店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

すごい発言

2010-04-22 19:17:56 | Weblog
 で、サイレンの音がやんだころ(店主露店風呂から帰ってきた参照)、ちょうどニュースで中国のパクリ問題についての報道をやっていた。
 本人・本家に無断の登録商標、本物そっくりでちょっとだけ違うロゴ(スターバックスがバックスターズになってたりとか)、美術品のレプリカを町ぐるみで売る場所・・・などいろいろ紹介・・・というか叩かれていた。
 あちらの文化では「山賊(のアジト)文化」といって、パクリは商売のうち、ということらしいが、国際的にはアレだろうよ、あんたら国連の安保理の常任理事国なんだしさぁ。
 
 そんななかで吹いたのは、美術品レプリカ作りの人たちの件である。
 番組で紹介されてた「名人」が30分たらずでゴッホのレプリカを作り上げるのにも恐れ入ったが、その人の奥さんがダンナに教えられるまま、3ヶ月でゴッホのレプリカの絵を作れるようになった話のの中でのことだ。
 その奥さんはカメラの前で・・・
「まだ(始めたばかりなので)、ゴッホの絵『しか』描けません」
 と、謙虚な表情ですがすがしくのたまった。
 これをきいておいらは思わず大笑いして、あやうく露天風呂で溺れるところだった。
 なんなんだよ、その『しか』ってさぁ・・・。
 っていうか、天下のゴッホを『しか』扱い・・・。
 いつの日かゴッホファンに、いつか家に火をつけられるんじゃないのか・・・。
 この人たちに、優れた作品に対する敬虔な気持ちなんてない。
 そんなものは見事なほどにスッカラカンである。
 お金という魔力の前に、こうもカンタンに屈していいのかよ。

 おいらも油絵やったことあるけど、ゴッホのマネなんてできないさ。
 それどころか花ひとつ満足に描けないだろうさ。
 天下のゴッホの模写がそんなに早くできるんなら、それは凄いこと(才能・技術)じゃんね。
 でもさあ、なんでそんな器用な能力があるのに、それをパクリの他のことに使わないんだろう・・・ここらへん恐ろしい拝金主義、売れ筋ブランド主義の国なんだろうな。

 

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ばりぼい)
2010-04-25 05:20:11
翻訳のアヤかも知れませんな~

①本物以上の出来・まさに匠の世界
②専門家が見ればわかるが完成度が高い
③なんちゃって製品
④偽物だと即判断できるが愛嬌がある
⑤粗悪品・作るなこんなモン

中国ってほとんど④⑤ばかりな印象。
その番組、観たかったなぁ。
返信する
Unknown (さがみや)
2010-04-25 20:56:44
 Tシャツとかは④がけっこうあって笑えるのですが、100均のは⑤が多いです。

 番組はおもしろかったです。
 コピーの絵を布に描いて、後で木枠に入れるんでしょうか、「ひまわり」を描いた布が10枚以上家の中にぶらさがっていました。
 絵描きの人は食べていくために真剣に取りくんでいるし、そんなにやなヤツでもなかったけど・・・。
返信する

コメントを投稿