穴にハマったアリスたち

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工藤真由さんを振り返る6:「たとえどんなに離れていても」

2017年04月07日 | 工藤真由さん
【たとえどんなに離れていても】

「プリキュア5GoGo!」ボーカルアルバム2収録。
作詞・くどまゆ。
「歌手本人の作詞で曲を作ろう」企画のひとつで、他に五條さん(sound)・うちやえさん(希望のかけら)・宮本さん(スマイル)も参加されてる。

私がくどまゆ信者だから、というのもあるでしょうけど、他の3曲と比べて一段と歌手本人の色が濃いんじゃなかろうか。
立ち位置としては「プリキュアのイメージソング」の一つ。なのだけど、事実上のくどまゆオリジナルソングだと思う。
実際、ライブでの採用回数もかなり多く。
まぁ「アップテンポな曲ばかりなので、この手の曲を混ぜないと倒れる」という切実な事情もあったのかもしれませんが…。

 『たとえどんなに離れていても』
 『みんなが笑顔になるなら』
 『この声 枯れようとも』
 『ずっと歌い続けるよ』

後に、くどまゆさんは本当にそれを実践された。
そして今聴いても全く古さを感じません。むしろ「今この卒業のタイミングで作ったんじゃないか」と思えるほど、がっつりハマってる。
適当に聞こえの良い歌詞を並べたのではなく、正にくどまゆさんの芯から出たお歌。これまでの活動が明白に物語ってます。何気に凄い事じゃなかろうか。

聴けば聴くほど、何かの予言かと思えるほどびしばしと歌詞が刺さってきます。
もはや「くどまゆ」の名刺代わりに使えるレベル。なんかもう全部の歌詞が印象的ですよ。この歌、ちょっとおかしい。

(無粋な勘繰りをするなら、この当時としては「プリキュア5が終わる→プリキュア歌手でなくなる」ことを念頭に置いただけだったのかもしれない。それでも今になってもこれだけ刺さるのだから、くどまゆさんの行動や信念にブレがないことの現れだと思う)

(4月15日追記:ライブで言及があった。各地のミュージカルで学んだことを込めたらしい。納得)

 『たとえどんなに離れていても』
 『見えない糸でつながっている』
 『また次会う時は』
 『最高の笑顔で会おう 約束だよ』

 『別れと出会いを繰り返し』
 『人はみな強くなれる』
 『人生いろいろある けれど』
 『忘れないで 君は一人じゃない』

『また次会う時は』。お歌の方向性としては、おそらくその日は来ないし、来ないことを知った上でのことだと思う。
が、それでも願いたい。『また次会う時』が、どうか来ますように。その時まで、頑張ろう。

(4月15日追記:聞き返して感じた印象は正しかった。まさか最後の最後の選曲が「たとえどんなに離れていても」とは。振り返っておいて良かった)

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