さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

さっちゃんの妹弟さん達がさっちゃんの誕生日祝いをしてくれました

2021-10-18 22:53:29 | 社会生活
10月16日の土曜日、さっちゃんの妹弟さん達がさっちゃんの誕生日のお祝いをしてくれました。
本当の誕生日はまだ来ていないのですが、みんなが集まり易い土曜日に催してくれたんです。
さっちゃんは長女で、九州に住んでいる三女の他は皆東京に居るんです。
隣りの市に住んでいる次女の妹さん宅に集まりました。

出かける日のさっちゃんの状態がどうなっているかが心配でした。
あまり良くはありません。
不穏と言うほどではないのですが、朝食のオートミールも3分の1ほどしか食べてくれませんでした。
でも、出かけることには抵抗せず、普通に駅まで歩いてくれましたから、助かりました。
最長90秒も待たなければならない信号の場所では、ちょっと小走りになるほど一瞬急いでもらったのですが、元気に速く歩いてくれました。

でも、乗ろうと思った電車には間に合わず、それまでは10分間隔だった電車も、次は20分後。
待ってじっとしているのが超苦手なさっちゃんですから、10分後にはホームをうろうろし始めます。
ただ、乗る電車がすぐに入線してくれたので(始発駅なんです)、電車内に乗り込むとさっちゃんは落ち着きましたね。

2駅目で下車し、そこから20分ほど歩きます。
弟さんは到着していました。
四女さんは車なんですが、渋滞に掴まってしまっているとのこと。
さっちゃんと僕も予定時刻を30分ほど遅れましたけど、ほどなく全員が集合。
四女の娘さん(さっちゃんの姪っ子)も来てくれました。

テーブルには妹さん達の手作り料理が並びます。
さっちゃんはその料理が気になるようで手をしきりに伸ばします。
むやみやたらと触るでしょうし、こぼしたり落としたりしそうなので、僕はその手を伸ばさせないようにします。

すると今度は、テーブルの上を片付けて、さっちゃんのバースデイケーキが置かれました。


▲13:54。ケーキの左手前が少し崩れていますけれど、さっちゃんが無造作に掴もうとした痕です。


▲13:56。写真を撮ろうとしていた時、さっちゃんの両瞼は閉まりっぱなしでした。たまに開いた時を狙って妹さんが写真を撮ってくれました。

さっちゃんは眠たそうです。
歩いたり電車に乗ったりしましたから、疲れてもいるでしょう。
さっちゃんには寝室の布団でしばらく寝てもらうことにしました。

妹さん達による食事の準備が終了し、ビールやワインも注がれて、いよいよお祝いのスタートというタイミングで、さっちゃんが起き出して来ました。
さっちゃんも席に着いて、「さっちゃん、お誕生日おめでとう!」と声がかかります。
81歳のお誕生日祝いです。
さっちゃんが食べられそうな、軟らかいものをちょっとずつさっちゃんの口元に運びます。
お刺身もありましたから、小さく切ってお醤油だけ付けて(ワサビ抜きで)食べてもらいました。
食べるんですね。
さっちゃんは刺身なんか食べられないと、先入観を持っていたんですが、そんなことはないようです。

さっちゃんも人がたくさんいるこの雰囲気が好きなのか、ちょっとずつなんですが、いろんなおかずを食べ続けてくれます。
眠たくなったりすることもありますから、途中2度ほど寝室に連れて行くこともありました。
でも、すぐに目が覚めて、羽毛の軽い掛け布団をズルズル引きずって皆のいるリビングに戻って来ます。
さっちゃんの姪っ子が「スヌーピーのライナスみたいだね」と笑っていました。

会話は続き、食事も続き、ケーキも食べました。
いつのまにか陽も沈み、お開きの時間も迫って来ました。
何時ころだったのでしょうか?
多分、8時くらいだったんだと思います。
3人はバスに乗ってJRの駅へ向かいました。

さっちゃんと僕はタクシーを呼んでもらいました。
今のさっちゃんには夜遅く駅まで20分歩いて、電車が来るのを待ち、また駅から25分歩いて家に向かうのは大変なストレスです。
家に帰り着いたのは9時前だったでしょうか?
さっちゃんはすぐ眠りに就きました。
コメント
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