店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

店主のお花見・②

2011-04-08 11:20:59 | Weblog
 家で相変わらず書類かきだの、普段汚れが気になっていた部分の掃除とかしていたら、友人がお花見に連れていってくれました。
 場所は水上村にある「市房ダム」です。
 熊本市内から高速で人吉ICまで高速で行き、そこから一般道を宮崎方面に向って走ります。
 所要時間は2時間くらい。

 十数年前にダムのまわりに桜を植林し、今では花見の名所になっています。
 ダムの湖を取り囲むようにして満開の桜が咲いていましたが、平日なのに花見ポイントの物産館周辺は駐車場が満車で、賑やかです。
 ピーク時は道路が渋滞になるほどの賑わいを見せるとか。
 お金を入れて動かす大きな噴水、レストランなどもあり、一日をここで湖畔ウォーキングしながらゆっくり過ごす方もいるようです。

 名物は「市房漬」という漬物(かわいい包みになっています)、豆腐の味噌漬(もともと平家の落人の保存食から発達したもので、チーズのような風味です。木綿豆腐を使ったようかんのように硬いものと、柔らかいものやシソ入り、ゴマ入りなど各社それぞれの味です)などがあります。
 おいらの買ったおみやげは、「焼き杉工房たけうち」さんの焼き杉の板で作ったトレイです。
 桜形のコースターもなかなかかわいかったので、それは某友人におみやげにしました。
  

君はゆくのかそんなにしてまで①

2011-04-08 11:19:33 | 珍事件
 とある日、買い物の帰りに某温泉に行った。
 まあ初めて行ったなので、温泉の話は別に書くとして・・・。

 露天風呂に入ろうとしたら、そこの床に人が寝ていた。
 そのおばさんは、石の床の上に背を上にしてタオルをかけてドテッと横になり、微動だにしなかったので、たぶん湯あたりしていたんだと思う。
 ときどきそのおばさんの孫らしいかわいい女の子が、寝ているおばさんのほっぺたを指でつついたり、ゆり動かしているが反応がなく、おばさんはおいらが風呂に入っている間ずっと、水族館のトドよろしく床にどーんと寝たままでいた。
 そして次においらがサウナに入ったら、そのおばさんが先ほどの孫と家族を連れてドヤドヤとサウナに入ってきた。
 そしてまたここでおばさんは、サウナの上の段にもたれて寝はじめた。

 ①孫は幼稚園ぐらい(アンパンマンの人形を持っていた)なのでサウナはまだ早いはず
 ②さっきまで露天でぐったり寝てたのに何故高温のサウナに?
 ③サウナで寝ると起きるときクラっとくるんじゃないのか・・・

なあ、おばさん・・・それってヤバいんじゃないのか???

 そしておばさんは、おいらが適当に汗をかいて出ても(7分後くらい)まだ寝ていた。
 まわりの家族(たぶん娘とか)も、おばさんをとめる気配ナシ。

 そういえば・・・さっき壷風呂に居眠りコキながら、(他の人が壷風呂に入りたそうにしているのに無視して)長いこと入っていた別のおばさんが壷から出ようとして、湯あたりでフラフラしてコケそうになっていたっけ・・・。
 すいませんが、温泉が体にイイと言っても、それは湯の質の良さ、適度な入浴がいいんであって、寝たりフラフラするまで長湯することが健康にいいワケじゃないんですよ。 
 そんなことを考えながらおいらが体を洗って風呂から出ようとしたら、またトドのおばさんに会った。

 おばさんはこりずに再びサウナの中に入った。そしておもむろにサウナの床マットをつかむと、サウナの入口のドアのところにそのマットをつめこんで、ドアが完全に閉まらないようにした。
・・・それって立派なルール違反なんだよ、おばさん。


店主温泉に行く・34

2011-04-08 11:10:21 | 温泉
 これは今から数週間前の話。
 
 このときはいつも行かないところへちょっと行ってみようということになり、大分の竹田市にある温泉に行ってきた。
 阿蘇から大分へ行く途中、波野村の物産館によってそこからまたえんえん走る。
 幹線道路から住宅地の中に入ったところにある某温泉に到着。
 この温泉は普通の町の中にある温泉で、銭湯に近いものなので建物も設備も小さい。
 露天・打たせ湯、ジャグジー、歩行浴、ミストサウナ、室内風呂、水風呂と設備はいろいろあるけれどジャグジーの腰湯と歩行浴は同じ浴槽だし、露天も小さい。
 湯は可もなく不可もない。ただちょっと全体的にぬるめなので保温力が物足りない気がする。
 露天は3、4人はいるといっぱいになってしまうし、景色が見えない露天(町の中なので見えたらマズイだろう)なので、旅の途中で気軽に立ち寄ってサッと帰るぶんにはいいが、ゆっくりリラックスしたい人、人数の多いグループにはちょっと不向きである。入っている人たちはほとんど町の人たちなので、洗い場の忘れ物を注意してくれたり、狭いロッカーでおたがいに通路をゆずりあったりと、マナーがよく親切である。
 食堂、ロビー、喫煙室、マッサージ椅子などもあるが、すべてスペースが小さめなので、あまり椅子席で長居すると悪いような気がしてくる。
 まあ、少人数向けの、町の社交場感覚ですね。

世界大戦争

2011-04-08 11:10:03 | Weblog
 「戦争映画」っていうジャンルがあるんなら、「平和映画」っていうジャンルもアリなんじゃないのか?(でも、そんなもんないよね)
 あからさまに平和を謳うのは、そんなにもキザ、というかカッコ悪いことなのだろうか?
 それは当たり前になってしまったことだから?
 いや、平和は当たり前なんかじゃない。
 人間は地球のどこかで・・・えんえん戦争をしている。
 それが自分から遠かろうが近かろうが、人類の歴史にぴったり張りつくかのようにえんえんやっているのだから。
 
 この映画の「平和」の視点は様々だ。
 戦争に懲りた市井の人々、ジャーナリスト、聖書を読む人々、かつての戦争の被害者、そして平和憲法の下にある政治家。
 それぞれが平和を願いつつも、大国のパワーに比べたらとっても非力なので、どんどんとんでもないことになっていく。
 で、小田一家は最後の晩餐を迎え、恋人たちは無線で別れを告げあう・・・。
 ただ泣けてくる。ただ悲しい。

 でも、この映画だと戦争は事故に近い。
 「うっかりすればヤッてしまうんですよ、こんなとてつもなく危ないこと」
 その核兵器の取り扱いについての考え方はそれでいいのかもしれないけれど、イマイチ不満なのは戦争の元凶になる相互の憎しみの醜さがイマイチないからだ。
 平和、キレイな風景の映像。
 なんか風景・風俗(平和を謳歌する光景)の映像が多いせいか、なんか「悲しくも美しい物語」で絵空事っぽくキレイに仕上がっちゃってる気がする。
 キレイなものと、主義主張の対立とか軍拡競争とか、醜いものがもっとハッキリ対立していたほうがより平和の尊さが、平和を失う悲しみが際立つような気がするけれど、醜いものを前面に出しちゃうと対外的に差し障りがあったんだろうな・・・当時の日本はまだ「戦争に負けた弱小国」だったし。
  
 この映画やっぱ笠智衆はステキ。
 船上コーヒーシーンもいいし、保育園の子供たちをかわいがるシーンも、この人の魅力爆発である。小田の父ちゃんのたくましさ、父としての魅力もいいけれど、笠さんが陰の主役と言い切っちゃってもいいかもというぐらいセリフもいいし印象に残った。
 それと宝田明。
 この人は婚約中で、相手の親(もしくは関係者)になんとか認めてもらおうとしている男をやるとなんかイイのだ。
 初代ゴジラもそうだったけど、この人「日本一の婚約者男」かもしんない。
 若き日のこの人の初々しさ、純粋さが光り輝いているのだ。