店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

空の大怪獣ラドン

2010-02-02 17:22:25 | Weblog
 東宝特撮シリーズのひとつ。
 牧歌的だろうがのんびりムードだろうが、おいらはやっぱりこの映画が好きである。
 なんかゴジラも後期になると、科学技術中心主義みたいになってひたすら破壊と戦闘・・・人間性がうす味になっていくような気がしている。
 炭鉱で働く人、その家族、警察官・・・この作品はみんな人間が生き生きしている。
 市井の人々が動いて、生活臭があって・・・だからこそメガヌロンだのラドンは、とんでもない恐怖の闖入者なのだと思える。
 こういう考えって、単なるレトロ趣味なんだろうか?
 戦士だの化学兵器だの、超能力だの・・・ちょっとアキてきちゃった。
 特殊な人たちの特殊なお話じゃなくても、いいんじゃない?
 おいら特殊な人じゃないし、英雄願望なんてないから。

「ゴシラの逆襲」の会社をぶっこわされても生活のために、たくましく生きようとする人。
「キングコング対ゴジラ」の商魂たくましい多湖部長。
 そこに人が生きている、ってカンジでおいらは好きなんだけど。

 もちろん、ラドンがばんばん街をぶっこわし、橋をもぎとり、戦闘機と追いかけっこをするシーンもいいとは思うけど。
 時間が短いわりには、こってりとした味の作品だ。
 


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2 コメント

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淡白になった特撮 (ばりぼい)
2010-02-03 16:23:24
怪獣が街で暴れれば、当然逃げ惑う人々がいて
当然なのに、それが描写されなくなる。
今であれば合成技術も進歩しているから昔より
違和感なく表現できるはずが、省かれてしまう
のはなぜか…
お金の問題って言うとそれまでなんでしょうな。
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Unknown (さがみや)
2010-02-04 22:34:38
 そのうちすべてが「合成」になってしまうのかもしれませんね・・・。
 
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