可能であれば、8月に開催された「Cure Metal Night」(当時書いた感想)の楽曲を聞きつつ読んでいただけると幸いです。
■映画「プリキュアオールスターズ CureMetalNight」
【01. 燦然!プリキュアオールスターズ】
プリキュアさん:
「全員集合!プリキュアオールスターズ!!」
そう叫んで戦ったのはいつの頃の話だったか。
あれから月日も流れ、プリキュアさんの数は増えに増えました。
今やそこらの娘さんが普通にプリキュアになる時代。
もはや「プリキュアは全部で何人か?」に答えることすら困難な有様です。
主にハピネスさんのせいですが。
そんなわけで今日もまた。
現れた謎の敵は、容赦のない火力の前に沈みました。
数十人のプリキュアさんがよってたかって殴る様は、正義とは何かについて考えさせられる…。
【02. プリキュア♪ハートフルビートロック! 】
さてそんなお祭りが終わっても。
それはそれとして、個々のプリキュアさんの戦いも続いていました。
そこらの娘さんがプリキュアになるように、そこらの良く分からない憎悪とか不幸とかも普通に怪物化するのです。
ビートさん:
「プリキュア・ハートフルビートロック!!」
加音町を舞台に、ビートさんはあくせく戦っていました。倒しても倒してもきりがない。
まぁ以前に比べれば敵そのものは倒しやすくはなりましたけれど。
いざとなればプリキュアさんを大量投入すれば、物量作戦でどうにかなりますし。
ビートさん:
「本当に、いつまで戦えばいいのかしら?」
キュアモジューレを抱きしめつつ、ぼんやりと呟く。
【03. 暗黒の挑戦者】
そこかしこで頻繁に。敵が現れては蹴散らして。
誰もがプリキュアになれる以上、誰もが怪物にもなれるわけで。
あくる日も次の日も、加音町ではネガトーンが跋扈し続けていました。
【04. レッツプレイ!プリキュアモジュレーション】
北条&南野さん:
「「絶対に、許さない!!」」
こらえ性もなく堪忍袋をブチ切りになりあそばされて、メロディさんとリズムさんが華麗に舞い狂う。
街の人たちもやんややんやの大歓声。
即興でBGMを掻き鳴らしたりする人たちも出る有様です。加音町、怖い。人は異常にも慣れる生き物。
もうプリキュアさんなんて日常なんです。
そしてプリキュアさんに頼るのも、もはや日常に…。
【05. プリキュア大活躍!】
壮絶なる戦闘力でネガトーンを粉砕した後、ふと北条さんは思う。
今ではこうして当たり前のようにプリキュアやってるけど、ほんのちょっと前までは、コスプレして殴り合うとか想像もしてません。
本当に、いろんなことがあった。
北条さん:
「またこうやって奏と仲良くできて」
「みんなを守れて」
「プリキュアやって良かったな」
敵は現れるけど辛くはない。だってプリキュアだから。
その思いは、だけど。
幸福が不幸になるように、容易に反転する。
北条さん:
「プリキュアやれなくならないように、しなくちゃ」
【06. 不屈の闘士たち】
彼女たちはめげない。いかなる窮地に立たされようと。
何せ、それを物理的に突破する手段がありますから。
敵が出た。コスプレして殴る。うむ、シンプルだ。
北条さん:
「もしもプリキュアじゃなくなったら」
「どうなるんだろう…?」
終わりなく出てくる敵への対処。多くの仲間と自分の接点。
その大事な大事なこのキュアモジューレを失ったらどうなるのか。
どろりとよぎった思いは、執着を産む。幸福の象徴を、不幸に変えるくらいに。
【07. 登場!謎のプリキュア】
そこに不意によぎった影。
北条さんの俊敏なる反射力で殴ろうしたものの、影の発信源はキュアモジューレそのものでした。
あれよあれよという間にモジューレは黒く染まり、北条さんの手を離れて人型に。
幸福な思い出が不幸になるように。
窮地を救ってきてくれたキュアモジューレは、窮地を招く不幸の化身と化しました。
【08. 出でよ!ネガトーン】
北条さん、呆然。
あ、ネガトーンだ。よし、殴ろう。
あれ、モジューレない。
北条さん:
「…どうしてこんなことになっちゃったんだろう?」
今まで必死に頑張ってきたのに。あの楽しかった日々が失われてしまった。
【09. プリキュア~永遠のともだち~】
「女の子は誰だってプリキュアになれる」の言葉が、今は重い。
「プリキュアになれなければ、女の子ではない」のか。
では、今まさにモジューレを失った、北条さんは?ただのゴリラだとでものたまうのか。
北条さんが頭を抱えた同時刻。
他の伝説の戦士の皆様も、同様に窮地に直面していました。
変身アイテムが、敵化しやがった。玩具がなければ戦えない。
「プリキュア」が日常になったばっかりに、「プリキュア」がないことが非日常に。
困った。「プリキュア」がない日曜なんて日曜じゃないのに。これからどうやって戦えばいいの。
【10. MOON~月光~ATTACK】
小娘どもが行動停止する中。
ですが、一人、月光さんは前を向き続けていました。
月光さん:
「私はもう迷わない」
「どんなに辛い現実がやってきても」
「越えていくのよ」
そういえばこの方、過去に変身玩具を失ったし、挙句には半身が襲い掛かってきてたんでした。
さすが年季が違う。小娘とは呼べないお年頃。
月光さん:
「運命には立ち向かえる」
「ひとりじゃないと知ったから」
この先に何があるのかは分からない。不幸な出来事も、きっとたくさんある。
でもその向こうに映る日々に、輝きがあふれるまで、何度でも諦めない。
そう思えるのは、同じように戦う仲間がいるから。
月光さん:
「同じ空を見上げながら」
「この永遠を紡いでいきましょう」
どこかで戦うプリキュアの皆様に伝えつつ。
颯爽と再変身を果たすと、月光さんは猛然と殴りかかっていきました。
【11. 宿命の戦士】
冷然とした顔で、鬼のような攻撃を行う月光さんの覚悟は、何をどうやったか他のプリキュアさんにも届きました。
たとえ玩具を失っても、私たちは戦える。いや、戦わねばならない。
ある意味、逃げたり諦めたりするきっかけすら失う残酷な話ですが、それでも覚悟を決めよう。
私たちは、プリキュアだ。諦めない限り。
【12. プリキュア・ビートアップ!】
桃園さん:
「失敗したり、落ち込んだりもする」
「でもそうやって、あたしたちは幸せゲットしてきたんだよ」
生身でソレワターセに向き合いながら、桃園さんは一歩前に。
よくよく冷静に考えれば、あのソレワターセが何を欲しがっているのか分かりませんが…。
でも何が欲しいかが分からないからこそ、ああやって暴れてるんでしょう。
そういえば、「変身アイテムが何を望んでいるか」なんて考えたこともなかったな。
桃園さん:
「あなたの幸せはなに?一緒に探しに行こうよ」
問いかける桃園さんの姿は、再びプリキュアさんの姿に変身していき…。
【13. プリキュア!オープン・マイハート!】
花咲さん:
「大丈夫です」
「私たちは、必ずチェンジできます!チェンジしていきます!」
花咲さんの懸命の説得は、デザトリアンと化した玩具に向けたものか、それとも自分に向けたものか。
思えば、他のプリキュアさんがどんな事情で戦ってるのか、あんまりよく理解してません。
何せ数が多いし。最近では名前を覚えるので精一杯です。ぶっちゃけ、仲良くしたくないタイプもいるし。あの青いのとか。
花咲さん:
「でも私は、みんなと一緒に歩いていきたいんです」
「だからチェンジしていくんです」
「そのためにも私は」
「今の『キュアブロッサム』が大好きで、大切なんです」
そう話す花咲さんは、やがてブロッサムさんの姿に。
前と同じだけど、ほんのちょっぴりだけチェンジしたブロッサムさんに。
【14. FAIRY TAIL メインテーマ】
【15. 和太鼓VSドラム】
【16. 「ログ・ホライズン」メインテーマ】
【17. NARUTO-ナルト- 疾風伝】
こうして世界各地のプリキュアさんは、再びその姿を取り戻していきました。
ちょっとだけ、成長したり変わったりしながら。
これまで色々なことが始まって、色々なことが終わったりもしたけれど、全てを失ってしまったわけじゃないんだ。
【18. 友情のハーモニー】
落ち込んでいた北条さんも、ゆらりと現実に向き合いました。
たとえ不幸のズンドコに落ちたとしても。
そこにも幸福はあるし、幸福に変えていける。
ネガトーンを見やりながら、北条さんは思う。
変身できない無力さは、今はじめて味わったわけじゃない。
北条さん:
「あたし、知ってるよ。だって経験したから」
「今のあたしは、奏と喧嘩していたころのあたし」
「あの時だって乗り越えられた」
「だからきっと、何度でも乗り越えられる!」
考えても見れば、元々は変身能力なんてなかったんです。
あの時できたことならば、今だってできる。
力強く胸を張れば、ほらそこには新しいキュアモジューレが。
【19. プリキュア・スマイルチャージ!】
だけどそれでも失敗してしまうことは現実にはあるかもしれない。
今回は変身玩具を失っただけだった。でも己自身が力尽きたり、大切な友がいなくなることだって。
それは可能性の話ではなく、いつかは必ずやってくる残酷な未来。
星空さん:
「それでも」
「未来はきっと、キラキラと輝いている」
悲しい日は来る。必ず。
だからこそあたし達は笑おう。
そうやって立ち向かっていければ、きっと同じように勇気を出してくれる人がいる。
それなら「プリキュア」は力尽きない。いなくなりもしない。
煌めくメルヘンを纏い、星空さんは前を向く。涙を流してスマイルを浮かべながら。
【20. プリキュア・ハートキャッチオーケストラ!】
こうして各地でプリキュアさんたちが反撃を始め、必殺技が荒れ狂い、敵は浄化されていきました。
一時はどうなることかと思ってた周囲の街の人たちも、一度流れが変わってからは心得たもの。
あの巨大な女性や搭乗兵器や不死鳥にも見慣れた。フリスビーのキャッチはいまだにハラハラするけれど。
ぶっちゃけ、街の人たちだって大変なんです。
北条さんとか、たまに誤爆してそこらの建物壊すし。
だからそう、戦ってるのはプリキュアさんだけじゃない。
【21. 堪忍袋の緒がきれました!】
際限なく現れる敵に、街の人たちだって黙ってみてるだけではいられない。
ある者はミラクルライトを振り、ある者は新しいプリキュアを始め…。
そして今日もまた、青空の下に木霊する。
プリキュアさん:
「絶対に、許さない!!」
人を動かすのは怒りなのかもな。無力でいる自分に対しての。
【22. 明日への戦い】
プリキュアさんがいてくれれば、明日を頑張る活力も湧いてくる。
じゃあその活力とやらで、自分たちもプリキュアをやろう。
そうやって繋いでいけば、プリキュアさんは永遠だ。そのためにも今、ここで戦おう。
【23. プリキュアオールスターズ大活躍!】
こうして勢ぞろいしたプリキュアさんらは、壮大に敵を沈め続け、平和を勝ち取り続けました。
こうなってくると、つくづく新しい敵が気の毒です。
そこらの小娘共が、玩具だの変身だのを飛び越えて、概念存在になりつつある。世界は、恐ろしい。。
【アンコール:今よ!ファンタジスタドール】
【アンコール:Pride】
【ダブルアンコール:燦然!プリキュアオールスターズ】
そして冒頭へ。
「女の子なら誰だってプリキュアになれる」のなら、今こそ誇りにかけてプリキュアをやり続けよう。
私たちは一人じゃない。
「プリキュア」は無力かもしれないけれど、こうやって皆で立ち向かう力をくれた。
そんな「プリキュア」さんに、ありがとう。
なんかそれっぽい形に着地できた気がする。。
漫然としたイメージは、ライブ中に自然と浮かんでいました。
というか、あれだけ素晴らしい曲を、素晴らしいパフォーマンスでやられたら、浮かぶなと言う方が無理です。
ライブそのものが「プリキュアオールスターズ」の新作ですよ、本当に。
これまでの価値観に、ごつんと衝撃を受けたくらいに素晴らしいライブでした。
また行っていただける日を、楽しみに待っています。
■映画「プリキュアオールスターズ CureMetalNight」
【01. 燦然!プリキュアオールスターズ】
プリキュアさん:
「全員集合!プリキュアオールスターズ!!」
そう叫んで戦ったのはいつの頃の話だったか。
あれから月日も流れ、プリキュアさんの数は増えに増えました。
今やそこらの娘さんが普通にプリキュアになる時代。
もはや「プリキュアは全部で何人か?」に答えることすら困難な有様です。
主にハピネスさんのせいですが。
そんなわけで今日もまた。
現れた謎の敵は、容赦のない火力の前に沈みました。
数十人のプリキュアさんがよってたかって殴る様は、正義とは何かについて考えさせられる…。
【02. プリキュア♪ハートフルビートロック! 】
さてそんなお祭りが終わっても。
それはそれとして、個々のプリキュアさんの戦いも続いていました。
そこらの娘さんがプリキュアになるように、そこらの良く分からない憎悪とか不幸とかも普通に怪物化するのです。
ビートさん:
「プリキュア・ハートフルビートロック!!」
加音町を舞台に、ビートさんはあくせく戦っていました。倒しても倒してもきりがない。
まぁ以前に比べれば敵そのものは倒しやすくはなりましたけれど。
いざとなればプリキュアさんを大量投入すれば、物量作戦でどうにかなりますし。
ビートさん:
「本当に、いつまで戦えばいいのかしら?」
キュアモジューレを抱きしめつつ、ぼんやりと呟く。
【03. 暗黒の挑戦者】
そこかしこで頻繁に。敵が現れては蹴散らして。
誰もがプリキュアになれる以上、誰もが怪物にもなれるわけで。
あくる日も次の日も、加音町ではネガトーンが跋扈し続けていました。
【04. レッツプレイ!プリキュアモジュレーション】
北条&南野さん:
「「絶対に、許さない!!」」
こらえ性もなく堪忍袋をブチ切りになりあそばされて、メロディさんとリズムさんが華麗に舞い狂う。
街の人たちもやんややんやの大歓声。
即興でBGMを掻き鳴らしたりする人たちも出る有様です。加音町、怖い。人は異常にも慣れる生き物。
もうプリキュアさんなんて日常なんです。
そしてプリキュアさんに頼るのも、もはや日常に…。
【05. プリキュア大活躍!】
壮絶なる戦闘力でネガトーンを粉砕した後、ふと北条さんは思う。
今ではこうして当たり前のようにプリキュアやってるけど、ほんのちょっと前までは、コスプレして殴り合うとか想像もしてません。
本当に、いろんなことがあった。
北条さん:
「またこうやって奏と仲良くできて」
「みんなを守れて」
「プリキュアやって良かったな」
敵は現れるけど辛くはない。だってプリキュアだから。
その思いは、だけど。
幸福が不幸になるように、容易に反転する。
北条さん:
「プリキュアやれなくならないように、しなくちゃ」
【06. 不屈の闘士たち】
彼女たちはめげない。いかなる窮地に立たされようと。
何せ、それを物理的に突破する手段がありますから。
敵が出た。コスプレして殴る。うむ、シンプルだ。
北条さん:
「もしもプリキュアじゃなくなったら」
「どうなるんだろう…?」
終わりなく出てくる敵への対処。多くの仲間と自分の接点。
その大事な大事なこのキュアモジューレを失ったらどうなるのか。
どろりとよぎった思いは、執着を産む。幸福の象徴を、不幸に変えるくらいに。
【07. 登場!謎のプリキュア】
そこに不意によぎった影。
北条さんの俊敏なる反射力で殴ろうしたものの、影の発信源はキュアモジューレそのものでした。
あれよあれよという間にモジューレは黒く染まり、北条さんの手を離れて人型に。
幸福な思い出が不幸になるように。
窮地を救ってきてくれたキュアモジューレは、窮地を招く不幸の化身と化しました。
【08. 出でよ!ネガトーン】
北条さん、呆然。
あ、ネガトーンだ。よし、殴ろう。
あれ、モジューレない。
北条さん:
「…どうしてこんなことになっちゃったんだろう?」
今まで必死に頑張ってきたのに。あの楽しかった日々が失われてしまった。
【09. プリキュア~永遠のともだち~】
「女の子は誰だってプリキュアになれる」の言葉が、今は重い。
「プリキュアになれなければ、女の子ではない」のか。
では、今まさにモジューレを失った、北条さんは?ただのゴリラだとでものたまうのか。
北条さんが頭を抱えた同時刻。
他の伝説の戦士の皆様も、同様に窮地に直面していました。
変身アイテムが、敵化しやがった。玩具がなければ戦えない。
「プリキュア」が日常になったばっかりに、「プリキュア」がないことが非日常に。
困った。「プリキュア」がない日曜なんて日曜じゃないのに。これからどうやって戦えばいいの。
【10. MOON~月光~ATTACK】
小娘どもが行動停止する中。
ですが、一人、月光さんは前を向き続けていました。
月光さん:
「私はもう迷わない」
「どんなに辛い現実がやってきても」
「越えていくのよ」
そういえばこの方、過去に変身玩具を失ったし、挙句には半身が襲い掛かってきてたんでした。
さすが年季が違う。小娘とは呼べないお年頃。
月光さん:
「運命には立ち向かえる」
「ひとりじゃないと知ったから」
この先に何があるのかは分からない。不幸な出来事も、きっとたくさんある。
でもその向こうに映る日々に、輝きがあふれるまで、何度でも諦めない。
そう思えるのは、同じように戦う仲間がいるから。
月光さん:
「同じ空を見上げながら」
「この永遠を紡いでいきましょう」
どこかで戦うプリキュアの皆様に伝えつつ。
颯爽と再変身を果たすと、月光さんは猛然と殴りかかっていきました。
【11. 宿命の戦士】
冷然とした顔で、鬼のような攻撃を行う月光さんの覚悟は、何をどうやったか他のプリキュアさんにも届きました。
たとえ玩具を失っても、私たちは戦える。いや、戦わねばならない。
ある意味、逃げたり諦めたりするきっかけすら失う残酷な話ですが、それでも覚悟を決めよう。
私たちは、プリキュアだ。諦めない限り。
【12. プリキュア・ビートアップ!】
桃園さん:
「失敗したり、落ち込んだりもする」
「でもそうやって、あたしたちは幸せゲットしてきたんだよ」
生身でソレワターセに向き合いながら、桃園さんは一歩前に。
よくよく冷静に考えれば、あのソレワターセが何を欲しがっているのか分かりませんが…。
でも何が欲しいかが分からないからこそ、ああやって暴れてるんでしょう。
そういえば、「変身アイテムが何を望んでいるか」なんて考えたこともなかったな。
桃園さん:
「あなたの幸せはなに?一緒に探しに行こうよ」
問いかける桃園さんの姿は、再びプリキュアさんの姿に変身していき…。
【13. プリキュア!オープン・マイハート!】
花咲さん:
「大丈夫です」
「私たちは、必ずチェンジできます!チェンジしていきます!」
花咲さんの懸命の説得は、デザトリアンと化した玩具に向けたものか、それとも自分に向けたものか。
思えば、他のプリキュアさんがどんな事情で戦ってるのか、あんまりよく理解してません。
何せ数が多いし。最近では名前を覚えるので精一杯です。ぶっちゃけ、仲良くしたくないタイプもいるし。あの青いのとか。
花咲さん:
「でも私は、みんなと一緒に歩いていきたいんです」
「だからチェンジしていくんです」
「そのためにも私は」
「今の『キュアブロッサム』が大好きで、大切なんです」
そう話す花咲さんは、やがてブロッサムさんの姿に。
前と同じだけど、ほんのちょっぴりだけチェンジしたブロッサムさんに。
【14. FAIRY TAIL メインテーマ】
【15. 和太鼓VSドラム】
【16. 「ログ・ホライズン」メインテーマ】
【17. NARUTO-ナルト- 疾風伝】
こうして世界各地のプリキュアさんは、再びその姿を取り戻していきました。
ちょっとだけ、成長したり変わったりしながら。
これまで色々なことが始まって、色々なことが終わったりもしたけれど、全てを失ってしまったわけじゃないんだ。
【18. 友情のハーモニー】
落ち込んでいた北条さんも、ゆらりと現実に向き合いました。
たとえ不幸のズンドコに落ちたとしても。
そこにも幸福はあるし、幸福に変えていける。
ネガトーンを見やりながら、北条さんは思う。
変身できない無力さは、今はじめて味わったわけじゃない。
北条さん:
「あたし、知ってるよ。だって経験したから」
「今のあたしは、奏と喧嘩していたころのあたし」
「あの時だって乗り越えられた」
「だからきっと、何度でも乗り越えられる!」
考えても見れば、元々は変身能力なんてなかったんです。
あの時できたことならば、今だってできる。
力強く胸を張れば、ほらそこには新しいキュアモジューレが。
【19. プリキュア・スマイルチャージ!】
だけどそれでも失敗してしまうことは現実にはあるかもしれない。
今回は変身玩具を失っただけだった。でも己自身が力尽きたり、大切な友がいなくなることだって。
それは可能性の話ではなく、いつかは必ずやってくる残酷な未来。
星空さん:
「それでも」
「未来はきっと、キラキラと輝いている」
悲しい日は来る。必ず。
だからこそあたし達は笑おう。
そうやって立ち向かっていければ、きっと同じように勇気を出してくれる人がいる。
それなら「プリキュア」は力尽きない。いなくなりもしない。
煌めくメルヘンを纏い、星空さんは前を向く。涙を流してスマイルを浮かべながら。
【20. プリキュア・ハートキャッチオーケストラ!】
こうして各地でプリキュアさんたちが反撃を始め、必殺技が荒れ狂い、敵は浄化されていきました。
一時はどうなることかと思ってた周囲の街の人たちも、一度流れが変わってからは心得たもの。
あの巨大な女性や搭乗兵器や不死鳥にも見慣れた。フリスビーのキャッチはいまだにハラハラするけれど。
ぶっちゃけ、街の人たちだって大変なんです。
北条さんとか、たまに誤爆してそこらの建物壊すし。
だからそう、戦ってるのはプリキュアさんだけじゃない。
【21. 堪忍袋の緒がきれました!】
際限なく現れる敵に、街の人たちだって黙ってみてるだけではいられない。
ある者はミラクルライトを振り、ある者は新しいプリキュアを始め…。
そして今日もまた、青空の下に木霊する。
プリキュアさん:
「絶対に、許さない!!」
人を動かすのは怒りなのかもな。無力でいる自分に対しての。
【22. 明日への戦い】
プリキュアさんがいてくれれば、明日を頑張る活力も湧いてくる。
じゃあその活力とやらで、自分たちもプリキュアをやろう。
そうやって繋いでいけば、プリキュアさんは永遠だ。そのためにも今、ここで戦おう。
【23. プリキュアオールスターズ大活躍!】
こうして勢ぞろいしたプリキュアさんらは、壮大に敵を沈め続け、平和を勝ち取り続けました。
こうなってくると、つくづく新しい敵が気の毒です。
そこらの小娘共が、玩具だの変身だのを飛び越えて、概念存在になりつつある。世界は、恐ろしい。。
【アンコール:今よ!ファンタジスタドール】
【アンコール:Pride】
【ダブルアンコール:燦然!プリキュアオールスターズ】
そして冒頭へ。
「女の子なら誰だってプリキュアになれる」のなら、今こそ誇りにかけてプリキュアをやり続けよう。
私たちは一人じゃない。
「プリキュア」は無力かもしれないけれど、こうやって皆で立ち向かう力をくれた。
そんな「プリキュア」さんに、ありがとう。
(左画像)スイートプリキュア♪ オリジナル・サウンドトラック1 プリキュア・サウンド・ファンタジア!! (右画像)サウンドトラック「映画ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショーですか…!?」 Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis |
なんかそれっぽい形に着地できた気がする。。
漫然としたイメージは、ライブ中に自然と浮かんでいました。
というか、あれだけ素晴らしい曲を、素晴らしいパフォーマンスでやられたら、浮かぶなと言う方が無理です。
ライブそのものが「プリキュアオールスターズ」の新作ですよ、本当に。
これまでの価値観に、ごつんと衝撃を受けたくらいに素晴らしいライブでした。
また行っていただける日を、楽しみに待っています。