さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

今週の言語リハビリは不穏と言うほどではなかったのですが、さっちゃんは半分寝てました

2021-10-22 23:54:49 | 言語リハビリ
10月18日月曜日言語リハビリの記録を火曜日に書き始めました。
でも、1、2行書いてから、寝ていたさっちゃんが起き出しました。
何回か寝かせてはすぐに起き出すことを繰り返しましたから、僕はさっちゃんの横で布団に入りました。
さっちゃんは僕が隣りにいると、あまり起き上がりません。
安心するんでしょうかね?

僕はしばらく布団に居て、10分ほどで布団から出るつもりでした。
ところが、僕はそのまま寝てしまったんです。
疲れていたんですかね?
目が覚めると、ずいぶん長く寝たような気分でした。
時計を見ると、何と! 2時!

翌日水曜日は日没1時間以上前に散歩しました。


▲16:00。つい何日か前までは夏日もあったのに、突然の冬到来です。さっちゃんもジャンパーに毛糸の帽子で防寒対策。

僕は前日の火曜日までは夏用の七分丈のズボンを穿いていました。
上もTシャツに薄手の木綿のシャツだけ。
「ちょっと寒いな」とは感じていましたが、そのまま買い物にも行きました。
そのせいもあるのでしょうか?
散歩から戻って来て、夕食準備をする頃から、僕は止まらない鼻水に悩まされます。
自分の夕食が終わっても、鼻水は止まりません。
ブログを書くどころではなく、早々と布団にもぐりこみました。

木曜日は鼻水は何とか止まっていましたが、何となく体が怠い。
本当は天覧山で岩トレする予定で、山岳会に山行届けも提出していたのですが、中止に。
若いころはこの程度なら山に行って、自然の空気に触れれば風邪も治っていました。
でも今は、このまま天覧山に行けば、鼻水も再開して、ほんの僅かな微熱も更に上がりそうな予感があります。
この日はほとんど布団の中で過ごしました。

いつもより、1皿2皿ほど少なめでしたが、さっちゃんの夕食を作りました。
でも、さっちゃんは機嫌が悪くて、食事を拒否!
食べることを拒否されると、本当に腹が立ちます。
ちょっと間を置くと食べてくれることもあるのですが、それでも拒否!
腹が立った僕はさっちゃんを布団まで引っ張って行って、寝させます。

僕自身は何故だか首の後ろ側が痛くて、凝っていて、気分も最悪。
湿布を貼って、早めに寝ました。

そして今日金曜日、首筋はまだ痛いですけれど、体調はほぼ戻っています。
さっちゃんは夕食を完璧に完食してくれました。
嬉しい!
メニューは玉子かけご飯、お味噌汁(具はあげ、豆腐、えのき、タマネギ、人参、ナス)、ほうれん草の白和え、
花豆4個とクリームチーズ1個とサラダチキン15g、玉ねぎ天(さつま揚げ)1枚、柿半分と巨峰4粒。

僕なら5分ほどで食べてしまいそうですけれど、さっちゃんは1時間以上かけて完食しました。

という訳で、火曜日に書こうと思った月曜日の言語リハビリの記録が今まで延びてしまった経緯でした。

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

月曜日言語リハビリが始まる前、さっちゃんは布団で寝ていました。
Y田先生が来られる前にはさっちゃんを起こして椅子に座って待ってもらうんですけど、この日はそれも無理そうでした。
Y田先生が来て、さっちゃんを起こしました。
さっちゃんは眠いだけではなく、少しですが機嫌も悪そうです。

いつものように体温や血圧を計ろうとしますが、まったく協力してくれません。
計るのは無理そうです。
さっちゃんとY田先生とはテーブルの同じ側の椅子に座っているのですが、さっちゃんは立ち上がって布団へ行こうとします。
僕は途中でテーブルの反対側の椅子、僕が座っている椅子にさっちゃんを座らせました。
その椅子が布団への途中にあったからです。

さっちゃんとY田先生とが、テーブルを挟んで対面で向き合っています。
さっちゃんはほとんど目をつむったまま。
そんな状態でしたが、リハビリが始まりました。

ホワイトボードに(時計、鉛筆、電話)と書き、さっちゃんの眼の前にY田先生の腕時計を置きました。
「これはどれ?」と聞きます。
さっちゃんは無反応。
Y田先生がホワイトボードの文字を指差しながら「これ? これ? これ?」と聞きます。
さっちゃんは無反応。

今度はホワイトボードに(おはようございます よろしくお願いします)と書き、一緒に発声するように促します。
でも、さっちゃんは無反応。

ここまででだいぶん時間が経過しています。
さっちゃんも最初のころとは少し様子が違って来ていました。
瞼が開いている時間が長くなって来ていました。
機嫌もそれほど悪くはないみたいです。

ですから、さっちゃんはいつものように喋り始めていました。
こうやって、ただ喋っているだけでも、さっちゃんにとってはいいことだ、とY田先生は考えているようです。
僕は「うん」とか「そうだね」くらいの相槌程度しか言えないのですが、Y田先生は違います。
さっちゃんの何を言っているか分からない喋りをY田先生との会話に作り上げていこうとしているように思います。
さっちゃんの喋りの内容を類推したり、想像したりしながらY田先生は会話を創り上げていくんです。

傍で聞いている僕からしても、ふたりがちゃんと会話をしているように感じられます。
さっちゃんはただ独りよがりに喋ってるんじゃなくて、ちゃんとY田先生の話が終わってから喋り始めています。
さっちゃんはある程度は(ほんの少しでしょうが)人の話している内容が理解できているとは思っていました。
ですから、Y田先生の話を受けて、さっちゃんなりに何かを喋ってるんでしょうね。

さっちゃんの状態が普段通りに戻って来ましたから、最初に計れなかったバイタルを計ることにしました。
血圧は152~97、脈拍76、体温36.7度、SpO₂97。
血圧が高いですね。
これで、この日の言語リハビリは終了です。
リハビリらしきことはほとんど出来ませんでしたけれど、感じることのあった日でした。
さっちゃんにとっても、こういう日があっても構わないと思っています。


この日はその後、掛かり付けのお医者さんのところへ行きました。
薬がなくなりかけていたからです。
クリニックでも血圧を計りましたが、120台に戻っていました。
さっちゃんとお医者さんとの会話もちゃんと出来てる雰囲気でした。
帰りの挨拶もさっちゃんはちゃんとしていましたね。
(もちろん、言葉は正しくはありませんが)
先生へのお礼とお別れの挨拶だということは伝わったようです。


▲16:48。クリニックからも多摩川の土手沿いに散歩を兼ねて歩きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする