はいはい、ほぼ一ヶ月ぶりの更新のついでに今読んでいる本です。
相変わらず「平家物語」関係の本が多いのですが・・・。
いや~この一年「便乗義経本」がいっぱい出たせいで、平家物語に関しての本もけっこうありましたな。
おいらが初めて平家物語を読んだのは小学生のときですが、それから何回か平家物語を読み返したり、現代の作家が平家物語に因んで書いた小説もいくつか読んだりしたのだか・・・。
読書は読み手の年齢によって受け取り方が違ってくる、ということはよくわかっているんですが、平家物語に関してはおいらの中でほとんど変わっていないひとつの思いがあるのだ。
それは、
「平時子は好きになれそうにない」
ということだ。
これは以前に書いた立原正秋の小説で、おいらがどうしてもふざけたことをする悪役女性に目がいってしまうのと同じなのかもしれない。
良妻賢母は読んでいて非常に退屈なのだ。
たとえヒロインのまわりを美しい光景が囲んでいようと、本当に同情したくなるような悲劇的な事件が起きても、最初からそういうキャラの反応はおもしろくないので、美しいものや驚きの事件で良妻賢母型のキャラを飾りたてても、なんとなく魅力がなくて空疎な気がするのだ。
まあ別においらに愛されなくても、平時子は永井路子先生はじめいろんな方が、時子サイドに立ってすばらしい小説を残してるからさ、いいじゃん、それで。
じゃ、なんでおいらが平家物語をしょっちゅう読んでいるのかといえば・・・
「平家物語は珍事件の宝庫」だからかもしれない。
(そもそも平家が政権を握ったことからして、当時の世の中では「珍事件」なのだ。そして長い天皇家の歴史の中で、院政続きというこの時代も珍事件と言えなくもないと思う)
あの時代は動乱の時代=珍事件の時代なのだ。
こんな乱暴な考え方をするおいらだが、やはり何度読んでも平家は面白い。
他にもいろいろ魅力はあるんだけどね。
相変わらず「平家物語」関係の本が多いのですが・・・。
いや~この一年「便乗義経本」がいっぱい出たせいで、平家物語に関しての本もけっこうありましたな。
おいらが初めて平家物語を読んだのは小学生のときですが、それから何回か平家物語を読み返したり、現代の作家が平家物語に因んで書いた小説もいくつか読んだりしたのだか・・・。
読書は読み手の年齢によって受け取り方が違ってくる、ということはよくわかっているんですが、平家物語に関してはおいらの中でほとんど変わっていないひとつの思いがあるのだ。
それは、
「平時子は好きになれそうにない」
ということだ。
これは以前に書いた立原正秋の小説で、おいらがどうしてもふざけたことをする悪役女性に目がいってしまうのと同じなのかもしれない。
良妻賢母は読んでいて非常に退屈なのだ。
たとえヒロインのまわりを美しい光景が囲んでいようと、本当に同情したくなるような悲劇的な事件が起きても、最初からそういうキャラの反応はおもしろくないので、美しいものや驚きの事件で良妻賢母型のキャラを飾りたてても、なんとなく魅力がなくて空疎な気がするのだ。
まあ別においらに愛されなくても、平時子は永井路子先生はじめいろんな方が、時子サイドに立ってすばらしい小説を残してるからさ、いいじゃん、それで。
じゃ、なんでおいらが平家物語をしょっちゅう読んでいるのかといえば・・・
「平家物語は珍事件の宝庫」だからかもしれない。
(そもそも平家が政権を握ったことからして、当時の世の中では「珍事件」なのだ。そして長い天皇家の歴史の中で、院政続きというこの時代も珍事件と言えなくもないと思う)
あの時代は動乱の時代=珍事件の時代なのだ。
こんな乱暴な考え方をするおいらだが、やはり何度読んでも平家は面白い。
他にもいろいろ魅力はあるんだけどね。