ムックを読んだ後、もう一度光瀬氏の作品を読み直してみた。
美文にダマされてはいけない。
決して「明るくフロンティアスピリットに満ちたバラ色の未来」みたいなノーテンキな展開にも、過ぎ行く歴史に対してセンチメンタルにもなってない。
彼の未来予想は、かなり悲観的なおかつ未来に生きる人たちの
「やるせなさ」を書いているからだ。
しかも、科学的な予言・予測は少し違うものが多いけれど、社会的なことはけっこう当たっている・・・とおいらは思う。
たとえば「オホーツク2017年」。
地方にハイテク施設ができても、求人が地元にやってこないという悲劇。
地元がたいして潤わないような施設。
外国人労働者の問題。
それによる地元勢の不満。
・・・今あるじゃん、そういう問題。
「カビリア4016年」の、豊かな都市生活の中でも「生きづらい人々」。
新興宗教、ドロップアウト・・・。
他にも、あげていたらキリがないぐらいに・・・。
氏の透徹な瞳には、「人類の進歩と発展」の向こうに「実はかよわき人類の終末」が見えていたのだろう・・・それは今日いますぐのことではないけれど。
強く勇敢な人類なんてウソっぱち。
誰か強烈な英雄なんて他の人にまかせておけばいい。
市井の人々が主役なので、すぐ争う、すぐ動揺する、すぐしり込みする、すぐ欲をかく。
だけど、えんえんと果てしない道を歩き続ける。
それの積み重ねが歴史だから。
美文にダマされてはいけない。
決して「明るくフロンティアスピリットに満ちたバラ色の未来」みたいなノーテンキな展開にも、過ぎ行く歴史に対してセンチメンタルにもなってない。
彼の未来予想は、かなり悲観的なおかつ未来に生きる人たちの
「やるせなさ」を書いているからだ。
しかも、科学的な予言・予測は少し違うものが多いけれど、社会的なことはけっこう当たっている・・・とおいらは思う。
たとえば「オホーツク2017年」。
地方にハイテク施設ができても、求人が地元にやってこないという悲劇。
地元がたいして潤わないような施設。
外国人労働者の問題。
それによる地元勢の不満。
・・・今あるじゃん、そういう問題。
「カビリア4016年」の、豊かな都市生活の中でも「生きづらい人々」。
新興宗教、ドロップアウト・・・。
他にも、あげていたらキリがないぐらいに・・・。
氏の透徹な瞳には、「人類の進歩と発展」の向こうに「実はかよわき人類の終末」が見えていたのだろう・・・それは今日いますぐのことではないけれど。
強く勇敢な人類なんてウソっぱち。
誰か強烈な英雄なんて他の人にまかせておけばいい。
市井の人々が主役なので、すぐ争う、すぐ動揺する、すぐしり込みする、すぐ欲をかく。
だけど、えんえんと果てしない道を歩き続ける。
それの積み重ねが歴史だから。
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