さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

青梅丘陵のいちばん楽なコース、宮ノ平駅~青梅駅を歩きました。これからもさっちゃんはブランクを乗り越えて山歩きを楽しめると思います

2020-06-30 23:37:16 | 山登り
3ヶ月少しのブランクで心配なことがありました。
まずは体力です。
さっちゃんの山体力がこの長期のブランクで相当弱っていることが予測されます。
ですから、久し振りのハイキングのコースは本当に楽なコースにしました。
急登がなく、全コースが林道のような歩き易い山道になっています。

次に心配なのは山を楽しめるかどうかです。
このブランクで、さっちゃんは自分が山歩きが好きだということを忘れてしまっているかもしれません。
認知症では気分や嗜好そのものも変化することがありますから、体力はあっても嫌いになっているかもしれません。

そんなことを考えながら選んだコースが宮ノ平駅から青梅駅へ青梅丘陵を歩くコースでした。
青梅丘陵全体の3分の1か4分の1くらいしか歩きませんし、山道らしい山道もなく、林道のような道がほとんど。
駅で言えば、ひと駅の間を歩くだけです。


▲9:00。宮ノ平駅で下車しました。乗って来た電車が見えてますね。暑い時期ですから、本当はもっと早い時間から歩きたいのですが、さっちゃんをあまり早起きさせるわけにもいかず、この時間となりました。これでも秋や冬の山歩きに比べると、1時間は早いんです。


▲9:08。駅から最初、北西方向へ進みます。要所に標識があって間違えることはありません。振り返れば、この辺りだけが山道らしい狭い道でしたね。


▲9:16。林道を離れ、左の道へ入ります。この程度の道の傾斜がいちばん急な方でしたね。


▲9:21。山道と言ってもこれくらいの幅はあります。幅広の道なのでさっちゃんは僕と手をつなぎたがります。写真を撮る時だけ、手を離して、前に行ったり、後ろに下がったりしました。


▲9:31。以前ここまで来た際には、この写真のさっちゃんの後ろの山道を右へ登って行きました。普通の山道でした。以前の記憶がありましたから、今回このコースを選んだわけです。


▲9:45。青梅丘陵は標高の低い青梅市の里山、裏山ですから人の手が多く加わった山域です。杉などの植林が多いのですが、この写真の辺りでは豊かな広葉樹が広がっていました。


▲9:59。青梅丘陵のメインコースと合流します。ハイカーやランナーがたくさんいます。


▲10:07。以前も休憩したことのあるトイレのある広場です。さっちゃんは出発前に家でおしっこをしました。山歩き中に一度はおしっこするかもなと思っていましたから、ここでも「おしっこする?」と聞いてみました。結局、家に帰るまでしませんでした。ここまで、休憩に適した場所がありませんでしたから、ここまで歩いて来てしまいました。ここでさっちゃんと僕は朝食のサンドイッチ。


▲10:25。ここは青梅市街地のすぐ裏ですから、市民にとっての身近なお散歩コースでもあります。立派な休憩所が幾つもあります。僕たちは休憩したばかりでしたし、この先の休憩所でも人が多いので遠慮しました。ですから、今回は1回しか休憩しませんでした。


▲10:26。眼下には青梅の市街地が広がっています。


▲10:56。叢雨橋(むらさめばし)です。この橋の下がかつての青梅坂峠で、昔は主要な道だったそうです。


▲11:12。車止めのゲートがあり、駐車場にはたくさんの車が停まっています。青梅丘陵ハイキングコースの東の端っこ。


▲11:23。車道をずうっと歩いて来ました。この道は駅へと続いています。11時半には青梅駅に着きました。青梅駅からは電車も多く出ています。

さっちゃんはしっかりと歩いていました。
手をつなぐことを要求されるので、僕の自由度はかなり減りますね。
写真を撮ったり、調べたりしていると、僕はさっちゃんに怒られます。
最後の辺りでは、のんびり歩きたい僕を引っ張るようにしてさっちゃんが歩こうとするので、僕がさっちゃんの手を振りほどきました。
そのせいか、それからしばらくさっちゃんはプンプン、ツンツンしてましたね。

さっちゃんがこの山歩きを楽しめていたかどうかはよく分かりません。
笑顔はありませんでした。
でも、辛そうとか、嫌そうな表情もなかったですから、淡々と楽しんでいたんだと思います。
コメント
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