ジュリー(沢田研二)というのは好むと好まざるに関わりなく、やはり「あの時代」の大スターだった。二、三年で使い捨てにされるタレントとはやっぱり違う。一世を風靡しただけのすごさが、この作品からも漂ってくる。
まあ、原爆を自作しちゃった男の話です。
この作品の「あんまりパッとしない理科教師」のジュリーはなかなかいいのだ。
「生徒と本気で向き合っちゃう」(確かにそれも大切なんだろうけど)熱血先生の横行する当時なのに、学生にもなんとなくパカにされてるサラリーマンまるだし教師をしながら、コツコツ、ひたすら原爆を作っていく。
でもって作って社会を騒がせても、その動機がイマイチあいまいな「愉快犯」。
それをジュリーがたんたんと演じています。
ここにいるジュリーは、あの流行歌を華やかにダンディに歌う彼とはまったく別だけど、虚無感たっぷりに、どんどん恐ろしいことをしていく彼の演技はすごい。
あの大きな瞳には、社会に対する怒りとか、怨念とかをずっと向こうに超えちゃった深い深い闇がある。
そう、それは本当に何もない闇かもしれないけれど。
そんな「貧困でも抑圧でもないのに反社会的な行動に走る」ジュリーと、昭和を支えるマジメなお父さん・お兄さん的な菅原文太扮する刑事のかけひきにあふれたストーリーも面白いし、ゾクゾクしてくる。
ジュリーの闇と文太兄ィの炎との対決なのだ。
今こんな作品リメイクすると、すぐマネをしたがる馬鹿が出たりするから、これはもうリメイクとかはできないんだろうけれど、できればジャニ系以外でリメイクして欲しい気がする。
まあ、原爆を自作しちゃった男の話です。
この作品の「あんまりパッとしない理科教師」のジュリーはなかなかいいのだ。
「生徒と本気で向き合っちゃう」(確かにそれも大切なんだろうけど)熱血先生の横行する当時なのに、学生にもなんとなくパカにされてるサラリーマンまるだし教師をしながら、コツコツ、ひたすら原爆を作っていく。
でもって作って社会を騒がせても、その動機がイマイチあいまいな「愉快犯」。
それをジュリーがたんたんと演じています。
ここにいるジュリーは、あの流行歌を華やかにダンディに歌う彼とはまったく別だけど、虚無感たっぷりに、どんどん恐ろしいことをしていく彼の演技はすごい。
あの大きな瞳には、社会に対する怒りとか、怨念とかをずっと向こうに超えちゃった深い深い闇がある。
そう、それは本当に何もない闇かもしれないけれど。
そんな「貧困でも抑圧でもないのに反社会的な行動に走る」ジュリーと、昭和を支えるマジメなお父さん・お兄さん的な菅原文太扮する刑事のかけひきにあふれたストーリーも面白いし、ゾクゾクしてくる。
ジュリーの闇と文太兄ィの炎との対決なのだ。
今こんな作品リメイクすると、すぐマネをしたがる馬鹿が出たりするから、これはもうリメイクとかはできないんだろうけれど、できればジャニ系以外でリメイクして欲しい気がする。
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