな…。
あのクマがグランプリを取ったのも納得しました。こういう戦い方ができるのは凄い。