
暖かくなってきたなと思っていたら、また寒くなって…しかも雨々…

調子が悪く鬱々

この時期を乗り越えれば調子良くなる

鞍が開通するまでの間の辛抱

『PCに触れて30年その4』…では専門学校を卒業して就職した後(20年前以降)の
PCについて書いて

就職した会社は三菱電機系列のIT企業で、担当に就いたのはオフコン事業部でした。
その頃、会社

ワークステーション(UNIX etc)、パソコン部門の縦割り

ちなみに小型の汎用コンピュータに『オフコン』と名付けたのは三菱電機です。
オフコンのベースはUNIXでデータベースは汎用機と同等

言語は主に


自分も最初はプログラマーからで…先輩(SE)の書いた仕様書を貰いプログラミングしてました。
プログラムを組むのは面白く夢中になってやっていました。その甲斐

新人であったのにPⅡで4,000ステップ

PⅡでは1,000ステップ以上になると大きなプログラムと言われていたので、これは超巨大

製作期間は約3週間ホント苦労しました。それでいて不具合は一切無し


オフコンのプログラムは汎用機と同様…専用端末から入力しサーバーでコンパイルして実行する
仕組みになっています。従ってプログラマーの机にはPC

この頃、PCは仕様書を書く

最初は触る機会は少なかったのですが…入社2年目から下位のSEとして仕様書を書く事になり
これからPCは必須になると思い自宅に PC-9801BX/U2 を導入

その頃は、まだNEC全盛期でしたので最新で最安値のNEC製PC


会社と同じ環境で仕様書を書くのであれば三菱電機製のMAXYシリーズ(AX規格機)を
購入しなければいけなかったのですが…高いのに他に使い道がなかったのでパス

この頃ですね、コンパックが格安でDOS/V(PC/AT互換)機

お陰で廉価版のPC-9801シリーズが20万円を切り購入に踏み切る事ができました

スペック

CPU:i486SX(20MHz)
MEM:1.6MB
FDD:3.5inch2HDx2機
VGA:640x400x16色x2画面
仕事で仕様書を書くのはMAXYのワープロソフト『A1markⅢ』を使っていたので…
Windowsが主流になるまでPC-9801BX/U2で仕様書を書く事はありませんでした

まぁPCをワープロ以外にMS-DOSとC言語勉強用に購入したので問題ありませんでした。
そしてMS-DOSのコマンドに慣れC言語を勉強

Windows3.1に出会ってしまいました

GUIで操作するOSの魅力に取り付かれ…結果C言語は勉強せず

PC-9801BX/U2でWindows3.1を動作させる仕様にカスタム

CPU:i486DX2(40MHz) ※ODPを追加搭載
MEM:14.6MB ※メモリを極限まで装備
FDD:3.5inch2HDx2機
VGA:1024x768x65536色 ※I-O DATA GA-1024AL を実装
HDD:240MB ※SCSI接続
DVD:CD-ROM ※SCSI接続
サウンド:FM6音+SSG3音+リズム6音+PCM音源 ※NEC PC-9801-86 を実装
かなり追加投資しました。お陰でWindows3.1を快適に動作させる事ができるようになりました。
その他、各メーカーも一斉にWindowsを採用するためハード

三菱電機もMAXYを捨てapricot(DOS/V機)シリーズを発表

ワープロソフトもA1forWindowsが開発され自宅でも仕様書が書ける

MacintoshやX68000、PC-100など色々とGUIで動作するOSを見てきましたが…
試しに導入したWindows3.1がここまで普及するとは思いませんでした。正直びっくり

コンパックショック

同時期にジャストシステムからGUIのOS、ジャストウィンドウが発売されましたが

Windowsに比べ貧弱で使い物になりませんでした。期待していたのですが残念

14インチCRTで640x400x16色の解像度で満足していたのですが…Windows3.1を導入する事により
15インチCRTで超高解像度

同梱してたのでペイント

65536色の機能を生かし一生懸命

しかし実はWindows3.1は良い事ばかりでは無かったのです。
OSは16bit…16MB以上のメモリ空間を使用できず

別途MS-DOS(PC-DOS)を購入する必要があり

また複数のタスクを同時実行できるマルチタスクが可能

ノンプリエンプティブなマルチタスクであったため、1つのプログラムがCPUを占有してしまい

他のプログラムが止まってしまう

従って1つのアプリが暴走

プログラムを作る際には適度にタスクを開放する命令を呼ぶ必要がありました。
プリエンプティブなマルチタスク

待たなければなりませんでした。

Windows3.1の時代からWindowsを使用しないPC-9801シリーズのゲームはエロゲーが増え…
DOS/V機は3Dなどのコア

Windows3.1はまだDirectX(2D/3D)の規格がはっきり定義されておらず大したゲームは無く

ビジネス専用機

その他にC++があったのですが…勉強しなかった

ワープロソフトは一太郎forWindows が主流で表計算ソフトは何ソレって感じでした。
実際、表計算ソフトはLotus1-2-3が主流

ワープロソフトも三菱電機系列の会社

A1forWindows ばかり使っていました。今は使っていませんが…未だにFDDで持ってます

次回は初のDOS/V(PC/AT互換)機の購入について書いて行きたいと思います。
長文でマニアックなお話なのに、ここまで読んで頂きありがとうございました。
