最初の1年は義兄ガレージに置かせてもらい、このガレージが出来た時に引き上げてきて分解。
外装パーツとメッキは完了していますが、肝心なフレーム他が手つかずのままガレージ内で眠っていました。
よくよく考えるとこのCL72は再塗装に手間がかかるんですよね。特に今回の様に全塗装となるとタンクやサイドカバー、フェンダー類のように銀色に塗装する箇所と写真のパーツ類の黒や赤に塗装する箇所が有り塗装点数が多い=外注に任せるとかなりの予算が必要になるという事を再認識しました。
そんな事で予算ややる気の都合もあってボチボチしか進行しないCL72ですが、今回やっとフレーム関連の全塗装に旅立ちます。
今回もCB72同様粉体塗装でいこうと思いますが、色々調べましたが粉体塗装でカラーバリエーションが有る所って意外と少ないんですね。
また今回も某所に御厄介になります。
まずは工具棚。前のガレージではベニヤを改造した工具棚を作り使っていたのですが、やはり良く使う工具は工具棚からすぐに使えるようにしておきたいんですよね。
チェスト内でガチャガチャ工具を探す時間が省けます。
という事でチェストの上のこの空きスペースに工具棚を作っていきます。
今回はガレージにありがちな有孔ボードを使用します。
ガレージの内装で良く見かける有孔ボードですが、音楽室等防音の為に壁面内装に使われたりもします。
そんな用途が有りながら意外とホームセンターに有りそうで無い有孔ボード。
こちらでもホームセンターや建材のプロショップなどを回りましたが無かったので結局ネットで買いました。
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この有孔ボードは25mmピッチの5mm穴の物ですがこういったピッチ等も色々と有ります。
ボードの色も選べたりもしますが私は必要があれば塗るので無塗装の物を選択。
これをスペースの寸法にカットして・・・
取付完了。
有孔ボードは孔に取り付ける金具の事を考慮しなければいけない為、後ろは少し浮かして取り付ける必要があります。私は適当にあったバイク用のアルミスペーサーをかましましたが、ベニヤ板の歯切れ等でも良いと思います。
このスペーサーも専用金具があるのですが非常に高価ですのでいらないかなと思います。
有孔ボードと一緒に買っておいた有穴ボード用のフック。
こんな形の物でうまく穴に引っかかる様になっています。
と言っても買うと結構高いので作った方が良いかも。
有孔ボードもこんな工具棚以外にもキッチンの調理用具棚や色々な飾り棚にも使われるようで、この金具もJ型のもの以外にも色々な形状が有ります。
フックに工具をかけて完成。仕上がりに満足です。
工具はしばらく使用しつつ色々と入れ替えたりしていこうかと思います。
これで気になっていた事を一つ達成。
白スポの解体作業を進めていきます。
エンジン部分に+ネジが多用されているスポカブ。いつもながら何本舐めるかで作業ペースが変わります。+ネジ部はほぼ全箇所インパクトドライバーを使用しますが、今回も1か所舐めました。
インシュレーターを撤去すると中に謎の油膜が・・・
エンジンは全バラにして洗って組み直すので気にしませんが。
キックペダル部のシャフトが少し欠けていました。
キックペダルはきちんと噛んでいた様なので影響はないという事にしておきます。
いつもまずはエンジン降ろしからですね。
これを下ろしたらほとんど作業は終了。
全バラ完了。部品一つ一つの泥や汚れを落として、日干ししていきます。
タンクの中は軽く腐ったガソリンがヤバい臭いを発してしていたのでガソリンを少しほり込んで放置する事に。
自動的にタンクがゆさゆさ揺れる装置が欲しい・・・
フレームを磨いていると泥の下からヤバい物が登場。最初はありがちな塗装面の亀裂かな?と思っていたのですが・・・
フレームが割れていました。
エンジンのマウント固定部になる為このまま放置するとやばいと思われます。
今回の作業の一つ目の山場ですね。
まずはこの白いスポーツカブC110に着手。
スポカブは国内仕様では主に青と黒を見かけますが、一部前期型に赤、スモークグリーン、サンタン、ドーバーグレイという稀少な設定も有りました。私の認識では後期型では国内販売は青と黒だけで、輸出仕様限定でこの白や赤と言った設定が有ったようです。
このスポカブはこの後期型の白で輸出仕様の車両になります。
ずいぶん昔から某所にあるのを眺めさせて頂いていたのですが、昨年縁が有って譲って頂きました。
ホンダの輸出車両に貼られているシール。
うちのCB450K0にも同じ個所に貼られています。
輸出仕様の特徴であるフロント、リアのウインカー取付け部のメクラキャップとテールレンズ。
輸出仕様は当時国外がウインカーが必要無かった事も有りウインカー自体取付されていません。
テールレンズはブラケットから国内仕様とは形状が違います。
白と言ってもプラ部品は白だったり黒だったり。
後で交換された部品ではない様ですが、後期型はこんな所も予算が削られているのかキーカバーやスプロケカバー部は黒のプラ部品が使われている様です。
ちなみに別に所有している前期のサンタンはこの辺りも全てサンタン色です。
純正でない所や破損、紛失している箇所もちらほら。
シングルシートのバンドが欠損していたりマフラー自体が加工されていたり、マフラー前部のプロテクターが腐食したのか無くなってしまっていたりします。
マフラーやプロテクターはいくつか予備品が有ったのでその中で出来るだけ傷んでいる物を使用する予定。
シートバンドは何か新しいのを作ろうかと思っています。
フロントフェンダーは破損してしまったのかカスタムなのかC100系の物を付けている様です。
この辺りは先日登場の純正フェンダーに変更します。
マッドフラップはCB72の物が付けられている様です。当時の所有者のカスタム?
この辺りも先日補修済みの傷んでいる物に交換していきます。
とりあえずこんな感じの車両ですが、こいつも塗装補修などはせずにヤレ感を残しつつ再生していきます。