何だか落ち着かない日々が続きます。被災地を思えば、私達の生活は比べものにならない程恵まれています。スーパーの品物も大分戻ってきました。ないものといえば、納豆とミネラルウォーターぐらいでしょうか。特に困ることもないのに被災者の皆さんのことを思うと心がはれません。
それでも、この地震のおかげでよかったことも私にはありました。それは「ご近所付き合いが深まったこと」です。お隣のお宅とも、もちろん会えばご挨拶はするし、立ち話もします。でも、電話番号もメールアドレスも知りませんでした。ちょっと廊下にでて、ピンポンをすれば話せましたから、必要も感じませんでした。そこにこの地震。私は渋谷にいたし、お隣の奥さんはららぽーとで40分も足止めされたとか。家に帰れないことなど、それまでは想像すらしませんでした。でも、実際に帰れませんでした。そこで、お互いのアドレスを交換することに。私達だけでなく、大学生の娘と中学生の御嬢さんも一斉に交換。まあ、母親2人は「どうやって操作するの?」状態でしたので、娘たちにやってもらいました。携帯電話すら使いこなせないのも情けないんですけどね。
その他のご近所友達とも子供を含めてアドレス交換。ちょっと安心です。こんな時こそご近所は大切!です。
地震後の一時的な物不足。買占めといっても、本当に必要な物もありました。この時こそご近所友達とのアドレス交換が本当に役に立ちました。朝、友達から、「〇〇スーパーにはこれがあるけどあれはない」とメールが入ります。お互いに足りない物をゲットして、物々交換。我が家はパンがない、お隣はトイレットペーパーがない、あそこのお宅はお米がない。それを買えた人が渡す。こんなことを数日やってました。そういえば、ちょうどウインナがなかったのでそれも頼んでいたら、娘に「それじゃただのお使い頼んでんじゃない!」と突っ込まれたことも。
一人でいると、けっこう不安になります。物不足も大丈夫なのか気になるし、余震は続くし。でも、ご近所友達がいれば心強いです。やっぱり人付き合いって大切ですね。不愉快にならないよう、深入りしない。お互いのことを気遣う。心地よいお付き合いができるといいんですけど。がんばります!!
久しぶりに散歩にでたら、桃の花がきれいに咲いていました。もう春、ですね。被災地にも一刻も早く暖かい春の日差しが差しますように。