くもり
ご無沙汰しています。暑い日が続く中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
自分は私用でがありますが土日も何かと忙しくブログを更新する暇が中々ありませんでした。
今日から始まる3連休は、最終日以外ゆっくりできそうなので、先月末に故障した PC-8801mkII FR(以下PC-88FR)の修理にチャレンジしてみました。
故障の内容は音声の外部出力端子から音が出なくなり、端子を強く上に引っ張ると音が鳴るので断線ではなく、PC-88FRの外部出力端子のハンダ割れではないかとアタリを付け、PC-88FRを分解してみました。
○ の中のハンダが見事に割れています。これが原因で間違い無いでしょう。ハンダを盛り直せば済みそうですが、ハンダごてを持っていないので近くのホームセンターで Gootのハンダごてセット を購入してきました。ハンダごてを使うの何年振りだろう (  ̄ - ̄)遠い目…
30wのハンダごてに、ハンダ、ハンダ吸い取り線、ハンダごて台などがセットになっていて、お値段は2千円弱と初心者に優しくコスパに優れた良品です。
早速、ハンダを盛り直した後、仮組みして音声出力を試してみたところ…
音は出ませんでした。ちゃんとハンダを盛り直したはずなのになぜ!?
原因を探るべくハンダ吸い取り線で、盛ったハンダを取り除こうとしたところ、基盤表面のパターンごと一緒取れました。どうやら経年劣化によりハンダ割れだけではなくパターンごと剥離していたようです。あまりのショックに写真を撮るのを忘れました Σ( ̄Д ̄;)ガーン!!
さて、どうやって直そうか…基盤をマジマジと眺め割れているパターンの先を追いかけると、RGBコネクタに行き着いていました。どうやらこの端子はグランド(GND)のようなので、ジャンパー線で端子の行き先と直接つなげば行けるんじゃね…と考え細いカラーコード(電線)をネットで取り寄せました。
端子の上側はジャンパー線でRGBコネクタまで飛ばし下側はハンダを盛大に盛って下の端子と直付けしました。
念のためテスターを使い通電を確認後、仮組し YsIIミュージックディスク を用い起動したところ無事に音楽が流れ正常に動作する事を確認しました!!これで直らなかったらオークションで通電確認済みの PC-88FRを仕入れ基盤交換しようと考えていたので直って本当に良かったです。
レトロPCは複雑な多層基板や細かなパーツをあまり使っていないので自分でも何とか直す事ができました。今どきの多層基板のマザーボードではこうは行かないでしょう。PC-88FRも発売から30年以上経っているので、いつ他の部品が壊れるかも分かりません。まだオークションで出回っている今の間に部品取りを一台購入した方が良さそうですね。
今回使用した、ハンダごてセットおよびカラーケーブルはAmazonでも購入可能です。
下にリンクを貼って置きまので詳細はそちらをご覧ください。
goot 電子工作用はんだこてセット X-2000E | |
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太洋電機産業 |
電線・カラーコード <10m・緑5・AVR0.2> <cod-005> | |
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sapporo boueki |
今回は音声の外部出力のハンダがクラックしたので、それを直しただけです。PC-KD854Nは元気ですよ。ハードオフで水平周波数24.8khzに対応した液晶を千円で手に入れたのでメインPCのサブディスプレイとPC-88のディスプレイを兼務させるために入れ替えました。置場所がないのでPC-KD854Nには休んで貰っています。