カツ★ガレーヂ

Vintage Motorcycle Laboratory

新名神

2008-03-07 22:35:57 | 日記
先日名古屋への出張に電車ではなく車を使いました。
という事で早速先月23日に開通したばかりの新名神(第二名神)で名古屋へ。

  

いやいや。ガラガラでした。血税をたっぷり使った橋だらけの、しかも何にも無い山の中を突っ切っていく直線の多い走り安い道路。これだけ車が走ってないのはやはり大阪~名古屋間の行き来は依然としてタダの名阪国道を使う人が多いからのようですね。しかし大阪方面から名古屋南部への移動は確かに早い!

以前から建築中との話は聞いていた第二名神。未来の話かと思っていたら昨年ニュースで来年春開通と聞いてビックリしていたのですが、まああっという間に開通の時が来ましたね。最も『第二名神』とは現在開通しているのは名神の草津~東名阪の亀山間のみ(といってもココが一番ポイントな訳ですが)ですが、最終的にはこのまま名神と併走するように神戸方面まで延びて、現在の中国道と山陽道が合流する神戸JCT辺りに接続するようですね。完全に名神が2本となるわけですが。
私のようにちょいちょいツーリングなどで東に遠征する人には名神~第二名神~東名阪~伊勢湾岸で豊田まで早く移動できるようになるわけでまああれば良いと思うのですが、これが最近政治家がよく言っている『無くてはならない道路』なのか?

そもそも政治家が言う無くてはならない道路というのは現在計画が上がっているような、『やたら金ばかり使う、無いよりはあったほうが良い道路』では無く、地方で道が無く、または道幅が狭い、頻繁に通行止めになって住んでいる方が困るような道路の事ではないのでしょうか。そういう道路こそ全然改修計画が立てられていないですよね。
最近なにかと政治家・官僚が馬鹿に見えて仕方が無いのですが、何故そう思うのかというと『国民生活が分かっていない、見えていない』為にあさっての話ばかりやっているからでしょうね。今までではソレでよかったのが、ココに来て今までのパターン的な仕事ではあまりにも一般の世情からズレが大きくなってしまっている。

最も道路を作らないという話も馬鹿げていて、東知事ではないですが『地方には生活上必要な道路がまだまだ多い』(香川はもういらない(笑))し、もっとはっきり言えば『土木会社は道路工事が必要だ』という意味での必要な道路(道路工事)もあるわけで、工事が無くなれば倒産する土木会社多数→失業者多数という事にもなるでしょう。コレもダメなわけです。

ではどうすれば良いのかというトコですが、まずどういう根拠で道路つくりの優先順位が決められているんだ?というトコが問題ですね。まあ色々仕事やっていて想像はつきますが、経済効果が高いとかコレが出来ればコレだけ渋滞が緩和できるとか、そういう効果ががうまく出来る人、行政がある所と、建築会社の儲けが大きい工事費用が莫大になる道路計画、バッチの力が強い地方などが『優先して作られる』と言う事なんでしょうが。ハッキリ言えばまあこんなあった方が便利程度の第二名神はほっといて、地方の道路整備を優先させるべきでしょうね。そういう優先順位が万人に納得できる基準、もしくはそれをリサーチして調べられる機関(民間機関でも良いかも)が必要かと思います。

今日は珍しく長々と書いてしまいましたが、こういう『無駄』な道路を見るとそういうところを考えさせられてしまいます。
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