皆さん『このバイクは何ですか?』と聞いて来られるのですが、中には『これ72ですか?』と言われる方もおられ(そこまで言われる方は年配の方が多い)、昔乗ってられた方もおられるんだろうな~と。
中でも日曜日の大窪寺からの帰りにはかっこいいオープンカー(名前聞いたのに・・・直後のトラブルで頭からふっ飛んだ・・・)の方と併走しながら(笑)このCB72についての話をしたりとまあ好きな方には目に留まる様で色々とお話できるのは楽しかったりします。この方、昔72に乗っておられた・・・と言われていましたが、最初からずばり『後期型の72?』と言い当ててくるトコが凄かったり。大体CR93タンクが載ってるとCB93あたりか?と思われるかと思いますが、ナンバープレート見たらこれは分かりますかね・・・。『タイプ1ですね』という所もポイント付いて見ておられました。
タイムトンネルの話をされていたので、元々関東の方かと思われますが、なにせ『走りながら』話をしていたりしたので途中よく聞こえませんでしたが・・・(笑)
その方は今はバイクは降りてそのオープンカーだけしか乗ってないとの事でしたが・・・その黒いオープンカーはフロント右に白い文字シールが貼られていたのですが、確か『M』から始まる車でアルファベットで5~6文字で、SPORTS CARと後に書いてあったりしたような・・・。モーガン?思い出せない・・・。年かな・・・。
適当な配線処理というのは怖いものです。

ヘッドライト点灯!
灯火系はニュートラルランプ以外全OKです。ニュートラルランプはケース側はあったものの、配線・ライトASSYは有りませんでした。ニュートラルに入り辛い事もありますし、なんとか次のツーリングまでには調達したい所です。
ホーンも作動します。(ちょっと情けない音ですが)

燃調の方は一度直キャブで調整しかけていたのですが、やはり・・・と思いエアクリーナー付状態で調整。メインジェットは130番に変更しました。
という事でブレーキも調整し、チェーンに注油していよいよ走ります。
キックでほぼ一発エンジン始動。アイドリングもOK、2000回転程度で安定します。しばらく家の近所で走り回って給油。という事でタイヤの皮むきも必要ですし前山ダムを通って大窪寺辺りまで走りに行きました。
好調です。というかこのセパハンの前傾ポジションが『やる気』にさせます(笑
)
燃調も130番のジェットがうまく合っているようでアクセルのつきが良く、ハーフスロットルからの加速など、チョットしたスロットルの操作にエンジンが付いて来ます。結構早いんですよ、コイツ。100キロ以下であれば新型マシンにでも十分付いて行けそうな感じです。
しかしセパハンは辛いですね。このCB72、速いのは良いのですが4000回転以上では結構な振動もあり、その上タンクにあまりもたれ掛かれない事態が発生し、しばらくして手がしびれてきました。やっぱりこのCR93タンクの固定にはかなりの難有りです。いずれは変えなくては・・・。

慣れない(というか山走るの初めて)マシンに慣れないセパハン・ポジション、新品の前後タイヤと、山に持ち込んでもかなりヨタヨタです。コンパクトに走っていく軽自動車に置いて行かれます(笑)とりあえず大窪寺に着いてからタンクに荷重がかけられるように対策してなんとかという所。着いたときには手の感覚が・・・。

それにしても山の上はかなり寒いです。街中では暑かったので軽装で来たのですが、ちょっと後悔。それでも紅葉のスポット、大窪寺ではありますが紅葉はまだもうチョット先という所ですね。

大窪寺に来たらコレでしょう。八十八庵の『打ち込みうどん』。
いつもは全然足りないように感じるのですが、今日は昼も食べていないのに何故か満腹♪寒い季節には温かいうどんが一番。帰りに店のおばさんたちに『温かいうどん食べてぬくもってるうちに帰り~』と促され、山を下りていきました。

帰りにはかなり慣れてきたのとタンクに荷重をかけられるようになったのとで、結構ハイペースで走行。なかなか良い相棒です。気に入りました。
まあマダマダこいつに関しては手をつけ始めたばかりで、思うように走らせられるバイクに仕上げるにはかなりの時間がかかりそうですね・・・。

帰りに調子良く爆走していると、とある信号で止まってからクラッチが徐々に切れなくなり赤信号なのに徐々に前進(笑)クラッチの調整をする為にお店の駐車場で止まり、クラッチを調整していると、クラッチレバーを握るとカバーが浮くのを発見!どうやら右のサイドカバーの上部2本のボルトが脱落したのが原因のようですね。元々1本しか着いてなかったのを放置したのが原因です。これだけでクラッチ不調の原因になるとは・・・。ちょっと調整をして何とか家まで帰ってきました。
とりあえず元気に走るようになりましたし復活ですね。ホントに『とりあえず』というトコですが。
手直ししておくチョットした諸問題も明らかに出来ましたし、来週にはなんとかツーリングに行けそうです。

12Vのクセにどうも日の飛びがイマイチ(最初は飛ばない時もあった)なのですが、イグニッションコイルが故障という事はまずないかと。
それを考えるとポイント、プラグコード、プラグキャップ辺りが怪しいような。
しかしポイント周辺をチェックするもポイントの面の荒れや途中での配線の断線も無いようですし、特に汚れも付いていません。という事でプラグコード等を一新する事にしました。

今までどのバイクにも投入した事の無かったアース付のアレ。効果は誰もが認める所ですが、お値段が高いのがミソ。私も今回恩恵にあずかりたい所です。ノロジーの『ホットワイヤー』。

ついでにプラグも変えようとしたのですが、後期型のプラグはなんと『D8HA』というものです。嫌な予感・・・が的中しました。
コレってレジスター無しの『D8HA』とレジスター有りの『DR8HS』しかないんですよね・・・。一部バギー以外全く使われていない種類のものなので、当然イリジウムなど高性能タイプは無し、しかも標準プラグもバイク用品店、バイク屋、車部品屋、ホームセンターのどこにも置いてないという始末・・・。
仕方ないので今日のトコは元付いてたのを使って、プラグは新しいものを予備もあわせて注文しておく事に。コレだけ無いとなると必要な時にすぐ無いですからね~・・・。
ちなみにサービスマニュアルに普段乗りの場合は『C7HW(現行のC7HA)もしくはD8H(D8HA)』と記載してあったのですが、CとDはネジ径が全く違いますしなんでかな~?と思ったのですが、どうやら初期型EgがC7、後期型EgD8という事らしいですね。初期型Egうらやまし~。C7シリーズは現行でも多く使用されてるから、NGKならCR7HIXなんかのイリジウムがあるんですよね~・・・。

という事でサクサクと取り付け完了。
早速プラグ抜いて火花飛ばしてみたのですが、左右ともパチパチと元気よく火花が飛ぶでは有りませんか。ホッワイヤーの効果か、旧のプラグコードの劣化が原因か、とにかくコレならよく火が付きそうです。効果大ですね~。
点火タイミングもキッチリ詰めてやりたいところですが、そこまではなかなか手が回りそうにありませんのでコレで点火の方はOKとします。

灯火系もバッテリー回路中のどこが悪いのか良く分かりません。という事でまずはバッテリー。やはり2V程度しかありません。セレンが死んでたらイヤだな~などと思いながら、とりあえずエンジンをかけると回転に応じて電圧が12V以上まで上がります。とりあえずセレンはOKのようです・・・。

とにかくまずはコレ。バッテリー交換。
9Aのバッテリーが適合するようですが、何でも良いと言う訳ではなく、端子の取り合い、バッテリーケースの寸法を考えるとYB9L-B辺りが良いようです。
先日から電解液を入れて準備しておいたので、即交換完了。

これでスイッチを全灯火点灯にして試してみます。が、点灯しません。ところがポジションにしてみるとリアのポジションランプが付きました。どうやらライト回路に問題があるようです。そこでココからはテスターで各部を当たっていったのですが、メインスイッチONでライトスイッチの黒回路までは電圧が来ているのですが、ライトスイッチから先が出ていません。スイッチ回路の導通を当たってみると、ライトスイッチをONにしても黒と緑・茶間の導通が出ません。ライトスイッチが原因だったようです・・・。

ライトスイッチを取り外して全バラにしました。この辺りの年式のバイクはスイッチが悪いからといって『交換』なんて出来ないんですよね~・・・。あくまで『修理』で対応です。一度細かい部品までバラバラにして各部を磨き、再度組み直しました。・・・が、やはりスイッチONで黒と緑・茶間の導通が出ません。


さらに不良の原因を追い詰めていきます。
よくよく調べるとそもそも緑と黒はメインのプレートの表と裏で導通がありません。このプレートの内部で断線しているようです。ビックリです。
ポジションだけが付くのは黒の2点のうちポジションに使う片側だけは正常だったからでした。

という事でハンダしてある箇所を再度コテで溶かしながらグリグリやって、中までハンダを詰めました。結局原因は黒と緑の表裏の貫通ポイントで『空洞』が出来ていた事による断線でした。
こんな事は通常ありえないことだとは思うのですが、ショートして内部が飛んだのでしょうか?となるとやはり緑の回路=前後ポジションランプ、メーターランプの回路に問題があった事になります。先日気が付いた緑の回路がアースに直結してあったいい加減な回路が怪しい・・・。

という事で組み直し完了。これでヘッドライトは点灯するはずです。
その前に全ギボシを新しいものにしておこうと思います。

その一つがシート。このC110、厳密にはC110S(シングルシート仕様)なのですが、リアキャリアとシートが一体になっています。
シート自体は座面とサイドの生地が微妙に違います。

リアキャリアとシートはボルト4本で分離できます。
シートは劣化か汚れによるものか、希少な当時物の赤スポンジなのか、とりあえず赤っぽいスポンジが見えています。
という事で今回はこのシートを純正そのままに貼り直し、リアキャリアは再メッキします。既に家にあるメッキに出す予定の全部品が手直し、分解、汚れ取り等が済んで一箇所に集めてあるので、いよいよ外注作業へ出すものは全パーツ出払う事になりました。

今までもCB72のパーツリストと共にずっと置いてあったようですが、全く気がつきませんでした。CB72はスピードメーターとタコメーターが一体になっているのですが、こいつはCB72初期型のメーターでスピードメーターの針とタコメーターの針がそれぞれ時計回り、反時計回りと全く逆に向いて回る俗に言う「ケンカメーター」というものです。オドも0kmで新品ですね。

うちのCB72は後期型で、タコとスピードメーターがそれぞれ同一方向に回ります。メーターだけの話なので、先々ケンカメーターに変えてみるというのも良いな~と。

ライトスイッチ。なんとヘッドライトケースについてました。先日サービスマニュアルを見るまでコレは何かのアクセサリーかと思っていました。
という事で先日は寝る前に1時間ほどCB72の電気回路と各電気部品についての飼料を眺めていたのですが、まあなんとなく覚えました。
ちょっとビックリしたのはこいつは12Vだったんですね。てっきり6Vだと思ってた・・・。

コイツはスポーツカブと同年代のものですが、スイッチがアースを遮断するという方法を取っていたスポーツカブと違い、現行のバイクと同じようにスイッチがメイン電源の+側を遮断するというものです。まあ特にややこしいトコは無し。
回路を追っていくとバッテリー回路に絡む灯火系回路はヘッドライト、メーターランプ、パイロットランプあたりのようです。という事でこのあたりを集中的に調べていこうと、いざヘッドライトの中の回路を見てみると見事に全ての配線がはずされています。全オーナーが調べかかって放棄したものか・・・。現行ウインカー以外の全灯火回路が沈黙している状態です。
とりあえず一通り回路をチェックし直して、主要回路のみ接続。
その過程でおかしな回路を発見。ヘッドライトのアースが緑の線でこれをライトリムにアースしているのは分かるのですが、ライトスイッチから出ている緑の線まで分岐からライトリムに接続しています。コレって+だし・・・。CB72の緑の線はパイロットランプ用電源(メインスイッチ後は白)線でアースではなかったはず。回路を暗記しながら見ているとおかしな点も発見し易く作業が効率的に進んでいきます。

主要回路を接続したので早速ヒューズを新しいものに交換してスイッチON!
点灯しません・・・。一応こいつはエンジンの回転に関係なく、ウインカー以外の灯火系はバッテリー電源だったはず・・・。
バッテリーの電圧を測ってみると2V無い位でした・・・。バッテリー死んでるかも・・・。試しにエンジンをかけてスイッチをONしても変化なし。
はぁ~、バッテリー以外にも問題がありそうですね。結構長引きそうな予感・・・。
ふと思ったのですが、こいつはレクチファイアとしてのセレン整流器はあるのですが、レギュレーターが無いんですよね・・・。12Vですが電圧の上昇は大丈夫なの?と思ってしまいます。というかこの回路なら現行品の4線式のレギュレート・レクチファイアに交換した方が電源回路に信頼が持てるのではないかと・・・。
とりあえず燃調に灯火系。問題は山積みです。

結構時間がかかりました。土曜日の朝10倍の薄め液で漬け込みしてから置く事丸一日。途中キャップをつけたままタンクをひっくり返しておいたり色々としていたのですが、一日たって液を抜いてみると大体綺麗になっているものの、転々と錆が残っていました。結局残っていた原液を再投入し、半日ほど置いた後にお湯を再投入。それから丸一日置いていたという次第です。

2回目の作業時にはタンクキャップをせず、キャップは別の器で漬け込んで処理をしてみました。タンクキャップもかなり錆びていたので・・・。おかげで別にボロボロになっても良いと思っていたメッキ面までピカピカになりました。

最後は一応取り扱い説明にしたがって水洗いした後に、別に作っておいた20倍薄め液を投入、その後排水して乾かして完成!

前回もちょっと手間がかかったフューエルコックですが、今回もインパクトドライバーで叩き込んでなんとか無事ネジが外れました。あとは漏れが無いか確認するのみです。

花咲かG、時間はかかりましたが錆取りの状態は良好です。
さて今回はコーティング無しでどこまで錆の再発が防げるものか実験です。
出来るだけ元の状態を残すならコーティングしない方が良いですし・・・。
洩れてたらどうしようもないのですが・・・。

とりあえずその前にオイル交換。ちょうど前日にサービスマニュアルのコピーが届いていたのでなんとか分かったのですが、このCB72、オイルレベルゲージのど真ん中くりぬいてブローバイホースの取り出し口をねじ込んであるカッコ良い事がしてあるので、オイル量がさっぱり分かりませんでした。
だいたい1.5L程度が適量のようですね。その程度をざっくりと入る事に。オイルは以前から使っているモチュールで。

さてオイル交換もして各部のまし締めも完了したので、郊外まで走りに出ようとでかけたはいいのですが、10分ほど走るとエンジンがスローダウン。止まりそうになります。その後何度かエンストし、再度エンジンはかかるのですが諦めて帰ることに。やはり直キャブからエアクリ付に変えてしまうと燃調が合ってないのか・・・。帰って調べてみる事にしました。
少し薄い目にセッティングされてたら、ちょうどエアクリ装着でいい具合になるかと甘い期待をしたのが間違いだったか・・・。

メインジェットを調べてみたら135番でした。サービスマニュアルによるとCB77キャブは純正で135番みたいですね。(ネタバラしますが・・・)
もうちょっとサイズを上げてあるかと思っていたのですが。
というか現在燃調が濃いと仮定して調整していくなら、これを純正より小さくしないといけないという事になります。

スローージェットは42番。こいつも純正のままです。うーむ・・・。
とりあえずジェットで調整をかけようと買いに行ったのですが、物が・・・。
CB72(77)のキャブは京浜のキャブなのですが、現行の京浜の丸(大)のジェットと似ていて微妙に違う感じがします。特にネジのピッチが古いものの方が微妙に大きいようで、試しに付けてみたら2山目までねじ込んだ所で止まってしまいました。このままねじ込めば良いのか、やはり72/77のジェット類は当時物を探さないといけないのか分からないところです。困りました・・・。

ジェットニードルのリングは上から2段目。
とりあえずのところジェットが触れないのでニードルを調整してみようと、一番上にリングを変えてみたのですが、アクセルを開けるとエンジンが止まりかけてしまいますし、逆に試しに3段目に変えるとエンジンがかかりもしません。
エアスクリューもちょいといじってみたのですが効果無し。
どうやら本腰入れてジェットを変えていかなければいけないか、直キャブに戻す事を考えないといけない状態です。
というか一番の問題はメインジェットなどが現行品を使える/昔の部品が手に入るか』というとこですね。スポカブのときは特に燃調を触らなくても合っていたのでジェットが現行品と違うのかどうかは調べていませんでしたし・・・。
一気にやってしまおうと思ってましたが甘かったですね~。遠出はいつの事になるやら・・・。
その途中に寄ったお店、石井町の『アジュール』。
私がよく行く仕事先への道中にあるので、いつも目に留まっていまして久々に行って見ました。そして以前食べた事がある『籠カレーセット』を。

ボリュームありますね~。野菜のカレーにスパゲッティーにオードブル満載。
カレーも御飯ぎっしりで見た目以上にボリュームがあるし、意外にスパゲッティーも量があるし、まあ食後の感想を一言で言うと『制覇した~』って感じです。
でもおいしいんですよ!このセット。ちなみに籠オムライスのセットも有ります。
いやいや、満足です。
アジュール:徳島県石井町高原字西高原