ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

暗譜の訓練

2005年10月25日 | 教えること
私は必ず生徒に曲を暗譜するように伝える。
知っている曲の場合は暗譜も速いが、
知らない曲の場合はそれなりに練習しないと暗譜はできない。
暗譜をしないと合格はさせない。

途中から入ってきた生徒で
暗譜するように言ったところ
どのように暗譜すればいいのか訪ねられたことがあった。
彼にとって暗譜は初めての経験であったらしい。

私は何度もその曲を階名で歌うようにアドヴァイスした。
そして楽譜なしで歌えるようになったら、
ヴァイオリンで弾くように伝えた。

ヴァイオリンで最初から弾いてしまうと
手癖で覚え、止まり癖もついてしまう。

間違った暗譜の仕方をしていると
本番で失敗する事にもつながる。

正しい暗譜の仕方を訓練するという事も大切だし、

暗譜することによって音の響きを聞くようになるので
表現力の向上にもつながる。