店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

お気楽な日々の終わり

2005-03-01 21:58:35 | Weblog
 今日で休みが終わりなので、夜勤明けのぶち君と共に某デパートでやってる「全国の銘菓」展を見に行く。
 案の定ぶち君は会場に着くなり「赤福」のブースにはりついて、赤福を買っていた。
 その帰り地下街のアーケードで福引があったので、その抽選所に行ったら、おいらの2人前のおばさんが、店員の女性に
「(福引のガラガラは)ゆっくり回してください」
 と言われたので、ガラガラを一回転にさせるのに一分ぐらいかけてゆっくりと回した。
 そのスピードは、なんでそんなにゆっくり回せるのか、というぐらいの遅さである。
 かなり力を入れてハンドルを持ち、重い本体を腕の力で支えなくては、できない芸当だ。
 そんな無駄な腕の運動をしてどうするんだろうと思っておいらが見ていると、おばさんが二回続けて必殺スロー回しをやっているので、後ろにいた女の人は、なんかイライラしていた。
 わかるぜい、その気持ち!おいらも気が短いんだよ、早えところ回せよばあさん!
 おばさんはそんなイライラした空気を読むこともなく、2等の現金つかみどりが当たると、がっちりと金をつかんで帰っていった。
 (店員の女性は、「急回転させると中から出た玉に勢いがついて、皿から飛び出すのでゆっくり回してください」という意味のつもりだったのだろう。)
 そしておいらの番になって、おいらが福引をしたところ・・・。
 見事にハズレの白い玉が出て、もらったのはアメ一粒だけだった。
 このハズレ景品のセコさにも驚いたが、あのノロノロばあさんに二等が当たる・・・このへんにおいらは、博打の不条理を強く感じた。