【今年の映画】
ニュースサイト等で秋の映画の情報が諸々公開されだしました。
新EDもそうですが、何かかなりの冒険心を発揮していますね…。
正直言ってあまり展開が予想できませんが、はるはるの吸収力と成長力を鑑みるに、チャレンジするには良い人選かもしれない。
■Go!プリンセスプリキュア 第22話「希望の炎!その名はキュアスカーレット!!」
七瀬さんは寮で待ち続けました。敵地突入した友の帰りを待ちました。ただひたすら待ちました。1ヶ月ほど待ちました。
嗚呼これがプリキュアになれない女の子の姿。
実に健気です。ハブられても放置されても、それでも待ち続ける。
そこに春野さんたちが戻ってきました。見たところ誰一人欠けていません。
それどころか一人、増えています。
え?
七瀬さん:
「みんな!無事で良かった」
「…その人は?」
天ノ川さん:
「トワイライトだよ」
っ!?
何で拾ってきてるの、そんなの!!
平然と敵国の姫を連れ込む様に、七瀬さんは言葉もありません。
これがプリキュア伝統の4人目探し。
この後、民間人には見せられないような凄惨な洗脳が行われ、新しいプリキュアが誕生するのです。
あくる朝。
トワ様は見知らぬベッドで目を覚ましました。
頭が痛い。とても悪い夢を見ていた気がする。そう、4人目になるような、そんな夢を。
朦朧としたまま、何かに導かれて外に出ると…。
そこにはバイオリンを弾く春野さんの姿が。
トワ様自身が気づいたかは不明ですが、先日の二人の初邂逅と同じ構図です。
どうせなら、対比構図を意識した はるはるが、やる気満々で仮面とかつけてたら愉快だったのに。
あ、対比だから脱ぐ方が正しいのか。昼日中に半裸でバイオリンを弾くはるはるの図。
とりあえず春野さんはバイオリンをトワ様に託そうとします…が。
トワ様は断固拒否。ご自分の罪を責めておられます。
彼女の罪と言えば「敵の言葉に騙された」が主。どこぞのヒメルダ姫と同レベルなのですが、随分と悩んでおられます。
さてどう説得したものか。はるはるが小首を傾げたその時に、突然にディスピア様が襲ってきました。
本当に突然です。カナタ王子の足止めは何だったのか。幾らなんでも空気を読めてません。
何故にいきなりラスボス戦の連撃なんだ。
戸惑う二人に立て直す隙など与えず。ディスピア様はトワ様をぎゅっと抱っこすると、絶望の何ちゃらに閉じ込めてしまいました。
そこに駆け付ける海藤さんに天ノ川さん。
何があったの?
よく分かんない!
うん、確かによく分からない。
とりあえず変身して殴りかかりますが、ディスピア様はとてもお強い。
というかこれで勝てるのなら、カナタ王子を犠牲にした意味が分かりません。
ただそれを抜きにしても異常に強い。多分、トワ様を捕獲してるからだ。
そう結論付けた一行は、はるはるを敵さんの体内に放り込む作戦を決行。
技を各種連打して活路を切り開き、はるはるを送り込みます。
後先考えずに力づくでぶん投げた美翔さんとか、腕力で引きちぎって突入した愛乃さんとは違いますね。さすがはお姫様。
侵入したはるはるは、すぐにトワ様とご対面。さあ一緒に外に出よう。やだ!
取り立てて拘束されてる風でもないのに、トワ様は脱出を拒否。
どうやらご自分の責任をいたく痛感されているようです。ヒメルダとかいう姫を見習えばいいのに。
トワ様:
「出てどうなると言うの?」
「一度絶望に染まり、罪を犯した私には何もない」
「帰る場所も、夢も。グランプリンセスに…」
はるはる:
「なれるよ」
「心から望めば、きっと夢は叶う」
「カナタはもう一度貴女とバイオリンを弾くのが夢だと言っていた」
「だからもう一度、前を向こうよ」
トワ様:
「…怖い」
はるはる:
「大丈夫だよ」
「どんなに失敗したって、一歩ずつ取り返して行けばいいんだよ」
それは昔々、お兄様と行った対話の再現。
更には、はるはる、バイオリンを弾きはじめます。
お兄様が行っていたように。
もしも今ここにカナタ王子がいたなら、事はもっと簡単に済んでいた。
でも現実として今はいない。
その彼の代わりに、はるはるは演奏する。トワ様に語り掛ける。
トワ様もそれにバイオリンで応える。
グランプリンセスとは「常に人々の夢を照らし続ける希望の光」。
ええ、分かっています、お兄様…。
2つで一つの曲を弾き終わり。
トワ様は絶望の淵から立ち上がりました。
トワ様:
「一度犯した罪は二度と消えない」
「でも心から望めば…」
「ならば私はこの罪と共に」
「この罪を抱いたまま」
「もう一度、グランプリンセスを目指す」
パッションさんは形式的には一度死亡し、罪を償われた。あと石積み。
ビートさんは「キュアビート」として戦うことで、贖罪としていた節がある。
一方のトワ様。
彼女の罪が「夢に挫けたこと」「それにより王国民を絶望させたこと」ならば。
「希望の光」たるグランプリンセスを目指す流れは、筋が通ってる。
通り過ぎていて、お話的にグランプリンセスになれなかったらどうするんだというくらいに。
壮大なる覚悟を決めたところで、現れたるは4人目ことキュアスカーレットさん。
由緒正しい「色」を名に持つ系譜のプリキュアさんです。
これが「キュアフェニックス」とかだったら、美翔さんに鳥仲間が増えたんですけどね。
いまだに「鳥」「動物」系はひとりぼっちですよ(「マーメイド」はいますけど)。
察するに「花のプリンセス」の「裏切った鳥」モチーフかなと思うのですが、だったら尚のこと鳥キュアを名乗ってくれても。。
スカーレットさんは一人でゴリゴリとディスピア様に襲い掛かります。
さすがは公式ページで「炎の力で敵を一網打尽にする謎のプリキュア」とか物騒なことを書かれるだけはある。
近づくものを片端から燃やし尽くし、育ての親を容赦なくモードエレガントなさりました。ごきげんよう。
いっそこのまま改めて敵地に追撃かければいいんじゃ?とも思いましたが、心身の傷は深かったようで。
深追いすることなく、一旦、休息&親睦を深めるようです。
次回サブタイトルは「ず~っと一緒!私たち4人でプリンセスプリキュア!」。七瀬さんの立場がますます悲しくなってくる。。
【今年の4人目】
初見ではトワイライト様の「罪」と「償い」が良く分からなかった。
国民が絶望に沈んだことそのものは、彼女に責任があるわけではない(病死とかでも同じことだもの)。
トワイライトとして悪さをしたとも思われますが、あんまりはっきしりした描写はない。
どちらかというと敵でありながら堂々としていたので、「悪党」ってイメージはないですし。
町をジュースまみれにして喜んでいたイース様とは違うのですよ!
そうすると、「罪」があるとすれば、ディスピアを解き放った(?)こと。
ただこれはヒメルダさんとほぼ同じ。
あの姫さんはあんま深くは悩んでなかったこともあり、トワ様が悩むことなのかちょっと難しい。
夢原さんなら「騙す方が悪いに決まってる」と言うはずです。
(ヒメルダさんの悩み描写が深くないのは、「ハピネス」さんがプリキュアオムニバスの性質があったので尺を割いてないだけ、とも)
…と思っていたのですが。
見返してみると、一番気にしていたのは「国民を絶望させたこと」のようですね。
「自分が夢を諦めたことが、周囲を絶望させる」とも言える。
そういえば海藤さんや天ノ川さんにも当てはまることなのか。もしも天ノ川さんが夢を諦めたら、お母さんの夢も破れて悲しむはず。
春野さんもそうですね。彼女の「プリンセスになる」という愉快な夢は、ご家族の夢でもある。
「自分の夢が、周囲の夢でもある」「自分が絶望すると、周囲も絶望する」ことは、今後も重要なポイントになるのかも。
「グランプリンセス」になる事実上の必須条件である「プリキュア」に、当たり前のように変身したのも良いな。
私はグランプリンセスになる。ならばプリキュアにくらいなって当然である、の発想。強い。
「春のカーニバル」の「なぜかカギが壊れて変身アイテムが飛んできた」と同じ現象ですよ。これほどの覚悟がある娘さんならば、プリキュアにくらい当然なれる。
【今年の4人目その2】
最近我が家で「お覚悟はよろしくて?」が日常語になってる。
主な用法は、赤ちゃんが粗相をしたオムツを取り替えるとき。
お覚悟はよろしくて?オープン!ぎゃあ!!
で、その過程で気付いたのですが、この台詞って自分自身を鼓舞する意味合いが強い。
相手への宣戦布告&威圧行為もあるにせよ、OPEDの「初めてで不安な場所も、ドレスかえて気持ちあげて踏み出すの」とか「もう逃げないわ」に通じるものがあります。
今週のスカーレットさんの「お覚悟を決めなさい」には、「夢や罪から逃げない、その覚悟はあるか」と自分に問いかけるニュアンスもあるんじゃないかな。
ニュースサイト等で秋の映画の情報が諸々公開されだしました。
新EDもそうですが、何かかなりの冒険心を発揮していますね…。
正直言ってあまり展開が予想できませんが、はるはるの吸収力と成長力を鑑みるに、チャレンジするには良い人選かもしれない。
■Go!プリンセスプリキュア 第22話「希望の炎!その名はキュアスカーレット!!」
七瀬さんは寮で待ち続けました。敵地突入した友の帰りを待ちました。ただひたすら待ちました。1ヶ月ほど待ちました。
嗚呼これがプリキュアになれない女の子の姿。
実に健気です。ハブられても放置されても、それでも待ち続ける。
そこに春野さんたちが戻ってきました。見たところ誰一人欠けていません。
それどころか一人、増えています。
え?
七瀬さん:
「みんな!無事で良かった」
「…その人は?」
天ノ川さん:
「トワイライトだよ」
っ!?
何で拾ってきてるの、そんなの!!
平然と敵国の姫を連れ込む様に、七瀬さんは言葉もありません。
これがプリキュア伝統の4人目探し。
この後、民間人には見せられないような凄惨な洗脳が行われ、新しいプリキュアが誕生するのです。
あくる朝。
トワ様は見知らぬベッドで目を覚ましました。
頭が痛い。とても悪い夢を見ていた気がする。そう、4人目になるような、そんな夢を。
朦朧としたまま、何かに導かれて外に出ると…。
そこにはバイオリンを弾く春野さんの姿が。
トワ様自身が気づいたかは不明ですが、先日の二人の初邂逅と同じ構図です。
どうせなら、対比構図を意識した はるはるが、やる気満々で仮面とかつけてたら愉快だったのに。
あ、対比だから脱ぐ方が正しいのか。昼日中に半裸でバイオリンを弾くはるはるの図。
とりあえず春野さんはバイオリンをトワ様に託そうとします…が。
トワ様は断固拒否。ご自分の罪を責めておられます。
彼女の罪と言えば「敵の言葉に騙された」が主。どこぞのヒメルダ姫と同レベルなのですが、随分と悩んでおられます。
さてどう説得したものか。はるはるが小首を傾げたその時に、突然にディスピア様が襲ってきました。
本当に突然です。カナタ王子の足止めは何だったのか。幾らなんでも空気を読めてません。
何故にいきなりラスボス戦の連撃なんだ。
戸惑う二人に立て直す隙など与えず。ディスピア様はトワ様をぎゅっと抱っこすると、絶望の何ちゃらに閉じ込めてしまいました。
そこに駆け付ける海藤さんに天ノ川さん。
何があったの?
よく分かんない!
うん、確かによく分からない。
とりあえず変身して殴りかかりますが、ディスピア様はとてもお強い。
というかこれで勝てるのなら、カナタ王子を犠牲にした意味が分かりません。
ただそれを抜きにしても異常に強い。多分、トワ様を捕獲してるからだ。
そう結論付けた一行は、はるはるを敵さんの体内に放り込む作戦を決行。
技を各種連打して活路を切り開き、はるはるを送り込みます。
後先考えずに力づくでぶん投げた美翔さんとか、腕力で引きちぎって突入した愛乃さんとは違いますね。さすがはお姫様。
侵入したはるはるは、すぐにトワ様とご対面。さあ一緒に外に出よう。やだ!
取り立てて拘束されてる風でもないのに、トワ様は脱出を拒否。
どうやらご自分の責任をいたく痛感されているようです。ヒメルダとかいう姫を見習えばいいのに。
トワ様:
「出てどうなると言うの?」
「一度絶望に染まり、罪を犯した私には何もない」
「帰る場所も、夢も。グランプリンセスに…」
はるはる:
「なれるよ」
「心から望めば、きっと夢は叶う」
「カナタはもう一度貴女とバイオリンを弾くのが夢だと言っていた」
「だからもう一度、前を向こうよ」
トワ様:
「…怖い」
はるはる:
「大丈夫だよ」
「どんなに失敗したって、一歩ずつ取り返して行けばいいんだよ」
それは昔々、お兄様と行った対話の再現。
更には、はるはる、バイオリンを弾きはじめます。
お兄様が行っていたように。
もしも今ここにカナタ王子がいたなら、事はもっと簡単に済んでいた。
でも現実として今はいない。
その彼の代わりに、はるはるは演奏する。トワ様に語り掛ける。
トワ様もそれにバイオリンで応える。
グランプリンセスとは「常に人々の夢を照らし続ける希望の光」。
ええ、分かっています、お兄様…。
2つで一つの曲を弾き終わり。
トワ様は絶望の淵から立ち上がりました。
トワ様:
「一度犯した罪は二度と消えない」
「でも心から望めば…」
「ならば私はこの罪と共に」
「この罪を抱いたまま」
「もう一度、グランプリンセスを目指す」
パッションさんは形式的には一度死亡し、罪を償われた。あと石積み。
ビートさんは「キュアビート」として戦うことで、贖罪としていた節がある。
一方のトワ様。
彼女の罪が「夢に挫けたこと」「それにより王国民を絶望させたこと」ならば。
「希望の光」たるグランプリンセスを目指す流れは、筋が通ってる。
通り過ぎていて、お話的にグランプリンセスになれなかったらどうするんだというくらいに。
壮大なる覚悟を決めたところで、現れたるは4人目ことキュアスカーレットさん。
由緒正しい「色」を名に持つ系譜のプリキュアさんです。
これが「キュアフェニックス」とかだったら、美翔さんに鳥仲間が増えたんですけどね。
いまだに「鳥」「動物」系はひとりぼっちですよ(「マーメイド」はいますけど)。
察するに「花のプリンセス」の「裏切った鳥」モチーフかなと思うのですが、だったら尚のこと鳥キュアを名乗ってくれても。。
スカーレットさんは一人でゴリゴリとディスピア様に襲い掛かります。
さすがは公式ページで「炎の力で敵を一網打尽にする謎のプリキュア」とか物騒なことを書かれるだけはある。
近づくものを片端から燃やし尽くし、育ての親を容赦なくモードエレガントなさりました。ごきげんよう。
いっそこのまま改めて敵地に追撃かければいいんじゃ?とも思いましたが、心身の傷は深かったようで。
深追いすることなく、一旦、休息&親睦を深めるようです。
次回サブタイトルは「ず~っと一緒!私たち4人でプリンセスプリキュア!」。七瀬さんの立場がますます悲しくなってくる。。
(左画像)映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪(Blu-ray特装版) (右画像)映画 ふたりはプリキュア Splash☆Star チクタク危機一髪! プリキュアコレクション (ワイドKC なかよし) Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis |
【今年の4人目】
初見ではトワイライト様の「罪」と「償い」が良く分からなかった。
国民が絶望に沈んだことそのものは、彼女に責任があるわけではない(病死とかでも同じことだもの)。
トワイライトとして悪さをしたとも思われますが、あんまりはっきしりした描写はない。
どちらかというと敵でありながら堂々としていたので、「悪党」ってイメージはないですし。
町をジュースまみれにして喜んでいたイース様とは違うのですよ!
そうすると、「罪」があるとすれば、ディスピアを解き放った(?)こと。
ただこれはヒメルダさんとほぼ同じ。
あの姫さんはあんま深くは悩んでなかったこともあり、トワ様が悩むことなのかちょっと難しい。
夢原さんなら「騙す方が悪いに決まってる」と言うはずです。
(ヒメルダさんの悩み描写が深くないのは、「ハピネス」さんがプリキュアオムニバスの性質があったので尺を割いてないだけ、とも)
…と思っていたのですが。
見返してみると、一番気にしていたのは「国民を絶望させたこと」のようですね。
「自分が夢を諦めたことが、周囲を絶望させる」とも言える。
そういえば海藤さんや天ノ川さんにも当てはまることなのか。もしも天ノ川さんが夢を諦めたら、お母さんの夢も破れて悲しむはず。
春野さんもそうですね。彼女の「プリンセスになる」という愉快な夢は、ご家族の夢でもある。
「自分の夢が、周囲の夢でもある」「自分が絶望すると、周囲も絶望する」ことは、今後も重要なポイントになるのかも。
「グランプリンセス」になる事実上の必須条件である「プリキュア」に、当たり前のように変身したのも良いな。
私はグランプリンセスになる。ならばプリキュアにくらいなって当然である、の発想。強い。
「春のカーニバル」の「なぜかカギが壊れて変身アイテムが飛んできた」と同じ現象ですよ。これほどの覚悟がある娘さんならば、プリキュアにくらい当然なれる。
【今年の4人目その2】
最近我が家で「お覚悟はよろしくて?」が日常語になってる。
主な用法は、赤ちゃんが粗相をしたオムツを取り替えるとき。
お覚悟はよろしくて?オープン!ぎゃあ!!
で、その過程で気付いたのですが、この台詞って自分自身を鼓舞する意味合いが強い。
相手への宣戦布告&威圧行為もあるにせよ、OPEDの「初めてで不安な場所も、ドレスかえて気持ちあげて踏み出すの」とか「もう逃げないわ」に通じるものがあります。
今週のスカーレットさんの「お覚悟を決めなさい」には、「夢や罪から逃げない、その覚悟はあるか」と自分に問いかけるニュアンスもあるんじゃないかな。