日々平穏 

日々の雑多な話題と管理人の趣味中心の見聞記を紹介

【磐座・巨石・神社】白旗神社@山梨県北杜市大泉町西井出 (’22-6-21追記)

2020-05-16 | 磐座・巨石・霊石
こちらへ転居する際、事前に周辺を調査していて気になっていた神社がありました。
なんと!社が無く自然石を積んだ磐座を祀る神社が自宅近くに鎮座していたのです!!
今回は、段ボール箱と格闘する真っ最中、気分転換に訪れてみた一社の紹介です。

中央道長坂インターから県道28号(北杜八ヶ岳公園線)を北へ。
レインボーラインの石堂を小淵沢方面へ左折500メートルほど行った左手に「白旗神社」は、鎮座しています。
目的地は、レンボーライン沿いからちょっと入ったすぐにあるのですが、暫く横道を入った先に鳥居があり参道が伸びています。

参道が伸びた突き当りに興味深い石塔が2基建っています。 
登拝入口両脇に、小ぶりながら石門と石段が組まれ少し上がったここが神聖な場所である事が分かります。

左右に独特な積石様式で組まれた五層構造の石塔 現在まで、幾多の地震にも耐えてきたそうです。
石塔の向きは、南方向(手前) 北方面(後方)に、八ヶ岳がそびえます。

北東より石塔を望む

北西より石塔を望む
興味深いひまわりの神紋 他では見たことがありません。祠の横には「宝暦3年(1753年)」との文字が読み解けました。 
現地案内板 やはり他では類を見ない特徴的な多層石塔の様です。案内板にある様に、周囲を踏んでみましたが特に気になる点はありませんでした。
祭祀:武甕槌命(タケミカヅチ)、倉稲魂命(ウカノミタマ)、天宇須女命(アメノウズメ)
案内板にある”逸見四郎有義”とは、甲斐源氏を祖に持つ平安末期の武将“武田信義(武田氏初代当主)”の四男で、戦勝祈願でここを訪れたおり源氏の旌旗でもある“白旗”をここへ奉納したものと推測します。
また、武田氏の祖河内源氏の氏神 常陸国一乃宮鹿島神宮の祭祀“武甕槌命”をここに勧請したのも頷けます。
境内の神域から少し谷に入ると甲川が流れその近くには、磐座を思わせる石積がありました。(ガードレールの向こう側はレインボーラインとなります。)
この地域は縄文遺跡が多数あり石積遺構は、縄文祭祀を思わせることからその関連も興味のあるところです。
【2022-6-21 追記】
🔳周囲の樹々が伐採され残念な姿に・・・
検索されこのページを見て白旗神社に来られる方へ
現在周辺の景観が大規模な伐採により無残な姿になっています。

北杜市森林整備事業のため (お聞きした話では、マツクイムシ(マツノマダラカミキリに寄生したマツノザイ線虫) の被害だそうです。一度感染すると周辺一帯が感染してしまうので大規模な伐採が必要なのだそうです。) 周辺の樹々が大規模に伐採され残念な状態になってしまいました。
ご神木も伐採されてしまい見るも無残な状態に…。
事業計画で決まっていたとはいえ、せめてこの周辺だけは、景観を残して頂きたかったのですが…。
以前の様な景観に戻るのは、果たして何年後になるでしょうか?
(撮影:2022-5-9)
【マップ】
【Googleマップストリートビュー】
若干の駐車スペースがあります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿